中通りのチームの多くがこの大会が最後となると開会式でいってました。
12月に入ろうかというこの時期に大会ができることがすげぇなというのが正直なところです。去年も来ましたが、隣の中学校を合わせて8面とれる。温泉もある。駐車場もそこそこある。中通りにはこういう設備がそこらにある。うらやましいです。
さて、2回戦、主催者に名を連ねる釜子スポ少さんです。
試合前に、昨年の監督さんで今はコーチの方と話しました。
去年の全国大会は、一昨年前の釜子さんとの県大会が大きかったこと。全国にいけたのは、釜子さんあってのことで、感謝にたえないこと。
会津のチームのシーズンが終了している中、こうして今年も招待をいただいて、本当に感謝しかないことを伝えました。
そしてお互いのチームづくりに苦労してることなどを話して、お互いの健闘を誓いました。
釜子さんの今年のチームは、6年生一人、女の子、エースで4番です。
開会式での選手宣誓、すらっとした長身で均整のとれた筋肉のつきかた。手足の長さ。チームをひっぱていく強い意志の宿る瞳。将来、さぞかし美人になるでしょう。
しかし、この子を打ち崩さなくてはイーグルスの勝利はありません。
ダイトは後攻を選びます。勝ちパターンはいつもどおり、抑えて先制です。
ピッチング絶好調のダイト。前の試合で信夫さんのバントの姿勢で崩れたことに対しての反省を活かしてストライクゾーンでぐいぐいいきます。
気持ちよく投げている=タカヤが気持ちよく投げさせている。
急造バッテリーですが、だんだんこつがつかめてきたようです。初回の表を0に抑えました。
さぁ反撃です。先頭バッター脅威の出塁率のダイトが出ます。
そういや去年の一番もダイトでした。切り込み隊長が一番あってる。
釜子さんのエース。手足の長さ、やわらかさ、コントロールを武器に押さえ込もうとします。アウトコース、低めに決まり始めると苦戦します。その前に先制して優位に立ちたい。
この試合も右方向の打撃が徹底してました。特に4番においたマナヤがよかった。
ポイントを後ろにもってきて、左肩をひらかずにボールの側面をミートしている。
小学生で意識して打ってるとしたら、将来が楽しみです。ただ、ライトゴロのリスクがある。
詳しい経過は忘れましたが、だれかのタイムリーかなんかで1点をとります。
ただ、2者残塁だったような・・・。攻め込みながらも攻めきれない。しかし、0で終わることなく先制はしました。いい流れです。
守備は、ダイトの球威があるので相手打線も振り遅れ気味です。センターからライト方向のフライもユウヘイ、ヒカルがすばやく落下点に入る。そしてセカンドにおいたユウトが軽妙に裁きます。この投球を総体、白獅子でやっておいてくれよ。そうすりゃもっと夢がみれたのにーと後悔してみます。この回も0に抑えます。
2回、ヤマトから始まる下位打線。魔の三振地帯、魔の見逃し地帯、魔の凡打地帯。今シーズンはまったくといっていいほど機能していない下位打線。ここでなにかあると思わせたり、上位に少しでもつなげようとする工夫がないと来年もきつい。
そういっていると、ヤマトがデッドボール。今年一番当たったんじゃないでしょうか?一応よけてはいるが当たる。スパイクに当たることが多い。同じコースにきても、その点軽妙なフミヤはよけきってしまうので当たらない。ヤマトの死球率は高いです。
さぁまた先頭ランナーがでました。8番においたヒカル。3バントでもいいから、ここはバントだと厳命しました。私の作戦はこうです。一極集中、もてるチカラのすべてをバントに集中する。俺がバントといってヒカルにやらせる以上、失敗してもそれは俺の責任。だから、サインもくそもありません。堂々と「3バント。」と声で伝えます。そうすることで、退路を断って迷いを無くする。失敗しても俺のせいではない。となれば、やるしかねぇ。そうなってくれたかどうかはわかりませんが、ツーストライク追い込まれながらもヒカルはバントを決めました。しかも、自分も生きるバント。快心のガッツポーズと「あーよった、決めてくれて。」という安堵感。
下位打線は基本アウトの票田です。ここでアウトをとっていかないとピッチャーは乗っていけない。そして、ここであえて9番においた小兵のユウト。パワーはありませんが、ガッツとミート、小さいことでゾーンが狭くファーボールも期待できるので出塁率も高くなる。そしてダイトに繋げるという意味でここにおきました。ユウトが最適です。
ノーアウト、2、3塁で相手は浮き足立っている。ここで決めれば試合は決まります。そういったプレッシャーにも負けないガッツがこの男にはあります。それは自分より学年も体も大きい奴を圧倒する。小さいながらも上の学年から一目をおかれるのはこのあたりでしょう。この場面でも打つことしか考えていない。
相手エースも気迫のピッチング。絶対打たせないという決意が球に込められています。ツーストライクと追い込まれるユウト。
最近ではここからでも粘りがでてきました。小ささを活かして、ファーボール狙いの待球作戦でも
俺「ツーストライクまで打つな!追い込まれてもお前なら打てるな?」
ユウト「大丈夫です!」この返しですよ。
そして、初球から打ちにいって凡打するんですけどね。
追い込まれてもボールに手を出さず、カットじみたことまでできるようになってきている。
こいつも成長してきましたよ。アホですけど。
最低でも進塁打。打ち上げてフライは最悪。次はダイトなんで、三振でもしかたねぇかなと思ってると、レフト前に鮮やかにはじき返します。
やってやったぜとドヤ顔のユウト。ややむかつきますがこんな時は、いくらでもさせてやりましょう。
下位打線でこういう点の取り方ができるチームは強いです。チームに勢いを与え、実力が5割ましになるくらい。
そして上位につないだところで、打順絶好調のダイト。これ以上の失点は致命傷になることを理解している相手エース。渾身の力で抑えにかかります。
力が入りました、球威抜群ながら高めのボール球。
その刹那。バゴーンと超大根切りでセンターオーバーの大飛球。
誰も打たないようないわゆる「クソボール」をかっ飛ばした。あの芸当は反射神経、反応で打つダイトにしかできないでしょう。
申し訳ありませんが、ここで相手エースの心を折った。ここからはイケイケの一気呵成です。
ヒカリ、マナヤ、マナト、フミヤ、連打、連打、連打、連打。
ヤマトで切れましたが・・・試合は決まりました。
表の攻撃も相手中軸もきっちりダイトが抑える。守備も乗ってきました。
4回コールドで快勝です。勝者の影に敗者あり。
試合後の整列で釜子さんのエースがこられ切れない涙を必死にこらえていました。
コーチから、釜子スポ少もこの大会が最後になることを聞いていました。
そしてあの子にとってこの試合が最後の試合になった。その相手がイーグルス。
あの子の苦労を想像してみるともらい泣きしてしまいました。
これが本当にやりきった時の涙だと思いました。高校球児と同じ涙、すがすがしい涙、ここまでくると美しささえ感じます。こういう涙が自然と出てくるまで、一生懸命にやったかどうか?イーグルスの連中もこういう涙を流せるくらいやってほしい。
釜子さんのエースでキャプテンの魂のこもった最後の「ありがとうございました。」をしっかり受け止めて次戦に望みます。彼女は立ち直ってさらなる高みを目指すことでしょう。
野球の神様は、もう一試合イーグルスにチャンスをくれました。もしかしたら、我々が負けていたかもしれない。この試合は下位打線が奮起した。あそこで抑えられていたとしたら・・・そんなぎりぎりのところを歩いているような気がします。
そして、上手くいっている。出来すぎです。なんか危ない感じがするくらい。
ただ、確かに勢いはある。この余勢をかっていっきに昨年の高みまで上りきれるか?
次戦、3回戦米スポ少さん戦です。
次回に続きます。
この週末は、釜子スポ少さんのご招待で、白河市東風の台公園で、きつねうち温泉杯にいってきました。昨年は、ナイターがつくまでの激闘を制して初出場初優勝。全国いったあとに伸び悩んでいての最終戦だったこともあり、歓喜の涙に包まれた思い出深い大会でした。
今年にしても、この大会が美里イーグルス最後の大会です。
結果は3回戦で米スポーツ少年団に3-0で負けてしまいました。
ふたたび優勝旗をもってかえることはできなかった・・・
しかし、6年生最後の大会。随所に今年のチームらしいプレーが見られました。
緒戦は、信夫第一スポ少さん、その次が地元釜子スポ少さん。この組み合わせは、すごい。
昨年美里イーグルスが飛躍できたのはまちがいなくこの二つのチームのお陰です。
その残照が今年まで残っていてくれる。その光はまだ我々を導いてくれています。
縁は異なもの味なものとはいいますが、これほど縁を感じる組み合わせはありません。
もちろん去年のチームではありません。お互いに今年は今年のチーム。
去年の先輩方の戦いを胸に戦います。
まずは、信夫第1スポ少さん。
最近のダイトは、ものすごく調子がいい。この試合の前に、全会津6年選抜と練習試合をやっていただきました。これやっといてよかったぁ。直前の話にも係らず、ご尽力ありがとうございました。
その練習試合、全会津選抜を相手に被安打2の好投。これでダイトはますます自信をつけたようでした。
この試合で、試したかったことは2つ。
タカヤがキャッチャーとして機能するか?
そして、ヒカリがファーストとして機能するか?この2点です。
結果は、0-0で引き分けでした。それ以上に今の美里イーグルスに大きな自信を与えてくれました。これは大きかった。
タカヤ、ヒカリも充分機能している。当日、いきなりぶっつけでやるよりは心の準備ができて余裕が生まれたと思います。
打線も試合から遠ざかっていたわりにそれなりに当たっていた。しかし、なかなかヒットを打たせてくれなかったのはさすが選抜チームでした。ここで、一回叩いておいて、速いボールに慣れておく。前日にこの試合を組んでもらって本当によかったと次の日につくづく実感しました。
さて、試合に戻ります。いつものように、立ち上がりを無難にこなして先制パンチを入れる。これが必勝パターンです。というか、これしかない。
ダイト前日に一回叩いてるので、初球から威力抜群の投球。やはり、ここ最近のダイトはよくキレています。ぐんぐん伸びのある速球。時折ポロっとするところもありますが、その球の威力を増すようなタカヤのキャッチング。私は、あえてこのバッテリーで望みたかったんです。来年チームを牽引していくタカヤにダイトの球を捕らせてやりたかった。なによりも、私がこのバッテリーを見てみたかった。そしてどこまで通用するか試したかったというのがありました。
この布陣ができるのは、ショートとして成長したマナヤの存在が大きい。タカヤをショートにおく必要がなくなった。それだけマナヤがショートして成長したということです。まかせることに不安がなくなった。
そうすることで、一番チームを牽引するのに最適なポジション、そのキャッチャーのポジションにチームの精神的な支柱でもあるタカヤを置くことができるようになった。これはでかいです。
セカンドには4年生のユウト。次の次の世代を見ての配置です。人格的に問題ありですが、私はこいつの守備は信用しています。負けん気の強さ、ぎりぎりの球際にとびこむ思い切りの良さ、反応、タカヤの後をひっぱていくのは今のところこいつしかいません。机上の理論で覚えるタイプではない。いろんなケースを経験することによって体で覚えてもらうのがユウトには一番です。その他の5年生には悪いと思いますが、ここはユウトを使います。
最後の大会でいままでの守備を変更するリスクはありましたが、監督にまかせてもらった以上、私は私のベストを尽くします。まぁ半分以上は私のわがままです。このいつもの違う布陣を思い切ってできたのも、前日に一回練習試合をしてもらっていたからです。本当によかった。
その守備がきちんと機能している。ひとつのミスで一気に崩れる危険性はありますが、ミス自体がない。凡打の山を築かせる。威力抜群のダイトの球威がそれを支えています。
初回表を抑えて、勢いよく裏の攻撃にはいります。なんとしても先制点が欲しいところ。最後の大会の切り込み隊長は、ダイトを指名しました。一番打席が多く回る打順。
いいピッチングの影響もあったと思いますが、バットも絶好調。この大会7割くらいの出塁率だったと思います。
信夫さんの守備にほころびもあって、ヒットらしいヒットはないながらも先制点をもぎとります。これで一息つけます。もう一点追加して初回2点をとりました。
これで気持ちに余裕が生まれてプレーにも思い切りのよさが出てくれることを期待します。
順調にこなしていって、ダイトにホームランが飛び出しホームラン饅頭をゲット。
あんこが嫌いだとかいってますが、かあちゃんやばあちゃんにもっていくように厳命しました。
しかし、バントの姿勢で揺さぶることに有効性を見出して、徹底してきます。揺さぶられることをいやがるダイト、キャッチングも完璧でないためにキャッチャーのタカヤもいやそうです。捕る事だけに集中できない。このあたりのところを突いてくることが信夫の監督さん、さすがです。ファーボール、パスボールを連発するにあたり、あの「涙のダイト」のほおのき戦があまたをよぎりました。しかし、私は、ダイトを信じて任せるのみ。なんとか反撃を2点に抑えました。ひしひしと追いついてくる感じが背中から感じます。ここは、再度引き離しておかないと。ランナーをおいた場面でダイト、故意四球、作戦としては当然です。タカヤが倒れ、3番においたヒカリ。ここも故意四球かと思われましたが、勝負をしてくれる様子にほっとしました。こいつもよく泣きました。思うに、悔しくて泣いているのではないと思います。パニクッって泣いている。そのパニクッた自分をどうしようもできなくて涙が止まらない。ヒカリの涙はそういう涙だと思います。やりきって負けた、できなかった悔しさからの涙ではない。そこまでいっていません。その意味で、まだまだ伸びる要素がある。いつか、やりきったときに本当の涙を流してほしいと思います。
そのヒカリ、効果的なタイムリーで追加点これで4-2と引き離しに成功します。ヒカリも学年が低い頃は、ユウヘイ、ヨウスケ、タケルと同じ臭いのする○○の部類でした。考えのないタイプ。しかし、考えるようになってしまった。そこに迷いが生まれて、自分のプレーに自信が持てなくなった時期もありましたが、よくぞ最後まで戦った。これはこれで成長したというべきでしょう。この大会は、結果を考えず思い切りやってほしいその一心でした。
6年生の活躍もあって、信夫第1スポ少さんに勝利しました。いい出だしです。
大型捕手にヒットは打たれましたが致命傷にはしなかった。それほど、今日のダイトの調子がよかった。
試合後、信夫の監督さんと話しました。
昨年の激闘とこの大会の数奇な縁の組み合わせについて。それと、あの場面で故意四球を選択したことについて。
作戦ですから、あの場面では私も同じことをしたでしょう。あやまる必要などないんです。
おたがい子どもたちの成長を熱く願っていることがひしひしと伝わってきました。
また来年、上の大会で会いたいですねと握手をしてお互いの健闘をたたえあいました。
いい試合をありがとうございました。
そして続きは次回。
10度を下回る寒さ。追い討ちをかける強風。寒さに弱い私にとって最悪の状況です。
気持ちが半分なえる。闘志に火がつきませんが、なんとか奮い立たせて戦います。
ずーっと迷いに迷いながらオーダーを考えていましたが、アクシデント発生。
フミヤが負傷です・・・。安全配慮に欠けた私の責任です。
フミヤ、ごめん。
主力打者離脱。
シミュレーションしていたことが、もろくも崩れます。
こうなったらスクランブル体勢。
DEFOのユウヘイを打たせます。DPのFユウトを守備につかせます。
こういう時に人数が多いっていうことは安心しますね。
層が厚いとはいえませんが、層が「ある」ということで安心できる。
なんとか、試合になりそうです。
寒い、寒い、寒い。
試合でもなければ、温泉にでも入っている環境です。
こんなときに、試合をやるなんて正気の沙汰とは思えません。
そのくらい寒い。
小島コーチは、ジャンバーも着ないで「寒いですか?」なんて聞いてきます。アホです。
プロ野球選手みたく、ネックウォーマーの装着が認められました。
あまりの寒さに、私も使用したいので審判団にお願いしました。
試合環境は両チーム同じ。
この環境のなかで、どうやってアジャストしていくか?
試合の前に自然環境という大きな敵がいました。
勢いで強くなるイーグルスには、この寒さはマイナスです。
メッツさんは先攻を選びました。
ん!?後攻くれるの?と思いましたが、先手をとっていっきになだれ込む戦法でしょう。
この寒さを逆に利用している。
不慣れなイーグルスの初回の守備のスキをついてくる作戦。
しかし、ここを抑えてロースコアに持ち込めばこちらに有利。
お願いだから、うまく立ち上がってーっと思ったときには、2点先制されました。
またもや、致命傷です。
エラー気味のヒットで出た先頭バッター。落ち着くためにもあそこは先頭切りたかった。
打たれた瞬間、「むずい!」と声に出してしまうほど難しい打球。
一瞬の判断を迷うマナヤ。あいつのことですから、次はやらないでしょう。
ああいうバウンドもあるということを頭において欲しいと思います。
なかなか本調子にならないエースマナト。今日は、グランダーではなく、ボールハイに苦しみます。
抜けるボールが多い。寒さで握力がきかなく、押さえが利かないのか?
それに引き換え、メッツさんのエースはカウントが悪くなるとスピードを抑えてコントロール重視に切り替えられる。
球威を抑えてでも討ち取れる打線だとよくわかっています。
頭でわかっていても、やるとなるとなかなかできないもの。
それができるんですからやはりすごい。
1枚も2枚も上。つけいるスキがありません。
時折打ちますが、単発で打線になりません。
ファーボールとミスに漬け込まれてじわりじわりと差を広げられる。
寒い中良くやっていますが、流れは完全に向こうペース。
こうなっては、立ちなおすことは容易ではない。こうなる前に小さな芽を摘んでおかなければならなかった。合計10点を献上します。
対してイーグルスは2点。いつもはふりまわすブンブン丸ユウヘイが、びびってなのか?落ち着いてなのかファーボールを選び盗塁。スコアリングにおいて、タカヤが鮮やかなセンター返し。
相手投手も対戦して面白いバッターは、今のイーグルスにはタカヤくらいしかいないでしょう。
ここしかない、という場面できちんと打つ。つくづく頼りになる男です。そのタカヤを返すバッターがいないのは残念。そういうバッター早く出てきてー。
もう一点は、負傷から復帰して代打でホームランのフミヤ。右中間真っ二つのいい当たりでした。あれは向こうの失投でしたが、よくぞ見逃さなかった。あのいいあたりの感触を忘れないで、それを次の打席でも再現できるように精進して欲しいと思います。
10-2完全な敗北です。まったく歯が立たない。コテンパにのされた。
いい方に転がれなかった。自分でも転がれなかったし、相手もそうさせてくれなかった。運も味方にできなかった。これが今の現実です。
打って取ったのは2点。今の打線ではとってこのくらいでしょう。
イーグルスがメッツさんに勝つには、0に抑えるしかない。
ファーボールがなく、エラーもなく、ミスもない。
よしんばやったとしても続けないで、断ち切る。
そういった戦い方を、雨の日も今日のようにくそ寒い日もやらないと強いチームには勝てません。
まだまだほど遠いですが、イメージできないわけではなくなっていると思います。
マナトがノー四球、タカヤが暴投を止めまくる。
フミヤが横っ飛び、マナヤが逆シングル、Yユウトも横っ飛び、ヤマトが悪送球を好捕。
コウセイ大飛球を好捕、ユウヘイ大遠投で補殺。ヒカル右中間をファインプレー。
これで0点に抑える。
そして、DPのFユウト粘ってセンター返しで、タカヤの値千金のタイムリー。
ファーストコーチャーヨウスケ、サードコーチャーユウキの的確な判断と声。
リョウ、タケル、ハルヤの怒涛の応援!
少ないチャンスをものにして1-0で、格上チームに勝つイメージ。
前は想像もできませんでしたが、今はイメージが出来る。
イメージできるということは、やればできるということ。
いい方に転がりまくれば、いけると思います。
運に任せるんではなく、自分たちで転がるようにしていく、地力をつけなくては。
天候不順や、少しのミス、四球でアップアップしないだけの自信をつける。
課題はわかっています。
この冬、みっちり鍛えていきます。
短期に全力を尽くすから集中であって、もともと長く続くことは想定していない。
いったん切れた緊張や集中を再度とりもどすには、ある程度の慣れが必要なのかもしれません。
激闘の準決勝を制したイーグルス。ここから約2時間の休憩がありました。
充分すぎる・・・もてあます・・・遊び始める。
河東戦の闘志を維持できなかった。
ここは難しいところですね。
決勝は、猪苗代メッツさん。ここも絶対的なエースが君臨するバッテリー中心のチーム。
今のイーグルスの打線だと取って1点でしょう。
ご他聞ももれず、先制されてはダメ、先制するかロースコアで終盤に持ち込む。
これしかありません。
先発は悩みました。順当にいけば、2試合を投げて乗っているマナト。
ほかにマナヤ、ユウトも考えました。
誰が試合をつくれるか?うーん、悩んだ。奇策を使うか?
下した決断は、マナト。
たちあがりに不安がありますが、この先のことを考えるとここで大きく成長してもらわないといけない。全てをマナトに託します。
先攻でした。タカヤも私もここは後攻が欲しかったが、そうならず、なんとなくイヤな予感。
初回の攻撃は、簡単に3人で討ち取られていいところがありません。
ここで1人でも出てくれると、希望が見えるのですが、完璧に抑えられた。
ただ、前の試合の残り香があるのか、バットは振れているようでした。
さぁ、ロースコアに持ち込むにはこの裏を押さえないといけませんが・・・
先発マナト、制球が定まりません。
悪いほうに予感が的中です。
後から考えると、速い段階で交代しておくべきだった?
ファーボール連発。
ボールとストライクがわかりやすいので、下位打線も手をだしてこない。
まずい・・・。
しかも、ランナーを走らせると同時に打ってくる。
経験の浅いというか状況判断ができないセカンドYユウトは、ランナーに釣られてポジションをあける。
その空いたところにボールが転がる。
セオリーならば走らせるなら、打者は1球ウエイトでしょうが、エンドランなんでしょうか?メッツさん打ってくる。
このエンドラン気味の攻撃で守備が混乱しました。そこに来て、ファーボール、タッチミスによるエラー。
みんな切れかかっていて総崩れの予感。それでも下位であることと、ランナーを背負った時の交代をさせたくない思いでピッチャー交代をしませんでした。
ここを救ったのはセンター、ユウヘイ。
センター前ヒットで、セカンドランナーがサードに進むところを刺しました。
これはビッグプレイ。チームを救いました。
わけがわからないうちに3点を献上。
いきなり致命傷です。
いいとすれば3点でなんとか持ちこたえたこと。総崩れにならなかった。
河東戦のような打線の奮起があれば、追いつけないこともありませんが、それ以上に相手ピッチャーが良かった。
打てる気がしません。
その後も、立ち直る気配がないマナトを、立ち直って欲しい思いで使い続けましたが、満塁になったところで、我慢ができませんでした。確か無死満塁。
マナヤ投入です。
こういった形で出したくはなかったですが、背に腹は変えられず。
ファーボール2,3個は覚悟しましたが、1つの押し出しのみでなんとか抑えてくれます。
こういうところで、大きく崩れなくなった。
いままでだったらば、一気に崩れコールド負けの展開です。
悪いなら悪いなりに我慢ができるようになってきましたが、1点をもぎ取ることで精一杯。
4-1で破れました。
今日のイーグルスの2つの勝利は砂上の城に過ぎない。危うさの上の自信がもろくも崩れ去りました。そんなにあまくない。
ヒットはYユウトのセンターポテンヒットのみ。
打線は完璧に抑えられました。
やはり初回の3点が響いている。マナトの責任は重大です。途中交代のマナヤ、よく抑えました。しかし、齋藤コーチとも話しましたが、先に球速のあるマナトが投げていたために、そこまで球速のないマナヤの球にメッツさんが戸惑っていた感がありました。
マナヤ、ユウトを先発させていたとしても抑えられたかどうか?
ふたりで「うーん・・・」とうなってしまい答えがでませんでした。
先に崩れる。そこにミス、相手は好投手、これは致命傷です。
イーグルスの勝ちパターンに持っていけなかった。これが今の実状でしょう。
しかし、チャンスはある。すくないチャンスですがそこを確実にとること。
来週も民友杯では、くしくも初戦の相手がメッツさん。
いきなり決勝戦の再現です。
いつかは倒さなくてはいけない相手。相手も全力で来るでしょう。
こちらが崩れなければギリギリの戦いができると思います。
この一週間で劇的に技術やパワーが上がるわけではありません。
しかし意識は変えることができる。
あのエラー、あのファーボール、あの見逃し、あの空振り。
そうしない覚悟と工夫をもって、メッツさんに当たりたいと思います。
くれぐれも体調管理を万全に!
飯塚杯新人戦2回戦。河東スポ少さんとの一戦です。
結果からいうと、5-2でイーグルスの勝利になりましたが、新チームにとってこれまでで最高の試合ができたんじゃないでしょうか?
全員が実力以上を発揮した。ベンチも応援の保護者もこれ以上ない盛り上がり。
まさにチーム一丸となって、勝ち取った勝利。
秋の段階で、こういう勝ち方ができるようになったことは来シーズンに望みを持たせます。
まぁそれは今日のような戦い方が持続できることが条件になりますが・・・
試合前の観察ですが、河東さんのエースは今年からエースを張ってるだけあって試合慣れしています。球威、安定感はうちの投手より上。打撃は相手が少し上、守備は五分として、総合的に一枚上を行かれている気がしました。
ここもいつものように、先制を許してはだめ、逆に先手をとって余裕をもって戦わないと勝てないなと読みました。
タカヤは後攻選びました。好きなほうを選んでいいぞといいましたが、先制パンチではなく、カウンターでの仕掛けを選んだようでした。
そのためには、この初回が大事です。まさか、この初回の攻防がこんなにも激しくなるとは誰が予想したでしょうか。初回の攻防に、この試合が凝縮されていると言っていいでしょう。
1番バッターは、俊足巧打しかも長打力もあるやっかいなタイプ。打ち損じてくれればいいんですが、長打はだめ。シングルヒットは仕方ないかなと思っていましたが、ショートゴロ。
三遊間の深めの位置でショートマナヤが逆シングルで遠投。間一髪でセーフになりました。
齋藤コーチとの会話です。
私「サードだったらいけたか?」
齋藤「刺せたでしょうね。」
マナヤが良く追いつきましたが、投げるのが逆方向。サードが取れば進行方向の投げるのでアウトの可能性は高かっただろうという意味の会話です。
しかし、マヤナの相手打者の力量、ピッチャーのコースを読んでのポジショニングの技術は確実に上がっていることを証明してくれました。
2番は相手のエース。彼に打たせてはいけません。先制のチャンスですから、当然打ち気まんまんですが、その打ち気がはやったか、ひっかけてファーストフライ。1死。
3番は小柄ながらなんでもできそうなタイプ。ここはバントがありそうだと思い、警戒させましたが、強攻策。裏目にでました。あーっと思ったときには、レフトオーバー。思い切り打たれました。3塁打で1点献上。先制されたうえに、追加点のピンチでしかもクリーンナップ。ここでやられれば、大量失点の危機です。
もう1点は仕方ないなとあきらめて、アウトをとることを重視しますが、4番を迎えてファーストヤマトがファールフライをファインプレー。いい飛び込みでした。準備が出来ていた。体勢が不十分でタッチアップの可能性もありましたが、走りませんでした。2死。
まだまだ気を抜けませんが、一息はつけました。無駄なファーボールがないこともいい。ここを抑えれば息を吹き返すことができます。5番打者をショートゴロに打ち取って、大ピンチを最少得点の1点で切り抜けます。
先制されたといっても、一番いい形で相手の勢いを断ち切れた。ピンチのあとにチャンスあり。
ここからイーグルスの反撃が始まりますが、1番マナトはあえなく倒れ、最強の2番のタカヤ。
ホームラン。ほぼ完璧なあたりでした。狙い済ました当たり。
足が遅いので気をもみましたが一撃で試合を振り出しに戻しました。頼りになる男です。
しかもこれで終わりません。続く3番マナヤがライトオーバーで二者連続ホームラン。
これにはみんなが驚きましたが、こちらは歓喜の驚き。やや振り遅れ気味でしたが、高めだった分思い切り振りぬけました。やはり右方向。三塁を回る時点で、ボールは帰って来そうな気配、私も齋藤コーチも止めましたが、やつはいってしまいました。そしてヘッドスライディング。返球もそれたことが幸いしました。汚れたユニホーム、やったぞ!という高揚した顔。これで、ベンチ全体が「いけるぞ!」といういけいけどんどんになりました。
ここまで上手くいくとは思いませんでした。長打力など皆無に等しい打線なのに。出来すぎです。いいのかなぁと心配になってしまうくらい。
後続は断たれて2点で逆転しました。先制されたその裏ですぐに逆転する。
これはもう一回やれといってもできません。
心理的な余裕と副産物の「勢い」を手に入れました。
プレーに余裕と思い切りの良さが出てきます。ここが実力以上を発揮させた原因でしょう。
この1点はいつか追いつかれる予感がしていましたが、ミスを1つのミスで止めたことがよかった。逆転を許さず、同点で止めたこと。
抽選も覚悟しました、最終回の2点の取り方は、あざやかでした。もちろん勢いもあったでしょうが、勢いだけではなく彼らの成長が点を取らせた。相手エースの球威に打ち負けなくなってきている。簡単に見逃しや空振りで終わることが少なくなってきました。このあたりになると、小技や作戦を労する必要もなくなります。選手を信じて打たせるのみ。
1番からの好打順。マナト、タカヤがでマナヤが返す。コウセイ倒れるも、フミヤがまた返す。結果5-2で快勝でした。いい形での勝ち方。
難しいキャッチャーフライをファインプレーのタカヤ。
ボールもそれなりにありましたが、テンポ良く追い込んでファーボールを出さないマナト。
センターに抜けるあたりを横っ飛びのYユウト。
好投手から初めてヒットらしいヒットを放ったFユウト。
振り遅れながら貴重な追加点をたたき出したフミヤ。
ピンチにいいプレーが光りました。
全員が活躍すること難しいです。
ヒーローは何人かでいいんです。みんなヒーローにはなりたいでしょうが、思うようにはいかないほうが多い。たとえ活躍できずとも腐らず、自分のプレーに徹して、ほかをサポートする。これも出来ていた。
この試合、イーグルスは間違いなく大きな一本の矢になっていました。
この矢はどこまで飛んでいくのか?
途中で折れるか?全てを貫き、天空をめざして突き進むか?
見せてもらいましょう。
次戦は、決勝、猪苗代メッツさんです。
なにはともあれ、飯塚杯では実力以上を発揮したと思います。
その飯塚杯は、しきみスポ少さんの主催です。
ひさしぶりに生き残った閉会式の際に、長年しきみスポ少を指導されている方がおっしゃっていました。この方も、喜多方の指導者の御大の一人だと思います。
この大会は、30年以上前に白獅子大会が終わると大会がなくなってしまう。
ソフトボールをプレーする少年少女のために立ち上げた会津で最初の大会だと。
そういわれれば、そのような気がします。
私が小学生の時は、8月はじめの柳津の霊まつりで最後でした。大会なんて、3つくらい。
喜多方のスポ少さんは、すべてのスポ少さんで主催大会を開催されている。
そうやって30年。簡単にできることではない。
OB、保護者、その他それまで係ってきた方々のご尽力や相当なものです。
その好意や熱意によって運営されている恩恵を我々も受けている。
ただただ感謝の言葉しかありません。
そんなことを、たまに生き残った閉会式で感慨深く目を細めて選手を見つめていました。
試合を振り返ります。
第1試合は、柳津スポ少さん。
試合前に監督さんと話しましたが、どのスポ少さんもそうですが、子どもたちの人数集めに頭を悩ませている。5年生が9人もいる今のイーグルスはいいですが、2年後はわが身も同じです。控えが1人の状態、対してイーグルスは5人の控えがいます。
試合前に確認したことは、先手をとる事。先に崩れないこと。
そして、この試合で証明したかったことは、各選手の打順です。
これは難しい。オーダーを組む人によっても違う。成功すればそれでいいし、機能しなければだめだということ。結果論なんです。
ただ私と監督の共通しているところは、打つやつを上位に置くこと。
それまでは3番最強説だった私ですが、今のメジャーの2番最強説を採用してみることにしました。とにかく上位で点をとり、下位がしぶとく粘って一人でも塁にでて上位の打席数を稼ぐ。このイメージです。
打順が上がった人、下がった人、打てない人など変化もありましたが、この打順は上手く機能したと思います。
いつも「魔の三振地帯」とかあっさり終わる下位もそこそこ粘ってくれましたが、もっと奮闘して欲しい。この打線のキモは下位打線をいかにして活かすか?これもわかっている課題です。
上位がきっちり機能し、相手のエラーがらみで着々と得点を重ねていきます。点数を取れるときにきっちりと取っておく。幸先良く、5点をとって主導権を握ります。ここは狙い通り。
後は、裏をきっちり押さえてエンジン全開でいくこと。そのために先攻をとったんですから。
そうなると新エース、マナト=タカヤのバッテリーの責任重大です。とくに立ち上がりが。
好不調の波が激しく、安定していない。そこにエラーが絡む、ファーボールが絡む悪循環。
これを断ち切らなくてはいけない。
マナトの初球を見守る瞬間は、神頼みですね。
「頼む!入ってくれー!ボールでもいいからストライクと言ってくれー!」
最初の1球が入ると、相当に安心します。マナトにとってもスイッチみたいなものでしょうね。
「あー、今日はこの感覚でストライクが入ってくれた。」という儀式のような確認の作業。
ただし、この初球を狙ってくる打者もいるので注意です。
5点のリードもあるので心理的にも余裕をもって望めます。いつもより安定しています。
調子が悪いときの、ベース前でバウンドする球が少なかった。
連続することも少なかったのは、本人が意識していたからでしょうか?
打線の援護がありがたかったでしょうね。
ストライクを入れなければならない、ではなく。
こうやればストライクが入るから大丈夫、くらいの気持ちでいいと思います。
使命感ではなく、挑戦、お試しくらいの余裕でいいと思います。
調子がいいときは、何も考えなくてもポンポン入るのに、悪くなるとどうやっても入らない。
それでもマウンドでは一人でなんとかするしかない。
同じことを繰り返しても仕方ないので、いろいろ試すしかないと思いますし、私も草野球のピッチャーをしてる時はそうしています。
離す位置を変えたり、テイクバックを浅くしたり、深くしたり、足を上げなくしたり、上げてみたり、指の間隔を広くしたり、狭くしたり・・・
とにかくいろんなことを試して、その日に一番合う投球をつかむこと。
「今日はこうやれば入る!」というお守りみたいなものをいち早くつかむことです。
この試合に限って危ないところは、そんなにありませんでした。野手の動きもいい。
柳津さんのサウスポーを攻略し、8点を取り、最後には控えメンバーを全て代打で経験させることもできました。
この子達もいつか主力となる時がやってきます。打席でびびるタイプか、挑戦していくタイプか?結果はどうあれ、実戦を経験しておくことは大事なことです。
かくして緒戦をものにしたイーグルス。
次はいよいよ河東スポ少さんです。
この週末は、結果的にいい週末でした。
10/17の飯塚病院杯全会津新人戦で、柳津さん、河東さんに勝って、決勝で猪苗代メッツさんに敗れはしましたが、準優勝になりました。
これによって、「俺たちもやればできるんだ!」という自信を深めたことは良かったと思いますが、昨日の練習ではそれが裏目に出ていた。練習終盤で、違和感を覚えました。
みんながボールを回収しているそばであそんでいる奴ら。
ぺちゃくちゃしゃべりながらのバッテリーの投球練習。
練習が始まってからそうでしたが、チーム全体がゆるんでいる空気を感じました。
ここは締めておかないといけないと思い、残り約30分、ランニングを命じました。
走りながら、自分たちのなにが悪かったんだろう?
こうならないためには、なにをどうすればいいんだろう?それを考えて走っていたやつがいてくれることを願います。
こんなヘラヘラした練習で、あのエラーが取り返せるのか?ボールを投げちゃいけない場面でストライクが入るのでしょうか?あの1球のボールで負けた試合の後悔を取り戻せるか?
あの失敗を二度とやらないぞという覚悟と緊張感がありませんでした。
そこにもっていけなかった私の責任でもあります。
勝って兜の緒を締めよ。
それは子どもたちへの言葉であると同時に、私たち指導陣、保護者への言葉でもあります。
調子にのってはいけない。
いままでの経験からそういうのがわかる年になってきました。自制、自重。
一方で、このチームの持っている、調子をこいた向こう見ずな猪突も大好きです。
猪突だからこそ、破れる常識、セオリーもあります。猪突がチームを救うこともあるでしょうが、過ぎることはいただけない。
冷静なる猪突。
これぞ、めざすところです。
前にイーグルスの状態は、幼虫の戦いだと書きましたが、さなぎぐらいにはなってきてると思います。まだまだ幼く稚拙なプレーもありますが、要所要所でふんばることができるようになってきた。
あの河東戦のチーム全体の一体感。選手はもちろん、ベンチ、保護者が大きなうねりとなって相手チームに相当なプレッシャーを与えたはずです。
あの濃密で楽しい時間を共有できるチームになってきている。
ここで打たれたらやばい、エラーがあってはやばい場面で、ミスをしたり、打たれたりすることが少なくなってきた。
たとえミスがあっても、最後に誰かがそれをカバーすることで失点に繋がらない。
点にならなかったことで、ミスをした当人も「やっちまった↓」という精神的ダメージが軽くなる。「たすかったぜ、サンキュー」と味方への感謝になり、ハイタッチを交わせるくらいの余裕が出てくる。そして、次の危ない場面でもミスを恐れない思い切ったプレーが生まれるようになる。
全員の中に「次こそ、やってやる!」という気持ちがダムのようにたまっていく。
気持ちの後押しと本人の努力、そして時の運が味方したとき、ものすごいプレーが生まれます。
それが勝敗を決める奇跡のファインプレーだったり、逆転の一打になっていく。
チームが強くなっていく過程はここなんでしょうね。お互いにカバーしあうことでチームワークがより強固なものになっていく。
その危ない場面を乗り切るたびに、少しずつ自信を積み重ねてきた。
その自信の年輪が、さなぎとしての強さになってきている。
少しのピンチにも物怖じせず、たくましい顔に見えてくるようになった。
ちょっとのミスでわんわん泣いていたあいつらがですよ。
成長してきていると思います。そしてまだ伸び白がある。
そんな中での、昨日のヘラヘラ練習を積み重ねていくのか?
あのエラー、あの三振、あのファーボールを忘れないで、自分たちを律して、成虫をめざしていくのか?
答えは既に出ているはずです。
確かに小学生、まだ子どもなので難しいでしょう。
こういうことは大人でも難しいと思います。
我々が叱り、諭す前に気づいて欲しいというのは贅沢な願いでしょうか?
こういう事を言うととそのチームのリーダーばかりに責任が重くなりがちです。
願わくば、そうであって欲しくない。
誰もが、ヘラヘラ練習の中での違和感をもって欲しい。
「ちゃんとやろうぜ!」という仲間を茶化したり、しらけたりするようではまだまだバラバラのまま。
小さい矢印が大きなベクトルになったあの河東戦の一体感。
あの一戦は確かに手ごたえを感じました。
そうなれなかった決勝のメッツ戦。
ワンピースのルフィーのように「俺は弱い。」と思いました。
次にいかすためにはどんな練習、準備をすればいいかを全員が自覚すること。
そうならないと、この小さな人の集団は強くなれないでしょう。
成虫にならずして、終わっていくチームはたくさんいます。
むしろ小学生で完成されないほうがいいのかもしれない。
さて我がチームはどうなるのか?
次戦、猪苗代メッツスポ少戦で、その進化を見せて欲しいと思います。
ずいぶん前のような気がしますが、10/12のつづきです。
マナト=タカヤバッテリーの伸び白のあることは確認ができました。
今のところ3人の投手の中で一番球威をもっているのは、マナトでしょう。
強力打線と戦う場合、この球威が大事になってくる。
いろんな方法が考えられます。それをこの冬に身に着けてほしいと思います。
ダイト=ヒカリバッテリーのときもそうでしたが、バッテリーにかかる負担は大きいと思います。
さて、かえでスポ少は結果的に流れを呼び込んで離さなかった。
五分の実力でも、先に崩れたほうがいっきにやられる。これが逆になっていた可能性もあります。しかし、そうならなかったのは、この子たちの成長の証でもあると思います。
次の相手は、地元下郷スポ少さん。
昨年度、対戦したときはダイト=ヒカリのバッテリーで善戦しました。
今年のチームは・・・投手力を中心としたチーム。
この会場では、一番できのいいピッチャーだったと私は思いました。
5年生にしてダイトレベル。
正直、これ打てるのかなぁと尻込みしてしまいました。
ところが、この後で思わぬ展開になり、このチームにしては実力を出し切った「しびれる試合」になりました。
ああ、このチームも結構やるんだなぁとわからせてくれた。
ばらばらな方向を向いている小さな矢印が、全員同じ方向を向いて大きなベクトルになる。
そうなった時、選手たちの底力を見せてくれたような気がします。
今回も後攻でした。
いいピッチャーの時は、絶対先制されてはいけない。鉄則です。
立ち上がりにマナトも細心の注意を払っての投球だったと思います。
ファーボールはだめ、かといって打たれるのもだめ。
どのチームも上位打線は、いいバッターを配置してくる。
それをもっていっきに畳み掛けることをどのチームも狙っています。初回に大量得点が多いのはこのためです。
ここをしっかりおさえなくちゃいけないのに、盗塁のランナーをタッチミスでセーフにしてしまう。
あそこで、落としちゃだめでしょう。プレーが雑すぎます。
ピッチャーを調子づかせ、打線に勢いをつける意味で、守備でリズムをつけたい初回にこのミスは大きかった。ここで得点されれば、コールドで負けていたかもしれません。
しかし、スコアリングポジションに進められながらも、チームでそれをカバーできた。
耐え忍ぶ野球が始まりました。
今度はこっちの番です。
チームに勢いをつける役目として1番バッターの役割はとても大きいです。
私個人の意見ですが、その意味でヤマトには責任が大きすぎる。
しかし、監督は追い込まれての選球眼、ミート力、運などをかって置いてるといってました。
簡単に追い込まれますが、ここからその信頼に答えるべくしぶとさを発揮します。
相手エースのウィニングショットをことごとくファールにする。
最後は、甘く入ったところを芯で捉えましたが、セカンドゴロ。
ここでヒットにできないところが、まだまだ実力がたりませんが、「俺たちは簡単には終わらない!」という意思を示しました。
つづくマヤナも粘り強いバッティングで簡単に倒れません。
2死になりましたが、3番タカヤがここで打ってくれます。あざやかなセンター返し。
こういう大事な場面で、打てるというのがすごい。
「あれ、俺たち、打てるんじゃねぇ?これいけるんじゃねぇ?」という自覚?錯覚?を植えつけました。
続くマナトも詰まりながらも右中間にポテンヒット。
2死ながらいけいけどんどんです。
この勢いにのせなれたか、パスボールで1点、先制点をもぎとります。
この泥臭い点数の取り方が、いまのイーグルスには合っている。
とにかく先制するという大きな目標を達しました。
その後再三のピンチを迎えますが、ヒカル、ユウヘイのファインプレーがチームを救いますが、逆転をゆるし敗戦となりました。
間違いなく次に繋がる一戦だったと思います。
やればできるんだという新生イーグルスの可能性をしめした。
明日の飯塚病院杯も楽しみです。
期待するとこけるでしょうから、過剰な期待は禁物ですが、乗せるところはとことん乗せていきたいと思います。
下は、この大会の気づいた点です。まとまってないので箇条書きです。
この大会からの反省点、改善点
複雑な指示はださない。
バント処理、全てファースト送球。
1、3塁の時の方針、カットか、投げない、投げる
満塁のときの外野の送球、コウセイ、バックホームではなく、サード。コーチの指示も間違っていてコウセイが混乱する原因になった。ゴメン。あの場合のバックは間に合わない。サードに投げれば次の攻撃の芽を摘むことに。
パスボールで点数が入ることを防げた。
余計なファーボールを防ぐ。特に下位打線と大事なところでのファーボール。
プロでも押し出しがある。満塁になったときは、強い意志と冷静さ。ひらきなおり。
そうなる前にカウントを整えるだけの自信と度胸。
ファーストがいい送球をとれるのは当たり前。いい送球がこなかったときの練習。
ケースを想定しての練習、盗塁、セカンド送球 タッチ。
TK戦、キャッチャー前バント。あれはエンドランを掛けていた。あのバンドだとサードでいいが、走っていたことをだれかが気づいて声をだしていれば、サードが間に合わず、ファーストに送球できていたかもしれない。
あたりまえのことを徹底して全力でやること。
ヤマト、打ってボールをみる。0.何秒かの差でアウト。あれがボールを見なかったら、セーフだったかもしれない。
打った瞬間全力疾走。特にライト打ちの打者、マナヤ、ヤマト。
思い切りのいい走塁が目立った。3塁コーチャーに新コーチがいることで選手に的確な指示が出て、迷いがなくなったことも得点に繋がっている。
【守備編】
・ライト ヒカルの右中間のファインプレー、間違いなくチームを救ったプレーだった。バックへの下がり方、グローブをだすタイミング、理にかなった捕球の仕方。いままでは追いついていても落球することもあったが、しっかり捕って落とさない。ここが何よりいい。
・センター ユウヘイのタッチアップ阻止、これもチームを救ったプレー。決して華麗な守備とはいえないが、ガッツあふれる、絶対に点はやらないという気迫あふれるプレー。落下点が前だったために、ユウヘイのつっこむ勢いがいい結果になった。通常でも、あまして半身で捕るなどの工夫をいれれば、もっと正確で速い送球ができて、さらにチームを救うことができる。
・ファースト ヤマトのショート送球の捕球。体勢を崩しながらも、とらなくてはいけないというやる気が見られた。実際あそこで出していたらやばかった。今回はよく捕ったが、たまたまの面が強い。悪い送球対策がもっと必要か?
・サード フミヤ 全般に動きがよかった。ライナーや速いゴロへの反応はチームでもトップクラス。グローブの土手でとっても、握りなおす余裕があったのは成長した証拠。いつもだったら、そのまま投げて指にひっかからず悪送球の場面だった。捕球にリズムをつけるともっと上手くなる。
・ショート マナヤ 安定の守備。安心してみていられる場面が多くなってきた。左右の振りにも強い。本人が考えてポジショニングをしているので、隠れたファインプレーが多い。もっと研鑽すべし。
・セカンド ユウト 球際の強さはぴか一。横っ飛びをやらせたら一番かっこいいんじゃないかと思うが、ぎりぎりの状況判断がまだ苦手。うっかりミスもある。そのミスがチームをどん底におとす怖さを知ったら、軽率なプレーはできなくなる。
・レフト コウセイ まだ安定しているとは言えない。この場面で、ごろできたらこう、フライはこうとシミュレーションをして、実際できることが大事。しかし、プレー以外でもチームに貢献したいと思う素直な気持ちが行動(率先したならし、道具かたし)にも出ている。ようすけ、ゆうへい、ゆうとあたりに煎じてのましてやりたい。
・キャッチャー タカヤ 一番安定している。とくにワイルドピッチを何回もとめるキャッチング技術は秀逸で、コースの配球も考えられている。チームとしてさらに機能するために、守備のサインプレーなどを決めてスキのないチームをつくっていって欲しい。
・ピッチャー マナト バント処理やバックのカバーなどフィールディングでたりないこともまだまだ多い。
会場は、下郷町の大川ふるさと公園の野球場。
ふかふかの土で、天気も寒くもなく暑くもない、風もない、ピンカンの青空、抜群のコンディションです。
人口規模からしても、こんなにいい運動施設をもっている下郷町はうらやましい。
この大会は開会式がありません。最近増えてきた形式ですが、これはこれでいいです。
時間の短縮と効率のよさ。とくに会場が離れている場合はなおさらいいです。
こういったやり方は、中通りの大会にも多い。
一同に会すことも交流や親善の意味では有効ですが、この方式も一理あるやり方だと思います。
さて、イーグルスの一回戦の相手はかえでスポ少さん(白河)です。
試合前の練習をみると、実力は同じか、あちらが少しうえ、ピッチャーは同じくらいか、少しあちらのほうが速い。打撃は向こうのほうが鋭い打球を飛ばしています。
この試合も先手を取って主導権をとったほうが勝つと読みました。
勝って後攻を選んだのかわかりませんが、とにかく表の攻撃を抑えないと話しになりません。
ここで崩れて負けることが多かった。
地に足をつけたプレーができる条件として、初回は抑えなくてはいけない。
その意味で、大きなミスもなくゼロに抑えたことは大きな進歩でした。
新エースのマナトもここを抑えたことで一安心だったことでしょう。
ややグランダーのボールが多くて、制球に苦しむことが多くなる前兆が見えました。
何気なく投げるのではなく、一連の動作をルーチン化していくことで、
「こうやればここでストライクが取れる。」という自信を積み重ねていって欲しいと思います。
なにもボールを投げようとして、投げているわけではないことはみんなわかっています。
全身全霊を掛けてストライクをいいコースに投げ込むもうとしているのに、それができない。
「ピッチャー、楽にいけー。」「打たせろー。」とか言われなくても、ピッチャーが一番それをわかっていると思います。
それでも、そうならない、そうできない、もどかしさ。
そのこころの葛藤に負けてはピッチャーなんぞできません。
味方からの応援、叱咤激励、敵からのヤジ、そんなものは馬耳東風。馬の耳に念仏です。
聞こえても聞こえない。
俺はあのミットに投げ込むだけ。マウンドではだれも助けてくれません。
バックの声が聞こえても、最後はたったひとりで何とかするしかない。
やばいな、やばいなと思って投げも1球。
おのれ!この球打ってみろ!と投げても1球。
どっちがいい結果になるかなんて、やってみないとわかりませんが、後悔しないのはどちらでしょう。
それと気合だけではどうにもならない問題もあります。
今回のマナトはキャッチャーの採りにくいグランダーのボールの連投が多かった。
監督も小島コーチも言っていましたが、キャッチャータカヤはよく捕っている。
いっきにリズムが崩れないのは、タカヤが捕ってくれているから。
きわどいコースも絶妙なキャッチングでストライクにみえるように捕っている。
このバッテリーの寿命を延ばしているのは間違いなくタカヤです。
いいリズムの投球テンポを崩さない。この辛抱している間に、マナトはなんとか立ち上がりました。
相手打線を抑えられた一つの要因はここにあったと思います。
しかし、同じコースに同じゴロの球が続いたことも事実。ここに修正しようとする工夫がみられません。
ストライクとボールがはっきりしすぎて、バッターは判断しやすかった。
マウンドがふかふかで投げにくいといっていましたが、であればかっぽじって自分の投げやすくなるようにするしかありません。
この調整する力、その日の環境や体の状態を見極めて、一番いいボールを投げることができるようにする力。
それが求められます。
いきなりはできません。少しずつの積み重ねの中で本当のエースになってほしいと思います。
後ろには、2人のピッチャーがいるのでいつ代わられるかわかないですから。
今日は、バッテリー編でした。
お次はまたの機会に。
どうやって点数をとったか?その過程が思い出せないことがおおい。
この大会もそうです。現実と違うところもあると思いますがあしからず。
だいたいの方向性はあっています。
さて、つづきです。
初回の手痛いミスから1点を献上したイーグルス。
高野スポ少のエースの前に打線も湿っています。トップを早めにつくって、始動を早くするようにいっていますが、なかなか合わない。
2回裏に先頭の6番ヤマトがエラーで出塁するも、7番マナヤがエンドランのサインにまさかのサインミス。バントがフライになってあわやダブられるそうになりますが、ヤマトがなんとかもどる場面がありました。
エンドランなので、ヒッティングですが、バントでもゴロにすればいい場面。
ここまで一番チームバッティングに徹してきたのはマナヤです。
ここで痛恨のミス。反撃ムードも下降線になります。バントの際にヘッドが下がった。
アウトコースのやや低めなので、いつもどおりに打ちにいっていたら右方向ゴロになった可能性が高かった。
私の勝手な想像ですが、マナヤがサインミスをするはずがありません。
ここは自分で考えて、ヒッティングよりもバントの確実性をマナヤは選んだのかもしれません。
それが上手くいかず、残念な結果になりました。
いつもいうように、プレーに迷いがあってはいけません。
迷いがあるならば、タイムをかけてでも監督にその意図を確認しなければいけない。
それが作戦であり、チームとして戦っている目的であります。
この次に同じようなミスをやらない方法として、事前に監督と打ち合わせをしておくことを進めます。
そうすることで、意思の疎通がはかれて、お互いに不安になることもない。
後ろをもってくれているので、思い切りのいいプレーができるでしょう。
同じ轍は踏まない。肝に銘じておくべきです。
いつもはこのままずるずると押し切られてしまうのですが、今日のイーグルスハ一味違いました。その意味では、いいゲームだったのでしょう。
ここで私の記憶障害が・・・
フミヤがいい当たりをして、ピッチャー強襲で出塁。
タカヤがここ一番でお手本のようなセンター返しで出塁。
ダイトが故意四球。
ヤマトが値千金の2点タイムリー。
タカヤが故意四球。
最後はヒカリが三振。
断片的に覚えていますが、どうやって追いついたかが思い出せない。
おそらくタカヤのセンター返しが同点タイムリーだったと思います。
追いついたあとで、いい場面で4番マナト。三振か内野ゴロで、二死2、3塁。
この場面で、こういうここ一番の場面で回ってくる最近下降気味のヤマト。
長打は期待できないながらも、なんとか繋ぐバッティングに徹してほしいと思っていましたが、振り遅れたのが幸いして1、2塁間を破る2点タイムリー。よくぞ、打った。
ここで勝利を確信しましたが、そう甘くはなかった。
次の回に、先頭打者を四球で歩かせてまさかのホームラン。
すぐに追いつかれます。なおも制球が定まらず、ランナーを背負う苦しい展開。
しかし、今日のダイトは崩れなかった。
ボールが先行しても、粘り強く打者を打ち取って後続を断つ。
だんだん思い出してきました。
最終回は、先頭のフミヤがでる。ここでピッチャー強襲ですね。
ユウヘイ、ヒカル倒れて、タヤカに故意四球。
ヒカリとの勝負を選んできました。
ここは、思う存分うって欲しかった・・・相手の気力が勝りました。三振。
そして、抽選で負けてしまった。
こういった展開だったと思います。
追いつき、逆転し、そしてまた追いつかれる。まさに一喜一憂。
最後は、勝ちきってほしかったなぁ。
それでも、随所に次に繋がるプレーはありました。
また、今日から練習がんばりましょう。