開会式で、ボーイズの中学生の面々が横一線に並びました。
なんと屈強な男たちなんだろう。
これでも中学生かい!
でかい。横にも縦にも。均整のとれたバランスのいい筋肉の付き方。
イーグルスの卒業生の多くが在籍する高田中学校の野球部を10cmは超えています。
スピードもパワーもあるんだろうなと思わせる体躯。
このメンバーが県大会準優勝で、全国大会にいくということもうなずけます。
野球を本気で突き詰めていくと、こうなるんだろうなということが予想できます。
果たして、球児にとってどの道を選ぶのがいいのか?
選ぶのは、その子、そしてその親。親としても考えさせられます。
さて、その喜多方ボーイズさんの大会でわがイーグルスは3位、今季初入賞!を果たしました。
ベスト8から始めるトーナメントなので、一回勝てば三位が確定します。
その初戦の相手は、千里スポ少さん。
朱色のユニフォームで、いつもメンバーがたくさんいる。
そして、用具が統一されていて、まとまりのあるチームだという印象があります。
かたやイーグルスは、4年生以下10人が矢吹に遠征して、二方面作戦。
5.6年で7人しかいません。
盟友の新鶴スポ少さんに頼み込んで、助っ人を2名お借りしました。
元気のいい4年生。
セカンドとレフトにはいってもらいます。
これで、9人ぴったりのイーグルスが完成です。
さて、どこまでいけるか?正直見当もつきませんが、課題をもって思い切りいくことをみんなで確認します。
千里 2 3 1 0 計 6
美里 3 0 0 3 計 6(抽選勝ち) 5:4
辛くも抽選で勝利し、ベスト4確定です。
点数の入り方はよく覚えていませんが、たしかこんな感じでした。
ルイのホームランでリードするも、レツがいまいち試合を作れない。
ボール先行し、ツーストライクと追い込みますが結局ファーボール、もしくが打ち取ってるのにエラー。
ピッチャーも守備もいいリズムにのれない。
いつもランナーを背負っているので、緊張からくるエラー率も高い。
これは守っていて疲れます。
そのほころびを千里さんに見事に突かれる。中盤3点差くらいまでリードを許します。
こちらも制球の定まらない千里さんエースを満塁などチャンスを作ります。バッターも二死ながらキャプテンユウトですが、正面のあたりで攻略できない。
悪い空気のまま最終回裏の攻撃になります。
3点ビハインド。これは厳しいなとおもいつつ、ランナーをためて相手にプレッシャーをかける作戦に切り替えます。
これがあたりました。大量リードに守られつつも、だんだんと余裕がなくなっていく千里ナイン。
大量に負けているのに、ガンガンいくぜ!のイーグルス。
ここが面白いところです。こっちも二死なのに負ける気がしない。
二死満塁で、こっちの最強バッターリョウです。しかし、これもショートのファインプレーに阻まれる。
千里の監督さんのタイムが効いたと思います。
あの場面は90%イーグルスの流れ。よくぞ、そこを食い止めたと思います。
そう、わがイーグルスは勝ち上がることはできませんでした。
1回戦で今回優勝の関柴さんに15-0の3回もたずのコールド負けを喫しました。
ヒットは先頭打者ユウトの一発のみで得点は0。
1回こそ1点に抑えましたが、その後要所要所でミス&打たれまくりで気が付けばフルボッコ・・・
なすすべないとはこのことでしょう。
この前に見えた希望の光は、なにかの勘違いだったんでしょう。
まったくのお先真っ暗の原始時代に舞い戻りました。
全然だめ。
チームとのしての完成度、習熟度に歴然とした「差」を感じずにいられません。
前回10回に1回勝てるかどうか?と言ったことが恥ずかしくなりました。
いまのままなら、100回やって間違いなく100回負けるでしょう。
1000回やって、1回いけるかどうか?
そのぐらいの「差」を感じました。
この「差」をどう埋めていくか?100回中100回負けるといいましたが、人がやる以上、100%はありません。
1回の攻防は0-1でした。我慢してしのいでいけば・・・一縷の望みはあるかもしれません。
今日の決勝、準決勝をみたところ、関柴さんの出来は群を抜いています。
安定してチカラのある投球を続けるエースとほかの投手陣、そこをカバーする内野手、外野手。
打撃も剛柔使い分けるバリエーションもある。
なにより、チームワークがいい。選手、指導者、ベンチ、保護者のベクトルが一本の矢印になっている。すばらしくバランスのとれたチームだと思います。
全国も狙える実力がある。私はそう思います。
その牙城をどう崩すか?
ここに周りのチームの意地がかかっているといえます。
がっぷり四つでいくか?機動力でいくか?空中戦でしかけるか?
いずれにしろ、今のイーグルスでは歯が立ちません。
個人個人のレベルアップは必須、その上でチームとして、どううごくか?それを全員で共有し、一人一人の力を結集していく。
今回決勝まで勝ち上がって、会津第2代表となったほおのきさん。
6年生はバッテリーの二人、5年生は1名、そのほかは4年生。
その4年生が躍動していました。恐ろしく堂々とプレーしている。
自分のやるべきことを理解し、お互いにカバーしあって動いている。
替えがいなく、自分がやるしかないという鬼気迫る気合を感じます。
それぞれが自分のプレーに自信をもっています。
それを見ていたイーグルスの4年生、3年生、5年生。
ケツをたたかれたはずです。
正直、4年生がこんなに動けるとは思っていませんでした。
しかし、現にこんなにもいい動きができる4年生がいる。6年生にも匹敵します。
同じ年代で、こんなにも堂々と自信をもってたのしそうにプレーしている。
「俺もできるはず。」そう思ってほしいです。
「意識を高く持て!」
私を含め、大人はそういいます。
しかし、考えてみてください。自分の4年生だった時を。
一生懸命だったかもしれませんが、「意識」まで考えてやったことはありません。
なかなかむつかしいことだと思います。
自分に置き換えてみると、そんなに考えてやってこなかった。
ただ、一生懸命にがむしゃらにはやっていた。
いまの子供達もそうだと思います。
ですが、意識付けをやっていく必要があります。
私の理想は、日々の練習の中で、いつのまにかそれを意識してしまうような練習。
意識しないと、できない練習。
いつの間にか、一生懸命に考えて動いている。
これが理想です。
ただやる練習は終わりです。練習には明確な目的があります。
そこを「意識」せざるを得ないメニュー、やり方。
少しでも、次につながる練習を今後も続けていきます。
さて、次は28の喜多方ボーイズの大会。
成長するにも「運」も必要だと思った、今回いきなりの関柴さんとの対戦。
野球の神様、つぎはぜってぇ当てないで、お願いします。
結果は、河東さんに8-7で勝利。
関柴さんに4-9で負けました。予選リーグ突破できず。
やはり関柴さんの壁は厚かったぁ。
フルボッコにされる予感がまんまんだった初陣ですが、思ったより「できた」というのが本音です。
この大会の一番の収穫は、ピッチャーレツが試合を作れたことです。
最初からノーエラーで済むとは思っていないでの、我慢に我慢の守備になることは予測できました。
うちとったあたりなのにアウトにできない。
ピッチャー心理は、「あーもうこの野郎ども、ちゃんとやってよ!」でしょう。
それを少し顔に出しつつも、「俺がしっかりしないとだめだ。」といい意味で開き直れたか?
練習よりも実戦向きなんでしょうね。
バンバンストライクが入ります。
ファーボールがでないので、守備にリズムがでます。
エラーしても、ファーボールを出さないので、打ったボールが飛んでくるという緊張感が持続します。
河東戦の1回なんでアウトは5.6個取ったでしょう。
それでも大きく崩れなかったのはピッチャーのレツのおかげです。
そして、それをささえるキャッチャーのリョウ。
昨年秋は、ユウキのほうがうまかった。
しかし、ここ最近は、むつかしいゴロのさばきかた、セカンド送球などメキメキ、キャッチャーとして上手くなっています。
このバッテリーは化けるかもしれません。
実戦経験を多く積ませていくしかありません。
それと見えた課題もいくつもあります。
内野、とくにサード、ショート、セカンドの送球の遅さ。
せっかくとっても投げる動作が遅すぎて、ファーストでアウトにできない。
捕りに行くのが消極的すぎる。
このあたりを解消していけば、そこそこのチームになれると思います。
ジャイアントキリングできそうな感じもしますが、「ここを直せば」がむつかしい。
チームとしては、まだまだ未熟すぎます。
まだまだできることが少なすぎる。それを支える体力や気力も考える力も充実していない。
ただ、希望の光は見えました。
次戦は、総体会津予選で、またしても関柴さん。
はっきりいって、上です。いまの力ではむつかしい。
しかし、次につながる戦いをしていこうと思います。
何日か前の民報スポーツ欄にカラーでのってましたね。
いわき選抜さんが。
わが会津選抜が準決勝で7-5負けた相手。
そのいわき選抜がそのまま優勝しました。
主力は中山スポ少、そこに中央台のエース。
強力な打撃が武器でした。
そのいわき選抜を一番苦しめたのは会津選抜だったといっていい。
レベルの高い、いい試合をしていました。
それは当然です。各チームの主力が集まっているオールスター。
その中の20人の中からの9人。
選ぶ方も苦労したことでしょう。
本当はみんなを使ってやりたいところなんだけど、
こういった緊迫した試合になればなるほど、動かしにくい=選手を代えづらい。
指導陣も相当苦労したと思います。
そういった状況でグランドにたった選手たち。
またいわきの空が天気がよくて絶好の野球日和。
会津の選手たちを気持ちよく迎えてくれました。
緒戦は、田村市選抜、要所要所をしめて快勝。
次戦は、福島市選抜、最終回にロースコアでもつれ込むも湯川エースのサヨナラホームランで勝利。
湯川さんのエースの快投が光りました。彼は間違いなく、県内トップクラスのピッチャー。
全国区だと思います。
二日目、準決勝は、地元いわき選抜。先制される展開になりますが、追いつく根性を見せる。
そして昨日の再現といきたかったですが、最後はいわき選抜に女神は微笑む。
はっきりいってどっちに転んでもおかしくない展開。
少しのミスが致命傷になります。
ただ、ミスを恐れて大胆なプレーができなくなるようではやってる意味がない。
みんななれないポジションでがんばっていました。
そして、それぞれが手ごたえをつかんだはずです。
「俺たちは、県内の上のレベルでもやれる!」と。
このこころざしを中学、高校まで持っていてほしい。
相手がどうあれ、自分のベストを仲間たちといっしょに尽くす。
選抜チームは急造でしたが、指導陣や保護者のできうる限りのサポートをうけたと思います。
そのみんなの思いをこめた結果の3位。
いってみて思いましたが、いろんなスポ少のかたがたと親交がもてたこともよかった。
さぁ、全ての試合が終わりました。
来年のチームづくりに専念することにしましょう!
インフルエンザになってしまいました。
そして、家族や他の人にうつす。体調管理も仕事のうちですね。
ヤバイとおもったらお医者さんにすぐいこうと思いました。
ご迷惑をおかけしたみなさん、すいませんでした。
さて、そのインフルもなおった10/30の民友杯新人戦。
病み上がりなので、こっそり観戦していました。
いつもベンチから督戦していますが、外野の外から観戦するのはまた違った気分です。
ほおのきさんとの試合。
今年もよくあたりました。
最後の大会では、まんまとエースの気迫に抑えられた。
なんとか抽選で勝つもしきみさんに負けた。
その新チーム。
体の大きな子が数人。
身体的に負けています。
それでもなんとか抑えてる感じ。
この試合をみるに、まだまだ幼いチームだなぁと実感しました。
まず守備、全員が対処療法。
来た球に反応してその場で対処している。
アウトカウント、ランナー、ストライクカウント、点差などをほぼ無視している守備体系。
いきあたりばったりというか、先を予想して動いているとは思えません。
今の段階はそれでよしとしましょう。
そして、もっと深刻なのが打撃。
バッターボックスに立たされている感があふれでている。
打ってやろう、なにかやってやろうという気概が構えに見えません。
打てる気がしない。
どもみち打てないんだから、思い切り振り切ってやろうという気迫がありません。
あの場であたふたしているのが分かる。
経験がないこともそうでしょうが、構えがつったちでカモ、ねぎ状態。
見逃し三振の山。
見逃し三振をまずなくしていくこと、手をだすこと、ストライクゾーンをつかませること。
多くの経験を通してこそ身につくもの。
まずは打席に立つときの心構えからおさらいしてきます。
心構えに上手い下手はありません。ただ一点、それを思うか、思わないか?
そこで勝負は決まります。
この冬、やることはたくさんあります。こういえば今年のチームも新人戦はすぐに負けてノーマークでした。
ですが、やってやれないことはない。
自分たちにできることを少しずつ増やしていく。
そして少しずつ「俺たちだってやれるんじゃねぇ?」と自信をつけていく。
まずは、雪が降るまでグランドを使えるうちに紅白戦や練習試合で実戦に慣れておきたいと思います。
喜多方組は、飯塚病院杯。
田島組は、田島きずなカップ。
曲がりなりにも2チームを試合に送りこむことができる人数がありがたい。
スポ少は勝負ごとですが、この時期にそれは優先事項ではないと思います。
そのレベルに達していないこともそうです。
みんな試合にレギュラーとして先発メンバーになれる。
そこだけでうれしい。
賛否両論あるとは思いますが、ここは監督権限。
試合経験を多くつませることがこの時期に必要なことだという私の判断から二方面に分かれていただきました。
そしてここで、どれだけ自分たちができないかを悟る。
だいたいは、いったんここで面白くなくなります。
でれば、うまくいかない。勝てない、みんなの目線が怖くなる。
でれば負ける。
今年の6年生のチームもそこを乗り越えてきました。
今回も喜多方組が、本郷さん、ほおのきさんに2-4、1-4で負ける。
田島組も、米さんに0-13。
我慢の時。
体格もそうですが、まだまだ実力もたりない。
がんがんご飯をたべて、大きくなってほしいと思います。
1回戦、鶴城みなとさんに勝って望んだ河東スポ少戦。
1:0で負けました。
勝てなかった。
勝つことの難しさをあらためて思い知らされました。
裏をとって、アブなった初回を0に抑える。
先頭打者を出しながら、三塁に置きながら抑える。
流れはイーグルスの展開になりました。
ただ、相手のエースの調子もいい。。
ロースコアはイーグルスの展開だと勝手に思っていました。
そして、この展開でも誰かが打ってくれるだろうと・・・
しかし、その誰かが出てくれない。
キレのあるボールがバンバン、コースに決まります。
練習してきたアウトコースなんですが、球威があるのでバットは空を切る。
もしくは当てるのが精一杯。
まったく打てる気がしない。
エラーでランナーをだすもツーアウトから、長打もでずなかなか攻めてに欠く展開。
50分の短い試合時間。
こうなるとスコアレスでの抽選があたまをよぎります。
4回裏、先頭のタカヤがノーアウト、レフト前に運んで出塁。
4番フミヤの打席。
ここは送るか・・・と悩みましたが強攻策。
空振りする選手が多い中、初回にセンターに運んでいる。
フミヤならば三振はないだろう、なんとかバットには当てての進塁打は打ってくれるだろうとの思いです。
ですが、三振。当てが外れました。
ここからの打線は完全に抑え込まれている。
バントで送っても得点できるイメージがなかった。
可能性の一番あるフミヤで勝負しましたが裏目にでた。
今思うと、このあたりから勝利の女神にそっぽを向かれ始めたように思います。
終わってみればいえるんですが、ここから微妙に狂っていく。
へんな違和感は感じていましたが、どうすることもできない。
この後はヤマト、当てることはできるがヒットまでは遠い感じ。
ただ、春先の練習試合でこのエースからホームランを打っています。
そのイメージに賭ける。
何とか当てます。ショートへのゴロ。1塁にランナーがいるので、センターよりの守備位置。
普通の守備体系であれば、抜けていたかもしれない当たり。
そこにドンピシャで転がっていく。
ショートが捕って、ベースを踏んで一回転してファーストへスロー。
ダブルプレーでピンチを切り抜けられてしまった。
あまりにもあっけない。
しかし、時間がギリギリだったのでここで同点で抽選にいくよりは次の回に入れることにチャンスを感じました。
この裏でサヨナラにしてやると狙っていましたが、そうは問屋がおろさない。
先頭打者の相手エースを討ち取ったところで、魔物につかまりました。
背番号5番にセンターオーバーのホームラン。
まったくのノーマークでした。
失投とはいえ、高めのボールだまをあそこまでもっていくかという打球。
全力疾走のユウヘイがまったく追いつきません。
完璧なタイミングで、完璧に捉えられたということです。
被安打は2ですが、初回の先頭バッターのヒットはセンターがとれたあたり。
完全に打たれたのはこのホームランの一矢のみ。
あのゲッツーからのいやな違和感がここで爆発であだをなす。
痛い1点が最終回に突き刺さります。
サヨナラの計算が狂った。
しかし、裏の攻撃があります。
ただ、イーグルスは勝ちになれてしまっていました。
前のように野武士のようなやぶれかぶれ感がなくなってしまった。
野生から鳥かごの中に入ってしまった。
河東さんのエースも渾身の投球。
こうなるとこの逆境を跳ね返す力はありません。
久々に「もうだめだ~」の空気。疫病神がのりかかっている。
コウセイ、見逃し三振
マナト、戦意喪失の見逃しの三振
ユウト、中途半端な振りで三振
キバを抜かれた狼。そこから這い上がろうという気概がまったくない。
クソきわまりない攻撃。
私もかける言葉もありません。
かくしてイーグルスは負けました。
あのホームランの光景が頭の中で何回もリフレインしている。
そのたびに「あー、なんでー、あー、あー、なんで。」と自問している。
腹は減っているのに、ごはんがのどを通らない。
一球に歓喜してしていた立場から、一球に泣く立場になる。
「やっぱ野球は難しい。勝つことは難しい。」
勝つことの難しさをあらためてかみ締めてみる。
「難しい。悔しい。けど、面白い。後は1戦のみ、やるしかねぇな。」
次戦は、最終戦、宇津木妙子杯です。
厳しい投手戦。
お互いに攻め手を欠く展開。
その中でも、これが抜けたらやばいという打球。
右翼ヒカル、中堅ユウヘイ、セカンドのユウトがよくさばいた。
センターから右方向。
ねらって打ってる感はありません。振り遅れている。
これが意味するところは、ピッチャーマナトの球が走っていたということでしょう。
反対にコウセイ、フミヤは、「今日は一回もとんでこなかった。」といっていました。
そこのアウトコースが広いジャッジを活かしたキャッチャータカヤの組み立て。
右バッターが多いと、どうしても右方向への勝負の回数が増える。
その中、やばい打球が何回か飛びました。
抜けたらいっきに試合の流れが傾くキラーボール。
ライト、ヒカル。右へ曲がりながら伸びていくむつかしい打球。
亀の子バックすることなくキャッチ。
右中間へのむつかしい当たりもいい下がり方で捕球しました。
いままでは、落下点にはいってもポロリをすることがありました。
あのさがりかたの練習はさんざんしてきた。
そして、前に強いユウヘイとは一線を画しての後方の強さ。
愛すべき猪突もいいけど、奥ゆかしい慎重さもいい。
性格の違いが守備にも影響しているいい例だと思います。
下がりながらの捕球をやらしたら右にでるものはいないでしょう。
私も外野だったのでよくわかります、後方に走りながら、「ああやばい、これはぬけるかも。」という打球に目いっぱいジャンプしてとる。
グラブに手ごたえがあったときのしてやったり感。
スリーアウトをとってベンチに戻ってくるときの、「サンキューたすかったぜ。」グローブのハイタッチ。チームの役に立てたことが誇らしい。
俺はここにいるんだという強い存在感を感じます。
いつもすっとぼけていて、そういった高揚感をあまり出さないヒカルですが、いい顔しています。
そして、いつも鋭いむつかしい球が飛来するユウヘイ。
今回もキーとなる打球が飛んでいきました。
最近は前だけでなく左右前後にもスタートが速い。
そして捕れなくてもリカバリーが速い。
二塁打になる打球を素早い送球で1塁に押しとどめていることが多い。
今回も抜けたらホームランになる鋭い打球をきっちり止めました。
セカンドのユウトも後方のむつかしいフライによく追いついてのキャッチ。
こいつの守備範囲の広さと反応の良さには何回か助けられています。
そこにアウトカウント、点差、バッターの打力などから守備位置、次の行動を「考える能力」が身についています。
せっかく捕ったのに、どこに投げていいかわからず右往左往していた春先。
横っ飛びも板についてきた。思い切りのいい守備は見ていて気持ちがいい。
最近の試合では頼もしささえ感じます。
そこは進化。
春先のメタメタの守備。
秋口にきて崩れなくなってきた。
この三人を含めての全体の守備力の高さ。
これがあるから、キャッチャーのタカヤはアウトコースで勝負できるのだと思います。
この高度な連係。ここまで来たんだなぁと思います。
本当、ミスらしいミスはなかった。
それでも勝てなかった。
全力をだしても勝てない相手っているんだなぁと改めて思いました。
それほど、田島さんは強かった。
この試合、「次は負ける、負ける。」とは行ってきましたが、そんな気は毛頭なかった。
展開的に終盤までロースコア。最終回の表に先制するあたりまさにイーグルスの展開。
慢心している、おごりがあるとはいいながらも、この試合のプレー自体にはおごりはなかった。
ただし、態度がわるかった。
同じベンチにいても、文句ばっかいってむなくそわるかった。
だったらそこをどう打開していくかの策がなかった。
抽選になって、むなしく✖のマークを6つ連続で重ねていく。
くじを開いていく審判のため息がきこえる。無意味にうなずく私。
なんか俺、悪いことしたかなぁと自問してみる。
いろいろ言ってきた、修正点もあるけど、やるべきことはこの試合でできた。
負けたとしてもそれはそれで仕方がない・・・
自分をおさめようとしてみる。やはり、それでも悔しい。
あそこはバントだったか?盗塁すべきだったんじゃないのか?
私にも迷いがありました。
やはり、勝ち続けることはむつかしい。
とはいえ、むつかしいからこそ挑戦のし甲斐がある。
その挑戦もあとは指2本を数えるのみ。
最近はそれを思うとさみしくて仕方がありません。
さぁ、今週末も盛りだくさん。
まずは、地元の大会、美里連盟親善大会。
この大会は思い出深い。私が指導者となって初めて優勝した大会。
あれは平成16年のクニミツ世代。決勝は河東さん。
永井野、旭の合併チーム。最後はファースト、エイジのファールフライのよこっとび。
あの時も保護者と指導者、泣いて抱き合った記憶がよみがえります。
その時の監督が、今の高田スポ少の監督さん、私はコーチでした。
あの時も高田さん、本郷さんなど強敵ぞろい。
天気もよさそうです。
ここを全力でいきます。
それなしには野球そのものがなりたたない。
それは「ルール」です。
その具現者が「審判」。
しかし、審判も人間である以上間違いもある。
私はこう思います。
完ぺきではないから面白いと。
審判をロボットやコンピュータにするという案もあるようですが、生身の間違いのある人間がやるから面白いと思います。
時として誤審もある。現にサッカー日本代表のあのUEA戦の浅野選手のゴール。
ゴールラインを割っていたでしょう。
理不尽なこともある。
それでも覆らない現実。
指導者の不理解で負けることもあるかもしれない。
しかし、私はこう思うんです。
そういうのもひっくるめて勝ち切ろうと。
いろんな間違い、ミス、エラー、そういうのって起きた時点でもう仕方ないこと。
ただし、絶対それは違うだろうというものは抗議します。
ここまではいい、でもここは許せない。それは指導者としての私の矜持によります。
磐梯山噴火記念大会。
いろんなものが味方してくれなかったといいました。
いつもはボールだと思っていたコースがストライク。
いち早く気づきました。
今日は外にひろいと。
そして、イーグルスの攻撃、相手の攻撃で同じコースをとったかを見極める。
ブレていませんでした。
お互いのチームにとって外がひろいことを確認できました。
タカヤ、マナヤは不満たらたらです。
自信をもって見逃した球がストライク。
「なんだよ、ちくしょー、ボールだよ。」と悪態をつきます。
こんな言葉が出てくるようではまだまだだと思いました。
悪態ではなく考察であればいいのですが、ただの不満を感情のままぶちまける。
小学生レベルであればしかたのないことでしょうが、あいつらのあほなところはそれを面と向かっていわずに、聞こえるようなくらいで吐くところ。
一見、自分はできる。高度なところの間違いを指摘できるくらい、俺はできる。
そんな傲慢さを感じます。
小学生ふぜいが何をわかってんだと思います。
そういう私も昔はそうだったのかもしれない。
悪態をつくことで、わかったような気がしていた。
しかし、今はこう思います。
いくら悪態をついたところで、すぐには状況はかわらない。むしろ感情論になってこじれることが多い。
正々堂々、審判に今のが入っているんですか?と聞くならまだしも、陰でこそこそ文句をいうことしかできない小心さ。
ここはがっかりします。
まだ、黙々と戦っている奴らのほうが頼もしい。
文句をいって状況が変わるなら、文句をいう練習をしたほうがいい。
あの試合はやりすぎたと思いました。
審判も人間です。公正なジャッジを心得ながらも、悪態をつくチームの微妙な判定に人間的な感情が入ることもあるでしょう。
幾分敵に回したと思います。
では、どうすればよかったか?
文句をいうのはいいですが、あくまで内輪にとどめておく。
そして、その外角の広さをみなに教えて注意喚起するくらいしないと。
その広さを逆に利用するくらいのしたたかさを持つべきだった。
円陣を組んでるさなかも、「あの審判むかつくー。」なんという言葉は思っても吐くべきでない。
「そんな聞こえるようにいうな。」と私がいっても不満の態度。
本人たちがわからないと意味はないでしょう。
私が観客であったら、「なんだこのチームは。」といやな気分になる。
全てを敵に回してしまう。
文句をいう、悪態をつくの次のステップにいってほしい。
ジャッジさえも味方につけるような感情を超えた柔軟性と人に対する謙虚さ。
それを未熟な小学生に求めるのは酷な話ですね。
でも、今私がいってることが、あとで役に立つかもしれない。
「あーあんとき監督はいってたのはこのことか!」と。
オリンピックでさえも、多くの誤審があった。
その誤審で負けた選手。
ものすごく文句をいいたかったと思います。
柔道の篠原選手もそうでした。
しかし、「自分が弱かったから負けた。」自分の心に折り合いをつけた。
理不尽さと向き合う。そして付き合う。最後に味方にする。
逆境に弱音や悪態、文句をつけてもいい。
けど、最後には、周囲を気分悪くさせることなく、自分自身に折り合いをつけれるようになって欲しい。
勝つにしろ、なんでもいいから勝つのでない。
勝てばいいではない。
私も含めて、選手たちを含めて、気持ちよく勝ちたいし、負けるときは気持ちよく負けたい。
イーグルスに文句はいりません。
俺に聞こえないように言え。
そして切り替えろ。
私のいいたいことはわかってくれると思います。
審判さえも味方につけるイーグルスであってほしい。そう思います。
優勝は、猪苗代メッツさん。
その決勝の相手は、イーグルスと同点で抽選で勝ち上がった田島スポ少さん。
我々もあの高みに行けたかもしれない。
そう考えると、くー、また悔しさがこみ上げてきます。
いろんなところから情報が入ってきます。
高田スポ少の監督さん、本郷スポ少の監督さん。
高田さんは、関柴さんに善戦するも惜しくもやぶれたと悔しそうに話していました。
その関柴さんもメッツさんにサヨナラ敗けをしたそうです。
喜多方タクシー杯でもその場面を見ています。
関柴さん、またしてもメッツさんを追い詰めながらの敗戦。
その悔しさ、推し量るに有り余ります。
本郷さんも3回勝って、勝てば翌日に駒を進めることができるベスト4決定戦で湯川男子さんに1:1の同点の末の抽選で負けたそうです。
抽選で負ける釈然としない悔しさ。
わかります。
新鶴さんは、イーグルスと同じ会場で県大会の小原田さんに負けていますので、美里連盟四公は善戦しながらも全滅してしまいました。
田島さんは強かった。
守備力、投手力、打撃力のバランスがいい。
そして機動力がすばぬけていました。
健大高崎の「機動破壊」
まさにそれを地でいく足の速さがあった。
ショートゴロでギリギリアウト。
あんなに速い足は見たことがありませんでした。
戦略を覆すほどの戦術。
香車、いや、飛車で竜王。
あの人に仕事をさせてはいけない。そう思いました。
ツーランスクイズは警戒していましたが、これ以上速くはできないというマナト、ヤマト、タカヤ、1-3-2の折り返し。
その速さの上をいくランナーの速さ。
フミヤの忍者ヘッスラもかすんでしまうほどの驚異の速さでした。
それで同点に追い付かれてしまった。
かなり厳しい戦いでした。
どうすれば勝てたかを厳しい目で振り返ってみる。
選手たちは自分の力は出し切ったと思います。
が、あえてどこをどうすればよかったかを考察してみる。
そうすると見えてきます。
スコアリングポジションにランナーを置いたのはイーグルスのほうが多かった。
とどめをさせる位置でとどめをさせなかった。
こちらもいいバッターでむかえうちますが、もう一押しできない。
相手のバッテリーもさるもの。もう一押しさせてくれません。
手強い、敵ながらいいバッテリー。
チャンスを作りながら、今日はそのチャンスに好打をするヒーローが現れてくれませんでした。
こういう我慢の展開でも崩れなくなってきた安定性はあります。
しかし、そのレベルでは満足できなくなってきた。
崩れなくて当たり前。
求めるレベルは本当に高くなってきてると思います。
皆、期待してしまう。
ギリギリのミリ単位の戦いを欲している。
そしてそれを制して欲しい。
貪欲になってるなあと思います。
ちょっと前までは、崩れないことが目標だったのに。
あいつらの進化はすばらしい。
会津のソフトボール少年団が約30、1チーム約15人として、約450人、その会津ソフトボール少年の夢の年間三冠。
総体。
白獅子。
磐梯山噴火記念大会。
このギリギリの戦いを制して頂点の高みに立ったのは猪苗代メッツさん。
これはすげー。実力もさることながら、コンディショニング、運もつかまないとその頂には到達できない。野球の神様に愛されていた。
やりますねーとしか言えません。
白獅子の決定戦で敗れて以来、いろんなチームと切磋琢磨してきました。
あの時のイーグルスとはひと味ちがう。
そこをやいばを交えて会話したかった。
公式戦の決勝戦であいまみえることをのぞんでいましたが、ついぞかなわないか。
今週は祝勝会なし。あやめ荘なし。
そうなんですよね、毎週やってるのが間違ってるんです。
美酒はなかなか飲めないから美酒なんです。
猪苗代メッツさん、田島さん、各チームの健闘をたたえて今日もミョウガ豆腐を肴に一坤ささげます。