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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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8.22は昨年優勝した関柴スポ少さん主催の大仏杯でした。
優勝旗を返還しましたが、はたして再度持って帰ることができるかどうか?
勝負はやってみないとわかりません。
まずは、組み合わせから。
トーナメント方式ではありません。ここに大会側のあたたかさを感じます。
一回負けても、もう一回できる。これはありがたい。
9時開始だとすれば、その試合で負ければ10時にもうお帰りになってしまう場合も過去に何回かありました。
2回戦えることで、得られる経験値は多くなります。
今回のお相手は、小原田スポ少(郡山)さんと本郷スポ少さん。
どちらも県大会常連の強豪です。あきらかに格上。
ノーミスでロースコアで終盤に持ち込めば勝機ありですが、確率は低いでしょう。
あとは、バッテリーがどこまで試合を作れるか?
イーグルスの勝利はここにかかっています。


対小原田スポ少戦。
ものすごくいいピッチャーです。伸びのある速球、アウトローにコントロールされています。
体格もいい。俊敏なタイプ、パワータイプ、万能タイプ、打線も守備もそろっています。
そして、守備にしろ攻撃にしろ、よく訓練されている。動きを知っています。
ベンチワークもよく、応援歌など声もでている。
県大会常連なのもうなずけます。
結果は、10点以上の差をつけられての惨敗。
いいところはまったくありませんでした。それよりも、この試合の一番の痛手はエースの心が折れたこと。
制球が定まらず、ファーボールを連発し、初回から試合を作れない。
せっかく討ち取ったあたりも、バックがエラーして助けてくれない。
一番最初に士気を下げたのは、一塁手ヤマトのエラーです。
正面のゴロ、たしかに難しいバウンドでしたが、ここで前にでることを選択せずに、下がった。
下がってエラーをしたことで、チーム全体を下げた。
だれしもやりたくてやっているエラーではありません。
ですが、あのプレーは最大限の準備をしてのエラーではない。
しかも、試合開始の立ち上がりの大事なとき。
あのエラーはチーム全体を窮地に陥れました。ここ最近のノックでの再三正面での捕球体勢ができていないと指摘したはず。
捕れずとも、正面で自分を壁で前ストップすればファーストはアウトにできます。
そういったプレーを予測していなかった。
一度のエラーは、次のエラーを呼びます。点差が広がったところで再度ファーストを強襲。
またしても正面に入れない。守備の自信のなさが、プレーに現れます。
凡人のやってはいけない、ノープラン、いきあたりばったりの守備。
これは許しません。しかし、既に過ぎたこと。次にやらないように徹底して指導していきたいと思います。
ヤマトを下がらせたのは、自信のなさ。これは他の選手にも言えます。
たまたまヤマトだっただけ。しかし、それは練習で取り戻せます。
何回失敗しても、何度でも挑戦すればいい。そうやってメンタルは強くなっていくんです。


一方で、翼の折れたエース。
いつもそんなに深く考えなくてもストライクが入ったのに、どうやってもストライクが入ってくれない。
全身をつかって腕が振れていないから、球に威力がない。たまに入ったボールを痛烈に打たれる。
マウンドの泥沼にずぶずぶ埋もれていく自分、それを周りの誰も助けてはくれない。


孤立無援。


援軍もなく篭城した戦国時代のお城はこんな感じだったんでしょうか?
あのマウンドで、どうしようもない孤独、絶望に気づいてしまったダイト。
それが涙となって、ダイトのこころを氷河のようにえぐっていきます。
はじめて、投げるのが怖いと思ったんじゃないでしょうか。
それほどのダメージを受けていた。
負けたボクサーのように泣きはらした顔。
ピンチのときも感情を表にださないクールなやつなのに・・・
ひとりでクールダウンする背番号1番が小さく見えました。


こんなダイトを見たことがありませんでした。
一人になりたい時。そっとしておくのが一番でしょうが、次の試合もある。
一番頼りになり、言葉もダイトに届くであろうタヤカに様子を見にいかせました。
「大丈夫そうです。」
タカヤがいうなら、大丈夫なんでしょう。
この年代のいいところは、立ち直りの早いところ。
そういや中1の時に私も三振してもスキップでもどってきて監督に怒られたことがありました。
底なしの明るさ。
ですが、そこに一点の黒点は刻まれたはずです。それを自分でどう糧にしていくか?
ここにかかっています。
本当にすぐに忘れて、大して気にしないタイプ。
思っていても、表面は気にしていないように振舞うタイプ。
おもいきり引きづるタイプ。
いろいろでしょう。ダイトはどのタイプか?
いずれにしろ、自分で立ち直ってくるタイプだから大丈夫です。
きっちり修正してくるでしょう。


そこで望んだ次の本郷スポ少戦。強豪です。格上です。
これも10点以上の差をつけられて完敗でした。
全然修正できていない。ちょっくら直すには時間がかかりそうです。
しかし、この試合メンタルは立ち直っていました。よかった。
いろいろ試そうとしている。這い上がろうとしていることが見て取れた。
意気消沈していた打線も、マナトのいい当たりがあって打てないわけではないということがわかりました。


この2戦。負け方としてはいい負け方ではありません。
ですが、何かを得てくれたと思います。
来週は2連戦。秋の陣も大詰めに入ろうとしています。

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行ってきました中畑清杯。主催者の方、槙原選手もいってましたが、自分の名前の冠がついた大会を32回も継続しているのはすごい。
地域から愛され、そして地域を愛している中畑選手の人柄が表れている大会でした。
一番驚いたのは、横浜DeNAが勝つと次の日の8:00に祝砲の花火が打ちあがること。
この日も花火が打ちあがっていました。
矢吹町全体で中畑監督を、そしてこの大会を盛り上げようという意気込みが伝わってきます。
参加は96チームの3ブロック。さすが県内屈指の大会です。
参加は抽選なので10何年かかって初めて参加できました。
来年も参加できることを願います。


96チームもいるので、試合会場も分散します。
そして空き時間も長い。そうなることは、人員的にも会場的にも仕方のないことだと思います。
イーグルスは大池球場が主戦場です。
初戦の相手は、県南白河の白坂スポ少さん。
イーグルスはエース、ダイトのほかコウセイを欠いてすでに手負いの状態。
気持ちを切り替えて、このメンバーでどこまでできるかの挑戦者の気分です。
(エース不在でなくてもいつもそうですが)

ヒカリをのぞいて5年生中心の布陣。
この試合の一番の課題は、ピッチャーが試合を作れるかどうか?
具体的にはコントロールよく、ファーボールを出さないでいけるかということです。
先発は、マナト。
もとものバネはあるので、縦回転のスピンのかかったいい球を投げるようになってきました。
他の投手、マナヤ、ユウトの中でも一番安定していると思います。
次年度以降に戦っていくとすれば、足りないのは経験と度胸。
終盤スタミナがきれてきたので体力も必要です。
総じてよく投げたと思います。
顔には楽しんでいる余裕はありませんでしたが、手ごたえは感じたはずです。
なにより、エース不在で勝ったところが大きい。
危ない場面はたくさんありました。
5:4の1点リードの最終回。
一死1,3塁のピンチ。前進守備で背水の陣。
下位打線ながら相手は同点のチャンス。
カウントを悪くしながらもなんとか打たせてとろうという意図は見えました。
その刹那。
ショートゴロ、平凡なあたりでしたが守備陣のプレッシャーはすごいものがあります。
飛んだのが一番信頼できるタカヤのところでよかった。
ランナーはスタートを切っています。
タカヤの懸命なバックホーム。
すこし送球がランナー側にそれました。
これをヒカリがワンハンドキャッチ(両手では取れなかったかも?)&タッチでアウト!
キャッチャーヒカリ、しっかり握って、よく落としませんでした。
このプレッシャーの中で、このピンチをよくぞ切り抜けた。
ひとつのミスも許されない。タカヤもヒカリも120%のプレーをやってのけました。
こういうプレーが「やったぞ!俺たちはやったぞ!」という自信が、選手を大きく成長させます。
それといつも言いますが、この大会でもヒカルのカバーが光りました。
センター前ヒットをトンネル。あ!やっちまった!と皆が思ったとき、脇からハヤブサのごとく見事なカバーリング。あれもチームを救いました。
この時、レフトは動いていません。ほんと素早いカバーでした。
ったく感動させやがって、こいつら、こういうプレーができるようになったんだと感慨深くなります。
今のあいつらには精一杯のプレーだったでしょう。
多くの課題がありますが、勝ったときは、褒める。褒めて褒めて褒めまくる。
来年は今年よりもこういう苦しい戦いが続くと思います。
全員に120%のプレーが要求される。
そうでなければ自分たちよりも強い相手には勝てない。
昨日NHKでフェンシングの太田選手が言っていました。
自分より強い相手と戦う場合のモチベーションの持ち方は?という質問に対して
「あなたは強い!しかし、勝つのはボクだ。」
この精神。巨人に立ち向かう小人。
まさにイーグルスの戦い方です。


かくして磐梯さんに負けました。
運が残酷だというよりは、実力で勝ちきらないといけなかったんです。
それができなかったということは、われわれはまだ弱いということです。

しかし、守備では収穫もありました。
このところチームの危機を再三救っているのがライトのヒカル。
カバーリングの速さ、堅実性に誠実な性格が出ている。


自分は、ホームランを打つようなパワーバッターではない。
だけど、こういう場面でチームに貢献したいし、カバーリングや守備では負けたくないという誠実な思いが伝わってきます。
その思いがいいプレーを生んでいる。


打線は水物ですが、守備のこういう気づきと堅実性は毎回、発揮できます。
中でもカバーリングは、その人の性格がでると思います。
ボールが抜けなければ、カバーにいってもいかなくても同じこと。
どうせ捕ってくれるだろうから、少し気を抜いていったそぶりだけみせればいい。
そんな悪魔の声がささやきます。私がそうでしたから。
こういう考えが透けて見えるようでは、まだまだ。
これでは大事な時に機能しないし、そういう考えでやってたから上手くならなかったのでしょうね。


ヒカルは違います。いい意味で味方を信じない。
「やらないならそのほうがいいけど、エラーをやるかもしれない。だからボクも全力で走ろう!」の感覚。ヒカルは「オレ」よりも「ボク」のほうが似合う。
追いつきが速い。みんなが「あっ!」と思ったときに、そこにいてくれる安心感。
何度かありました。


ライトというポジションは、ファースト送球がある分カバーの回数が増えます。
練習中もこの真夏のくそ暑い中、ヒカルは数パーセントの可能性のために黙々とカバーに行き続けた。
そのほとんどが無駄になることをわかっているのに。
その心がけがチームを救います。
救ったことがヒカルの自信になり、血となり肉となります。
そして、もっと上手くなろうとする。
それは他の分野にも波及していきます。
いままで取れなかった、落下点が後方のフライにも追いつけるようになってきた。
ボールの追い方の姿勢が良くなってきました。
守備範囲が広くなってきている。
それを見て、周りのみんなも「俺も負けていられない!」と思う。
いい相乗効果です。
あとはこれが結果につながってくれることを願うのみです。


今日もまた嬉々として、ヒカルは走ります。

今年は今期を限りに高校野球を引退する監督さんが多い気がします。
横浜の渡辺監督、立命館宇治の卯瀧監督、慶應義塾の上田誠監督、その他にも多くの監督が勇退されます。
渡辺監督は70歳。48年間指導者ということは22歳がスタート。
これはすごいですよ。
なんといっても継続してきたことがすごい。
周りのバックアップもあってこそ。
体が丈夫であってこそ。
家族の支えがあってこそ。
横浜高校を強豪にすることで、野球に貢献してこられた。
結果として、プロ野球選手を多く輩出したり、その実績をたたえられる。
しかし、いろいろなものを結果的に代償にしてきたと思います。
それでもやっぱりグランドに立ってしまう。
立ちたいと思わせる「野球」っていうスポーツの魅力だと思います。
お疲れ様でした。


 


続きです。
3回で追いつくことは追いつきました。しかし、いっきに波に乗れない。
次の1点を取ったほうに勝利の女神がほほえみそうだと読みました。
ここはなんとしても磐梯さんよりも先に突き放したい。
マナヤで追いついきはしましたが、後続が倒れる。
頼むぜ、ここで一人でも出ておくとその分次の回で上位打線に回るんだぜ。
下位にはしぶとさがない。
一生懸命やってはいるんですが、結果がでない。難しいところです。
それは守備でも同じです。
この試合の投手ダイトも制球に苦しんでいます。
逆球が多いので捕手ヒカルも苦労しているようでしたが、この試合はよく反応して止めている。
これをみて監督は、「投手の投げたいという意思と、捕手のここにこい!という意思がかみ合っていない。」と評しました。
たしかにそのとおり。バッテリーの息が合わない。
最後に勝負するべき力のある球が来ていないこともうなずけました。
苦しみながらもなんとかカウントを整え、フルカウント。
またファーボールかと頭をよぎりますが、ここはバシーっと三振に切ってとる。
追いついた後の回をきっちり抑えました。


反撃の機会を使ったのは3番タカヤ。
アウトコースに完全に討ち取られた凡フライ。ところがこれが内野に落ちて出塁。運もあります。
ここで4番ダイト。さっき超速い弾丸ライナーをライトに放っています。
バットは振り切れている。自信も回復した。
さぁそこに来たファーストストラク。
では、ありませんでしたが高めのアウトコース、見送ればボールの球ですが、気持ちが乗っていた分で振り切りました。
バチーンと真芯をとらえてレフトオーバー。
起死回生のツーランホームランです。タカヤが出ていたことも大きい。
ソロかツーランかでは、心理的余裕がぜんぜん違います。
ダイトの打撃も復調したようです。エースが打って逆転して最終回にのぞむ。
相手は、クリーンナップから始まるも下位に向う打順。流れはイーグルス。
いける!いける!と思わせ、気持ちを乗せることもやった。
この時点で、80%勝利を確信しました。


ところがそう上手くいってくれないのが野球、ソフトというスポーツ。
最終回、磐梯さんは裏の攻撃です。
先頭バッターがセンター前にいいあたり。ユウヘイ、迷って一歩がでませんでした。
センターの真正面のライナーって一番難しいコースです。ある程度の経験も必要です。
いつものユウヘイならば前にでるところ。しかし、今日はグランドがぬかるんでいることも影響していたのかもしれませんが、猪突を勇とするユウヘイの出足を遅らせた。
難しいバンドになりましたが、なんとか正面に入る。ユウヘイは止めるのに精一杯だったでしょう。
しかし、ベンチからみればあれは捕らなきゃいけない球です。
2点差で勝っている場面、相手を意気消沈させるには先頭バッターを出してはいけない。
勢いづく磐梯ベンチ。


この時点では、2点差もあって(本当に2点差でよかったと思いました。)アウトを確実に一個一個とっていけば勝算はあります。
ここからは下位打線です。テンポよく追い込んで、ストライクゾーンで勝負にいっていいところ。
だめなのはファーボールとパスボール、ワイルドピッチ。
1死をとって、そのだめなファーボールでまたランナーをだします。
パスボールもあって、1、3塁。
ここで賛否両論ありますが、1点もやらない前進守備。
ここでピーゴロで討ち取ったかと思いきやピッチャーダイト、三塁ランナーをけん制したところまではよかったんですが、1塁悪送球。
これで1点差。
悪送球で、2、3塁と逆転を許すかもしれない場面に。
ここで最悪の逆球のワイルドピッチ。
同点なりました。
われわれも動転になりました。
すべてがため息。しかも、負けそうな展開に。
ダイト、ヒカリのバッテリー、全てのナインが緊張した場面だったはずです。
ここはバッターを連続三振にうちとって同点のままゲームセット。
抽選で負けてしまいました。
試合内容としては、同点にされた時点で負けでした。
なんとも後味の悪い負け方。
次につながる負け方ではありません。勝ちを落とした。
さて、どう立ちなおしていくかです。

昨日の民報を見ていると、勝者と敗者のコントラスト。
片や「明」、片や「暗」。聖光と日大。
しかしその暗の中から、いままでの自分たちを否定せず、これから前向きにいこうという兆しが読み取れました。これが野球の、スポーツのいいところ。
悔しさの中から必死に立ち直ろうとする強さを感じました。
あんなに一生懸命にやったのにいい結果にならない。
その時の自分の気持ちの律し方。
本当は気持ちの整理なんかできやしないんですが、時間がたつにつれ、周りにも自分にも折り合いをつけていく。

うたれづよさ。

もしかしたら、これが今後の人生で一番役に立つかもしれません。

 

昨日のつづき。

1回の大事な攻防を落としたイーグルス。ここから反撃です。

今日の打順は

1番に、切り込み隊長として右打ちを開眼したヒカリ

2番に、派手さはないが、当てることはできるヤマト

3番に、安定した打撃と勝負強さのタカヤ

4番に、この前の大会から調子を落としているダイト

5番に、きれいな軸の回転でメキメキ打撃がよくなっているマナト

6番に、状況、戦術を理解できて、実行力のあるマナヤ

7番に、当たればチームも勢いづけるブンブン丸ユウヘイ

8番に、塁に出て足でかき回して上位につなげたいフミヤ

9番に、小技に長けて選球眼のいいヒカル

こういった布陣でした。ここ最近では、1番と4番の入れ替え、5、6番の入れ替えがありました。この前の大会でダイトの調子が下降気味です。いつものタイミングで打てていない。
ヒットゾーンで捉えることができず、差し込まれてしまう。
ボールを打っていることも原因ですが、なにかが少し狂っているような感じ、
迷いがありました。
その迷いを払拭できるかどうかにチームの浮沈がかかっています。
やはりこのチームは、ダイトとヒカリのバッテリーに投打で活躍してもらうほかない。
この試合でもそれが良くわかりました。 

2回表。何とかして早い回で追いついておかないと、あせりという魔物と戦わなくてはいけません。これが出てくると、強いチームであっても負けてしまう。
過去にそういう戦いはなんどもありました。またこれが見えないし、じわじわ浸透してくるもんだから手に負えません。はやく追いついて余裕を持ちたいところ。

先頭バッターのダイト。後で聞きましたが、お父さんから「ファーストストライクを狙え!」とアドバイスを受けていたようです。
ダイトの迷いを消し、積極果敢なスイングを心がけるためだったと思います。
それが、目の冷めるような弾丸ライナーのヒット。
インコースをああやって引っ張ることができるならば、迷いは消えたんだと思いました。
背中を押したのはスラッガーの父。ダイトにとっても安心した一本だった思います。

さぁ先頭は出ました。

ここ最近打撃好調なマナト。
軸がぶれずに下半身主導のきれいなスイング。
ここ最近打ててきている理由は、パワーが付いてきたこと。それと同時に、スイングに無駄な力みがなくなってきたことがあげられます。
いままで差し込まれていたコースを、ほんの数10cm前のヒットゾーンで捉えることができてきた。基本西武の森選手ばりのフルスイングなんで、体重の乗ったきれいなスイングから勢いのいい打球が生まれます。
本人も少しずつ打撃に自信を持ち始めている今日このごろ。
打ってほしいところですが、さっき自分のエラーがらみで1点を失っている。
ここで気持ちを切り替えて、冷静にいつものバッティングができるかどうか?
この打席打てる球は1球来ましたが空振り。最後はアウトコースのボール球に手を出して三振でした。
どうも波に乗り切れない。
 
 盗塁が成功し、スコアリングポジションにダイトをおいてマナヤ。
ここで何が欲しいかを予測し、準備をしているマナヤならばここはなんでもできる状況です。
ですが、ここはヒットエンドランやバントはいらない場面。
狙うはヒットのみ。
追い込まれましたが、最後はきっちりライト前に運んでくれました。
やや詰まりながらも、アウトコースに対応した打ち方。ひきつけて、ボールのよこっつらを叩いたのでフォールになりにくい打球になりました。
なにより、この場面でよくぞ打ってくれた。ダイトのヒットを無駄にせず、試合を振り出しに戻しました。こういう場面で打ったことは大きな自信になります。
ここからユウヘイ、フミヤが続いて欲しかったところですが続かず。
早い段階で同点に追いついたことが大きい。
「まだ、負けていない。」というメンタルを維持できるだけで心に余裕が生まれます。
余裕と隙は紙一重ですが、追い込まれているよりも余裕がいいプレーを生むことは確か。

まして、うちは追い込まれたらしぼんでしまうタイプなので、どんどん乗せていかなきゃいけません。
乗せるにはやはりいいプレーが出たという実績が必要になってきます。
誰かがヒーローにならないといけない。
その意味では、この回のダイト、マナヤはチームを救ったといえます。
さぁここで追いつきました。
どうやって逆転していくか?
それは次回!


高校野球、福島県代表は聖光学院。
戦後最長9年連続甲子園へ。いくら聖光が強いからといって、9年連続はすごい。
決勝戦を見ていても、威圧感や安定感が日大に勝っていた。
先制されても動じず、かならず逆転すると信じて、ここぞというチャンスにツーアウトからでも打つ。
ランナーを許しても、スキをつくらない。
攻め込まれていたとしても、ある種の余裕があったと思います。
揺るがない信念。まさに不動心。
それが徹底されていた。結果からいえば、賞賛されて当たり前ですが、ここまで強さを継続できるチームに育てる斎藤監督は、やはり名将だと思います。

ただ、そうだとしてもなにが起きるかわからないのが勝負の世界。
日大にも勝機はあったと思います。
いつの日か聖光に土をつけるチームは必ず出てくるはず。
代表が決定したその瞬間から、勝負は始まっています。
いつか高校球児になるであろうソフトボーラーをあずかっているわれわれは、そのお手伝いをしていくだけです。

さて、土曜日の柳津霊まつり大会。毎年のご招待ありがとうございます。
1回戦の対戦相手は、磐梯さん。
投手を中心とした守りのチームだとみました。イーグルスと似ています。
ローススコアに持ち込み、僅差で守り勝つ。
どちらが先制するかがカギとなるでしょう・・・って思った瞬間にレフトオーバー。
単打のはずが、昨日からのあめで足をとられるレフト。速い打球に追いつけませんでした。
というよりは、ショートの動きを見て、ショートが捕ると判断したようです。
決めにかかって動いた。しかし、ショートは捕れない。
あーっと思った瞬間、逆をつかれて反応したときは遅かった。
やってくれるだろうという思い込みがチームをピンチに陥れた。
とはいっても、ここはよく三塁で止めました。速いリカバリーと正確な中継。
少しずつではありますが、連携もできてきている。
それが、この後の1、3塁で盗塁の際のカットプレーで三塁ランナーを狭殺。
このプレーはよかった。まさにしてやったり。向こうにいきかけた流れを引き止めました。
しかし、この後に2塁ランナー盗塁の際に、キャッチャー悪送球。
これもレフト、カバーが遅れて。ここで、簡単に先制を許す。
あそこまでいい流れを自分たち自らのミスで台無しにしてしまいました。
だが、私はここは積極的にいった結果のミスなので仕方ないと思います。
怖いのはここでがっとばしてしまってキャッチャー、ヒカリの腕が振れなくなってしまうこと。
大事に行き過ぎてはヒカリのいい面を消してしまう。
ここは、いいプレーで1点に止めておいたことを褒めておいたほうがいいと判断しました。
これは1回の裏の話です。
その前に、今日1番に座ったヒカリ。先頭バッターでいきなり右中間に運びました。
今日も右打ち。きちんとインサイドアウトの振り、ボールの横っつらをたたくバッティングが浸透してきました。
ところがこの後にちぐはぐなプレーが。
2番のヤマトがバントを一発で決めれず、やむなく盗塁。
ヒカルスタートを切るも、途中で止まってしまいました。
そのまま行っていればセーフのタイミング。
彼を止めたのは、この前の試合の勝手に走ってアウトになったこと。
それがトラウマになって、迷いを生み、止まってしまった。
迷いを払拭してやるように声をかけてやるべきでした。すまん。
そんなプレーが三塁悪送球という結果に出たのかもしれません。
ともかく1回の攻防は、磐梯さんにしてやられました。
先制がキーだといいながら、逆に先制されてしまった。
積極的に行った代償とはいえ、1点の代償。ここ最近の負けパターンにはまってしまった。
さて、ここからどうするイーグルス?
次回です。
なんでしょう今週は、雨ばっかりです。
まともに練習ができません。
しかも、猛烈な雨とかみなり。かみなりはいけません。打撃練習ができない。
あしたの練習もあやしいです。
今週末の柳津の大会も雨か?

ほおのき戦の反省がグランド上でできていません。
特に打撃の反省が。
アウトコース打ちができていない。
そこを克服しないかぎり、強豪には勝てない。
何人かは意識して打ち始めました。
4番のヒカリはそのいい例です。4の4が全て右方向。
ほおのき戦では、狙いきれなかった。
結果がでれば自信になります。
それには、意識付けが大事です。
明日は練習をやらしてほしいなぁ。

県下のソフトボーラーたちの甲子園、白獅子旗争奪大会会津予選。
わがイーグルスの結果は、1回戦河東さんに勝利するも、ほおのきさんに敗れて2回戦敗退でした。
随所にいいプレーがありましたが、要所要所で打たれる。
このチームをいままで救ってきたのはバッテリーですが、今回についてはバッテリーのミスで負けました。
2ストライク、1ボールとか早いカウントで追い込んでるのに勝負をいそぐ。
討ち取ればいいですが、甘いところにいって、追い込まれて集中してるバッターにどんぴしゃのタイミングで持っていかれる。
守備のミスはほとんどありませんでしたが、ここで打たれてはだめという場面で打たれる。
その布石として、下位打線を死球でだしてしまっている。
ここをアウトにしておけば、打たれたバッターまでは回らない計算だったんです。
不用意なデットボール。
相手のバッターも気迫での出塁でした。

逆にこちらは、ほおのき戦に関しては、2塁も踏めない。
相手投手もいい球です。打てる気がしません。
いろんなところを反省して次につなげていかないといけません。
まだ伸び白はあるぞ!

魔の三角地帯。バミューダトライアングル。
原因不明で飛行機や船舶が行方不明になるおそろしい地域を指します。
そして、我がチームの「魔の三振地帯」。こわいですね。
まったく打てる気がしない打線。空振りばかりですが、ひょろい振りなので扇風機にもなりません。
3三振なんぞ、あたりまえです。ひめさゆり大会の1回戦線はまさにこれを食らいました。
三振をみっつくれてやったら、相手のピッチャーが気分良くなっちゃうじゃないですか?
しかも、不安定な立ち上がりで、ボールを振りまくって敵を援護しちゃうんですから。
相手はカタパルトから発進するようなもんです。
そのぐらいこわいです。

ボールを振って、カウントをかせがれ、甘い球を見逃し、追い込まれてあせって普段の動きができない。
ピッチャーは追い込んでいるので、力のはいったウイニングショットをくりだしてくる。
空を切るバット。
むなしい。むなしすぎる。
なんの工夫もなくて、打席にたって、振るだけ。
無為無策の典型です。いいピッチャー相手ならば、少しでも打てる確率をあげなくてはいけない。
狙い球を絞る。
狙うコースを絞る。ボールを打たない。
たとえ結果が打てなくて失敗しても、何もしなかった打席よりもはるかに次に繋がります。
ソフトボールで回ってくる打席は2、3回。
そこで結果を出さなくてはいけない。
毎回毎回、考え無しに入っているやつと、傾向と対策をたてて入っている奴とでは大きな開きがでるでしょう。
そうはいっても小学生。一度に何個も実行できるはずがない。
だから、外角打ちを徹底してやるしかないと思います。
意識の中に刷り込むくらい。
ほんと、私が小学校のときにそんなことを教えてくれる人はいませんでしたよ。
インサイドアウトのスウイング。センターからライト方向を意識したバッティング。
中学高校へいったとき、変化球対応でとんでもなく役に立つはずです。
ここを意識してやろうとする選手も出てきました。
あえて遅らせて、ひきつけてボールのよこっつらを打つ感覚。
これができればボールと出会うゾーンが大きくなるために理論上、ヒットを打てなくても三振はへるはずです。
この本郷せともの杯では、ひめさゆり大会の3三振から、3凡打くらいまでは進化しました。
ちょっとずつではありますが、意識も変わってきてるのかと。
大輪の花を咲かせてほしいものです。
なでしこ、敗れました。やはりアメリカは強い。主導権を握らしてくれませんでした。
その最大の原因は、先に失点を許したこと。
勝ちパターンとして、スコアレスで後半に持ち込むことが理想だったはずです。
それが開始3分で失点。
アメリカのグランダーのCK。これが奇襲でした。
背の低い日本相手なら、空中戦を挑んでくるはず。
それがグランダーできた。ここにスキがでてしまったか。
堅い守りから、相手を焦らせ、ミスを忍耐強く待つ。
その理想が崩れた瞬間でした。逆にこちらが焦ってミスを犯す展開。
立て直すことは用意ではなかったでしょう。よく5点で済んだと思います。
自分たちのサッカーができなかった。やらせてもらえなかった。
身体能力も、戦術もアメリカが一枚上でした。
ランキング1位にもかかわらず、それだけ、日本を警戒し、研究してきたことだと思います。
いっさいのおごりなし。まさに王者にふさわしい。
この悔しさをバネにしなければなりません。
かならず浮かぶ瀬はあります。

さて、7/4の本郷瀬戸物杯。
協力スポ少として参加させていただきありがとうございました。
前日の雨の影響も少なく、大会が無事に運営できてよかったです。

我がイーグルスの試合結果は1回戦、VS只見スポ少さんに4:0で完封負け。
ヒットらしいヒットは、マナトの一本のみ。
守備は、攻め込まれて我慢ができずミスでの失点。
スコアレス、もしくはロースコアにもちこみ、先制点をとって、相手をあせらせる。
これが必勝パターンですが、イーグルスは追う展開になるととたんに弱くなります。
ただ、今回の負けは次に繋がる場面もありました。
初回から攻め込まれるも、0で乗り切ったこと。
ランナーを背負う苦しい展開でもミスをせず、無失点で切り抜ける。
毎回そうであっても守り抜くメンタルとテクニック。
初回にそれができたことは大きいです。
それと、2回のミスですが、センターのトンネル。1点は仕方ないにしても、あそこでもう一点はいらなかった。
エラーをした本人もそれがわかってるから、「みんなごめん!」と「なにやってんだ俺!」という自責の念が、涙にあらわれたのだと思います。
自分がしたことの重大さに気づいている。試合中、一生懸命にやったプレーに関して、責める必要はありません。
試合後は別です。なぜ、あのミスが起きたかを検証する。それがなければ、また同じことやるでしょう。そのミスを刻み込む。そして「次は絶対にやらない!」と決意する。
そうすることで上手くなっていくんです。
とる前にランナーを見ては、いけません。見る必要などないんです。2死2、3塁でセンターへの弱いヒット。あのヒットでは、サードランナーの生還は仕方ない。しかし、2死でいくらスタートを切っていてもセカンドランナーは進めません。
まずはしっかりとって、内野に返すこと。
ヒットの瞬間に、「これはサードランナーは間に合わない。セカンドはいかない。だから、とってカットまで返そう。このボールに集中して捕ろう!」と瞬時に判断する必要があったんです。
彼のざんげの涙、くやしさの涙の代償は次の機会にチームを救うプレーで払ってもらえばそれでいいんです。
もう一つのミスは、あの相手のエースに撃たれたホームラン。
1B2Sで追い込んでからの内角のベルト付近。
何を考えているんでしょうか?
試合後ダイトに、「あそこにボールがきたら、お前だってうつべ?」と聞いたら、「間違いなく打つ!」と自信満々に答えていました。
「だったら、投げんなや!」とがっとばしたのはいうまでもありません。
打ったのはしかもエース。その後の投球に躍動感が出てきて、まったく歯がたたなくなりました。水を得た魚にしてしまった。
勝負したこと事態は悪いことではありません。相手エースなので、打たせてはいけない。
カウントが有利なのをいかして、もっと違った配球ができたはずです。
それを敗戦という大やけどを負いながらも、ピッチャーもキャッチャーもわかったようなので、次にいかさなければいけない。それが進歩であり、成長につながります。

打撃に関しては、もっと工夫が必要です。
あらたな地帯が生まれました。
魔の三振地帯、凡打地帯。
あそこからまったく打てる気がしません。
どうすりゃいいんだろう?
それは次回。

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