忍者ブログ
MASTER →  ADMIN / NEW ENTRY / COMMENT
時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

秋風を感じます。
秋風を感じるということは、今シーズンの終わりが近いことを意味します。
カナト世代の終わりが近づいています。
なんか大したことしたかなぁと考えると、やはりあの白獅子会津予選を思い出します。
三者連続ホームランが出たのに、なぜ負けたのか?
負けるべくして負けていたんだと思います。
最近の練習試合をやっていても、そう思う場面が多々ある。
コーチたちと話していても、その弱さがわかります。
チームになってない。
組織的なプレーが必要な場面で、組織的に動けていないんです。
みんなで同じプレーを思い浮かべることができない。
練習でやってきてるんですよ。
しかし、いざその場面になると、できない。
ボールが来た時に、まだ迷いがあります。
だから一歩遅くなる。遅くなるから、焦る。
焦るから、ちゃんと投げれない、ちゃんと捕れない。
カバーもいない。
エラーした後のフォロー、指示もない。
だから、さらに焦って、投げることないのに投げて、さらにエラーの傷口に塩。
そしてこの世の終わりかのように、落ち込む。
モチベーションが低いから、次のプレーが思い浮かばない。
そしてそれは伝染していく負の連鎖。
弱小スポ少を見続けてきた私の二十数年は、この風景と共にありました。
上手くいかないほうが、圧倒的に多い。
仕方ないとは、言ってられません。
なんとかしなくてはいけない。
スポ少とは、思えば、こういう課題との対峙の歴史でした。

ここ最近のコーチたちの見方に共通点があります。
それは試合中のベンチを観察すればよくわかります。ベンチが休憩所に成り下がっている。
ベンチは、次の戦いのための準備の場ではなく、のんびり休む場所。
全ての選手が指示待ち人間になっています。
あれをしろ、これをしろと言われ続けてきて、自分でどうしていいかを考えていない。
これは、家族に大切に育てられてきたからです。
先回りして、大人がやってしまっている。
普通であれば、恵まれた環境で良かったねで、終わりますが、手を出しすぎるのも考えものだなと思ってしまいます。
私の世代でさえも、その傾向はありました。
私も間違いなく、その部類の人間です。
しかし、打席に入ったら親は助けてくれません。
最後は自分でどうにかしなくてはいけない。
そして自分ができなければ、回りに迷惑をかける。それがチームスポーツです。
で、あればどうするか?
考えるしかありません。状況を把握して、分析して、観察して、どう動くことがチームのためになるか?
ここにたどり着くはずです。
それは自分の楽しさや気持ち良さとかけ離れていることもあります。苦手なこともあるでしょう。
嫌なこと、やりたくないこともある。
しかし、チームのためにはやらなくてはいけない。
これが、日本人が好きな、好きなというか、比較的得意な「組織的」というやつです。
護送船団方式、この考え、しばしば、個を粉砕するときにも使われてしまいます。
そして、なんだかんだといいながら、私達は組織が大好き。
歯車として動きたいんです。
いろんな原理によって、小さい歯車の集合体がとんでもなく大きなものを動かすことを知っているからでしょうか?
重機もない紀元前に巨大なピラミッドを作り、万里の長城を築いてきた。
小さな歯車が、巨大な敵を打ち破ることがある。
ジャイアントキリング。
弱い者が強い者に勝つ、だから人生は面白い!
今年の甲子園の決勝、下関国際の坂原監督の言葉です。
弱さがわかるからこそ、そこを克服するし、準備をする。弱者は弱者のままではないという強烈なメッセージが隠れていると思います。
そして、そこが面白いという。
そうだからこそ、面白いといいます。
私もそう思います。
この臥薪嘗胆、準備が面白いんです。
選手がいきなり強くなるわけでもない。
設備がいきなり整うわけでもない。
あれもこれもできない、限られた中で、自分たちの弱さを見つめて、何ができて何ができないかを知る。
削りに削った研ぎ澄ました武器で、強者の急所を突く。
可能性は低い。
確かに前評判はある。しかし、その通りになるとは限らない。
やってみなくてはわからない。
その課程を楽しもうじゃないか!
下関国際の坂原監督は、こうも言っていると思います。

そのためには、最低限の準備が必要になります。
大きな敵と戦う前に、チームがひとつにまとまっていることが大前提でしょう。
今の高田イーグルス、それができているとは到底言えません。
グランドはもちろん、ベンチの中でも・・・
コーチたちがいっているのはここなんです。
相手が全力でかかってくるグランドならまだしも、相手のいないベンチ。
自分たちの心のもちかたひとつで、変えることができる。なのにそれをしない、できない・・・
一生懸命に教えているのに、相手に響いていないと、がっかりしますよね。
教えてきたことが行動に表れない・・・
そういうのも今まで何回もありました。
それでも、続けていくこと。
砂漠に水を撒いていくこと。
響いては、います。そう信じるしかない・・・
いつか、行動でしめしてくれることを信じる。
私たちにできることは、これくらいです。
言い方を変えたり、さくらを作っておくこともいいでしょう。
大事なのは、チーム全体でそういう心意気になって、全体で行動してくれること。
小学校の時にできなくてもいい。
いつかわかる時がくる。
今の私はこのスタンスです。
少しでもそういう心意気になってきてくれた時に、それはグランドでも発揮されることでしょう。
お手本のようなゲッツー、1.3塁のカットプレー。ソフトボールはひとりでは成立しない連係プレーが欠かせません。
そしてそれはピンチの時ほどやってくる。
この時に、チームとしてのまとまりが試される時です。
それができた時、もう一段上の楽しさ、達成感、一体感を味わうことができるでしょう。
歯車の一員としての矜持が芽生える。歯車は他の歯車なしでは動きません。
そこに他者への観察が生まれ、誰にも言われることのない状況判断の意識が芽生えます。
他人のプレーがよく見えるでしょう。
他の選手のプレーを我がことのように喜び、ほめたたえる。
ミスを挽回してくれた日には、感謝しかありません。自然と声も大きくなる。
それをチームで、大きな声でほめたたえてほしい。
試合前に誰彼に言われることなく、素振りをして、相手投手を観察する。
チーム全体の準備を大きな声でかけてほしい。
キャッチャーの防具をみんなでつける。
フォアザチームの精神をみんなで気づいて行動してほしい。
ほかにもいろいろありますが、ソフトボールはやることが多い。
歩みは遅々としてですが、少しずつ、少しずつ進んではいます。
負の連鎖を断ち切る方法は、正攻法のこれしかないのかもしれませんね。
ぶっとい鎖をやすりでキコキコ少しずつ、少しずつ削っていく。
それでも手を止めたら、断ち切れません。
手を変え品を変え、続けていくことにしましょう。



PR
さて、今日は会津選抜合同練習と、新人の練習試合です。
新鶴、吹き上げグランドで4面を作って、午後までやるスケジュール。
コロナ禍の今年、こんなに長くスポ少の練習をすることはなかっでしょう。
子供たちも疲れたと思いますが、私も疲れました。
しかし、やってよかった。
新人は四試合。
6年生選抜も四時間、五時間くらいの密度の濃い練習ができました。

新人のグランドから聞こえてくる大きな声。
やはり、ベンチを温めているだけよりも、下手くそであろうと試合に出てプレーするほうが何倍も面白いとあらためて確認しました。
キャッチボールなんて、できなくてもいいんです。
フライなんかとれなくていい。
ルールなんてわかんなくていい。
訳わかんないけど、とりあえず試合にでて、一生懸命にプレーすること。
野球人の、ソフトボール人の誰もが最初に通る道。
ここが原点なんじゃないでしょうか?
ひとりでバッターボックスに立ったときの不安な気持ち、
がんばれよーという誰だかわかんないけど近所の兄ちゃんたちの声、
よーしやってやると思い切り振ったバットにたまたまたラッキーでボールが当たる!
なんかわからないけど、手に残る異様な快感。
近所の兄ちゃんたちからは、よくやったなぁ、すげえなぁの絶賛の嵐。
なんかわからないけど、なんか楽しい。
スポ少を始めたばかりの、ミツキやショウゴ、ハル、マオが、なんかわからないけどちょこちょこ一生懸命にダイヤモンドを駆け巡っている。
誰もが通ってきた道、原点を見ました。
あんときが1番楽しいのかもしれません。
おそらく、見てる保護者も楽しいでしょう。
なんかわからないけど、我が子がチームの一員として頑張っている。
とびきりの笑顔で。
子供たちの一挙手一投足に一喜一憂する。
フィクションの映画やゲームにない、リアルが目の前にある。
推しのスポーツ選手が我が子。
そしてゆくゆくはチームの子供たちまでが、推しになっていく。
そういう意味ではスポーツ少年団は一大エンターテイメントなんだと思います。
子供も親も、もしかしたらじいちゃんばあちゃんも巻き込んで笑顔になれる。
勝っても負けても、そういう高田イーグルスであって欲しいと思います。

間違いなく地域で子供たちを育てています。
そして、スポ少は地域の横のつながりを作っている、私はそう思ってやってきてきます。

まぁそれはおいておいて、スポ少に戻ります。
スポ少は同じチームでも1チームである必要はありません。
2チーム、3チームあったほうがいい。
練習試合でもできるかぎり選手たちに出場機会を作りたいと考えています。
そして、今の高田イーグルスは、それができる!
指導者も保護者も万全の協力体制、なので思い切って3軍まで編成が可能です。
だからこそ、今日の三つに分けての練習試合が出来る。
なんともありがたい限りです。

私が参考にするのは、八重山商工の育成法です。
同じ指導者が、ずっと同じ子供たちの指導を続けます。
八重山商工のすごいところは、小学校から高校まで同じ指導者となります。そして、ついには甲子園にいき、横浜高校を追い詰めるまでになる。
町全体、島全体が子供たちを後押しする。
ある意味、地域巻き込んだ振興活動のひとつになり得ると思います。
これは役所も巻き込んでの話になります。
成長する選手たちに、気心がしれた指導者も繰り上がって指導する。
それをやってしまう八重山という町がすごい。
学校の担任制みたいなものですね。
ずっと同じ子供たちを指導しながら、甲子園をめざす。
それができた八重山商工の伊志嶺監督は幸せでしょうね。
叶わない願いと思いつつも、私も何回もこの子たちをずっと指導したい、そしてこの子たちと甲子園にいきたいと何回も思いました。
しかし、一方で新しい子供たちとの出合いの機会が失われてしまうと私は思います。それももったいない。
どちらがいいとは言えませんが、
短い時間だからこそ、限られた時間だからこそ、熱く密度の濃い時間になる。
だからこそ、輝くんですよね。
そんなようなことを煉獄さんも言っています。
ある意味、私たち指導者は「柱」であり、心に煉獄杏寿郎の気概を持っています。
鬼にやられて死にはしませんが、それと似たような覚悟をもってやっています。
そうでないと、人様のお子さんを預かることはできません。
高田さんと、美里イーグルスが完全に合併してからだんだんワンシーズンが終わります。
去年のこの時期もいろんな激闘がありました。
ヒカリの涙のホームランもこの時期でした。

今の我々高田イーグルスの選手も保護者も指導者も、そんな「心を燃やす」ような戦いに身を焦がしたいとのぞんでいます。

さぁこい!試練、
さぁこい!ピンチ!
さぁこい!逆境!
勝っても負けても俺たちは全力を尽くす。

明日はハレルよ、
高田イーグルスにヒカリあれ!







天高馬肥(てんこうばひ)。
天高く馬肥ゆる秋。
JRA競馬、秋のシーズンの枕詞です。

それが、そのまま高田イーグルスに当てはまるかのような今日のほおのきさんとの練習試合でした。


いままでやってきた練習の成果が、結果としてちゃんと出始めてきました。
特に、6年生の躍進は著しい。
5年生以下の若いチームのほおのきさんをまったく寄せ付けない戦いでした。

今回は、高田小学校が登校日のため、宮川小学校の美里イーグルス単独の試合となりました。
単独でどこまでいけるかなと思っていましたが、なかなかどうして、単独でもそこそこいけるなと思わせる試合ぶりでした。
それというのもバッテリーの安定があればこそです。
ユナとシュンペイのバッテリー。
何よりここが最前線。
この二人が相手打線をことごとく討ち取ります。
マウンドで勇躍するユナ。
それを支えるキャッチャーのシュンペイ。
このふたりが、いい。
最近、いい!
ボールもキャッチボールしていますが、こころもキャッチボールしています。
以心伝心。
ユナが投げたいコース、配球を理解して、気持ちよく投げられるようにキャッチャーであるシューペーが気をつかっている。
それが、ごくごく自然なんです。
今日もマウンドで、君臨するユナはよく笑っていました。
笑う(^^)余裕がある。
だからこそ、あんな剛速球を気持ちよく、えげつないコースに投げ込むことができるんでしょうね。
それをほおのきさんとの練習試合で確認できました。やはり、紅白戦ではなく、対外試合はいいですね。
相手に対する甘えがないからいい。

バッテリーの二人はいいとして、

まずいいところから、

初球ホームランのレン
レオのカバーと守備
カナトのユーティリティの守備と声
チヒロのカバーの安定度
キヒトのあっやばい
トウマの打撃とキャッチーとしての成長
ミソラのストライクの球威とテンポの良さ
レイラのカンペキなセンター前ヒット
コウミのタイミングの取り方、まだ遅いけど
ゼンジ、レントの二遊間と勢い担当としての声のでかさ。
ショウゴの立ち向かうスウイング
マオのなんとか当てたサードゴロ
ん!みんな言ったかな?

今後の修正点、

盗塁阻止の荒木(ゼンジ)井端(レント)のセカンドベースへの入り方、
単なるボール、ファーストではない、進化した先の塁でアウトにすること、
バッテリー、とくにピッチャーミソラの早すぎるテンポ、
外野の守備力、カバーリング、
などなど、直すともっともっと強くなるところが、いっぱいあります。


まだまだ、
まだまだ、
まだまだ未完成ながら、この秋にきてなんとなくは仕上がってきているという手応えがあります。
それは、指導者だけでなく、保護者にも、選手たちにも!

少しずつ、少しずつ重ねてきた自信が、今の高田イーグルスのプレーを支えてくれています。

馬体重が増。
天高く馬肥ゆる秋、秋の重賞レースにのぞむ高田イーグルスです!
時は今、雨がしたたる五月かな。
本能寺を前にした明智光秀の心境を呼んだ句です。
五月ではありませんが、雨がしたたりそうな季節、梅雨ですね。
予報は、昼から雨。
今思うとはやり予報は合っていました。
早めに開始してよかったぁ。

白獅子前の2週間。
少しでも多く実戦経験を積むために、各チーム練習試合に明け暮れています。
高田イーグルスもしかり。
今日は、四チームに来ていただいての練習試合になります。
いろいろ試すこと、推しはかりたいことはあります。
あるというか、ありすぎて困る。
ただ、試合が始まればいやおうなくプレーは進み時間も過ぎていく。
私は、思うんです。
ただ緩慢に無策で進むよりも、先を読んで考えて行動する訓練、癖をつけることが、上手くなる王道だと。
無策で良いのは天才のみ。
いまのところ、私はそういう天才には会っていませんが……。

ユナとシュンペイのバッテリーがまずきちんと試合を作れるか?
その上で、バックがバッテリーを盛り立てられるか?
守るべき時に守り、走るべき時に走り、打つべき時に打つ。
数ある戦術の選択肢はあれど、自分たちが選ぶことが出来る選択肢はそれほど多くはありません。
そして、精度も低い。
あまり武器はないと思っていた方がいい。
しかし、私はこうも思います。
たとえ、ナイフ1本でもリオレウスは倒すことができると。
要は使い方なんです。かなり高度な技術を要しますがね。
もちろん、たくさんの武器があったほうがいいのは確かです。
試合が始まった以上は、今ある武器を最大限に使うしか手はありません。
今日の確認事項としては、
バッテリーの安定性
外野の守備
中継のルール
打撃の意識

全体的なこととして、事前に自分がどうするべきかをシミュレーションしてからプレーにのぞむ。

ここを確認してから、試合に入りました。

緒戦の磐梯スポ少戦。
立ち上がりに不安があるユナがどう立ちあがるか?
ここにかかっています。
彼女の球威ならばコースに決まりさえすればそうそうは打たれません。
気持ち良く投げてる限りは大丈夫なんですが、リズムに乗れないと修正できないほどの底なし沼に入っていく。
ユナの球は悪くないんです。
もう少しのコントロールなんですが、ユナの調子が良くなる前にチームの守備が足をひっぱります。そこでユナもがっかりして、またファーボールを出す。
ランナーができるとやることが増えてエラーの確率があがる。
そしてまたエラー。ピッチャーもなんとかしてストライクを入れようとすると、コースが甘く入る。
狙われる、打たれる。
これがだいたいの負けパターンです。
チームが瓦解する前に、バッテリーが防波堤として食い止めることができるか?
それができる奴こそ、エースと胸を張って名乗っていい。
やばいどうしよう、ストライクが入らない・・・チームもエラー連発。
心が折れそう・・・その絶体絶命の中、自分で修正できるかが課題です。
逆境にあっても、逃げ出したくても、こころが負けそうになっても、逃げださない。
立ち止まって、立ち向かいます。その一番先頭にいるのが、エース、ユナなんです。
ユナが踏ん張れば、その背中をまずシュンペイが支えてくれるでしょう。
そして、その後に高田イーグルスの全員がついている。
足を引っ張ることもありますが、力強くバッテリーを支えてくれるのもチームメイト。
泣きそうな弱い心を奮い立たせる。
スポ少だけではなく、この先のいろんな場面で、生きてくると思います。
中学、高校でも経験するでしょうが、小さい時の経験はよりこころに「今より、もっとやばい状況はスポ少で経験してきた。だから、こんなところで負けてたまるか!」
それが心が強くなるということ。メンタルが強くなるということ。
なれる必要はないんですが、少しぐらいの逆境にもたじろがない、余裕が生まれます。
たとえ負けたとしても、失敗したとしてもいいんです。
なんとか、自分のこころに折り合いをつけて、またそこから立ち上がる強さも培われる。
これがスポ少のいいところです。
「俺ならば、俺たちならばやれる!」
これはある程度場数を踏むことで、自信という名の翼を得ることができます。
やればできる!
それをユナとシュンペイ、イーグルスのみんなにたくさん経験させたい。

この試合も先制しながらも、逆転されるつらい展開。
しかもキャッチャーのペイは負傷して、メンタル下降気味。
そんな中、ユナは大きく崩れず辛抱しています。ここの成長の証が見られます。
頼む、崩れてくれるなユナ!シュンペイ!
バッテリーが防衛線を敷いて、チームの崩壊を防いでいる。
映画「300(スリーハンドレット)」、テルモピレイの戦い、炎の門を守るスパルタ軍のような防衛線。
ここで、逆転してくれれば大きな自信になります。
そんな時に、女房役のペイがライト戦にちょこんと当てた打球がホームランになって追いつきます。
後で気づきましたが、親指の付け根ががっつり腫れていた。
よくこの手でやってたなぁと驚嘆するくらいのけがでしたが、それを押しての出場。
そして、ホームラン。
なんとか引き分けに戻してゲームセット。
勝ちはしませんでしたが、負けてもいない。
崩れそうで、崩れなかった、彼らをほめるべきでしょう。

やはり実戦はいい。
練習にない緊張感が、彼らをより成長させてくれます。
しかし、まだまだ足りません。

次戦、昨秋に負けた柳津さんと対戦します。
シーズンも終盤です。
六年生に有終の美を飾ってもらうための練習と、新人チームが少しでも熟成していくような環境を整えてやりたいと考えるようになります。

練習試合でも六年生を中心にしながらも、新人も育てなくてはならない。
何とかして、訳の分からない人たちを、訳の分からないまま試合に出してみる。
なんか、訳が分からないけど、捕った、打った、走った。
捕れなかった、打てなかった、アウトになった。
とりあえず、試合にでてみる。
最初はこれだけでいい。
なんか、わからんけど、試合にでた。
これだけで、とんでもない自信になると思います。
そこで、どう思うか?

訳がわからんけど、楽しかった。
ボールがとんできたらどうしようと思って、ビビった。
ボールを捕れなくて悔しい。
ボールに降ったバットがあたった!
空振りばかりだった。
いろんな感想が生まれることでしょう。
そして整理する。
自分に何ができて、何ができないかを整理する。
たいていは、自分ができないことを思い知らされることの方が多い。
それでいいんです。
海軍頂上決戦の後、兄、火拳のエースを失ったルフィがいいます。
「俺は弱い!」
自分の弱さを認めた時、そこから強くなるチャンスを獲得できると思います。

大事なのは、その後どうするか?

ここにかかっている。
この前の練習試合で、ファーストを任されたミソラ。
送球が捕れない場面がありました。
後逸して、得点につながった。
彼女は目を腫らして泣いていました。
自分が捕れなかったことが悔しい。
彼女はそう思ったはずです。

だとすれば、どうすれば捕れるかを考えるようになると思います。
片手が無理ならば、グローブにもう片方の手を添えて補強する。
なるべくグローブのポケットの深いところで捕るように意識する。
少し押しながらとる。
いろんな方法があります。
それを普段のキャッチボールにも活かす。
大事なのは、普段から意識することです。
たーだ、惰性でやっていては上手くなりません。
やらされている内は上手くならない。

自分で、こうやったらいいんじゃないか?
ああやったらいいんじゃないか?と考える。
一人でも多く、そういう風になって欲しいんです。

少しずつでいい、少しずつでいいんです。
その意識を植え付けたい。
その少しの変化を見つけたときに、
「おっ、少し上手くなったな!」
と彼らの成長を認めたい。


最近の急成長は、ヒカルとトウマです。
この前の練習試合の時にそのピッチングを見た時にびっくりしました。

他にもピッチャー候補がいましたが、1番フォームのバランス、投げるリズムが良かった。

ある程度の身体能力で候補を選んでいましたが、その全員をぶち抜いてきました。
そして、それを捕るトウマ。
彼もソフトボールを始めてまだ日が浅い中の一人。
そんな彼らが著しく成長していました。
我々の計算を越えてくる。
これはうれしい誤算です。
この年代でバッテリーが計算できれば、もう1チーム作れます。
高田イーグルスは、3チーム体制になり得る。
こうやってまた、今の新人チームより、若い世代にもまた試合への出場機会を増やすことができます。ヒカル、トウマのバッテリーもまだまだ足りません。ですが、あいつら、どんなにストライクが入らなくても、すごく楽しそうにソフトボールをやっています。それでいい。そして、次に何ができて何ができないかを知る。
まずは、そこからはじめましょう、

この週末も練習試合の日々でした。
やはり他チームとの試合は、練習とは違った緊張感があっていい。
いっさいの甘えがないのがいいと私は思います。
平日に基礎練習をして、週末にそれを試す。
失敗したら、次にどうすればいいかを考え、成功したらまだまだもっとやれると自分の自信にする。
そうやって少しずつ強くなっていくんです。

そんな練習試合をしていて、思いました。

「やはり野球は、状況判断のスポーツだな。」と。


レフトを守ったマナト。
きちんとライン寄りに位置を変えました。
左打者の守備位置は、わかっているようです。
しかし、ひっぱりスラッガーの右打者の時に、みんなにもっとライン寄りに守れーと、言われると混乱しました。

ベンチに戻ってきたときに、私にいいました。
「前にコーチに、右打者の場合は、左打者よりもセンター寄りに守れと言われました。それを守って、あのスラッガーのときにセンター寄りに守ったのになんでみんなに怒られなきゃならないんですか?」

「そうだな、マナト、それはそれでいいんだ。
だが、今回の場合はまた違うんだ。
あのスラッガーは、かなりの引っ張りバッターだ。あのレフト線よりも左に行ったファールと、あのスイングをみて分かるんだ。だから、俺ら指導者はマナトにレフト線寄りに守るように指示したんだ。
セオリー通りにやるのも大事だけど、ケースバイケース=時と場合によって、対応を変えることはもっと大事だ。」

わかったようなわからないような感じでしたが、いつも教科書通りとは限らないことがあるということがわかっただけでも儲けものです。

さらにもう一コマ。
イーグルス攻撃で、ノーアウト、一二塁にランナーをおくスコアリングポジション。チャンスです。
バッターは、レン。
サード強襲のライナー気味のゴロ。
これを見て、セカンドランナー、ユウキはライナーだと判断して走りません。
それをみたファーストランナーコタローも走らない。こちらは、混乱して走れなかったというのが本音でしょう。
サード、三塁を踏んでワンアウト、続けざまにセカンドに投げてツーアウト。


ライナーとゴロの判断を間違えた。
そしてゲッツーを食らう。
この場合も状況判断のミス。

慣れるしかないところもありますが、いろんな状況、状況で動きが変わってくる。
それを指導者、コーチャーは補助的なサポートはできますが、土壇場ではみんなが声が出ないモノ。
そこで頼りになるのは、自分の判断です。
最後に判断するのは、自分しかいないんです。
そして、瞬時に次にどう動くかを考え、行動する?
そこに、いろんな主観、客観、経験、直感、セオリー、イレギュラーなどが入ってくる。
あの時、こうすれば良かった、なんていうのは全部終わった後の結果から見たときだと思います。

野球、ソフトボールというのは他のスポーツに比べて、情報が多いスポーツだと思います。
アウトカウント、ストライクカウント、点差、バッターの力量、ランナーの走力、投手の傾向、キャッチャーの配球、監督の癖などなど、その状況下でのいろんな要素がある。

それらを全て把握できる者などいないと思います。それでも、いろんな経験からなんとか確率の高いところを選ぼうとする。
これは、野球だけではなく、仕事はもちろん生きていく上でとんでもなく役に立つはずです。
なぜなら生きていくことは、状況判断と選択の連続だからです。

だからなのか、私の思考はいつも野球に基づいています。
仕事でやることが、同時多発にやってくる。
そんなピンチの時はノーアウト満塁。
思った通りに物事が運んだときは、絶好球で3打数3安打。
確実に仕事を進めるときは、送りバント。
イチかバチか賭けるときは、ヒットエンドラン。
あらゆる思考が、野球に基づいています。

間違いなく、私の思考には野球の考え方、状況把握、判断力、それに基づいた対応策が形成されています。

スポ少の選手たちも、そういう状況判断の練習をしています。
今はボールがとんできても、何をしていいかわからないかもしれませんが、いつかは自分で考えて対処できるようになるはずです。
それを少しずつ増やしていく。
対応できるパターンを増やしていく。
そして、未経験な状況が現れても、それまでの経験からかならず、自分が進むべき道を選ぶことができるようになります。
それもスポ少のチカラだと思います。

今の彼らの失敗をどう受け止めて、次にどうつなげるか?マナトの守備位置も、コタロー、ユウキの走塁も、かならず糧となる。

その指標となるべく、私たち指導者がいるんです。
野球は状況判断のスポーツ。
そして今日も、高田イーグルスの選手たちのために、一番いい選択肢はどれかを考えています。
週末や連休にバンバン練習試合が入ってきています。練習試合ですが、やっとソフトボールの日常が戻ってきたような感じがしています。

白河遠征にいかせていただきました。
思い出がたくさん詰まった東風の台公園。
釜子さん、信夫第一さんとの激闘を思い出します。

白河東さん、その他のチームのご好意で新人チームでも試合をやらせていただけるようになりました。
ひよっこども出陣です。
それなりの人数はいるので、なんとか体裁は整います。
しかし、チームとしてあるだけで、まとまった戦うチームとしてはまだまだです。

試合中にブスくれてグローブをふんのぼる、
コーチャーにいけという監督命令は拒否、
試合前に仲間同士でとっくみあいの喧嘩、
ベンチでは関係ない話で盛り上がる。
ストライクがは入らなくて号泣。
ランナーではさまれて憤死で号泣。
まさに阿鼻叫喚地獄。

んー、これはソフトボールをやりにきてるんだろうかと目を疑います。
しかし、これが今のヤングイーグルスの真実なんでしょう。
ここがスタート。
統制のとれたレギュラーチームもいいですが、こういうのも悪くない。
昔であれば、恐怖で縛り、決まりをきっちり守らせることで、統制をとりましたが、今は流行りません。
怒り、くやしさ、感情が収まるまで待ち(というか、ほったらかす)、あの場面どういう行動をとれば良かったかを説く。
彼らは彼らなりに反省していることが多い。
その時こそ、そいつの心に言葉が響くチャンスです。
打球が捕れなくてグローブをふんづけていたマナト。ここは懲罰交代です。すぐにベンチに引っ込めました。
みんな腫れ物にさわるようになりますが、そこはあえて無視、放置。
落ち着いた頃に、モノにあたるやつ、とりわけグローブにあたる奴が一番許せないと説きました。
彼はこの先こういうことは何回もあるでしょう。しかし、自分が悪いことも分かっている。
何回も繰り返しながら、自分の感情のダムを深くしていくほかにありません。
それができたときに、ソフトボールの真の面白さに彼は気づくでしょう。

こういうド下手クソ、とんちんかんな集団が成長していっぱしのチームになっていくところを私は、見たいんです。今のチームもかつてそうでした。


そんな中でも、何人か柱になる選手がいてくれるのかせめてもの救いです。
こうしていけばいいというビジョンはなんとなしに見えてきました。

相手よりも先んじて勢いに乗れるかどうか?
勢いだけは、キャプテンのコタローを中心に最強クラスだと思います。こいつらは乗せてなんぼ。
そのためには、やって当たり前の小さなプレーを大事にすることを徹底してやることです。
その小さなハードルを確実に越えることで、自分たちはやれるんだという自信をつけさせることです。
カバーリング、走塁、連携プレー、個人の才能に左右されないところの大切さを説いていきます。

子供たちの顔を思い出しながら、あいつはこのポジションがいい、打順は何番がいいのとか暇があれば考えています。
おかげで、会議資料の裏面にはダイヤモンドが書かれ、つまんない会議は絶好のシミュレーションと化します。
あとは、実戦の中であいつらがどんな化学反応を見せてくれるか?

万人に効く治療薬か、世界を救う特効薬か、はたまた多くを消し去る劇薬か?

彼らは何者になるのか、楽しみです。
ティーボールの練習大会を開催しました。
会津の寒い冬にあって、室内でできる実践的なトレーニング、それがティーボールです。
ティーにおいたボールを10人で打ち、どちらがより多く得点するかを競う競技です。

さて、イーグルス。5年生以下のヤングイーグルスです。
今回は9人だったので、高田さんから強力な6年生の助っ人をいただきました。
美里連盟の四チームの総当たり、来年の戦力を推しはかるいい機会になりました。
イーグルスは、全勝優勝!でした。


そこで、周りのチーム、選手たちをつぶさに観察してるとイーグルスの強さが見えてきました。
平日の夜間練習にティーボールを取り入れていることもあるでしょう。
ルールになれている。
そして、何よりどうやって点数をとるかを考えて行動し、チームとして戦っています。
特に非力な低学年の選手には、あっちうて、ちょい打ちで打てとか作戦が授けられます。
他のチームが気持ち良く長打を狙う中、イーグルスはひとりひとりが考えて、自分の個性を活かした作戦を楽しんで遂行している。
相手の気持ち良い長打の落下点によく、ケンタが追いついていました。ああいいあたり!抜けたかぁと思うとそこにいるんです。
バットの角度、スイングの強さ、目線いろんなことを観察しています。
そこに打つことを予測して守備位置をとっているのは明らかです。お見事!

打順も子ども達に任せましたが、絶妙な配置だと思いました。1番のユリア、先頭打者ホームラン、何本打ったか!ユリアで勢いに乗る!ランナーをためてケンタが一掃。勢いを切らずに、ユウゴ、ソウゴで残塁を残さない。いい打順です。誰が考えたんでしょう?
おそらく、ケンタあたりの意見を聞いてソウゴが最終的に決断したんだと思います。自己の戦力分析もできる。たいしたもんです。
ユナ、シュンペイは人のいないライト方向をきっちりと襲う。
ひとりひとりの持つ役割をみんなが発揮させようとしている。
こういうチームが弱いわけがない。
これがイーグルスの強さなんだなと思いました。その中でも流れもってこい!のゼンジが活き活きとしてました。
こういう小さい選手が活躍できるように上の学年がちゃんとサポートしている。
これもたいしたもんです。
これは来年も期待が持てる予感がします。
どのチームより楽しんでやっている、そんなイーグルスが大好きです。

今年の日程はすべて終わりました。
今年もいろいろありました。
ありすぎて思い出せない。

お世話になったすべての皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました!




大人になるとわかります。
悔しくて、泣くくらいに熱くなれることは貴重だということに。
失敗することをおそれて、膝がガクガクブルブルになるほど緊張することがほぼ皆無になることを。
小学生のうちにたくさん、たくさん失敗して、エラーをして、知らないうちにココロが強くなっていくことを。

最近、スポ少をやってて思うんです。
成功して勝つよりも、むしろ一生懸命やって失敗することの練習をしてるんじゃないかと。
その合間に時折来る成功、勝利がたまのご褒美。
ミスって落ち込んで、そこから立ち直る練習。
何回も何回も失敗する。エラーをする。
失敗した自分がかっこわるくて、情けなくて、ふがいなくて、心が折れて、逃げ出したくなる。
もうやめようかと思う。
それでも周りのチームメイト、指導者、家族みんなに支えられて、また挑戦する気持ちを奮い立たせる。
そして、最後の最後は、立ち直って自分の成功を勝ちとろうと思う。
これって、心も体もタフになっていくということでしょう。
その後の人生にとって大きく自分を支えてくれるバックボーンなってくれるはずです。

かくいう私もそうでした。
400mインターバル、20本。
青木団地の坂道ダッシュ。
中体連で九点差を逆転した試合。
いい記憶よりも、どんだけつらかったかの方が心に刻まれる。
いろんなバックボーンが私を支えてくれています。
いろんな逆境にあっても、あん時よりはつらくない。しんどくない。
だから、もう少し、がんばろう。
やってみよう、挑戦してみようと、過去の自分が、仲間たちが、今の自分の背中を押してくれます。

子ども達はいま、その自分なりのバックボーンを作っている真っ最中ということになります。
そういう子は、強い、タフです。芯がある。

今日の練習試合、送球が何回も捕れなくて、試合中も試合終了後も大粒の涙を流していたユナ。
泣いていいんです。
今はできなくていい。
今は何回失敗してもいい。
しかし、イーグルスが勝ち上がって行くには、そのプレーが必要になります。
強めの叱咤激励。
ユナ、それをわかっているからこその涙。
この試練、乗り切りましょう。
近いうちに捕って見せましょう!
大事なところで、しっかり捕球してアウトにするユナを見たい。
切に思います。
そのためには我々指導者は、どうすればいいか?
チームメイトはどうすればいいかを考える。
まだ答えはでませんが、必ずボールをきっちり捕ってアウトにするユナをイーグルスみんなで実現して見せましょう!
今日の練習試合で私はそれを野球の神様に誓いました。
ただ、直近でどうするか?
何回失敗してもいい。
失敗しても投げろとキャッチャーのケンタにいいましたが、ユナ、だいぶココロが折れているようです。
監督!ちゃんとフォローせぇよ!とお母さん方もそれをきづかってくれていました。
心が折れているところに、無理をさせても、今度はソフトボール自体が嫌いになってしまいそうです。それは一番避けたい。さて、どうするか?
ケースバイケース、臨機応変は得意とするところ。
ここはいったんほとぼりを冷まします。
ユナのやる気、闘志の回復を待ちましょう。
ここはしばらくユナがもう一度やると言うまで待つのもひとつの手だなとも思いました。
ひとりで強くなること待つ。
じっと待つ。
回りがサポートをしながら待つ。
これも指導者や保護者の役目だと思います。
回りのサポートを受けながらも、最後の最後、やる気は、自分で奮い立たせるもの、私はそう思っています。
ひとりひとり、そのやる気スイッチの形状は違います。
先ずどこにあるか、わからない人。
押してもすぐに元に戻る人。軽く入る人、かなり強めに押さないと入らない人。
勝手に自動で押す人。
千差万別。

私が思うに、素晴らしい指導者とはそういった個々の子ども達、ひいては保護者のみなさんのそういうやる気スイッチのオンオフを上手くは使える人だと思います。
会津はもとより県内そういう指導者が数多くいらっしゃる。
小島コーチのロビー活動のお陰もあって、ここ最近そういう素晴らしい指導者の皆さんによくしていただいています。
そういういいチームとイーグルスが互角に戦うときが面白い。
今シーズン、それもあとわずか。
さて、イーグルスのスイッチを押すとしますか!
寒くなってきました。
その寒さがいよいよ野球シーズンの終わりを告げています。
今シーズンも終わってしまう。
一抹の寂寥感がただよう。
そして寒い。
ああ今日もナイターやんのかなあと思うのは私だけではないでしょう。
いまいちやる気がでない。
私がそうなんだから、子ども達も保護者もそう思う人はいるでしょう。
いいんです、人のこころ、思うところには戸は立てられない。やる気がでないときもあるでしょう。
最近のナイターに限らず、大会でもなんとなくそんな感じがしていました。
なんか、乗れない。
気分の乗らない中でも、なんとか気分を上げてやろうとする。そこが大事だとも思っています。
そんな中、どうしても許せないエラーがありました。

本人はなにげ無しのプレー。
端から見れば、油断と準備不足からくる、単なる
凡ヘッド。
しかし、その前段、アップの際に無駄な話をしてきちんとアップをしませんでした。なめくさった態度での準備体操。真剣さが感じられず、何度か注意をしました。
野球の神様はちゃんと見ててくれますね。
そんなくそやろーにきちんと天罰を下す。
エラーして当然です。
ふざけと真剣な楽しさは違います。
ソフトボールをなめた結果のエラー。
ただ、それが許せなかった。
これでは、全国大会をめざすなんて、夢のまた夢。
心を鬼にします。
最近やってない、懲罰交代。
てめぇ、何やってんだ、ゴルァヽ(*`Д´)ノ。
イーグルスは基本、エラーしても特別怒らないチームです。
ただし、その当人にとって、万全の準備をしたうえでの、攻め込んだプレーをしたうえでという条件がつきます。
なんの考えもない、無為無策のエラー、それは怒りの対象になります。
たーだ前に来て、ゴロになるボールの軌道を読まずに腰の高い捕球体勢。
捕れなくても自分の体を壁にするという意識さえありませんでした。

本人も、エラーをやった後でそれがわかったのでしょう。目を真っ赤にしながら、自分がやったことの重大性に気づいたようです。
わかったなら、それでよし。
あとは、グダグダいいません。
こうやって、失敗をして大きくなっていくもんだと思っています。
これを次にいかすかどうかは当人次第でしょう。

ただ、このエラー。
このエラーは今のイーグルス全員が関わるエラーだと気づかされました。
今のイーグルスは、何かがかけている。
それが、このプレー、このエラーにでた。
油断、準備不足、やる気不足、盛り上がり不足など前とは違うマイナス要因が漂いはじめています。
その象徴が今回のは凡ヘッドエラー。
彼にくそやろーといいましたが、私自身もくそやろーだったんですね。
それを彼のエラーをかりて気づかせてくれた。
これは、今のイーグルスにとっていい戒めになります。
そう考えると、このエラーも悪くはなかったのかもしれません。
「おめぇら、このままでいいのか?」
という、イーグルス全員に対する警鐘。
このままでは、全国など絵に描いた餅になるぞという戒め。
これは、チャンスです。 
いまの閉塞した空気をぶち破るきっかけになり得る。
今一度、みんなで考えて、確認しないといけない。
この秋空にもう1度羽ばたくイーグルスでありたい。
災い転じて福と成す。
ただでは転ばないイーグルスを見せましょう!
さて、週末も練習試合!
 1  2  3  4  5  6  ≫
HOME
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
プロフィール
HN:
高田イーグルスコーチ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]