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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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飯塚杯新人戦2回戦。河東スポ少さんとの一戦です。
結果からいうと、5-2でイーグルスの勝利になりましたが、新チームにとってこれまでで最高の試合ができたんじゃないでしょうか?
全員が実力以上を発揮した。ベンチも応援の保護者もこれ以上ない盛り上がり。
まさにチーム一丸となって、勝ち取った勝利。
秋の段階で、こういう勝ち方ができるようになったことは来シーズンに望みを持たせます。
まぁそれは今日のような戦い方が持続できることが条件になりますが・・・


試合前の観察ですが、河東さんのエースは今年からエースを張ってるだけあって試合慣れしています。球威、安定感はうちの投手より上。打撃は相手が少し上、守備は五分として、総合的に一枚上を行かれている気がしました。
ここもいつものように、先制を許してはだめ、逆に先手をとって余裕をもって戦わないと勝てないなと読みました。
タカヤは後攻選びました。好きなほうを選んでいいぞといいましたが、先制パンチではなく、カウンターでの仕掛けを選んだようでした。
そのためには、この初回が大事です。まさか、この初回の攻防がこんなにも激しくなるとは誰が予想したでしょうか。初回の攻防に、この試合が凝縮されていると言っていいでしょう。


1番バッターは、俊足巧打しかも長打力もあるやっかいなタイプ。打ち損じてくれればいいんですが、長打はだめ。シングルヒットは仕方ないかなと思っていましたが、ショートゴロ。
三遊間の深めの位置でショートマナヤが逆シングルで遠投。間一髪でセーフになりました。
齋藤コーチとの会話です。
私「サードだったらいけたか?」
齋藤「刺せたでしょうね。」
マナヤが良く追いつきましたが、投げるのが逆方向。サードが取れば進行方向の投げるのでアウトの可能性は高かっただろうという意味の会話です。
しかし、マヤナの相手打者の力量、ピッチャーのコースを読んでのポジショニングの技術は確実に上がっていることを証明してくれました。
2番は相手のエース。彼に打たせてはいけません。先制のチャンスですから、当然打ち気まんまんですが、その打ち気がはやったか、ひっかけてファーストフライ。1死。
3番は小柄ながらなんでもできそうなタイプ。ここはバントがありそうだと思い、警戒させましたが、強攻策。裏目にでました。あーっと思ったときには、レフトオーバー。思い切り打たれました。3塁打で1点献上。先制されたうえに、追加点のピンチでしかもクリーンナップ。ここでやられれば、大量失点の危機です。
もう1点は仕方ないなとあきらめて、アウトをとることを重視しますが、4番を迎えてファーストヤマトがファールフライをファインプレー。いい飛び込みでした。準備が出来ていた。体勢が不十分でタッチアップの可能性もありましたが、走りませんでした。2死。
まだまだ気を抜けませんが、一息はつけました。無駄なファーボールがないこともいい。ここを抑えれば息を吹き返すことができます。5番打者をショートゴロに打ち取って、大ピンチを最少得点の1点で切り抜けます。
先制されたといっても、一番いい形で相手の勢いを断ち切れた。ピンチのあとにチャンスあり。
ここからイーグルスの反撃が始まりますが、1番マナトはあえなく倒れ、最強の2番のタカヤ。
ホームラン。ほぼ完璧なあたりでした。狙い済ました当たり。
足が遅いので気をもみましたが一撃で試合を振り出しに戻しました。頼りになる男です。
しかもこれで終わりません。続く3番マナヤがライトオーバーで二者連続ホームラン。
これにはみんなが驚きましたが、こちらは歓喜の驚き。やや振り遅れ気味でしたが、高めだった分思い切り振りぬけました。やはり右方向。三塁を回る時点で、ボールは帰って来そうな気配、私も齋藤コーチも止めましたが、やつはいってしまいました。そしてヘッドスライディング。返球もそれたことが幸いしました。汚れたユニホーム、やったぞ!という高揚した顔。これで、ベンチ全体が「いけるぞ!」といういけいけどんどんになりました。
ここまで上手くいくとは思いませんでした。長打力など皆無に等しい打線なのに。出来すぎです。いいのかなぁと心配になってしまうくらい。
後続は断たれて2点で逆転しました。先制されたその裏ですぐに逆転する。
これはもう一回やれといってもできません。
心理的な余裕と副産物の「勢い」を手に入れました。
プレーに余裕と思い切りの良さが出てきます。ここが実力以上を発揮させた原因でしょう。
この1点はいつか追いつかれる予感がしていましたが、ミスを1つのミスで止めたことがよかった。逆転を許さず、同点で止めたこと。
抽選も覚悟しました、最終回の2点の取り方は、あざやかでした。もちろん勢いもあったでしょうが、勢いだけではなく彼らの成長が点を取らせた。相手エースの球威に打ち負けなくなってきている。簡単に見逃しや空振りで終わることが少なくなってきました。このあたりになると、小技や作戦を労する必要もなくなります。選手を信じて打たせるのみ。
1番からの好打順。マナト、タカヤがでマナヤが返す。コウセイ倒れるも、フミヤがまた返す。結果5-2で快勝でした。いい形での勝ち方。


難しいキャッチャーフライをファインプレーのタカヤ。
ボールもそれなりにありましたが、テンポ良く追い込んでファーボールを出さないマナト。
センターに抜けるあたりを横っ飛びのYユウト。
好投手から初めてヒットらしいヒットを放ったFユウト。
振り遅れながら貴重な追加点をたたき出したフミヤ。
ピンチにいいプレーが光りました。
全員が活躍すること難しいです。
ヒーローは何人かでいいんです。みんなヒーローにはなりたいでしょうが、思うようにはいかないほうが多い。たとえ活躍できずとも腐らず、自分のプレーに徹して、ほかをサポートする。これも出来ていた。


この試合、イーグルスは間違いなく大きな一本の矢になっていました。
この矢はどこまで飛んでいくのか?
途中で折れるか?全てを貫き、天空をめざして突き進むか?
見せてもらいましょう。


次戦は、決勝、猪苗代メッツさんです。

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