お互いに全力を出し切って戦ったという財産は何にも変えがたいです。
お誘い本当にありがとうございました。
今年の信夫さんの大型捕手。本当に大きかった。
イーグルスは1回戦で負けてしまったので、その後の活躍を見ることはありませんでした。
こういう財産を元に、イーグルスも大会をやりたいなぁなんて勝手に思ってしまいます。
さて、その負けた1回戦。棚倉町と左腕に刺繍がある、高野スポ少さんとの対戦です。
高野さんは、エースで4番でキャプテンが攻守ともにイーグルの前に立ちはだかります。
後攻をとった初回の守り。
崩れるのは、いつもここからなので細心の注意を払うように指示します。
立ち上がりに致命傷を食らわないように・・・お願い・・・
その祈りもむなしく、振り逃げ2回で1点を献上。
いつものようにノーヒットで、味方のミスにより簡単に点をあげてしまいます。
あとで考えてみれば、そのグランドは野球場のレフトのフィールド。
もともど黒土でやわらかい下地に、昨晩からの雨でボールが弾みにくい状況が出来上がっていました。
保護者会長からも指摘を受けましたが、キャッチャーのヒカリの位置も後ろ過ぎた。
そこに低目をとってくれる主審。
追い込んでからのいいコースの低め。空振りしてくれるのはいいんですが、ベースのすぐ後ろでバウンドし、キャッチャーの取りづらいボールに。
後から気づくんじゃ遅いんですよ。
私の状況判断の目が鈍っていました。
それにしても、パスボールのあとのファースト送球がきちんといっていれば0で抑えられた場面。
慎重に行き過ぎて、一塁送球の際に腕が振れていなかった分、右にそれてしまいました。
そこにきてファーストやまともランナーとの交錯を恐れるあまり、右にそれてくる送球に、ベースから離れない。
結果、捕球ができず、ランナーが進んでしまう。
とってさえいれば、セーフになっても進塁は許しませんでした。
二人のミスが重なって、いきなりのピンチを背負います。
なんとかしのいでくれという願いもむなしく、パスボールで簡単に1点を献上です。
悪い流れです。
しかし、エース、ダイトと守備陣が踏ん張り、その後の追加点を許しません。
ここはよかったところ。
さて、攻撃ですが堂々とした体躯の相手エース。
ややあれ気味ですが、アウトコース中心の伸びのあるストレートを投げ込みます。
スピードはダイトと同じくらい。
エンジンがかかったら手がつけられないタイプ。
初回の先制点が悔やまれます。とって、2点か?
打てる選手はこちらも限られてくるでしょう。
初回は抑えられますが、1番に入ったタカヤがアウトになりはしましたが、芯をとらえている。
ランナーを溜めて、回せばチャンスありだという光明が見えてきました。
その後は両エースが踏ん張り0更新。
こうなると簡単にくれたあの1点が大きくのしかかります。
さてどうやって攻略するか?
続きは後日。
残念ながら見に行けませんでしたが、スポ少メンバーも大車輪の活躍だったようです。
そんなにいいスペックをもってるなら、試合に活かせよ!と思ったのは私だけでしょうか?
さて、続きです。
新鶴さんを倒してベスト8をかけた対戦相手は岩月さん。
メンバーは9人ぴったりで、2年生まで入っています。
ピッチャーは、アレ気味ですが伸びのあるストレートが武器です。
これも先制しとかないと苦しい展開になります。
エンジンかかる前にしとめないとやばいです。
ところが・・・先頭バッターをファーボールで出してしまいました。
んーやばいなー。
2番バッターを討ち取ってはいるんですが、ぎりぎりでアウトにできない。
わるい流れです。
なんとか2死までしますが、ランナーを二人背負うピンチ。
ここを抑えれば、一息つけると安心した時に、するどい打球がレフトを襲います。
レフトは今日初スタメン、初勝利打点のフクダ。
捕球体勢の判断を間違えました。下がってしまった。
中途半端なポジショニングのため、落下点には入れず、ブロックもできない。
無常にも打球はころがっていきます。3ランホームランを献上しました。
経験の差が出てしまった。
あそこはいつものマナトだったら捕っていたであろう場面。
われわれも、2死をとって安心して守備位置まで気が回らなかった。
ただ試合において、そういう場面はいくつもあります。
自分で判断し、動かなければならない場面。
指導者の指示が届かない場合、もしくはその指示通りではうまくいかないと判断した場合は、自分の判断で動かないといけません。
これはソフトボールだけでなく、今後の人生においていろんな場面ででてくる。
迷ってる暇はありません。一瞬の判断。チームの勝敗を左右します。
残念ながら、今のフクダはこの判断ができなかった。
頭の中がまっしろで、ただボールを追うのみ、余裕がなかった。
これも誰しもが経験するであろう場面です。ここはフクダがミスをした。
試合中は言いませんが、試合後は反省が必要です。
このミスを皮切りに、なれないセンターを守ったマナトがただのセンター前ヒットをホームランにしてしまうなり、一方的な展開に。
打撃はダイトのファースト強襲の1本のみ。
エンジンのかかった相手エースからまったく打てる気がしません。
イーグルスはサンドバックと化し、完全な力負けで8点を献上してコールド負けを喫しました。
岩月さんは、チームで試合を楽しいでいます。それが全員のフルスイングに現れています。
9人ぴったりながら、自分の得意な部分をいかそうとしている。
コーチャーの交代も上学年が率先して行っていました。
9人ぴったりの環境が上下の区別をなくして、チームの一体感を醸造するのに一役やっているのでしょうが、岩月さんのいいムードにイーグルスは終始押されっぱなしでした。
この試合、実力は岩月さんのほうが上でした。
投手力、打撃、チームプレー。全てにおいて。
ただ、イーグルスの勝機がどこにあったかというと初回です。
あのレフトの打球を捕れていたら、流れはこちらに来たかもしれない。
試合後の反省の場面で、それをフクダに指摘しました。
彼は真摯に受け止め、事の重大さに気づいたようでした。
ひとつのプレーが勝敗を左右する。
前の試合では、チームを勝利に導いた功労者となり、次の試合では逆に敗者となる原因を作った。
無論、全て彼のせいではありません。そこに打たれたピッチャー、そのコースを要求したキャッチャー。守備位置の指示をださなかった指導陣にも責任はあります。
誰のせいでもない、チーム全体のせいだとはいいながら、「俺のせいで負けた。」と自分で思うところがないと次への成長はないと思います。
野球はチームプレーといいながら、個々で状況を打破していかなければならない場面が多々ある。
その時、頼りになるのは最後は自分です。
迷わず一瞬で最善の方法を選択しなくてはならない。
手痛い失敗の中から、それを学んで次にいかす。
あんな悔しい思いはしたくない。みんなに迷惑をかけたくない。負けたくない。
じゃあ、そうならないようにどうすればいいか?
そうするためにはどんな練習をしていけばいいか?
そう考えるはずです。
幼くてそうできないうちは、指導者が助けてそう考えさせないといけないと思います。
それが積み重ねになっていく。
失敗は成功のもととはよくいったもんです。
私は思い切りやった上で、負けるのは何回やってもいいと思います。勝ち続けることなんて、ほとんどない。
負けてもいいけど、腐らないこと、折れたままでいないこと。そして、次に備える。
フクダの中に、「次はやらないぞ!」という決意が生まれてくれたら、この敗戦も悪くはなかったのかもしれません。
もちろんフクダだけではなく、この試合失敗した選手は他にもいます。
「次は勝つ!勝つためにはこうやる!」チーム全体にそういう機運があることを願ってやみません。
毎年のご招待ありがとうございます。
けやきスポ少さんをはじめ喜多方の指導者の方は、私がやるまえから指導者で、就任期間も長く、名物化していると思うんですが、そう思うのは私だけでしょうか?
そのけやきの監督さんに昔いわれたことがあります。
勝負に勝って、試合のお礼をいいにいった時です。
私「まぐれで打てました。勝ったのは運が良かっただけです。」
けやきの監督「そんなこといっちゃいかんよ。運じゃなくて、打ったその子をほめないと!」
監督さんの育成方針がわかった気がします。
敵将ながら、その言動に感動したことを覚えています。
さて、1回戦は同じ美里の新鶴さん。
かってしったる盟友が相手です。
総合力はだいたい同じくらい。先制したほうが有利なのは間違いありません。
エースの球は、新鶴さんのほうが早いか?
エンジンがかからないうちにしとめなければなりません。
打順の変更もありました。
ここ最近チームバッティングに徹しているマヤナを2番に。
いいところで打てていないヤマトを6番に下げました。
本来8番くらいでちょうどいいんです。
両エースとも立ち上がりはほぼ完璧に抑えます。
こちらのダイトの球は、走っていないのが功を奏します。
伸びていないので、インパクトの時に落ちるようなかたち。
2番に入っている新鶴最強バッターのエース。
当たったら長打は間違いないでしょうが、彼を抑えます。
辛抱強く好機を待ちますが、そのきっかけを作ったのはミサトのミスターフルスイング、マナト。
球威に押されて、2ストライクと追い込まれます。
ここまでは、打てる気がしなかったですが、本人の中でセンターから右方向の意識があったか?
アウトコースに見事な反応を見せました。
最近のマナトの打球は糸を引くような打球という形容詞が良く似合います。
グランドが乾いていたらランニングホームランは間違いなかったでしょうが、ここは三塁打でOK。
ノーアウト、先頭バッターでのチャンスメイク。いい仕事してます。
ここで、6番に下がったヤマトです。
下がっても要所で打順がめぐっているこの運命。
最近の打撃は湿り気味で、三振しにくいのが強みだったのに、三振も増えてきている。
当てることに重点を置くあまり、スイングの思い切りのよさがありません。
振り切ってないので、当たってもセカンドゴロばかり。
自分でなんとかするしかありませんが、ここでも三振。
最低でも内野ゴロを転がせば先制できる場面で、攻め切れません。
続くフミヤも要所で回ってくることが多い。だめなのは三振です。
なんとか食らいついて、ボテボテのピーゴロ。ボテボテなのが幸いしました。1、3塁。
そして、初スタメンのフクダ。経験も浅いので、心臓バクバクでしょう。
頭がまっしろで、教えてきたスイングができていません。
タイミングも会わず、まったく打てる気がしません。「ああ、こりゃもうだめだな」と思わせる。
ところが、当の本人は打つ!という気持ちだけはあったようです。
その気迫が待望の先制点を生みます。きっちり当てて、内野ゴロ、マナトを返します。
この打点が勝利打点。チームを勝ちに導きます。
これで「俺もやれるんだ!」という自信と、チームメイトから認められる高揚感を知ってしまいました。
これがあるから野球は面白い。現実はゲームの何倍も面白い。
最初はみんなド素人。こういうバクバクの場面を経験していい選手になっていくんです。
失敗するにしろ、成功するにしろ、いい経験をしている。
この経験はかならず後で生きてきます。
一生懸命にやっているフクダが結果をだしてくれると、本当にうれしいです。
神様はちゃんとみててくれるんだなと思います。
ひたむきなフクダ。経験の浅さはいなめませんが、これからまだまだ伸びていってくれると思います。
この試合、フクダの先制点を皮切りに計3点をもぎとり、盟友の新鶴スポ少さんをくだしました。
あそこで先制できなかったら・・・立場は逆だったかも。
そう考えると口火をきったマナト、ド素人ながら気迫でうったフクダを褒めるべきでしょう。
そこに我慢して投げぬいたエースダイト。
この3人の活躍で、1回戦を突破しました。
お次は、9人ぴったりの岩月スポ少さん。
ここ最近は対戦がありませんでした。
この続きはまた今度。
新人チームの初陣になります。
ついにこのときが・・・
ダイトなし、ヒカリなし。新バッテリーと5年生以下の布陣。
今年そこそこの経験をつんできましたが、自分たちだけで自立できるか?
残念ながら、仕事でいけなかったのでビデオによる観戦でした。
初戦は、河東さん。
河東さんも今年たくさん対戦しています。
これまた百戦錬磨の指導陣。迫力も満点です。
5年エースで戦ってきたので、投手力は上をいきます。
今回は先攻を選んだようです。
なんとか先制したいところですが、ヤマトが一番とは・・・
確かに当てるのは上手いんですが・・・思い切りの良さに欠ける。
もっと誰かいないんですかねぇ。
三振しないまでも出塁までいかず、リードオフマンの役割を果たせません。
後続も倒れ、まことに淡白な攻撃。
一方、たちあがりに不安がある先発のマナト。
案の定、ボール先行のつらい展開。
ランナーを背負っての戦いは経験の浅いチームにとってプレッシャーになります。
ランナーを見ての状況判断が多くなり、「どうしよ?どうしよ?」と余裕がなくなる。
あせり、迷いはエラーを呼びます。
この試合も3点を献上し、先制されます。ほんともう致命傷ですよ。
たちあがった瞬間にぶんなぐられる。KOです。
それでも、そこから大きく崩れなかったのはよしとしましょう。
初回をどうしのぐか?ここに課題があります。
最終回に2死満塁までしたのが唯一のいい展開。
しかしながら最後は、代打コウセイの三振でゲームセット。
終わってみればヒット数は3-2でこっちが上回っています。
やはり四球がらみは気をつけないと。
明日も宇津木杯なんですが、雨で練習ができません。おそらく夕方にもう1回ふってくるはず。
明日もグランドコンディションの悪い中での戦いが予想されます。
着替えは必須ですね。
さぁ、明日に備えよ!
永い連休はいいですね。仕事してることを忘れます。
それでも稲刈りしてたんですけどね。
思えば、週末に何もないことがない。
泳いでないと死んでしまうマグロのようです。
さて、9/19の美里親善大会です。
美里連盟4チームの主催試合です。
チーム単独で冠の大会をもたないイーグルスにとっての唯一の主催。
4チームで協力して大会を運営します。
何より天候がもってくれてよかった。
雨だけは勘弁してもらいたい。
前日から降ったりやんだりでしたが、なんとか消化できました。
そんなイーグルスの初戦はほおのきさん。
今年何回もあたります。
バッテリーを中心に、少ない得点を守り抜くチーム。
監督さんをはじめコーチ陣も経験豊富で百選練磨です。
春の練習試合で勝って以来、本番で幾度も当たり、一回も勝っていない。
ダイトにとってはストライクが入らず、トラウマになった試合の相手もほうのきさんでした。
勝負どころで、きちんと守り抜いたり、得点できる。
特にエースのオオミナト君がすごい。
ここぞの場面でアウトローに「ここしかない!」ってコースに決めてきます。
要所をしめる。そこが我がチームとの徹底的な違いです。
そうであっても、勝機はないわけではありません。
連打は望めないでしょうから、1点でいいから先制する。
心理的優位にたてばチャンスはあると思います。
しかし、先攻をとられ初回に3点を献上・・・
先制するどころか、先制されて致命傷です。
ボクシングだと1ラウンドで2回倒れてますよ。
それでも、ダイトのホームランで1点を返し、一矢報いました。
試合後、ダイトはまたも「俺のせいで負けました。」とうなだれます。
やはり初回の先頭バッターのファーボールは、チーム全員を緊張させてしまう。
たかがファーボールではないんです。
野手が浮き足立ってしまった。
要のキャッチャーのヒカリしかり・・・
アップアップで見てられません。
わかっていることですが、攻撃も歯が立ちそうなのはダイト、タカヤくらいか・・・
打てる気がしません。
きっちり四番にダメ押しのホームランを打たれてジ・エンド。
いいところがありませんでした。
ほおのきさんはそのまま勢いにのって、優勝しました。
決勝の本郷戦は、見ごたえがありました。
抽選勝ちではありましたが、ピンチを幾度も切り抜けるメンタルの強さ。
脱帽です。
さて、イーグルス、建て直す時間がありません。今週9/26の宇津木杯。
小さいことでもいいから変化をつけたいと思います。
毎年のご招待ありがとうございます。
私は仕事でいけませんでしたが・・・
聞いた話によると、1回戦は蓬莱スポ少さん、福島かな?に 8-0で快勝。
2回戦はほおのきさんに2-0で惜敗だったようです。
快勝と惜敗。
負けてしまったのは仕方ないにして、次につながる戦いだったんでしょうか?
タカヤがいなくてここまでやったのは、よくやったほうでしょう。
そのポジションを埋めたのは、マヤナ、ユウト。
いきなりのコンバートでも対応できるようになってきたということは、それなりになってきたということ。
ダイトもそれなりに復調しつつあるようですが、ほうのき戦の失点はやはりファーボールから。
カウントが若いときの四球はいただけませんね。
しかし大きく崩れなったことは評価できます。
その後、新鶴スポ少さんと練習試合。
今週末の新人戦を見越しての練習試合だったようです。
ユウキ、タケルまでも試合にでたとか。
チームとして形になったかどうか?
たとえ制度が低くても、まがりなりにもこうやるんだというビジョンをみんながもつことが大事だと思います。
まずできるかできないかは別にして、こうやりたいと思い描く。
できる、できない。
できるためにはどうするか?
ここですよ、ここ、大事なのは。
ダイト、ヒカリなきあとのイーグルス。
思い浮かべてみても・・・やっぱり心配です。
本当に暗くなるのが早くなってきました。18:30までできるかどうか?
その短い時間で密度の濃い練習ができるかどうか?
そのためには、目的意識をもってやることです。
ただ、やっていては天才には勝てません。
早いボールに対する反応ができていない選手が多い。
トップのタイミングを早くとる事、これができないとまず振り遅れる。
ここだけでも徹底して試して欲しいとおもいます。
さて、つづきです。
5-2、3点ビハインドのイーグルス最後の攻撃。
点差は少ないほうがいいですが、まだ3点ならば「いけるぞ!」と思えるモチベーションを維持できます。
そのためには先頭バッターが出塁すること。
この場面でヒカリです。チームを勢いづけるには、もってこいのバッター。
みんなの期待にこたえてヒットを打ちます。
いろいろ迷うこともあったでしょうが、よくやっている。
考えることが自分自身の成長につながる。
ただ植物に水が必要なように、人にもアドバイスが必要です。
「お前は大丈夫だ。」と背中を少し押してやるだけで十分です。
よく打ちました。
さぁランナーはでました。
次はヤマト、先ほどは三振、進塁打も打てず仕事ができませんでした。
ランナーをためることが相手へのプレッシャーになります。
ここでの使命は、塁にでること。
一番だめなのは三振です。
ヒカリを走らせて仕掛けてもいいと思いましたが、ここは安全策。
相手ピッチャーも制球に苦しんでいるので、ここはヤマトに任せたようでした。
アウトコース中心の攻めに対して、どうするか?
セカンド、ファースト方向への簡単なゴロ。
あー討ち取られたと誰もが思ったところで、エラー。.
ボールデッドになってランナーは進みます。
転がせば何かが起きる。
「これ、いけんじゃねぇ?」とみんなが思い始める。
試合の流れが、音を立ててこちらに傾きかけています。
ノーアウト2、3塁。
ここでチーム最強バッターのダイト。全部きれいにしてくれていい場面です。
相手ピッチャーも気合が入ります。
ここは真っ向勝負!エース対決です。
こっちは悪くてもヒットで1点は入るなと、皮算用をしています。
ですが、三振。
悪いほうに、計算外。
打って当たり前だと自分でも思っていたのでしょう。アウトコースのボール球を振らされました。
今日もいいところがありません。
投球内容が打撃も反映する悪循環。
どっかで、何かをきっかけにふっきるしかないでしょう。
最強バッターを討ち取られたことで、またメモリは相手チームへ動きます。
ここで、4番のタカヤ。
雨で試合開始が遅れる中、ただ一人バットを振って試合の準備を怠らなかった。
心底野球の好きな男です。
集中していました。
その研ぎ澄まされた集中力で、インコースの難しい球をレフトへはじき返します。
ここでも打ってくれた。
見事、見事としかいいようがありません。
みんなの気持ちを、思いをボールにのせて運んでくれた。
5-3になり、なおも1、3塁。これで勢いづかないはずありません。
この1、3塁の形。2回の攻撃で、フミヤが失敗しています。
失敗というよりは、この場合の攻め方がわからなかった。ベンチに帰ってきたときに話しておいて良かったです。
まぁ、1塁がタカヤなのでその心配はありませんが、確認しておいてよかった。
三塁コーチャーも小島コーチなので、ヤマトでも大丈夫でしょう。
仕掛けます。
1塁ランナー盗塁。
相手は、点数をくれてもアウトカウントを優先します。
二塁へ送球。それをみたヤマト、本塁へスタート。タカヤはわざわざアウトになるべくもなく、1塁へもどります。
ヤマトの足が遅く、本塁クロスプレーになるもなんとかセーフ。
これで5-4。
俄然、みんなが「いける、いけるぞ!」と確信しました。
こういう雰囲気が面白いんですよね、一体感があって。
ここぞの場面で全員で畳み掛ける。
ベンチの応援もここは声が出しやすいところ。いっそうはっぱをかけます。
マナト、三振で二死。少し意気消沈。
マナヤ、エラー出塁。二死2、3塁。
ここでフミヤ。
まだ場慣れしていない感覚がある。
ここは思い切り打つしかないんですが、どうするか、どうしたいかという戦略、方針、気合が見て取れない。
最後は、セカンドゴロでゲームセット。5-4で負けました。
高瀬・御館さんを追い詰めながら攻略しきれませんでした。
なんといってもノーヒットで献上した5点が痛かった。
それがなかったら・・・
ですが、最後の攻撃の集中力はすごかった。
特筆すべきは、タカヤのインコース打ち。
あれは気持ちよかった。
みんなに「いけるぞ!」と思わせた。
負けはしましたが、そう思うことが次につながります。
試合には負けたけど、気持ちは負けてない。
次は、どうやろうかと前向きになれる。
ピッチャー陣の建て直しは必須です。
少ない時間の中でやっていきたいと思います。
昨日の続きです。
高瀬・御舘スポ少さん、郡山だったんですね。
1回の攻防は、どうみてもイーグルスの流れ。
2回の表は下位打線からの攻撃なので、打たせてとるピッチングで3者凡退に抑えて追加点といきますか・・・と、簡単にはいってくれません。
ここから、また悪夢が始まりましたよ。
エース、ダイトの乱調。
ファーボール連発で押し出し。パスボール。
ノーヒットで5点を献上。打たれてないのに、火だるまです。炎上です。
途中でこれ以上の失点は致命傷になるとの判断で、ピッチャー交代。マナトです。
ノーアウト、満塁。いきなりランナーを背負っての登板です。
まだまだ場数を踏んでおらず、百戦錬磨とはいえません。
ドキドキ、バクバクの心境でしょう。
それを見てか、野球の神様は少しほほえんでくれます。
パスボールでそれたボール、突っ込むランナー、タッチアウト。
運も味方しての2アウトゲット。
ここでも「よし、なんとかいけるぞ!」と思いました。
しかし喜びもつかの間、ここからサンドバック状態。
ボール、ボール、ボール、ストライク、ボール。
相手も完全に見てきます。
ボールが先行するときほど、守備にスキが生まれる状況はありません。
集中力が切れる。
なにもピッチャーもそうなろうとして、ボールを投げているわけではない。
一切手を抜いてないのに、ストライクが入らない。
まわりがいらだっていくのがわかる。過度の緊張ものしかかってくる。
ますます入ってくれない、このアリ地獄。
ここで、代わってくれる控えのピッチャーがいればいいんですが、それもいない。
ここでも孤立無援。
打たせてアウトにしようとしても、ストライクが入らないことには守備も援護できない。
この試合に限っては、守備陣はノーエラーです。
まわりからも「楽にいけー。」とか、「打たせろー。」とか声をかけられますが、ピッチャーもそんなことは百も承知です。
それでも入らない。
自分の無力さを思い知ったでしょう。
あのマウンドに誰も助けてくれない。自分でなんとかするしかない。
心が折れそうになります。
投げることが怖くなってしまう。
しかしここはまだピッチャーとしての第1の試練です。
ストライクが入るようになると、今度は「打たれる恐怖」が出てきます。そこでも投げるのが怖くなります。
その試練は自分で乗り越えるしかない。
その時自分を支えてくれるのは、それまで積み重ねてきた練習です。
量だけではなく、質も、そしてメンタルも必要になってきます。
この悔しい思い、ふがいなさ、無力さを知ったならば、今度はそれを味わいたくないと思うでしょう。
逃げるのも一つの手ですが、野球が好きならば、立ち向かおうとするはず。
ダイト、マナト、あの涙を忘れてはいけない。
「あんな思いはしたくない!」
それが、自分を強くします。
試合は、5-1で一方的な展開になりました。この点差はやばい。
時間もない。3回の裏イーグルスの攻撃が最後の攻撃になります。
ここで逆転しなければ勝利はありません。
この円陣で声が小さいようならば、逆転なんぞできるわけがない。
絶対逆転できる、やってやる、そうなるようにでかい声をだせ!と喝を入れます。
いつもは気合のはいらない円陣でしたが、このかけ声は良かった。
私もやべぇなぁという思いはありましたが、自分で自分を鼓舞する。
「いけるぞ!」と自分に思わせる。
そういう空気をみんなで作ることが奇跡への第一歩なんです。
さぁイーグルス最後の攻撃が始まります。
つづく。
雨の土日でしたね。
大会関係者にとっては、災難だったと思います。
想定外。
やまない雨、悪くなっていくグランドコンディション。
それでも大会を限られた人材で運営していかなければならない。
やるか、やらないかの難しい判断。
頭のいたいところです。
晴れであれば、こんなことはおきない。
後片付けも、ぬれている分遅くなる。
大変なご苦労だったと思います。
そんな苦労に対して我々は感謝の言葉しかありません。
ありがとうございました。
さて、土曜日は高田スポ少さんの仲介で、荒海さんの英友杯に参加させていただきました。
あいにくの雨で長縄跳び大会になりました。
我がイーグルスは、そこで準優勝。
キャプテン、ダイトがことごとくじゃんけんで勝って後攻を選びます。
先攻のほうがプレッシャーがあります。
後攻は先攻の結果をみて、何回飛べば勝ちかがわかる。
先攻はいけるところまで飛び続ける必要がある。
断然、後攻有利です。
決勝戦。先攻の田島女子さんに負けてしまいました。
おしかった。
しかし、田島のスポーツ施設の整備はすごい。
人工芝の全天候型。砂を貼ってあるのがいいです。
より自然な地面に近い感覚。うらやましい。
豪雪の南会津であってもこんだけの広さがあればいろんなメニューがこなせます。
田島スポ少の全国大会の躍進を支えたのもこういった町をあげた応援があったのだなぁと感心しました。
なにも箱もの整備をすることが躍進にはつながるとはいいませんが、その姿勢がすばらしい。
南会津はスポーツが盛んなイメージ。
子どもたちのスポーツを町民全体で支える。
単純にうらやましいと思えました。
そして、日曜日。ほおのきスポ少さんのほおのき杯。
この日も雨です。
ダイトが引いた抽選は、会場移動ありの第3試合。
雨の影響で、待機になったり、会場の移動があったりで試合をすることの大変さがわかりました。
大会運営側も大変なご苦労だったと思います。
なんとか試合ができる運びとなったのが、13時前。
相手は、ロイヤルブルーのユニホームがかっこいい高瀬御舘スポ少さん。おそらく初対戦です。
今回も後攻です。
この前の涙の大敗の影響もあるので、ノーエラーで得点させない立ち上がりが大事だととくとくと説きました。
しかし、いきなりのエラー。しかも一番信頼できるショートタカヤ。
こりゃやべぇなあと思いました。
確かに腰の高さのグラブさばきが難しいゴロ、でもあれは簡単に裁いて欲しかった。
やべぇぞという空気が漂い始めます。
ですが、ストライクがなかなか入らずボールが先行するもなんとか討ち取って、2死三塁までこぎつけました。
序盤の大事なところ。
打たれる可能性、エラーの可能性、パスボール、ワイルドピッチの危険性もあります。
ここをゼロで抑えれば、なんとかたちあがりに合格点を挙げられます。
そこでひとつ安心を得られる。おさえたことが自信になってくれます。
頼むぞというチーム全体の思いが通じたのが、なんとか内野ゴロに押さえます。サードランナー残塁でこの回ゼロ。
あぶない場面、失点したらいっきに崩れる場面。
ここをよく乗り切りました。ゼロに抑えたことでタカヤもほっとしたでしょう。
してしまったミスは仕方がない。そのミスをみんなでカバーすることで自分たちのリズムを取り戻しました。
いい流れで裏の攻撃に回れます。
今日の1番はヒカリ。
雨なのでじっくり見ていくように監督は指示をだしました。
このコンディションの中、相手もコントロールに苦しむのは同じです。
3ボール。
野球を知っている人は、もうお分かりですよね。
1番であればここは100%待てです。
なのに、ヒカリは打ちやがった。右中間にヒットです。
結果がいいから、「いい。」ではだめなんです。
あの場面で、あの状況では持球です。出塁を義務付けられた1番。
3ボールであれば、2球待つことができます。
そうすることで出塁する確率は高くなるはずです。
それを理解していなかったことがだめなんです。チームの一員として戦っていない。
3ボールだから、待てよと声をかけて本人もうなずいていました。
それでも打つ。
目の前を歩く虫をたべるカメレオンでしょうか?
試合後に、説教してやりましたよ。とどいたかどうか?
ともかく、チャンスをつくりました。
ここは波に乗るためにも先制点が欲しい。絶対欲しいです。
2番ヤマト。一番欲しいのはヒットですが、最低限の仕事として進塁打。
バントでもいい場面。
本来下位打線にいてもいい非力なヤマトが2番にいる理由は、ボールの見極めはそこそこできるし、三振も少なく、ゴロも打てる。
チャンスを広げて、後続のタカヤ、ダイトにつなげる。
それがヤマトの役割です。
もっと打つやつ、マナヤ、マナトがもっとちゃんと出てくればいつ変わってもいいと思います。
この場面、エンドランで仕掛けますが、アウトコースに届かず三振。仕事ができません。
ランナーは進めますが、一番期待できるダイトも倒れ2死3塁となって、先ほどエラーをしたタカヤ。
どっしりとした構え。
相手も気づくでしょう。いいバッターだと。
守備にしろ、打撃にしろ、その状況に応じた動きができる選手。
練習でもある程度はいきますが、センスのあるやつにはかないません。
その可能性をもっている。
アウトコースを狙えといって反応できるような考えてやっているのは、他にマナヤくらいか?
ですが、確実性ではタカヤのほうが上です。
最近右打ちがいいヒカリは反応しているに過ぎません。
野球を考えてやっている。
それがいかんなく、この場面で発揮されました。
みんなが望んだこの状況できっちり結果を残す。
右中間を破る先制タイムリー三塁打。晴れていればホームランだったでしょう。
勝利に飢えている我々に渇望の水のごとき1点。
打った本人も、チーム全員も快心の一撃。
タカヤには、大きな自信になったはずです。
ここでも「いけるぞ!」と思いました。
続きは、また明日。
いつもの生活にもどったわけです。
夏休みの怠惰な生活よりも生活のリズムをつくれていいと思います。
いい生活のリズムは、いい体調をつくる。
いい結果をのこすには、体調よく望むことが大事だと思います。
5年生は、明日から宿泊学習にいきます。
環境の違ったところで、はしゃぐ人。
あいつとあいつとあいつ・・・目に浮かぶようです。
怪我とかしてこないとこを祈ります。
この前の試合でのひとすじの光明。
それはマナトのバッティングでした。
県大会クラスの本郷スポ少のエースから2ストライクと追い込まれてのバッティング。
グイグイ速球でおしてくる相手に、やや押されぎみでしたがきっちり振りぬいた。
あれは快心のあたりでした。
以前にも触れましたがマナトの振りは、軸を中心にくるっと回ります。
理にかなった回転。でんでん太鼓のように回ります。前が大きい。
フォロースルーがきれいです。
最近、力もついてきたので振り負けなくなってきました。
以前はインパクトのときに負けていて、フライが多かった。
それが減ってきました。
打順も少しずつ上がってきましたが、少し確実性にかけます。
ですがこのままいけば、いいリードオフマンになれると思います。
そんなマナトが打ったセンター前ヒット。
あのクラスのピッチャーから打ったということは自信になります。
打てるんだ、できるんだと思うことは自分を大きく成長させます。
マナトにできたんだから俺もやってやる。あいつには負けないと競争心が生まれる。
そしてそれはチームも成長させます。
打つのもマナトだけでは勝てません。点が線になってこその打線です。
今週末は2連戦。
打線というものを見せてもらいたいです。