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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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日本女子リーグの試合を見に行きました。
来年のオリンピック会場です!
私が車を買っているトヨタの先輩、チケットをいただきました。
ありがとうございます。
トヨタ側の応援席に陣取り、応援グッズを貰って全力応援。なぜか応援団長に気に入られるペイペイ、シュンペイ。
ハイタッチなんかしてましたよ。
もしかして、この応援が1番ためになったかもしれません。

プロ野球とは違う感覚、パワーもありますがパワーを技術でカバーしてるなあと感じるプレーが随所にありました。
ホームランも引っ張るよりは逆方向へはじき返す。
スラップ、バントのうまさ。
テイクバックのない、もしくは極力少ない打撃フォーム。
ピッチャーの緩急。
小学生にも応用できるプレー、参考になるプレーがたくさんありました。
それを実際目で見てみる。
我が身に置き換えてみていた子、いたでしょうか?
たしかに、売店ばかりにいって喰いまくっていた連中もいました。
だけど、彼らにとって、明日のプレーの参考になったと言って欲しい。
それを実戦で見せて欲しい。
まあ、ただただスポ少のみんなでソフトボールを見に来て楽しい、それだけでもよしとしましょう!

そういや、斎藤コーチがいってました。
どこに勝ったか?ヒットを打ったか?よりも仲間と一緒に笑い合ったりすることの方が覚えていると。
こういうソフトボールの試合や練習だけではなく、どちらかというと遊びの要素が強いスポ少かあってもいいでしょう。

1番びっくりしたのが、その試合の始球式で、中山スポ少のあのどでかいエース君が投げたこと。
さすが、全国準優勝ピッチャーは違いますね。
スタジアムであった時、中山スポ少さんの選手の皆さんは誰彼構わず、大人に言われることなく、気持ちのいいあいさつをしてくれました。
私もどでかいエース君の肩をたたき、握手をしてもらいました。
そして、あらためてやはりデカいなと思う。
よく、こんなデカい奴の剛速球に立ち向かえるなとイーグルスの選手もすげぇなと思う。
中山スポ少さんとは2回剣を交えた。
どちらも負けましたが、いいところまでいくようにもなった。強敵がイーグルスを育ててくれる。
そして、このエース君とどこかで、もう一回やりたいな、と思いました。
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讃えよ!この6人の勇者を!
その6人の後ろには控えの選手たち、保護者に先生方みんなの魂が乗り移っていました。
その姿が確かに見えた。
魂の快走。
高田中駅伝部、悲願の県大会優勝!
全国大会への扉をこじ開けました。

それをこの目でみれた、この幸せなこと。
有給をとったかいがありました。
イーグルスOBが4人も走っていました。
これは休んででも目に焼き付けなければならないと意気込んでいわきに乗り込みました!
一旦追いつかれるというレース展開もしびれますが、彼らの努力、家族のサポート、先生方のご苦労を見てきただけに、こみ上げてくものがありました。

気づけば、おっさん四人が大声を出して涙を流しながら全力で応援している。

彼らの走りに魅せられ、引きつけられ、元気をもらう。
その勇姿に涙があふれてくる。
自分が泣いていることさえも忘れるくらい声を枯らしている。
人が真剣に仲間のために、自分たちのために懸命に走る姿は見る者のこころをとらえます。

すげえという表現しか思い浮かびません。
人が努力をして、毎日毎日重ねてきた想いが、成就するということを、彼らが教えてくれます。
自分たちの限界を決めるな!
と彼らは言っているようです。
彼らが小学生の時、いったい誰が、こんなにも速くなることを予測していたでしょうか?
何度限界を突破してきたでしょうか? 
大人になって、いろんなことに理由をつけて、言い訳をして、最初から本気にならないで、あきらめたりすることが多くなってきました。
そんな、しらけた世の中にあってこれだけは譲れないという一線。
それを信じて疑わずに貫いた彼らを讃えずにはいられません。

全国大会の扉をこじ開けた。
しかも、また舞台は滋賀県。
小学生ソフトボール全国大会も滋賀県だった。
かつて、コウダイを擁して降り立った彼の地。
先輩からの駅伝部の悲願。
兄弟の悲願もあった。
その地にタカヤたちが駅伝で再び降り立つ。
彼らはまた明日から全力で朝から練習に励むでしょう。
つかの間の歓喜と休息。
みんな、いい笑顔。
こんなにも幸せな瞬間が、人生にあるですね。

おめでとう、高田中駅伝部!

洞察力(どうさつりょく)。
自分のおかれた環境、まわりへの観察、予測など広い意味で役に立つ能力だと思います。
回りからの情報を役に立つ、役に立たないは関係なく、どれだけ多く取得できるか?
これだと思います。
生きていく上であるにこしたことはない能力だと思います。
その洞察力。
この前の湯川での練習試合で、新キャプテン、ソウゴの洞察力を垣間見ることができました。

この日は、お弁当持参での練習試合になりました。
団として用意しないという選択。
お昼近くになり、試合も開いたので弁当の時間にしました。
二試合くらいやったので、全員、腹が減っているはずです。
めいめいが弁当をがっつきはじめる。
その中にあって、右往左往している子がいました。
どうした?はやく弁当食えよと声をかけました。
ん?ちょっと待てよ。
何で右往左往してるんだ?
もしかして、弁当わすれたのか?
んー、そんときは俺が団からいただいたおにぎりやろうかな?
なんて思いつつ、新キャプテンのソウゴに聞きました。
「ソウゴ、あいつはちゃんと弁当をたべているか?」

「ん!あぁ、ちゃんと弁当くってましたよ!」
即答でした。
こいつ、ちゃんと見てるなと思いました。

さすがと言うべきか、キャプテンになってからなのか、みんなを見渡す洞察力が芽生えていると感じました。
とくに、年下の1年生、2年生に気を配るというか、そういう空気がでていると私は感じました。
ガツガツ、先頭にたって勇ましく切りこんでいくタイプではない。
前にもいったように、背中で語るタイプなんです。んー昭和っぽい。高倉健みたい。
基本は不器用。
昔の、『キャプテン』というマンガがありましたが、その水口キャプテンみたい。
自分がちゃんとできないと、みんなにやれなんて言えない。
そんなようなことを言っていたと思います。
その人柄について行く。
ソウゴもそんな感じでしょうか。

そういや、夏休みの持久力と根性をつけるためのインターバルトレーニングの時、本当はユウキの後ろあたりの前で速く走れるのに、あえて1番最後から走っていました。
そして、そこからスパートをかけて、全員を抜き去り、一気に上位に食い込むという走り方をソウゴがしていました。
普通に走るよりもつらい。
あえて自分を追い込んでいる。
懸命に走る姿をみんなに見せる意図などソウゴ自身はみじんも思ってなかったと思いますが、結果として、ソウゴは1番後ろから、全員の走り方を見ていた。
トップを走るユウキまでは追いつけなくても、全員を抜くことで、自分の背中=取り組む姿勢を見せることができました。
ソウゴの中には計算されたキャプテンシーなどまったくないでしょう。
ただ、一生懸命さは伝わったと思います。
一本も手を抜くことなく、走りきる。
手を抜かない。
これは、中学にいって長距離も速くなったタカヤ、全国大会にいったイーグルスOBのコウセイにも言えることです。
こういう地道でつらいことも本気で取り組める。
その姿勢に、みんなが引っ張られる。

青い炎。

ソウゴには、ガンガンひっぱっていくユウキとは違うキャプテンシーがあります。
明日の新人戦で、お手並み拝見といきますか!

どのチームも新人チームが始動しています。
南会津、県南は代表チームがすでに決まっています。
イーグルスもしかり。
イーグルス、1回戦は猪苗代メッツさんです。
3年前は死闘を繰り広げました。全部負けましたが。
そして、昨年は最後の青空杯で勝った。
なにかとご縁のあるチームです。
そういや今年はやってないような。
しかし、新人戦ですから今年のチームとはガラッとかわるでしょう。
やってみないとわからない、というのがどのチームも正直なところでしょう。

イーグルスも少し前に新チームに移行すべく、新キャプテンを決めました。
いままでは、それまでの立ち振る舞いや今後のチーム状況を考えて、監督が指名していました。
大人が決めていた。
それを子供たち自らが自分たちで選ぶようにしました。
紙を渡して、誰がなってほしいかを書かせる。
投票による互選としました。
出てくる名前は、いくつかあるだろうと予想はしていました。
ところが、蓋を開けてみると…
全ての票が、ソウゴを選んでいました。
あぁ、そう来たか!
ほかに、ケンタ、ユリア、ユウゴという選択肢があったのに関わらず、その候補者自身でさえ、自分ではなく、ソウゴを選んだ。
来年の新人全員が担ぐ、神輿として選んだのがソウゴという男です。
昔からソウゴを見てきた人にとっては、あっと驚く展開。
ただ、いままでのソウゴを成長を見てきた私にとっては納得のいく結果となりました。
ソウゴと書いてある全ての票をみながら、「あぁ、そう来たか!」と再度、かみしめてみました。


彼ほど変化、というか、進化した人間はいないでしょう。
今年のイーグルスの快進撃を確かに支えてきました。
サードいう難しいポジションをしっかりと、こなしてくれています。

去年の時点で、サードを守れる人材がいなかった。
内野手としてバッターボックスに1番近くにいるので、1番強い打球が飛んでくる。しかも、敵の小兵はバントなどの小技をやってくるので、前にもでなくてはいけない。反射神経と度胸のいるポジションです。守備機会も多い。
ただ、どこのチームもショート、セカンドを重要視する傾向があります。
絶対的ピッチャーがいないイーグルス。
右の強打者は容赦なく引っ張ってきます。
勝負どころで、強打&難しい捕球、そしてファーストへの強肩を見せつけないといけない場面がある。
ショートは、タイセイがいるからいいとして、サード、セカンドは?
レンか、ソウゴ、ユリア、ユウゴ、テンカイ。
誰をどこにもっていくか?
試合をこなしていくうちに、だんだん適正が見えてきました。
私がソウゴなら大丈夫と思った瞬間は、いつかの試合でソウゴをショートに置いたときです。
あれは、タイセイがいない日の県南での練習試合でした。
肩はそこそこ強いのは分かっていましたが、捕球態勢に難があると思ってました。
あまりに正面で捕りすぎる。捕る時、がに股。
そのため、次の投げる動作にどうしても遅れが生じます。そこが直ればいいなあと思っていたら、直ってました。
なんということでしょう!
ファーストへ投げることを考えて、右から回り込んで、軽やかにステップを入れながらファーストケンタへ華麗に送球をする。
それを見て、あぁ上手くなったなぁと思い知らされました。
バウンドする球への入るタイミング。
それはそのまま捕球のリズムになります。
私がよくいう、ワン、ツー、スリー、フォー。
右の初動ステップ、捕球、半身の投球姿勢、スローイング。
上手い選手は、このタイミング、リズムが見事です。
まだぎこちないながら、ソウゴにもそのリズムが出て来た。サードもいけるが、タイセイがいないとき、ショートも大丈夫だと思いました。
タイセイの代わりが務まるくらいに、ソウゴは上手くなった。


実力もついてきていますが、私がソウゴがキャプテンにふさわしいと思った最大の理由は、その背中で語る「ひたむきさ」です。
ソウゴは、最初自分が上手くないのは、分かっていたはずです。
1,2年のころは、野球好きなケンタやユリアに交ざるカタチでスポ少の練習にきていました。
おせじにも上手いとは言えなかった。
ボールに当たるとすぐに泣くし、上手く捕れなくても泣く。タフさよりも、もろさ。幼さ。
その当時のちびっこ専任コーチだったサイトウコーチは、いっています。
「よく、泣いていた。」と。

私たちも、大丈夫か?長く続ける事ができるか?と心配になるくらいでした。
それほど泣いてばかりいた。
ただ、その時一緒にいてくれた仲間が良かった。
ケンタやユリアはガンガン前に行くタイプです。
たとえるなら、赤く燃えあがる炎。
そうではなく、青く静かに燃える炎もある。
ソウゴは、テンカイ、ユウゴ、レンとつるむことで、お互いの居場所を築き上げました。
派手さよりも、着実に確実に積み重ねていくタイプ。
ゆっくりとですが、着実に実力をつけていきました。我々もその変化に気づかないくらい少しずつ変わっていきました。
いつのころだったでしょう。
冬場のインターバルトレーニング。
1分間で体育館の横をなんかい往復できるか?
それを10本。持久力、心肺機能、根性を鍛えています。
これを週3でやっています。
そのインターバル、つらいので多くが少し手を抜いている。走ってる表情に余裕があるので、抜いている事が分かります。
最初、ソウゴも中の下くらいでした。
まあ、めだつ存在ではなかった。
しかし、年を追うにつれ、どんどん速くなっていきました。根性と持久力がついてきました。
レンについていき、テンカイついていき、そしてこの夏のグランドでのインターバルでは、チーム最速のユウキにまでついて行くまでになりました。
自分で身近なところから目標を立てて、最初は追いつけなくても、あきらめないで食い下がる。
ソウゴのすごいところは、追いつけなくても何回も何回もチャレンジするところです。
それはレンもそう。
失敗しても、上手くいかなくても何回も何回も挑戦する。
つらいというよりは、嬉々として挑戦している。
そこにその仲間が引っ張られていきます。
これが、この青い炎軍団、全体の底上げになりました。

赤い炎より、青い炎の方が温度は高い。

彼の中に宿る青い炎に、みんなが魅せられはじめていました。
そこに結果もついてくる。
下位を打っていたソウゴを2番に抜擢してのは小島コーチ。2番最強説を唱える私にとっては信じがたい打順でしたが、ソウゴは結果を出しまくる。
昨年の春の大会、代打で送ったところで二塁打。
今年の総体県大会でも中山さんからライトにヒット。
ユウキ、タイセイでさえ捕らえることのできないピッチャーからヒットを打つ。
みんながソウゴを認めざるを得なくなった。
自分で道を切り開いてきたといっていいでしょう。
ゆっくりではあるが、着実に自信をつけてきた。
小さく弱々しかった昔の彼。
何回も何回も失敗して泣く。
その涙がソウゴを強くしました。
いまやイーグルスを引っ張る存在です。
その背中に子どもたちも、保護者も指導者も魅せられる。
ソウゴの10番が見て見たい、と。

この先、また多くの苦労があるでしょう。
くせ者ぞろいのチーム。
まとめきらないかもしれない。
それでもいいんです。
何回も何回も挑戦してみんなで乗り越えていく。
キャプテンというポジション、役割はとてつもなく難しい。
ただ、やりがいもある。
この役割がソウゴをさらに大きく育ててくれることでしょう。
去年のコウノスケがそうであったように。

泣き虫、キャプテン、ソウゴ。
その涙をイーグルスみんなで、うれし涙に変えましょう。

次週、新人会津予選です。





ソフトボールというのはつくづく積み重ねをつむいでいく物語りだと思います。
いろんな準備をしてきても、たったひとつのパーツを忘れたために全てが台無しになる。
反対にやることなすこと全部だめでも、ここいちばんを制したがために勝負のカギをにぎる。
いろんな経験をしてきて、そう思います。
そして、これには正解がない。
これをやっておけば大丈夫という鉄板がない。
常に変化しています。
ですが、その指標となるものは、なんとなく分かってきました。
あ!?なんかヤバいな。
この流れは悪いな。
だとすれば、どうするか?どうしたらこの悪い流れを断ち切れるか?
いろいろ試して、失敗してきた経験がここにきて生きています。
昨日の玉川ライオンズ杯の1回戦、白坂戦でもそう。
50分の短期決戦。2点のビハインド。
負けてはいますが、つけいる隙はある。
相手投手、コントロールが定まっていないところに、早打ちのイーグルスがあかんと見ました。
そこで、よく見ろの作戦の徹底。
ただし、先頭のスラッガーのケンタは好きに打たせる。結果、エラー絡みのホームラン。
流れが少しずつイーグルスに来ている。
再度、よく見ろの作戦。
1点足りませんでしたが、ヤマ場は作れました。
相手をよく見て、状況を判断する。
チームで、積み重ねることができた結果です。
ただ、白坂さんのほうが確実に着実にイーグルスの手足を奪う、積み重ねをしていました。
イーグルスのスキをみた三盗を阻止。
スキをみたホームスチールを阻止。
大事なところで、いいプレーが出ていました。
あのバッテリー、特に女の子、キャッチャーの守備に打撃にの無双ぶり。やられました。
白坂さんのほうが、より高く積んでいました。
イーグルスの負けです。


積み重ね。攻撃に関して言えば、ストライクとボールの見極めが基本。
ストライクとは、打てばヒットになる確率が高いコース。その中でも、ヒットになりやすいコースと打ちにくいコースがある。
打ちにくいコースに、チカラのある球を投げ込むことができるのがいいピッチャーといわれる選手です。
そのピッチャーを攻略するのは至難の業です。
まずはボールを打たない。
全コース打つのは不可能、来るコースを予測して、トップを早めにとって準備する。
ストレートとチェンジアップの見極めをするのも無理なので、ストレート一本を狙う。
スイングしやすいようにバットを寝かせて、テイクバックも小さくする。
ポイントも後ろにして、ストレートに真っ向立ち向かうのではなく、いなすように、払うように相手のチカラを利用して逆方向にはじき返す。
ちょうど、ライフルの跳弾のようにはじく。
そんだけ幾重にも準備をしていても打てない。
そんなピッチャーがいます。
それほど威力のあるストレート。県内トップチームは容赦なく投げ込んできます。
それでも、なんとかファーボール、エラーで塁にでる。
送るべき時にバントができない。カタチのいい積み重ねができない。
そうするとリスクの高い盗塁しかない。
ここで、バントという選択肢があると、相手守備に、バントかもしれないという集中力を分散させ、迷いを生む可能性を植え付けることができます。
打つ、一択よりもプレッシャーを与えることができる。
選択肢を多くする、これも毎日の積み重ね。
これが、試合で生きます。
人間、あれもこれも同時多発にはできない。
やることが多いと、迷いを呼び、エラーの確率が上がります。
バントができるスキルをみせること、これも積み重ねのひとつです。
盗塁もそう、エンドランもそう、バスターもそう。何かやるかもしれないと思わせること、そして、意表をつくタイミングでくり出すことで効果は倍増する。
これができるのチームは強い、私はそう思います。
敵がバントはないな、と思ったところで、サインを出す。きちんとボールを見逃し、着実にストライクをバントする。狙って成功させる。これも積み重ね。
1発でできると気持ち良く積み重なる。
天秤の針が味方に少し振れます。

ランナーをスコアリングに置いて、少しでも有利に進める。サードが前気味に守っているのをスキを見て、すかさず三盗をきめる。
一死三塁、ここは必ずとらないといけない。
ヒットならよし、最低でもゴロを打ってヒット無しでも得点にこぎ着ける。
ここも積み重ねです。
いい場面を確実にものにする。
これができないと、その積み重ねは崩れはじめます。この積み重ねを強固なものにするのが、得点した直後の回をゼロに抑えること。
先頭をファーボールなんかでだすと、天秤の針は向こうに振れようとします。
抑えるべきところを抑える。これも積み重ね。
いかに相手よりも強固に高く積み上げるか?
野球の神様がこうして欲しいという展開に持ち込む。
これが勝利のカギとなります。
ただ、この積み重ねをぶっ壊してくる選手がいます。何個も何個も積み重ねてきたものを、ひとりのスラッガーのホームランで試合をひっくり返してしまう。
どんなに積み重ねてランナーを進めても剛速球で三振をとってしまう絶対的エースがマウンドに君臨する。
たったひとりで状況を打開してしまう才能。
小さいことを積み重ねていくことが、その選手の前では無に等しい。馬鹿らしくなる。
そう思える時もありました。

だが、そうではない。

何回も何回も挑み、チャレンジすることで小さなほころびが生まれる。 
ものすごく少ないチャンスかもしれませんが、そこにかける価値はあります。
強力な天才を前にしても、我々凡人は積み重ねていくことをやめてはいけない。
人はどうしても、楽な道を、近道を行きたがります。
それが閉ざされると、とたんにあきらめてしまう。
私もそうです。どうせ、負けるんだったら全力だすことないなと思う。
どうせ、どうせのあきらめが蔓延している世の中。その、どうせをやめましょう。
でも、あれ?まてよ。このやり方ならいけるんじゃないか?と思い直す。
いろんな角度から見て見る。
もう一回チャレンジしましょう。
一人ではない。横を向けばチームメイトがいる。
これがなんとも心強い。負けそうな時、ミスった時、横を見れば仲間がいる。大丈夫だ!と励ましてくれる。この感覚、私は好きです。
相手もそう思ってくれることがわかります。
相思相愛、以心伝心。気持ちが繫がっていく感覚。
大きなことはできませんが、小さいことでもいいから自分のできることを積み重ねていく。それをチームとして収束していく。
毎日とは、そんな日々なんじゃないですかね。
一人一人の積み重ねをチームとして、束になって、スラッガーやエースと対決する。
一人ではかないませんが、9人、いやベンチも含めてチーム全体でいろんな角度から攻める。
相手投手のクセを見つけたり、相手のサインを分析する。こっちか得点できならなら、相手にも得点させないように強い打球に飛びつき、必死に守りを固める。そうやって食らいついてきました。

イーグルスにもスラッガーが何人かいます。
一撃で決めた試合もありました。
ただ、彼らだけでは勝利は呼び込めない。
最終回の彼らの打席に回すだけの積み重ねを全員でしてきているから、そのチャンスにタイセイに打順が回ってくるんです。
みんなのチカラを少しずつもらう「元気玉」のようにイーグルスは、小さなことを全員で積み重ねてきました。それができたとき、強力なライバルと互角以上の面白い戦いができます。
これが見てておもしろいんですよねぇ。

昨日は、期待の1、2年生の3人と守備練習をしました。
少し前までぜんぜん捕れなかったフライが捕れるようになっていました。
しかも、返球もかなり正確になっている。
上手くなってるな。
すげぇなぁお前ら、上手くなったぞ!とほめちぎりましたよ。
この子たちも毎日毎日、積み重ねているんですね。ただの普通の練習なのにジーンときました。

この何でも冷めた目で見てしまう今の世の中にあって、こんなにも目をキラキラさせて一心にボールを追いかける子どもたちがいます。
いきなりは上手くならない。
毎日毎日の積み重ね。
小さいことでもいいから「できた!」と思える成功体験を子どものうちに体験しておくこと。
つらいことがあっても、厳しい状況にあっても、彼らならば乗り越えられるはずです。
その先にある、明るい未来があることを知っているからです。
小さい時に経験したことが、彼らを支えてくれます。
自分たちよりも強いチームにみんなでチカラを合わせて勝った。
ソフトボールはチームプレーだからなおさらいい。
一人では何もできない。
仲間のありがたみ、心強さが身にしみて分かります。
つらくても、その先にある成功を求めて止まない情熱。
しぶとい、粘りのある、芯のとおった面白みのある大人になることでしょう。
ここ最近は、勝ち負けよりも面白いか面白くないかの方が興味があります。
タイセイと剛速球ピッチャーとの対決、
レント=ユウキのイーグルスバッテリーと、とんでもないスラッガーとの対決。
絶体絶命の場面でのテンカイ必死の三塁への盗塁。
本気と本気、レベルの高い攻防。
試合の勝ち負け、そっちのけで面白い。

負けていても面白いときもあります。
反対もある。
ただ今日の練習をやっていて、思いました。
今年のチームも面白いけど、今は1年生のヒカル、ゼンジこの世代もまた面白そうだなと。
さて、また今日も少しずつ積み重ねていきますか!



人が人と出会う。=物質と物質がぶつかる。
これって「化学変化」だと思います。
ひとりの人間が、だれかに出会って影響しあって良くも悪くも変化する。
その最たる結果のはじまり。

高田中駅伝部、全会津を制しました。
圧倒的な勝利だと聞きました。
彼らが毎日毎日走っていることは知っていました。
継続は力なりとか、そんな言葉ではものたりない。
よくぞ、続けてきた。
子ども達はもちろん、毎日毎日子ども達を励まし、厳しく鍛え上げた先生方、送り迎えをした保護者のみなさんもたいしたもんです。
まさにチームというか、家族というか、みんなが一丸となっての勝利でしょう。

それでも、その全員がここは通過点だと理解している。
その先が見えている。
目に焼き付けている。

今は磐梯山を越えたくらい。
その先の燧ヶ岳、またその先の富士山、またまたその先のチョモランマ。
神々の座をみんなが狙っている。

その実力を虎視眈々と築いてきました。
毎日毎日走っている。
そんなイメージ。

イーグルスが二本柳でナイター練習試合をやる前に、何回か遭遇しました。
彼らは、4キロを二本やったあとに、イーグルスOBとして声をかけてくれます。その終わりのサヨナラのあいさつの中で、

監督、今から家まで走って帰ります。

あっそうか。(ここから、そいつの家までは約ニキロ、合計10キロ走ってるとはなぁ。)

つらいというよりは、楽しくて仕方がないといった感じ。
俺がというよりは、俺たちは義務ではしってるんじゃぁない。
みんなと走るのが楽しいから走るんだ!

ひとりが、がんばる。
まわりがつられてがんばる。
ひとりが強くなる。
まわりも、負けじと強くなろうとする。
自分ひとりでは乗り越えられなかった壁を乗り越えてしまう。
コウセイのようにむしろ、壊してしまう。
相乗効果。それは、倍倍々と連鎖する相乗効果。

指導する先生方。
それを時に厳しく、時に優しく、モチベーションが持続するように、根気強くアドバイスを送り続ける。
幼虫がさなぎになり、成虫になるがごとく。
なかなかできません。

まだまだ志の道半ば。
いろんな色の蝶たちはどこまで、高く遠くにいくのでしょう!
その勇姿を見守ります。




ここ最近の試合、比較的うまくコトが運んでいます。うまくいきすぎている。
そうなると、私の中のマイナス思考が言っています。
少しずつ計算が狂っていると。
この秋口、日照時間が少なくなってろくな練習もできない平日。
中にはやってる奴もいるでしょうが、おそらくほとんどが素振りもしてないでしょう。
あぐらをかいている。
春から夏にかけて培ってきた運動量、その貯金を取り崩している。
その取り崩しがなくなろうとしています。

勝ちにおごってはいけない。
少なからず、おごりが見えます。軽くみている。
そうなると必ず逆襲がきます。
それが怖い。
自信を持つこととおごり高ぶることは違います。
確かにここ最近、私自身も含め、試合への入り方が雑になっています。
指揮官が軽く見てるから、それが選手にも伝染してしまう。
そう私の中のマイナス思考は言っています。
ブレーキとなる存在。

できることに、打てることに、勝つことに慣れてはいけない。
あたりまえではないんです。
それまでの課程を大事にする。
ここをおろそかにしてはいけない。
たぶん、大丈夫だべ!
これが魔界への入り口。
飲み込まれてはいけない。
そのあたり、気を引き締めていかないといけない。
注意に注意を払っていかないと。
昨日も雨で練習ができません。
その時どうするか?
時間は誰の上にも平等。
のうのうとゲームをやっている人。
気づいて素振りをやる人。
晩酌してそのまま腹を出して寝る人。
これは私自身にも言えることです。
分度器、最初は小さな角度の差があとからあとから大きくなる。
人に言われることなく、自分で気づきましょう。
人に言われると頭にくるし、やる気をなくします。
誰が見てなくても、自分でまた小さな積み木を根気強く積むことをはじめる。

大人がいくら気を引き締めろといってもそれは響かないでしょう。どうやって気持ちを引き締めるかなんて、誰もわからない。
言えばいうほどわけわかんなくなる。
ただ、小さな炎を消さないように集中して見守るように過去のできなかった自分と対峙しましょう。
過去に打てなかったコースを、何回も何回も素振りで繰り返す。
エラーしたときの状況を思い出して、その時その時どうすればよかったかを考えて、実際に動いてみる。

俺たちは強い。
そうではないんです。

ちゃんと小さな準備をやってきてるから、上手くいっているだけなんです。
その準備を怠ったとき、崩壊がはじまるでしょう。
それをもう一回、子どもたちに確認しなくてはいけません。

がむしゃらに突き進むのもいいでしょうが、メリハリをつけて進んでいくのが私のやり方です。
次回の磐梯噴火記念大会。
そういう小さい事を大事にしながらプレーして欲しいと思います。
はじまりました、選抜が。
今年は一カ月ほど早い始動です。
今年は、美里3チーム、イーグルスと新鶴さんと高田さんしか6年生がいません。
総勢16名が会津選抜となります。
選抜というか、全員入れないとチームにならない。
それほど人数が減っているということです。
さて、イーグルスからは6年生四人。
普段やってる自分のポジションとは、少し変わるでしょうが、なんとかやっていけそうです。
高田さん、新鶴さんとで補強しあえる。
なんとかチームにはなりそうです。
ただ、他の地域の選抜チームをみる。
県南、いわき、県中、会津北部、南会津、県北、田村、ヤバイところばかりです。
どこも強力なピッチャーと打撃陣を擁する。
かなりの戦力になるでしょう。
果てして、その中でどこまでやれるか?
それはそれで楽しみです。

それと、もうひとつの楽しみも。
この世代の他のチームの6年生と知り合えるいい機会になります。
ここで知り合った子供たちが中学野球、高校野球で活躍する。その活躍を新聞で見る。
そんな楽しみも増えます。
イーグルスの6年も他のチームとも仲良くやっていけそうです。

練習最後に、6年生選抜と同じチームの5年生選抜で練習試合をやりました。
終盤まで全くの五分。
5年生選抜も中々やります。そりぁそうですよね。
すでに自分のチームで主力を張っているんですから。
最後はなんとか6年生の意地を見せたホームランで勝つことができました。
バッテリーのサインなど細かい調整が必要となってくるでしょう。
この選抜がはじまるといよいよシーズンも終盤です。
あぁ肩が痛い。バッティングピッチャーをやり過ぎました。
まずは、他のチームの名前を覚えるとしましょう。
いろんなことを差し置いて、録画で甲子園の決勝を見ています。
結果はわかってるとはいえ、選手たちの一生懸命さに引き込まれます。

あのクリーム色の星稜のユニフォーム。
かっこいい。
やっぱ、ヘルメットはツヤ消しがいいのか?
今の流行りは、ちっちゃい襟付きのユニフォームもいいなぁ。
そのいでたちもそうですが、やっぱり、そこ、甲子園の決勝の舞台に立ってるだけでいい。
4000?、3000?くらいの高校が負けている中での、頂上決戦。
燃えないわけがない。
それぞれ、小学校のころから積み重ねてきたもののぶつかり合い。
それを支えてきたきた保護者、指導者、地域の方々の思いが重なります。
ただ、それを楽しむ権利は、がんばって勝ち上がってきた選手たち。
全国の人たちが、いろんな想いを重ねて応援する。
たしかに、甲子園がフェス化していると報道でいってました。
でも、それでいいんじゃないですかね。
にわかでも玄人でも、そこに人々が求めて止まないものがあるということでしょう。
たとえそれが報道に操作されたものだとしても、
こんな冷めた世の中に、最後の炎のように、至宝の宝石のように光り輝くものがある。
私も確かにそれはあると思います。

しかし、今日の試合は見応えがありました。
やはり奥川投手は稀代のピッチャー。
コースコースに力のある剛球を投げ込んでくる。
春の選抜で負けている履正社。
打撃練習でバッティングピッチャーが3メートルも前から投げる、それを打つ、剛速球対策をしてきました。

それと解説の大矢さんがいっていましたが、履正社のバッター。 
あまり大きく足を上げなくなってます。
負けた選抜から進化してきている。
ほぼノーステップ。
そして、決め球を何球か続けてくるというバッテリーの配球のクセを読んでいました。
スリーランホームランの井上君。
第一打席で、アウトコースの高めを見逃し三振していました。
2打席目には、同じ球が来ることを読んでいたかのようなスイング。
前の二人のランナーがファーボールで出て、制球が乱れていました。
初球がその前打席と同じようなアウトコース、抜けたスライダー?、ちゃんと反応していました。
1球で仕留めた。
あーこの前のタイセイみたいだなぁ、と思ってしまいます。でてくる選手たちをスポ少の子どもたちに当てはめてしまう。
履正社の1番バッターの桃谷いぶき君。あー、どっかのチームにもいぶき君という選手がいたなあ。かっこいい名前だなぁ、なんて思ったりする。
このスイングは、誰に似てる。あの守備のまずさはあいつ。やつもこんくらい上手かったらなぁ。
高校野球をみながら、スポ少のどっかにそれを活かせないかな、なんてことばかり考えてしまいます。レンやユウキが相手のキャッチャーマスクを拾って、拭いて渡すのは大阪桐蔭から学びました。彼らは、そのいいところをまねしている。
いいところ、イーグルスができるところはどんどん取り入れましょう。
履正社のノーステップ、高岡商業のノーテイクバック、あれは参考になります。

高校野球が終わるといよいよスポ少も佳境に入ってきます。終わりが見えてくる。
子ども達の成長をみるのもいいんですが、それは同時に別れも意味します。
グランドに日が落ちるのが早くなる。
砂時計。
その落日の太陽もなおさら寂しさをあおる。
それを何年も何年も繰り返してきました。
秋風五丈原。
それでもこの感覚だけは慣れませんね。

一戦一戦、彼らとの、その保護者との時間を大切にしていこうと思います。
昨日、東白河で行われたきつねうち温泉杯、優勝しました。
この前の柳津の御霊まつり大会と合わせての優勝です。
今シーズン、3本目の優勝旗です。
どちらも都合でいけず、指揮はコーチ陣にお任せしました。よって、詳しいことはわかりませんが、そのスコアを見る限り要所要所を締めて、効果的な打撃と走塁で得点を重ねてきたようです。
投打がかっちり組み合っている、そんな印象です。
エース、レントのピッチングが安定していること、初球から打っていく積極的な打撃、スキがあればどんどん次の塁を陥れる走塁、チームを強力なキャプテンシーで引っ張るユウキ、いろんな要素がいまのイーグルスを形作ってくれています。

自分たちのチカラを試したくて仕方がない。
試合をするのが楽しくてしょうがない。
ランダウン、カバーリング、強いチームをお手本としてきました。
次々と少し上のプレーを失敗をおそれず、どんどん試しながら身につけていく。
好きこそものの上手なれ、これを地で行っている、それがいまのイーグルスです。

シーズンももう後半戦。
あとどれだけ、このチームで戦えるのか?
あとどれだけ、こいつらの笑顔をみれるのか?
少しのさみしさを感じつつあります。

今日は、スポ少のレクリエーションの一環での、楽天プロ野球観戦。
やるときはやる。
遊ぶときは遊ぶ。
しっかり楽しんできます。

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