忍者ブログ
MASTER →  ADMIN / NEW ENTRY / COMMENT
時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

歴史の中の大きなイベント。
本能寺の変、フランス革命、明治維新などなど、多くは後になってはじめてわかる出来事だと思います。
とうの当事者は、一生懸命で周りが見えていないと思います。
カエサル、ナポレオン、坂本龍馬etc
歴史の1ページを狙って活躍してやろうという人物なんて、果たしていたでしょうか?
本当は死に物狂いで一生懸命やって、終わってみれば結果的に、上手くいった。
時代の流れ、タイミング、そして当の本人のやる気が歴史を動かした。
それで、たまたま教科書に載るような偉業を成し遂げたと後世の歴史家は判断する。

昨年の高田中駅伝部も結果的にそうだったのかなと私は思います。
最初は、野球ための基礎体力の練習。
だったのに、優れた指導者に出会い、自分のもつ駅伝スキルをバシバシ解放していく。
確かに野球のためだったのに、駅伝で全国の猛者と渡り合えることを覚えた。
「えっ?俺ってもしかして野球じゃなくて、駅伝だったんじゃねえ!」
自分が自信をもって、俺はここでやれる!と思う場所=自分の居場所を開拓したと言っていいでしょう。

その駅伝部の遺伝子を確かに受け継ぐ今の高田中駅伝部。
荒削りで、若い、だからものすごく化ける可能性があるらしいです。 
昨年と同じようにイーグルスのOBも走って欲しい!

歴史の1ページの最初の場面、そこに立ち会いたい。
明日、高田中駅伝部、はじめの一歩です、!

PR
ここ最近は勝ちがつきません。
昨日の練習試合でも新鶴さんに1:2で負け。
負けが込んでいる。
スポーツは勝負ごと、必ず勝敗があります。
勝ち負けが必ずある。
大部分の人は、負けを多く経験するものです。
私もその大部分のひとりです。

ただ、多くの負けを経験していくと、負けの克服方法を私はあみ出しました。

俺が負けたと思わない限り、負けてない。

これです。
試合がコールドで負けようと、0:1の先後のスクイズでまけようと、自分が負けたと思わない限り、負けていない、そう自分のルールを設定しました。
確かに公式的には、負けました。
ただ、心底「このチームには逆立ちしたっ勝てねえな!」と思わない限りは、心から降伏はしません。
そういう圧倒的なチームも中にはいましたが、ギリギリのところで負けたときは、「この次は負けない」とすぐに立って次に向かいます。
そういや、三振してスキップで戻ってきたって中学の頃怒られました。次は必ず打てるという根拠のない自信がさせたものです。
小学校の頃に、当時ゴリと呼ばれた6年生にケンカを売り、秒殺されて泣くも、泣きながらヘッドロックを離さず、最後はそのまま抱え上げられバックドロップ。それでもヘッドロックを外さず、最後は先生が止めに入りました。
落ちたのがワラの上だったのが幸いでした。
涙と鼻水とワラの肥やしにまみれながらも、負けなかった。
翌日、調子に乗って再度ゴリをあおったら、保健室の前で捕まってコブラツイストでギブアップ、そのまま保健室のベッドに直行でした。
それでも心は負けてない。

自分が負けたと思わない限り、負けてない。
誰がなんと言おうが、俺は負けてない。
今でもそう思っています。

そうすると、すぐに負けたときの原因を探ります。
あの時どうすれば良かったのか?
この次やったときにゴリを倒す方法は?と考えた時と同じように今も考えます。
猪苗代さんの一番に決勝打を打たれたとき。
私はキャッチャーのユウトにどこの球を打たれたかと聞きました。
アウトコースやや低め、コースぎりぎりのところで、ユウゴのウイニングショットになるべき球は、寸分狂わずコースに来ていたと言っていました。
セカンドのレンが全く反応できないほどの打球の速さ。
レンもいっていましたが、バットの先っぽだったそうです。
普通なら凡打。
しかし、全力で振り切っていた。
バットの先っぽのミートが残っている部分で振り切った。
インパクトの手首の返しもジャストタイミング。
彼の魂のスイング。
それが、イーグルスの未来を切り裂いた。

イーグルスとしては、あの場面どうすればよかったか?
終わってしまった結果だからなんとでも言えます。
しかし、次に同じ轍を踏まないように、あらゆる可能性を探り、その時の1番高い可能性を探究しなくてはならない。
負けて得るもの。それはこの反省にある。

他にも配球の方法、打撃、バント、守備体系などいろいろあります。
それだけ、伸びしろがあるということです。
まだまだ、自分が負けない要素がある。
それだけで、またやる気がでてきます。

もういい。
もういい、よくやった、という人もいてくれます。
そういう人は危ない。
自分の心にも引導を与えかねない人です。
まだまだという心を、もういいに変えてしまう。
心がそう思った瞬間に、負けが決まってしまう。
最後の最後、時と場合によっては必要だとも思います。
しかし、安易な「よくやった」は、禁物。

だから、私がまだまだと思ったとき、
おめえらのチカラはこんなもんじゃねえだろ!とたきつけます。 
こんなところで、くじけるな、へこたれるな。下を見るな。

シーズンの残りも少ない。
だから、なんだそれがどうした。
何回でもやり直しましょう。
人生が続く限り、終わりはないんです。
何回負けてもいいんです。
何回でもまた立ちあがればいい。
そばには、それを支えてくれる家族や仲間がいてくれるじゃありませんか。

試合に負けることもある。
試合には負けたけど、心はぜんぜん負けてない。
君たちは負けていない。
俺たちは負けてていない。
高田イーグルスは負けていない。
イーグルスがフェニックスになる時。
さぁ、9月のナイターです。
野球って何才までできるんでしょう?

プロ野球選手はだいたい35過ぎた当たりから、下降、40過ぎて現役ひとにぎり、となるとイチロー選手は規格外ということになります。
しかし、それは「プロ」の話。
アマチュアならぱ、本人の健康次第で何才まででもできると、昨日のわかりました。

最近の日曜の練習のとき、対岸におじいちゃん?おじさん、おやじさんの野球チームが試合をしています。
それも、このクソ暑い中、スポ少の子どもたちと同じような条件で試合をしているのを見ています。

昨日の土曜日に、前日からひとりでグランド整備をして、計測をして、グランドつくりをしているおじさんがいました。
年の頃は、60は過ぎていると思います。
先週もその光景を見ていました。
その翌日におじいさん達の試合があった。
ピンときて声をかけました。
やはり、還暦野球のグランドつくりをやっているとのこと。
そのメンバーには、70歳、80歳のメンバーもいるとのことです。
昔取った杵柄。
そのおじいさんの笑顔は、いくつになっても野球少年の笑顔そのものでした。
勝ち負けももちろんでしょうが、野球をやること自体に意味を見いだしている。
真夏の灼熱の太陽の下、明日集まる仲間のために一人、グランドを作る。 
野球すること自体が楽しくて仕方がないと、そのおじいさんの笑顔は語っていました。
こういう人がやはりいてくれるんですね。
長続きするということには、この方のような縁の下の力持ちが必ずいてくれるんだなと思いました。
私はそれをみて、野球も息の長い、スポーツであり得ると思いました。
みんなリタイヤ組でしょうが、日曜のこんなクソ暑い中、もしかしたら命の危険性のある暑さの中、野球をやる60歳オーバー。
野球はひとりではできません、最低自軍に9人、相手に9人がいてくれなければいけない。
そこに審判四人、ボールボーイなどを含めると25人はいなくてはいけない。
その人達が、野球をやるためにスケジュールを調整し、家族のイベントなどを調整しながらこの試合に集まる。
おそらく、あっち痛いこっち痛い、野球なんて無理してやりたくないんだけど、付き合いもあるからといいつつ、スパイクやグローブを磨きはじめる。
いきたくないといいつつ、顔が笑っています。
ここも野球少年。
すごいエネルギーだと思います。
そのメンバー全員が野球をやりたくてしかたがない。子育ても終わって、孫も大きくなる。
そのタイミングでまた、昔のメンバーで野球がやれたらどんなに楽しいでしょう。
バカヤロー、アホ、下手くそといいあいながら野球をする。
ものすごく幸せな試合だと思います。
それをいつまで続けられるかを、自分の少しの努力で延長していく。
健康のバロメーターにもなり得るし、生存確認にもなり得る。
いくつになって、敵味方そんな仲間がいるということはどんなに生きがいになるでしょう。
還暦野球とは、まさにそういう野球なんだと思います。
このレベルになると上手い下手はちょっと置いておいて、来てくれるだけでいい、あんたがいてくれればいいの段階なんじゃないかと思います。

野球は、何才までできるか?
その答えは、やる気があれば何才まででもできる!
そういうことなんでしょう。
さて、80になっても奪三振を目指し、ホームランを目指す。
そんな野球じじいになりたいし、そんなじじいを育てていきます。
いやー泣きました。
私は自分でもよく泣く方だと思いますが、今回は泣きました。
居酒屋で、大人の集団が人目もはばからず、あんなにも泣き崩れる風景というのは、異様だったと思います。
監督が言っていました。(監督は我々指導者の思いを代弁してくれています。私も思いは同じです。)
あいつらを勝たせてやれなかった。
あの追い込まれた状況になって、がんばれ、焦るなと同じ言葉しかかけられなかった。
その自分の無力さ、無能さが情けなかった。
それは私も小島コーチも同じです。
そう言って泣き崩れる監督。
大の大人が大粒の涙をポロポロとこぼしている。
それを見て、みんなも涙にくれる。
あんなに強い選手たちをあずかって、県大会の舞台も踏ませてやることもできず、緒戦で完敗する。
私の責任だと思いました。

この結末を素直に享受できませんでした。
あんなに練習したのに、あんなに対策を練ったのに。なぜ、勝てなかったんだ? 
何が悪かったんだ?
どこが…
その問いをずっと自分に投げかけています。

しかし、あの場が、あの反省会があってよかった。
家にいてもやけ酒をかっくらっていたでしょう。
ひとりで浸るよりも、同じ思いの彼らのお父さんお母さんと一緒にひたり、今日ぐらいは、もろくて、情けなくて、弱い自分をさらけ出してもいいと思いました。
俺は弱い。
俺たちは弱い。
ここからはじめましょう。
これで、底は打った。
そして、次やるときはどうやるかを張り巡らす。
明日から前を向いて、上を向いていける。
家に帰る道すがらそう思えました。

監督の思い、我々の思いを汲んで、急遽だんどっていただいた両保護者会長、参集して下さった保護者の方々に感謝いたします。
この涙は忘れません。
ありがとうございました。

居酒屋にいても、家にいても、あの晩の高田イーグルスの選手たち、保護者の思いはおなじ、複雑な悲しみ?思いでいっぱいだったと思います。
受け入れがたい現実に向き合う。
一瞬は、逃げて現実逃避してもいいでしょう。
弱い自分を認めていい。
とことん認めていい。
そんなときに一緒にいてくれる家族、仲間のなんと心強いこと。
人は人によって支えられていることを実感します。だからこそ、次のステップに進むことができます。
お酒のチカラを借りてもいいじゃないですか!
呑んで酒のチカラを借りられる我々はいいとして、子ども達はどうやって心に整理をつけるのか心配になりましたが、やめました。
一緒にスポ少をやって、ソフトボールをやる仲間がいて、支えてくれる家族がいてくれる。
それでいい。それがいい。
あいつらなら必ず立ち直って、もっともっと強くなろうとするに違いありません。
我々は進むべき道を一緒に探し、そのサポートをするだけです。
いつだって、スタートは切れる。
問題はそのスタートの切り方、今後の方針です。
同じようにやっていては、同じ事の繰り返し。
同じ轍は踏まない。
なぜ負けたのか? 
何が悪かったのか?
その問の答えを探し続ける限り、まだまだ高田イーグルスは強くなります。
その糸口はかすかに見えてきました。
次にやるときは負けません。

今シーズンすべてが終わって、後ろを振り返った時に、「あの時、負けてよかった。」と血の涙を流しながら、笑顔で言えるように、新しいスタートを切っていきましょう。
ソフトボールをやっていく中で、必ず必要な人がいます。
選手、指導者、保護者、大会運営者、そして審判。
私がすごいなと思うのは、この審判の方々です。
何年もやっていれば、毎年毎年顔を合わせるようになります。
名前はわからないけど、お互いに覚えるようになってきます。
多分、向こうもたいして私の名前も知らないでしょう。
たけど、
「監督、いい試合だったね!特にあのヒロマサくんのホームランが良かった。」
「監督、惜しかったね。もう少しだった。やっぱりあのエラーが効いたね。」
いろんな審判さんに声をかけていただけるようになってきます。
我々指導者、保護者は選手がいるからチームに尽力するのは当たり前として、この審判という仕事はそうではありません。
指導者あがりの人もいれば、まったくソフトボールとは関係のない人もいます。
しかし、講習をうけて、高い審判用具を買って、毎年の年会費を収めてもソフトボールの審判を務めようとしてくれている。
この人たちがいるから大会ができるんです。
この人たちがいてくれるから公平なジャッジのもと、真剣で熱い戦いができるんです。
私も審判だった知り合いから審判やらないかと誘われ続けましたが、指導者の魅力の方が勝っていたので、断り続けました。
というのは、お行儀のいい断り方で、正直なところ、毎週毎週大会で呼び出されて、クソ暑い中の立ち仕事、そしてジャッジが微妙な時は相手から文句を言われる。毎年の維持費も高い。
そこまでして、審判をやる意味があるんだろうかと思っていました。
だからこそ、審判の方々には頭が上がりません。
そして、毎年毎年、審判も高齢になり、数が減っていく。若手の審判さんもいますが、その減少に歯止めがかかっているとは思えません。
審判協会の皆さんも、若手審判の確保に苦労なされていると思います。
それでもグランドに来ていただいている審判さんには、リスペクトしかありません。
それとこれとは話が違うだろうと言われるかもしれませんが、だから私はジャッジには文句はいいません。

猛暑の中、我々と同じように白球を追いかける。
試合が終わり、防具を脱いで汗を拭く姿。
おじいちゃんたちが多いこと。
審判は重労働だと思います。
それでもグランドに来てくれる。
これもソフトボールを通しての縁だと思います。

だから、試合が終わればなるべく審判方々へのお礼を欠かさないようにしています。
「今の試合のジャッジ、ありがとうございました。」
この一言にすべての感謝を私はこめています。


高田中野球部、新人戦会津大会準優勝の応援にいってきました。そこで昨年のキャプテン、ユウキに聞かれました。
「監督、去年の俺たちと今の高田イーグルス、どっちが強い?」
即答できないけど、
「(今はまだ)お前らの方が強いな。」
正直迷いました。 
あらゆる面で、まだまだ去年の方が上だと思います。
ただ、ただ、そう言いたくない。
私のカンピューターが、そういうなと言っています。
まだ道半ば、最後は、最後は昨年を超えるはず。
今はそう思っています。

毎年毎年、卒業していくメンバーもいれば、そのまま残ってさらに成長するメンバーもいる。
男子三日会わざれば……あの故事、呂蒙の例もあります。 
今の高田イーグルスはまだまだ、完全に交ざっていない。どこかに遠慮がある。
その分、まだまだ伸びしろがあります。
その無限の彼方に行き着いたとき、昨年の美里イーグルスをこえるはずです。
というか、比べるべくもない。
今は今で、過去は過去。
過ぎたるは及ばざるがごとし。
その時、その時のチームを最強にしようと思ってやっています。
ユウキには悪いけど、今のチームの事で頭はいっぱいです。

ただ、過去のイーグルスの面々が血となり肉となり、我々の背中を間違いなく押してくれています。
「俺たちはこうやってたぞ、だけどこの場合はこうやったほうがいいぞ!」
歴代イーグルスメンバーが、いろんな場面で、過去に失敗した例、上手くいった例をよみがえらせてくれます。
そして、今現在の高田イーグルスに還元してくれます。
釜子さんとの県大会、あの致命傷となったツーアウトからのスクイズ。
舘岩ベアーズさんとの激闘のタイキのホームスチール。
狐打ち温泉杯のタクマ、コウセイの母に捧げるホームランまんじゅう。
本郷戦のクニミツの敬遠拒否。
ただ一人の6年生ナオヒロの苦労。
タカヤの同点満塁ホームラン。
バッサバッサと強打者をなぎ倒すコウダイの仁王立ち。
などなど、過去の名場面名場面が、我々に冷静な分析をさせてくれています。
セオリー通りとはなっていない可能性を示唆してくれています。
だから、敵も味方もみんな見ていて面白いチームに育つ。

みんな違って、みんないい。
それでいいと思います。
むしろ、その違いを楽しんでこそ強くなる。
過去のイーグルスもいいけど、俺たちは俺たち。
今ここにあるイーグルス。
それが一番大事。

酷暑のお盆の最中、甲子園で野球をしている球児たちを見て、ソフトボール、野球はやっぱりいいなと思います。

こいつらを勝たせてやりたい。
こいつらと一緒に登り、その高みに立ち会いたい。
監督もコーチも保護者もみんなそう思っているはずです。
さて、今日から来週の白獅子会津予選へむけた高田イーグルス夏の陣がまたはじまります。
誰の上にも時間は平等。
この一週間でやれることをやりましょう。
江川杯、決勝戦。
やることなすこと上手くいかない。
全員が、実力の半分も出し切れていない。
その現状を打破できない。
こういう展開、何度か経験してきます。

昨年の夏、三大会連続優勝で乗りに乗っていた時期の玉川杯もそういう現象がありました。
たいていそんな状態に陥った場合は、負けます。
どんなに強いと言われるチームでも、先手をとられて、膠着状態に陥れば焦ります。
その焦りが拙攻を呼び、さらに焦る負のスパイラル。
そこに必ず、相手のラッキー、自軍のミス、ファーボール、アンラッキーがからんでくる。
お前たちには勝たせない!必ず負かす。
神の見えざる手が働いているように思える。
負けるときは、そういうものです。

そうならないためにはどうするか?
やはり基本に忠実にいくしかない。
先頭バッターにファーボールを出さずに、細心の注意で討ち取ること。
ヒット、ファーボールで出したとしても簡単に進塁させないこと。
三塁に行かせたとしても、ツーアウトにしておくこと。
点をやらないような状況を作ること。
そのバッター、ランナー、状況を判断して、もっとも確率良くアウトを取る方法をみんなで共有すること。
ここが大事だと私は、思ってやってきました。
確かに個々の能力は高い部類にあると思います。
しかし、それぞれが孤軍奮闘していては、今回のようにやられてしまいます。
こういう状況であれば、例えば高速ランナーが一塁にいる時、相手はどんな攻勢をかけてくるのか?
盗塁、バント、エンドランいろいろ方法はありますが、そこでチームとして方針を決めておくことで、チーム全体の反応を高めることができます。
いわゆる「シフト」を使いこなすこと。
そうすることで、迷いなくみんなが動くことができます。そうすることで、エラーの確率が下がります。

その指示は、キャッチャーが出すのが基本となります。
なぜならキャッチャーは、そのバッターを1番近くで観察することができ、ピッチャーにコースの指示をだすことで、ある程度打球の方向を決めることができるからです。
今の高田イーグルスにとって足りないのはここだと思います。
ここはこう動くぞ!というビジョンをみんなで共有すること。
まだ、合併後の公式戦一戦目なのでそれを求めるのは酷かもしれませんが、今後の強敵たちとの戦いには必要になってきます。
そうでなくては、歯がたちません。
べつにキャッチャーでなくてもいい。
内野であれば、ソウゴ、ユッキーあたりか?
ベンチであってもいい。
そんなにたくさん持つ必要はないんです。
しかも高度なものでなくてもいい。
こういう場面ならば、こういう動きをすればいいんだというシミュレーションを全員、頭の中で1回やっておくこと。
これは、チームを救う「お守り」になるはずです。
お前たちには勝たせない、負かす、必ず負かしてやる!
神の見えざる手に抗う人間の叡智。
俺たちは簡単には負けねえ、負けねえどころか、ここから勝つ!
それを示しましょう。
俺たちは簡単にはやられねぇぞ、むしろここから逆転してやる!
このチームならば、それができるはずです。
私は信じています。
さて、もうひとつ上のレベルに高田イーグルスを引き上げいきましょう!
裏磐梯にスポ少みんなでデイキャンプに行ってきました。
いやー、いい。
松原キャンプ場さんは何回行っても、いい。
あのロケーション。
あの角度で見る磐梯山。
ハックルベリー・フィンになったような入り江の桟橋。
そこからのターザンジャンプ。
44のおっさんがあんなにも楽しめます。
家族で来ても、友人たちときても面白いでしょうが、なんといっても、やはりあのメンバーで行くから楽しいんだと思います。
こんなご時世の中だからこそ、できるかぎりの楽しい思い出を作ること。
私はその心意気に感動しました。
行って良かった。

総勢56人にもなる大人数をまとめた保護者会長をはじめ、デイキャンプ隊長、段取り、買い出し、そして頭から血を流した私を解放していただいた救護係、私が座ってビールを飲み始めると、枝豆、ひやしきゅうりなどいろんな自家製つまみを出してくれて居酒屋の女将さんなったようなお母さんたち、一緒にいっていただいて炭おこし、焼き方などをつとめていただいた保護者、子ども達をこころよく送り出していただいた保護者のみなさんに感謝いたします。
あなた方がいなければ、楽しいデイキャンプはできませんでした。
ありがとうごさいました。


私も子供の時にスポ少でいろんなところに連れて行ってもらいました。
磐梯山山登り、スキー、サマーキャンプなどなど、親以外の大人、そして学年を越えて、スポーツをこえて、男女関係なく、一緒に釜の飯を食い、宿に泊まる。
それだけで、面白くて仕方がない。
いつもはおっかない先輩たちも、なんだたいしたことないなとか、年ごろの女子と泊まることを意識して、へんにかっこつけたTシャツをきたり、坊主なのに髪型を気にしたりする。
夜中遅くまで、トランプをしたり、音楽を聞いたりする。
あのころ、流行ったカセットウォークマンのヘッドホンを片方ずつわけあって、ブルーハーツを聞いて、
「これ、いいべー?」
「うーん、いい!」
なんて会話を延々する。
はたからみれば、馬鹿みたいなこと。
なんでもないようなことが、ものすごく楽しかった記憶があります。

意識していた女の子の風呂上がり。
髪の毛が少しぬれていて、妙にかわいく見えて、また意識する。
本当は好きなのに、好きじゃない振りをして、ちょっかいをだす。
友達が気を利かせて、半ば強引に二人きりにしてくれますが、何をするでもなく、お互いに恥ずかしくて、顔を真っ赤にする。
そんな彼女も遠く仙台の地で、三児の母です。

バレー、ソフトボール関係なく町内スポ少を一同に集めたキャンプ。
スポ少チーム、バラバラにグループ分けして、炊事をこなす。
いつもはライバルなのに、キャンプを通してみんな仲良くなっていく。
普段はコールド負けするチームには、キャンプで勝つ。
いつも三振をとられるライバルチームのエースに、ツッコミを入れる。
100人以上はいたでしょうね。
全然知らない奴とも仲間になってしまう。
夜遅くまで、騒ぎすぎて、他のチームの監督にこっぴどく怒られる。
そういやその時も鼻血をだして、ティッシュを突っ込んで寝ました。
いつも流血は絶えないようです。

小学校の時に、スポ少を通して、スポーツ以外のことも学びました。
あぁこんなに楽しい世界があるんだなぁと漠然と感じました。

そして、大人になったら、そういう職業に就きたいと思い教員を目指しました。
あの頃は、スポ少の指導者(特にバレー)に学校の先生もいましたから。
私の親父もソフトボールの指導者だったようです。
私はスキーの指導者だったころしか覚えていませんが、スポ少で親父も一緒に泊まりにいってました。そんな親父の背中も見ていたのかもしれません。
何がきっかけになるかは誰にも分かりません。
ただ、確かに言えることは、楽しい思い出が背中を押してくれるということ。

その楽しさ。一人で楽しむにはもったいない。
必ず誰かに教えたくなります。
この中から、そんなことを思ってくれる奴がひとりでもいてくれたらいいなあと思いつつ、はしゃぎすぎて、ケガをした頭を治療してます。
ハイキュー!!マンガが終わってしまいました。
あんなにもバレーを熱く描いたマンガがないでしょう。
バレーといわず、スポーツの切なさ、つらさ、絶望と希望を描いた面白いマンガだと思います。
アニメもいいんです。
つられてではないですが、シーズン3、白鳥沢編を見直しています。
ここは、昨年のユウキ、タイセイ、テンカイ、レントたちの戦いと重ねて見ていました。
ひとりひとりでは、勝てないような相手も、チームで当たればわずかながらの勝機を見いだすことができる。
その勝機を掴むためにはあらゆる努力と戦術を駆使してのぞむ。
変化を恐れない、リスクを恐れない。
ブロックフォローなしの全員シンクロ攻撃。100:0。攻撃に全振り、攻撃のために防御をすてる。
守りに入らない。
ひとりひとりが100%では勝てない。
120%を引き出しながら、体力の限界を超えながら、総合力で上回る白鳥沢を紙一重で上回る。
こういう戦いを昨年のイーグルスもしてきました。

過去の回想の中、落ちた烏野時代、負けて引退する先輩がこう言います。

「チャンスは準備された心に降り立つ。この先チャンスはこないかもしれないが、(お前らは準備をして)チャンスがきたら掴めよ!」

ガツンときました、この言葉に。
まさにその通りだと。
強大な敵を前にして、圧倒的な戦力を前にして、人はあきらめてしまう。
自分はできない、無理だと。
はなから、自分の可能性をあきらめてしまう人の多いこと。

別な意味で言えば、可能性ないところは、さっさと切り上げて、他の可能性をさぐることに切り替える。もしかしたら、そこに前途洋々たる未来があるかもしれない。それはそれでいいのかもしれません。

しかし、少年マンガにでてくるような、少年たちはものすごくあきらめの悪い人たち。
かっこ悪くて、最後はかっこいい。
冷静でクールな奴さえも、最後はその熱さに巻き込まれてしまう。月島しかり。

スポ少は、それを地で行きます。 
最初はできなかったことが、毎回毎回の練習で少しずつ「できる」ようになっていく。
その「できる」のレベルを広げ、精度を深めていく。
要領よく上手くなっていくのを天才といい、何回やってもできないのを、どんくさいという。
その真ん中くらいを凡才といいます。

世の中の圧倒的多数は、凡才かそれ以下なんです。天才はほんの一握り。
そういう集団はほとんど穴という穴はない。
体も大きい、運動神経もセンスも良い。
ほぼ弱点はないんです。
だから、強豪とよばれるんです。

それを、どうやって倒すか?
私は、それを20年以上かけて考えて実行してきました。
同じような戦い方では、相手に一日の長がある。
そして、同じ路線を歩み限り、いつまでも追いつけないし、差が開くばかり。
やり方を変えるしかない。
全体をまんべんなく伸ばすのではなく、その子の個性に全振りする。
そして、それを有機的に繋げていき、チームとして昇華していく。そうやって絶対的な個を上回ろうとする。
まさに、烏野高校バレー部のやり方なんです。
烏の集団が猛禽に勝つ!
ほんと、ぎりぎりもスレスレなんですが、残りヒットポイント1くらいで、相手の攻撃をかわして、会心の一撃で勝つ、そんな戦いです。
私もこのハイキューに影響されました。

リスクをとらなければ、見返りはない。

自分たちよりも強い相手ならばなおさらです。
そして、まんべんなく能力をのばすのには、才能も不可欠だし、時間がかかる。
全員がタレント集団だと言うチームは皆無でしょう。
あるわけがない。
その子の伸びそうな個性に全振りする。
他は目をつぶる。
普通にやれば、飛車に桂馬は勝てない。
角に香車は勝てない。
ただ、ある特定の場面ならば彼らはその才能を遺憾なく発揮できる。
その場合、相手が龍王(飛車が成った奴)であろうが、龍馬(角が成った奴)であろうが倒すことができる。
その状況をチーム全体で作り上げていく。
これが、烏野バレー部に影響された美里イーグルスの戦いです。

リスクを恐れない。
アウトになること、三振すること、盗塁死することを恐れない。
仕掛けられることを待つのではなく、先に仕掛ける。
強者に主導権を渡さない。
自分たちの間合いで戦う。
そうやってやってきました。

今年の白獅子、関係者のご尽力のお陰でなんとか開催にこぎつけることができました。
ありがたい。本当にありがたい。

ソフトボールをやる少年少女たち、その保護者にとって、試合ができること、大会ができることというのは、自分たちがやってきたことを全力でチャレンジできるということです。
端から見れば苦労にしか見えない事でしょうが、その苦労をしたくてしたくて仕方がない。
それは、その苦労の先にチーム全体でつかみとることができる達成感があることを知っているからです。
あの一体感。
選手はもちろん、指導者、保護者、全員があの一体感に包まれる幸せな時間。
この時間は、チームのひとりひとりにとって、かけがえのないものになり、必ずその後の人生を支えてくれるはずです。
私は、そう信じています。


生きていく上で、みんな何かしらのしがらみがあります。
その上で、できる限りの準備をする。
またはそれを心がける。
誰しもの上には、勝利の女神は舞い降りてくれません。
ただ、チャンスは準備された心に降り立つ。
これは間違いない。
準備された心。
その心が育つように、選手、保護者、指導者で準備をしていきます!

まってろ!白獅子!
男子三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ、という言葉があります。
こらは、昔の中国、三国志の時代。
呉という国に呂蒙(りょもう)という武力一辺倒の武将がいました。
王様である孫権から、武力だけでなく、学問を修めて知力も磨いたらどうだといわれて、彼は発奮します。
日々必死に勉強して、皆も驚くほどあらゆる分野に見識を深めていきます。
それをみた尊敬する魯粛(ろしゅく)という先輩から、
「人は三日でも変わることができる。短い時間でも、やる気があれば、驚くほど進化をとげるものだ。」と見直されます。
こんなような内容だった思いますが、それが冒頭の故事成語(こじせいご=ことわざみたいなもの)になったと記憶しています。


それを地でいく、イーグルスの選手たちがいます。
メキメキ、スピードボールを投げ込むユナ。
スイングスピードが恐ろしく速くなったシュンペイ。
彼らの昨年からの成長をみるに、目を見張るものがあります。
それを感じての、女子も男子も三日会わざれば刮目して見よ、です。 

私も全て見ていませんが、その裏には、家族と毎日の練習の積み重ねがありました。

私だけでなく、スポ少あるあるだと思いますが、なにもなくても、宮川小のグランドが見たくて、どこにいくにもそこを通るルートを選んでしまいます。
その度に、誰か自主練習やってるかなあと楽しみに見てしまいます。
そんな時、かなりの確率でユナ&ユウゴ&ソウゴ、シュンペイが家族と自主練習をしています。
たまにしか見ていないのに、かなりの確率で彼らに出会うということは、かなりの頻度で練習しているということになります。
彼らにしかわからない積み重ねがあった。
その成果が今になって現れてきています。
そういう時間は、親子での貴重な時間だと思います。今しかできない。
彼らが大人になった時に、思い出すでしょう。
たいていは、親が子供にきれて楽しくない思い出になりますが、後になれば親の気持ちも分かってくれると思います。
子供の成長を直接感じられる、そんな貴重な時間を間違いなく過ごしてきている。

練習の中で、ユナの球を捕球しているとき、あっ手が痛いな。良い回転してきてるな、と感じます。
バッティングピッチャーをしているときに、シュンペイの打球が速すぎて怖い時があります。
日々の変化に、目に見えて気づくようになってきたとき、すげえなこいつらは!とわくわくします。
毎日毎日積み重ねてきた小さい自信が年輪のように自分を守る分厚い鎧に、相手を粉砕する剣になっていく。
自信は、自分という存在を支えてくれる確かな地盤です。
その上にしか築けないものがあります。
「ユナぁ、速くなったなぁ!(すげえな)」
「(シュン)ペイ、あのコースを、あの飛距離で打てるとはなぁ!(すげえな)」
そういうたびに、俺ら、すげぇくなってんべ!
彼らに自信という笑顔がみなぎります。
私たちが見たいのはそういう笑顔なんです。
あんなおどおどしたプレーではなく、俺もやれる!という自信の笑顔。
そういう笑顔がたくさん増えてきています。
できれば、試合でその笑顔の大輪を咲かせてやりたい、誰もがそう思うはずです。
そして、私たちは誰もがそれをできると信じている。だからこそ、みんながどんな支援も惜しまないんです。

来年は間違いなく彼らが引っ張っていくチーム。
まだまだひょっこですが、グランドで、親子ともども、指導者も吠えまくる日が来るでしょう。
その日まで、自信の小さな種(=練習)を継続してまいていきましょう!

誰にもいわれることなく、
バットをもって素振りに行くように、
タオルをもってシャドーピッチングをするようになってくれればいいですが、ならないときは、我々大人がそうなるように、しむけていこうじゃありませんか!

呂蒙にとっての、孫権のように。
≪  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  ≫
HOME
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
プロフィール
HN:
高田イーグルスコーチ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]