忍者ブログ
MASTER →  ADMIN / NEW ENTRY / COMMENT
時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

全国大会の結果をホームページで見ました。
福島県代表の三神さんと中山さん。
初優勝ならず。
中山さんは2回戦で敗れ、
三神さんは、3回戦を突破し、全国ベスト4をかけて戦いましたが、優勝した福岡県の黒崎中央クラブスポーツ少年団の前に屈してしまいました。
このトーナメントを見るに壮絶な戦いだったのでしょう。
全国制覇のチームと五分の展開。
本当の頂点が見えたんじゃないでしょうか?
高き神々の座。
もう少しで届いたかもしれない。
あの三神さんでも勝てなかったチームってどんだけ強いんでしょう?
ぱっと見る限り、3回戦、4回戦あたりからは僅差の展開。
勝負を分けたのは、ほんの数ミリの何かでしょう。
そこができたか、できなかったか。
後から考えるとその対処方法に気づくんです。
あの時こうしていればなあ、と。
タイムをかければ良かった。
守備位置を確認すればよかった。
コースに入れるなと指示をすれば良かった。
万全でのぞんだはずなのに、指と指の間からこぼれる砂のように。
勝つときはその砂がこぼれない。
何がその分水嶺になるのか、いまだにつかみきれません。
そんなゾクゾクする中で戦った福島県代表をたたえましょう!
そして、この秋口に全チームで包囲網。
どうやったら、倒せるか?
その大きな胸ををどこかの大会で貸していただきたい。

長崎の空はどんな空だったんでしょうね。
まずは、ゆっくりと遠征の疲れをふるさとでいやしていただきたいと思います。

中山さん、三神さん、お疲れさまでした!
PR
昨日がいわき県大会前の最後の練習になりました。
高田さんとのナイター練習試合。
ピンチを想定しての、無死、2,3塁からの想定。
攻める方はなんでもできます。
反対に守る方は、絶体絶命のピンチ。
そのピンチをどう切り抜けるか?
バッテリーは、どういうプランを立てて、どういうふうに実行していくか?
それを確認しました。
とてもいい練習になったと思います。

ただ、実戦と練習ではそのプレッシャーはぜんぜん違います。
うだる暑さの中、汗が止まらない緊張感。
ひとつとミスも許されない、誰もが逃げたくなる状況。
どうきりぬけるか?
練習であっても、1回やっておくのと、いきなりその場面に遭遇するのではぜんぜん違うでしょう。
あー、この場面、練習でやったなあ。
こういう場合は、こうするんだっけなあ。
とうっすらながらも道しるべがあるのと、ないのでは心の余裕の持ち方がちがう。
県大会はピンチの連続でしょう。
1回のミスを取り返すチャンスがあるかどうか?
ピンチを最小で切り抜け、少ないチャンスを確実にものにする。
これが出来るチームが強いんです。
守るべき時にしっかり守り、打つべき時にきっちり打つ。
自分たちがこうしたいと思う展開に持っていくとき、実力以上のものが宿ります。
強豪チームに打ち勝つ、ジャイアントキリングは、そういう中から生まれます。
あたりまえの確実な守備を集中して続ける。
バッテリー、特にピッチャーの体力、精神力はかなり削られるでしょう。
それでもマウンドからは簡単に下りられない。
あの2.44のサークルは、エースの不可侵の聖地。
彼が投げ抜けば、チームを勝利に導く。
イーグルスでいえば、レント。
昨日のナイターでもいい球を投げ込んでいました。
「あれ、こんなにいい球だったっけ?」
と思うくらい、彼も成長しています。
県大会の主審と合うといいなあ、なんてかってな想像を膨らませる。
レントだけでなく、全員が上向きの調子だと思います。バイオリズムは右肩上がり。
頭の中では、毎日毎日、いろんなシミュレーションが浮かんできます。
夢にまで見る。
ぶっちぎりで勝つところ、フルぼっこにされるところ、がっぷり四つのところ。
その夢をみた朝は、首のまわりが汗だくです。
ただこれだけは言えます。
どんな状況がきても、やるだけ!
全力を尽くしてやるだけ!
県大会の緊張しつつも、幸せなカウントダウン。
のこり2つとなりました。



さらに遠く長崎の地では、全国大会が開催されます。
福島県からは、三神さんと中山さんが代表として戦います。
規模こそ違え、あっちでもカウントダウンが始まっていることでしょう。
両チームともに福島県下最強、スポ少全員が胸を張って応援できるチームです。

彼らは伊達じゃない!

我々イーグルスも全力を尽くします。
いわきの地から、応援します!

あーなんか緊張してきたなあ。
早く戦いたいなあ。
明日、会津を出ます!
中学軟式野球を見てきて、いくつか気づいたことがありました。
中学生になっても、アウトカウントは忘れる。
ランナーの確認を忘れる。
守備位置の確認を忘れる。
サインを見落とす。
チームとして、事前に確認しておけば防げるミスが何個かありました。
むしろ、その手の確認は小学校の時の方がやってたぞ、というくらい。
できるが故に、言わなくてもわかるべというおごりとしかみえませんでした。
確認という結束のチャンスを逃している。

この教訓は、持ち帰ってイーグルスにも活かさないといけない。
「そんなのわかってる!」と言われるくらいに、確認をしようと思いました。
こういう事前の準備には、センスは関係ない。
普段からやってるか、やってないか、ちゃんと頭に入っているか?
それをチーム全体で共有しているか?
この一連の作業をチームとしてすすめる、それこそがチーム一丸となるきっかけだと思います。
これをやることで、救われる奴がいるはずです。
「あれ!いま何アウトだっけ?」
俺んとこきたら、どこに投げればいいんだっけ?
その迷い、不安がエラーを呼びます。
そして、そのエラーは伝染する。
最後にはみんなで築いてきた魂のダムが決壊する。
その怖さ。何回も経験してきた。
それにどう抗うか?
その対策が、確認の声かけ。
聞くに聞けない、ビビっている奴に対して、
「ツーアウト、内野はボール、ファースト!」
この一言で、全員が明確なビジョンを持つことができる。
自分たちがやるべき未来が見える。
不安がなくなり、プレーに集中できる。
自然とエラーの確率は下がってくれます。
どれだけ、焦りや迷いをなくせるか?
これにかかってくる。
アウトカウント、ランナーの位置などは意識さえすれば、事前にインプットできる情報。
イーグルスOBたちの試合を見ていて、それをなおさら大事にしていこうと思いました。
あれもこれもやらせず、シンプルいく。
兵力の集中運用です。
元々少ない兵力を分散させる手はありません。
自分たちのできるところに最大でベットする。
全てにオールマイティではなく、1点集中。
強者に勝つにはこれしかない。
この潔さが強者をビビらせる。
一点の曇りもなく立ち向かうイーグルスは脅威となるでしょう。

そして心も簡単にしておく。
不思議なことにやることがわかれば、実力以上を発揮する可能性が高い。
これが、私が行き着いた答えです。
今週末は、いよいよ県大会です。
いわきの天気はいいみたい。
戦いの潮風がイーグルスを迎えてくれることでしょう。
なんともいえないこの高揚感。
毎日毎日少しずつ高まっていく緊張感。
これは、福島県内のベスト16チームしか味わえない。
この緊張感にのみこまれることなく、粛々と準備を進めます!



この週末は、息子たちの中学軟式野球部、最後の試合、遠征に同行してきました。
泉崎村でのジャイアンツカップ。
これが、息子の中学での最後の野球になりました。
体の成長が遅くて、どんどん大きくなる同級生の中にあって、よく最後まで投げ出さずにやり遂げたと思います。
自分から野球をやりたかったかどうかは、わかりませんが、息子が中学に上がるとき、
「野球以外は応援しない!」
と公言。
あきらめたのか、息子はそのまま野球部に入りました。
当初、野球部は人数不足でしたが、かつてのイーグルスの仲間が野球に戻ってきてくれました。
なんとか形になった。
生徒の自主性を尊重してくれる先生にも恵まれ、彼らは強くなりました。
小学生の時とポジションが入れかわったり、その才能を開花させてピッチャーになった選手もいました。
多くの仲間が、体も心も成長していく中、体が小さい息子はとりのこされた気分にならなかったか心配でした。
やるきがあんのかねえのかわからない性格。
前面に気持ちをだすこともなく、やらされてる感が強く、自主性が伝わってこない表情。
本人はどうおもっているかわかりませんが、私たち親にはそう映ってしまいます。
それでも、投げ出さずに最後までやりとげたことは、手放しで誉めましょう。
野球で会津大会を突破して、県大会で強豪と戦う。
そんなにまでなった。
私たち親たちを県大会の場所に連れてきてくれた。しかも、泊まりで。
私たちの親は、みんなで泊まりで応援できて、美味しいお酒がのめることが楽しみで仕方なかった。
選手もそうですが、その親もいい仲間に恵まれました。
みんなと一緒だからここまでこれた。
そう思えます。
そして、それがこれで終わってしまうと思うことのさみしさ。
いつかは必ずくるんですよね。
この野球部のメンバーも、別々の道を進むことになる。
それはわかっていたとしても、一抹の寂しさを感じます。
それは、スポ少でも同じことです。
いつまでも一緒にやってはいられない。
だからこそ、この一瞬を輝かせようとがんばる。

息子の先の長い人生のこの瞬間、確かに輝いたと思います。
親父にやらされて始めたソフトボール、からの野球部。
はじめはやらされていたけども…
なんて展開になってくれればと思いますが、そうは簡単にいかないでしょう。
この先、野球はやらないかもしれない。
野球は、高校の硬式までやってこその野球だと思いますが、それは私の個人的な見解。

あとは、彼がここから何を感じて、それをどういかすか?
ここが人として生きていくうえで、大切なところだと思います。
いろんなことを経験して、それを今後にどういかすか?
ここは、親が立ち入れないところ。
ただ、三年間がんばった息子をしばらくは誉めたいと思います。
しばらくは、ダラダラしても見逃してやる。

おつかれさん。息子よ。
おごれる者はひさしからず。
そう、ココロに決めていたのに、どっかでゆるんでいたようです。

どっかで、相手チームをかろんじるような言動が私にあったようです。
もちろんそんな気はサラサラありません。
ですが、そんな気はなくとも、とらえる人の状況、気持ちで、よくも悪くもなる。
「言葉」というのは恐ろしいものです。 

1回発した言葉は、もう元に戻せません。
なにげに言った言葉。
言われた側は、一生忘れない言葉になることもある。 


どんな人も勝ち続ければ、おごってきます。
そこを、おごらず、誇らず、たいした気にならないようにするのが、難しい。
おごって失敗した人の歴史を見てきている。
その轍は踏まない、って思ってたのになぁ。

まだまだ、アマチャンでした。 
勝つということは、相手チームの「思い」まで引き受けるということ。
一生懸命さがゆえに感情的にもなる。
使う言葉には、ものすごく注意を払わなければいけないということがわかりました。

自分が言われたら、どう思うか?
自分たちのチームが、言われたらどう思うか?
発する前に、よーく考えて言葉にしたいと思います。

そう考えると、県大会、優勝の三神さんの監督さんは物腰の柔らかい方でした。
会津の片田舎のチームにも、優しく声をかけて下さった。
相手チームへのリスペクトにあふれていました。
どんなチームに対しても、勝っても負けても同じ姿勢なんだろうなぁと思います。
強いというのは、ココロまでも強い。
そんな風にありたいと思わせてくれます。

同様に会津代表のほおのきの監督さん。
あの方も、私よりも長いキャリアのうえに人生でも大先輩なのにかかわらず、いつも先にあいさつをしてくださいます。
こういうのがとても大事なんだと思います。
勝負をするにあたって、お互いに認め合う。
それを考えると、私は反省すべき点が多々あります。
態度に気持ちが出る。
気持ちが出るから、態度になる。
長年やっていても、なかなかできていませんね。

ただ、すでにやってしまったこと、これは時間はもどせない。
それは、それでごめんなさい。
言葉を選びすぎて、四角四面の優等生のようになるのも面白くない。
イーグルスという味を出しながら、物腰の柔らかい、勝っても負けても気持ちのいいチームになる。
そうなれるように今後十分に気をつけたいと思います。
白獅子県大会の組み合わせが今日の民報に掲載されていました。
イーグルスの初戦は、県南の天栄阿武隈スポ少さん。
そういや、2年前に戦ったことがあるなぁと思って検索してみたら・・・ありました。
雨の中、だいぶ待たされた、あの山の上のグランド。
大多鬼丸杯でぶつかりました。
ユウト世代、レツ、リョウの年代です。あの時は2回で13-6で負けています。
あの時から、今のユウキたちは選手として出ていました。
あの雨の死闘を経験している。
リベンジの機会が訪れました。
天栄阿武隈さんもあれからますます強くなっていることでしょう。
試合が楽しみです。
以下は、あの時のアーカイブスです。
これを読んで、思い出す。リベンジの闘志に火をつけましょう!




雨の死闘
悪天候の大多鬼丸杯、相手は天栄阿武隈スポ少さん。
雨天順延の打ち合わせでも話しましたが、どこか気のいい監督さんのチーム。
体格は五分とみました。
さて、悪天候の場合は先攻がセオリー。
キャプテンユウトに先攻をとるように命じますが・・・後攻です。
まぁ、初回を抑えて守備でリズムをとれれば、勝機ありと切り替えます。
それにしても、天栄さんも先攻をとるあたり考えることは同じです。

結果は13-6で負け。
序盤から、まったくいいところのない胸糞わるい展開。
最近、こういった立ち上がりが多い。
そこをカバーできていないイーグルスは進化がない。
またもやこの負けムードの展開。

試合をつくれないピッチャー。
濡れたグランドを想定してきたのにも関わらず、送球に気を使わない野手。
大事なところでサインミスを連発する打撃陣。
守備範囲がわからず、お見合いの三遊間。
1回2回で13-1のワンサイドゲーム。
雨で待ってたり、苦労したのにすべてが台無しの試合になることを覚悟しました。

ですが、がっとばして、意気消沈させるよりは少しでも前を向かせたほうがいい。
あいつらの底力を信じてみましょう。
そのほうが次につながる展開になるだろうことを期待して、ぐっと抑えました。
試合中にきれていいことはない。選手も指導者も保護者も。
過ぎたるは猶及ばざるが如し。
覆水盆に返らず。
過ぎた過ちは治せませんが、いまからそうしないように取り返すことはできます。
その奮起に賭けるしかない。

最終回つっても一方的にやられていたんで、2回裏です。50分なんで短い。
守ってる時間が長すぎて、反撃するのを忘れたいたようでしたが、やっと思い出したようです。
その口火はユウキから。先頭打者としてクリーンヒットで出塁。
最近当たってるといっていた小島コーチの眼力は伊達じゃありません。
そして、その次のタケル。追い込まれて三振を覚悟しましたが、コンパクトなスイングに切り替えてライト前ヒット。
インサイドアウトの振りでなければあの打撃はできません。
あとで聞いたことですが、さらにバットをいつもよりななめにしてよりコンパクトを心掛けたそうです。それが功を奏した。

さぁいけいけどんどんでしたが、ここで痛恨のサインミス。
点差が広がっていることもあり、前進守備はしいていません。そこにつけいる隙があった。
バントのサインをだしますが、ハルヤ、やる気配がない。
三塁にいるユウキも首をかしげています。ちぐはぐな感じ。
カウントの早い段階でバントをきめたかった。ですが作戦が共有できていない。
2ストライクに追い込まれます。こうなると無策。うたせるしかありません。
ですが、気持ちを切り替えるどころかパニックと不安に押しつぶされて、三振です。
ここはタイムをかけてでも確認するべきだったか?
ですが、タイムをかけてしまえば作戦は読まれてしまう。
その大事さは何回もいってきたはず・・・
一回二回のミスではない。数回やって、確認の方法を教えていましたが浸透してきてないようです。
そうなると、サインが悪いのか?考えさせられます。
このワンアウトいたかった。普段のこころがけ一つでクリアできる状況です。
なにが悪くて伝わらないか?
今のやりかたで何回もミスっているようならばわかるようなサインをだすのが最善策。
タイムをかけるも一つの策。
そして複雑すぎて伝わらないのではいサインの意味がない。
いかにサインが伝わるか?その方法を探る必要はあるなと思いました。

ハルヤが倒れて8番レント。
打順を間違えるハプニングがあり、こころの準備はまったくしていなかった。
ですが、後で聞いてみると「ひきつけて打ちました!」とのコメント。
レントもいろいろ自分で研究して、ためしています。
その成果がでてセンター前ヒット。
打線がつながり始めます。
下位打線でつくったチャンス。

9番においたタイセイ。最終バッターで、一番につなぐ大事な役割。
ここはヒットがほしいところですが、まずは点が欲しい。
三振とフライがだめです。
タイセイの中でどんな意識があったか?
とらえましたがセカンドゴロ。100点ではありませんが、転がして得点したことで80点。また点が入ります。

そして1番キャプテンのユウト。ここ最近いい当たりは正面で結果がでていません。
技術と攻め込む気持ちはチームで一番。
2死なので任せるしかありません。
ここ最近はひっぱってセカンドゴロが多い。俊足もいかせない。
センターからレフト方向の意識がありました。
レフトオーバーのタイムリー。結果を出しました。

つながる打線の2番レツ。
ここ最近は大振りが裏目に出ている。コンパクトなスイングを意識させます。
センターに運びチャンスをつなぎます。

そして悩める大砲3番リョウ。
先の打席でもなんのサインもだしていないのに、自分で勝手にエンドランだと判断して軽くあてにいく打撃。
私が、チームがリョウに期待しているのはそんなちいさいことでない。
この圧倒的劣勢を跳ね返す、豪快なホームラン。
思い切りのいい打撃のみです。
チームで長打を期待できるのはお前しかいない。お前に小細工はない。思い切りいけ!
「あてにいくな、スタンドにぶちこんでこい!」
そう言って送り出します。
ですがその打ち気を悟ってのチェンジアップで追い込まれます。
最後もチェンジアップ、ですが体勢を崩されながらも重心はかろうじて残っていた。
そして振りぬき一閃。レフトオーバーですが雨で転がりません。
乾いたグランドであればホームランだったでしょう。

2死で追い込まれていますが、いけいけドンドン。ベンチも保護者も盛り上がっています。
そうこれです。これがやりたいんです。このチーム一丸の一体感。
甲子園まではいきませんが、小さな魔物がいるかもしれない。
選手の一生懸命さが報われる瞬間が見たい!!この一心です。

さぁそして次世代を担う4番ルイ。
もう打つしかない。踏み出すステップがレフト方向にでるのと膝にやわらかさがない。
そこを指摘して、あとは思い切りいくのみ。ルイに任せます。

とらえましたがセカンドゴロ。アウトでゲームセットです。

序盤に一方的にやられたというか自滅して崩れるクソ面白くない展開。
そこからよくぞ、ここまで盛り上げた。
やればできるんだなこいつらと思わせてくれた。
序盤の失点を抑えることができれば十分勝機はある。
その抑えることが一番むつかしいんですが、一縷の望みはある。
いろんなミスはある。できないこともある。
だけど、やってできないことはないとあいつらも思ったはずです。
その意味で、この遠く滝根まできて、3時間も中断して、どろんこになって、負けたけど、次につながる雨の死闘だったと思います。

車も汚れた、道具も汚れた、負けたけどよくやった!

さぁまた明日から練習だ!
今、BSで横浜対阪神戦を見ています。
9回表、二死二塁で、5:6で1点ビハインド。
阪神は、抑えの守護神ドリス。
阪神も抑えにかかります。
どちらも勝負の場面。横浜は大和倒れて、バッターは筒香嘉智。
ここ一番の場面。

こういう場面が回ってくる。
それもすごいです。
そして、打つ!これが、すごい。
センターオーバーの同点タイムリー。
たいしたもんです。
打つべき人が打つ。
チームを勢いづける一打となりました。

ここぞの場面で、打つ。
みんなの想いをバットに乗せて打つ。
これぞ頼れる漢(おとこ)。
だれしもが、ヒーローになりたい。
俺のバットで試合を決める。
ピッチャーも相手のチャンスをぶっ潰してヒーローになりたい。
根本にあるものは、勝ちたい。

チームのために勝ちたい。

だから、この一騎討ちは勝たなきゃいけない。
バッターは、打つ!
ピッチャーは抑える。
どちらにとっても、打つべき人、抑えるべき人。
勝負を左右する場面。

そこを制したチームに勝利がやってくる。
それは、常にシーソーゲーム。
わずか数ミリ、数グラムで勝負を左右する。
天国と地獄を分ける分水嶺。

これぞベースボール。
これぞ野球。
ここまで、今年は不思議なことにそこを制している。
何故?なぜ?なんで?
去年はここぞで、やられてた。
サヨナラ負けとかいろいろありました。
ここ一番を制して来れなかった。
でも、今年はここ一番を制してきている。

なぜ?

思うに、そこはきちんとあきらめずに積み重ねてきているから。
勝っても負けても、上手くいってもいかなくても、イーグルスのひとりひとりが、いまの自分にできることを積み重ねてきました。
それこそ、砂に水を撒くような時もありました。
それでも水を撒き続ける。
やがて、その水が砂を湿らせ、根を張る足場をつくる。
何度も何度も失敗して、つくった大事な足場。
その自信という足場が活きています。
そこから、全力で攻め込む。
それが、今、ここ一番で、結果として出てきてくれている。
しかも、ここはこうして欲しいというものすごく薄いところを引いてくる。
大人が期待している以上のところを引いてくる。
これはすごい。
錯覚でもいい。
むしろ錯覚でいい。
これって、いけるんじゃないでしょうか?
白獅子県大会は、どのチームも強いところばかり。
しかし、どのチームが来ても、全力をつくせばいい。
普段通り、やればチャンスは十分にあります。

ところで、横浜と阪神は、どっちが勝ったでしょうか?
あんだけのいい試合。
あのゾクゾク感、これからのイーグルスもいい試合をしたいものです。
ソフトボール、野球というのは、なぜこんなにも人を魅了するのでしょうか?
私はこう思います。
強い者が勝つとは限らないから。
弱い者にもチャンスはある。
そして、それを者にできる可能性がある。
足が速くなくても、打てばいい。
肩が強くなくても、走って捕ればいい。
持ってる個性によって、伸ばすポイントが違う。
そして、それぞれの分野を極めれば、その道の職人になれる。
その可能性を自分だけではなく、チーム全体で高めることができる。
いろんな個性の組合せが絶妙なタイミングで発揮されたとき、無類の強さになる。
ここが、ソフトボール、野球の面白さだと思います。
プロ野球でもそう。前の年に、最下位の楽天イーグルス。今年は監督が代わって、個性を発揮する戦術が変わった。
同じ戦力でも、使い方が代われば強くも弱くもなる。

例えば、

100〓10×10
100〓13+12+13+16+10+8+7+4+7+10

答えは同じでも、中身、それまでのいきさつが違う。
7は10には、勝てない。
だけと、7は勝てないまでもゴロを打ってランナーを進めることはできる。
スコアリングポジションに置いて、その後の13に打ってもらう。
全員がヒットを打つ必要なんてない。
ようは、どれだけ効率よくランナー出して、進めて、点に結びつけるか?
こごぞの場面で、点を取ればいいんです。
そのここぞの場面で、そのバッターに何ができるか?
打たせるのか?バントなのか?
どういう意識で打たせるのか?
ここに戦術がでる。

野球もソフトも必ず一対一の場面があるスポーツ。
ピッチャーとバッターの一騎打ち。
バッターボックスに立ったら逃げるわけにはいきません。
やるしかねえ。
ただ、そこにいろんな援護、応援がある。
塁上にランナーがいるとき、例えばファーストにランナーがいると、盗塁を警戒して遅いチェンジアップは投げにくくなります。
同様に、打たれるとショート、セカンドがベースによっているので抜ける可能性が拡大する。
よって、インコースやバットの届くところには投げにくくなる。
となると、狙うはアウトコース。
ランナーがいてくれるだけで、バッターボックスの打者が打てる可能性が増える。
バッターボックスでは、一対一の戦いだけれども、チームとして掩護して、その個性がプラスに補正される。
「7」が「9」にも「14」にもなる瞬間です。
そうなれば、ヒットを打てる確率が増える。
塁に出られる確率が増える。
自分のもっている実力の限界を超える。
自分のカラを破る。
セミが脱皮する瞬間。
人が成長する瞬間。
この瞬間に立ち会えることの幸せ。
ここが指導者冥利に尽きるポイントです。
あぁ、上手くなったなぁ、と思える。
あんなに下手クソだったのに、手放しで、すげなぁと感心させられます。

彼らはそうやって自信をつけていく。
少しずつ、成長していく。
失敗しても、次は同じ場面で、どうやったら失敗しないようにできるか?
同じ轍は踏まない。
この訓練を毎回の練習でやっています。

失敗したら、どうしよう?
んなコトは、まったく考える必要などない。
チームのためをこうしようと、決めたならば、あとはそこに全力をつくせばいい。
そこがイーグルスの前提です。 

決勝のほおのき戦。
チームで2安打の全てを放ったユウキの盗塁。
あれはすべてノーサインです。 
いけたら、いけ、と言われて行くやつがいますか? 
普通、それでもサイン通りにやるでしょう。
それを無視して、やるやつがいますか?
いました、ヤツです。 
ヤツのすごいところは、それでもやりきってしまうところ。
新鶴さんの最終回の守りでも、躊躇なくファーストにランナーにけん制を入れて、アウトにしてしまう。
その洞察力と実行力。
「監督、いけますよ!」という言葉を有言実行にしてしまう。たいしたもんです。
この盗塁をきめたことで、イーグルスの選手全員に「オレたち、いけんじゃねえ?」と錯覚のプラス補正が加点されました。全員+2くらいアップした。それが、その後のテンカイの先制点を呼び込む盗塁につながっていきます。「いける!」という成功例を示した。1回見ている。テンカイの中で、「俺もいける!」という勇気が彼の背中を押したと思います。

私の人知を越えてくる選手がいます。
私が計算した以上の結果をひっぱってくる。
思うに、そこはイーグルスの雰囲気全体で、補正していると思います。
持ってる以上を引き出してくる何か。
失敗を恐れずに、やりきる覚悟。
それがイーグルスの強みだと私は思っています。
指導者も、保護者も「やれやれー!」┓( ̄∇ ̄;)┏の姿勢。
難しいことに挑戦することが、面白くて仕方ない。
山は高ければ高いほうがいい。
成功すれば良し、できなくても全力をつくせばそれで良し。
バレーボールのアニメ「ハイキュー!!」でもそういう場面があります。
成功率は低くても、より強いジャンピングサーブを選ぶ。マッチポイントで、ジャンピングサーブを失敗しても、誰ひとり責めない。
責めるどころか、ナイスサービス。次はいけるぜ!のかけ声。
これでしょう。
誰もがいつもの自分以上をだそうとする。
120%、150%、200%かもしれない。
「7」が「9」にも「14」にもなれる。
それがいまのイーグルスは11人。
この選手たちが、気持ち良くいつも以上のプレーができる。
その時、とんでもないことができると信じています。
ただ、この補正、マイナス補正もあるんです。
実力を発揮できなくなるパターンもある。
これが怖い。
ミスにミスを重ねる、チームの信頼関係が崩壊。
総崩れ、コールド負けで、敗北の歌を大合唱。
これも真実。
どんなに強くても、こうなるときはあります。
選抜で全国優勝したチームでさえ、地区予選でコールド負けを喫する。
これも野球の怖さです。

明日、雨の予報ながら久々に美里連盟の四チームが一同に会します。
いろんなことがありながらも、すぐに練習試合をくんでいただける、新鶴さん、本郷さん、高田さんに感謝です。
ここで、来年の動向などを探りつつ、新人も出しながら交流を深めたいと思います。
白獅子、優勝の写真が福島民報、会津版に掲載されました。
いろんな方から、おめでとう!とお祝いの言葉をいただきます。
昔のOBのお父さんお母さん、かつてのライバルチームの方々、職場の同僚。
「ちょっと写真の監督の態度がでかすぎるなぁ。」と突っ込まれたりもしますが、総じて、よくやったな!
その度に、「あぁ、勝ったんだなあ。」とあの日の余韻に浸ります。
何度も何度も挑戦してきました。
今よりも戦力的には恵まれた世代もあった。
でも、白獅子旗には手が届かなかった。
そしてついに、その悲願を達成した。
やはり、あいつらはすげぇ。
私たちにこんな景色を見せてくれるとは!

そう思うと同時に、その先にある、さらなる高みが見えてきました。
県大会。
総体でもいきました。
白獅子でも、またいくことができる。
またあのゾクゾクするような試合ができる、楽しみでしかありません。
今のイーグルスの選手たち、保護者の大船団がどこまでいけるのか?
自分たちのチカラを試したくてしかたがない。
イーグルスの大航海時代。
航海の前には万全の準備が必要です。
いわきなので、泊まりです。前泊後泊。
あぁ、泊まりでスポ少の大会にいけるなんて、なんて幸せ。
段取りが大変です。 
ですが、幸せな段取り。
そのほか、車の手配、ユニフォーム洗濯のだんどりなどいろいろある。
保護者には、いろんな負担があるでしょう。
しかし、そこまでしても選手たちをあの舞台に立たせてやりたい。
この一心でしょう。
選手たちが、勝ち進むことによって、保護者も一段とまとまっていきます。
それはそうでしょう。
あの苦しい試合、あの絶体絶命の場面を何度もみんなで乗り切っている。
それが、我が子たちなんです。
まったく、よくぞ、同じ時代にこの子どもたちを、世に送り出していただきました。
あの打順、あの守備位置、あの連携プレー、あの盗塁、すべてのプレーがそうです。
誰ひとり欠けてはダメだったでしょう。
誰も事前にわかることなどできませんが、すべてがここに集約してくる奇跡。
どれだけの確率なのか?
そう考えると人と人との繫がり、縁の奇妙さが見えてきます。
これは、スポ少だけでなく、いろんな時に思います。
そして、この人たちと一緒にやれて良かったと思う。
このクルーでなければ、この新大陸は発見できなかった。
祝勝会の時に、心からの笑顔の選手たち、保護者をみてつくづくそう思います。
あー、よかったなあ、と。

我が子の野球部の試合に行かずに、こころよく!?送り出してくれた嫁さんにも感謝しなくてはいけない。
この優勝、いろいろな人に支えられての優勝だということを肝に銘じて、県大会までの準備をすることにしましょう。
日本三田植えのひとつ、高田のお田植え祭りに参加してきました。
大学を卒業して、社会人になるために会津に戻ってきてから、ずっと参加しています。
ということは、スポ少と同じ歴史が私の中にある。
20年くらいか、よくぞ、続いていますね。
最初は、ものすごく疲れるから、参加するのがおっくうでした。
あの飲み会にいって調子こかなければ、神社の警防組に入ることはなかったでしょうね。
お酒が繋いだ人の縁。
こういうの結構ある。
それも悪くないと思えるようになってきました。
やってるうちに慣れてくるんですね。
そして、ふと思った。
もしかして、このお祭りに参加することで、どっかで自分はもちろん、家族だったり、スポ少だったりにご利益があったかもしれない。

絶体絶命の六点差をひっくり返したあの雨の試合。
あれよあれよと勝ち進んで、全国にいったあの時。
なんか神がかっていました。
そう神様がかってるんです。
まさに神様が加わっているかのごとき快進撃。
これも神様との取引か?
これはよこしまな考え方なでしょうね。
でも、そうかもしれないと思う場面が、多々あります。
神様の御利益だけではないでしょう。
もちろんみんなの努力もあってしかるべき。
神頼みだけでは勝てないし、根本のところは自分で、自分たちでなんとかするしかない。

それでも、試合に勝ったり、上手くいったりする場面。
そんな場面が、数値化できたとしたら、目に見えない「神様の御利益」っていうのがあるかもしれない。
それを狙ってます。
ほんと、よこしまですね。
でも、それでもいいじゃないですか?
誰かの明日の笑顔、家族の明日の笑顔のために、スポ少のみんな笑顔のほんの少しでも役にたてるなら、それでいい。
まぁ私が勝手に思ってるだけなんですがね。
伊佐須美神社の神様に祭りの中で何度も何度もお願いしてきました。
イーグルスと高田中野球部を勝たせてくださいと。
返事はもちろんありません。
なくていいんです。
勝利はみんなで勝ちとるもの。
後は、私たち自身にかかっているんです。
いろんなことが準備不足。
これで、大丈夫、万全ですとのぞむことなどできません。
それでも、イーグルスは高田中野球部は、試合の中でこそ成長していってくれるでしょう。
それを期待します。
明日が楽しみです!
≪  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  ≫
HOME
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
フリーエリア
プロフィール
HN:
高田イーグルスコーチ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ [PR]