時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
ソフトボールというのはつくづく積み重ねをつむいでいく物語りだと思います。
いろんな準備をしてきても、たったひとつのパーツを忘れたために全てが台無しになる。
反対にやることなすこと全部だめでも、ここいちばんを制したがために勝負のカギをにぎる。
いろんな経験をしてきて、そう思います。
そして、これには正解がない。
これをやっておけば大丈夫という鉄板がない。
常に変化しています。
ですが、その指標となるものは、なんとなく分かってきました。
あ!?なんかヤバいな。
この流れは悪いな。
だとすれば、どうするか?どうしたらこの悪い流れを断ち切れるか?
いろいろ試して、失敗してきた経験がここにきて生きています。
昨日の玉川ライオンズ杯の1回戦、白坂戦でもそう。
50分の短期決戦。2点のビハインド。
負けてはいますが、つけいる隙はある。
相手投手、コントロールが定まっていないところに、早打ちのイーグルスがあかんと見ました。
そこで、よく見ろの作戦の徹底。
ただし、先頭のスラッガーのケンタは好きに打たせる。結果、エラー絡みのホームラン。
流れが少しずつイーグルスに来ている。
再度、よく見ろの作戦。
1点足りませんでしたが、ヤマ場は作れました。
相手をよく見て、状況を判断する。
チームで、積み重ねることができた結果です。
ただ、白坂さんのほうが確実に着実にイーグルスの手足を奪う、積み重ねをしていました。
イーグルスのスキをみた三盗を阻止。
スキをみたホームスチールを阻止。
大事なところで、いいプレーが出ていました。
あのバッテリー、特に女の子、キャッチャーの守備に打撃にの無双ぶり。やられました。
白坂さんのほうが、より高く積んでいました。
イーグルスの負けです。
積み重ね。攻撃に関して言えば、ストライクとボールの見極めが基本。
ストライクとは、打てばヒットになる確率が高いコース。その中でも、ヒットになりやすいコースと打ちにくいコースがある。
打ちにくいコースに、チカラのある球を投げ込むことができるのがいいピッチャーといわれる選手です。
そのピッチャーを攻略するのは至難の業です。
まずはボールを打たない。
全コース打つのは不可能、来るコースを予測して、トップを早めにとって準備する。
ストレートとチェンジアップの見極めをするのも無理なので、ストレート一本を狙う。
スイングしやすいようにバットを寝かせて、テイクバックも小さくする。
ポイントも後ろにして、ストレートに真っ向立ち向かうのではなく、いなすように、払うように相手のチカラを利用して逆方向にはじき返す。
ちょうど、ライフルの跳弾のようにはじく。
そんだけ幾重にも準備をしていても打てない。
そんなピッチャーがいます。
それほど威力のあるストレート。県内トップチームは容赦なく投げ込んできます。
それでも、なんとかファーボール、エラーで塁にでる。
送るべき時にバントができない。カタチのいい積み重ねができない。
そうするとリスクの高い盗塁しかない。
ここで、バントという選択肢があると、相手守備に、バントかもしれないという集中力を分散させ、迷いを生む可能性を植え付けることができます。
打つ、一択よりもプレッシャーを与えることができる。
選択肢を多くする、これも毎日の積み重ね。
これが、試合で生きます。
人間、あれもこれも同時多発にはできない。
やることが多いと、迷いを呼び、エラーの確率が上がります。
バントができるスキルをみせること、これも積み重ねのひとつです。
盗塁もそう、エンドランもそう、バスターもそう。何かやるかもしれないと思わせること、そして、意表をつくタイミングでくり出すことで効果は倍増する。
これができるのチームは強い、私はそう思います。
敵がバントはないな、と思ったところで、サインを出す。きちんとボールを見逃し、着実にストライクをバントする。狙って成功させる。これも積み重ね。
1発でできると気持ち良く積み重なる。
天秤の針が味方に少し振れます。
ランナーをスコアリングに置いて、少しでも有利に進める。サードが前気味に守っているのをスキを見て、すかさず三盗をきめる。
一死三塁、ここは必ずとらないといけない。
ヒットならよし、最低でもゴロを打ってヒット無しでも得点にこぎ着ける。
ここも積み重ねです。
いい場面を確実にものにする。
これができないと、その積み重ねは崩れはじめます。この積み重ねを強固なものにするのが、得点した直後の回をゼロに抑えること。
先頭をファーボールなんかでだすと、天秤の針は向こうに振れようとします。
抑えるべきところを抑える。これも積み重ね。
いかに相手よりも強固に高く積み上げるか?
野球の神様がこうして欲しいという展開に持ち込む。
これが勝利のカギとなります。
ただ、この積み重ねをぶっ壊してくる選手がいます。何個も何個も積み重ねてきたものを、ひとりのスラッガーのホームランで試合をひっくり返してしまう。
どんなに積み重ねてランナーを進めても剛速球で三振をとってしまう絶対的エースがマウンドに君臨する。
たったひとりで状況を打開してしまう才能。
小さいことを積み重ねていくことが、その選手の前では無に等しい。馬鹿らしくなる。
そう思える時もありました。
だが、そうではない。
何回も何回も挑み、チャレンジすることで小さなほころびが生まれる。
ものすごく少ないチャンスかもしれませんが、そこにかける価値はあります。
強力な天才を前にしても、我々凡人は積み重ねていくことをやめてはいけない。
人はどうしても、楽な道を、近道を行きたがります。
それが閉ざされると、とたんにあきらめてしまう。
私もそうです。どうせ、負けるんだったら全力だすことないなと思う。
どうせ、どうせのあきらめが蔓延している世の中。その、どうせをやめましょう。
でも、あれ?まてよ。このやり方ならいけるんじゃないか?と思い直す。
いろんな角度から見て見る。
もう一回チャレンジしましょう。
一人ではない。横を向けばチームメイトがいる。
これがなんとも心強い。負けそうな時、ミスった時、横を見れば仲間がいる。大丈夫だ!と励ましてくれる。この感覚、私は好きです。
相手もそう思ってくれることがわかります。
相思相愛、以心伝心。気持ちが繫がっていく感覚。
大きなことはできませんが、小さいことでもいいから自分のできることを積み重ねていく。それをチームとして収束していく。
毎日とは、そんな日々なんじゃないですかね。
一人一人の積み重ねをチームとして、束になって、スラッガーやエースと対決する。
一人ではかないませんが、9人、いやベンチも含めてチーム全体でいろんな角度から攻める。
相手投手のクセを見つけたり、相手のサインを分析する。こっちか得点できならなら、相手にも得点させないように強い打球に飛びつき、必死に守りを固める。そうやって食らいついてきました。
イーグルスにもスラッガーが何人かいます。
一撃で決めた試合もありました。
ただ、彼らだけでは勝利は呼び込めない。
最終回の彼らの打席に回すだけの積み重ねを全員でしてきているから、そのチャンスにタイセイに打順が回ってくるんです。
みんなのチカラを少しずつもらう「元気玉」のようにイーグルスは、小さなことを全員で積み重ねてきました。それができたとき、強力なライバルと互角以上の面白い戦いができます。
これが見てておもしろいんですよねぇ。
昨日は、期待の1、2年生の3人と守備練習をしました。
少し前までぜんぜん捕れなかったフライが捕れるようになっていました。
しかも、返球もかなり正確になっている。
上手くなってるな。
すげぇなぁお前ら、上手くなったぞ!とほめちぎりましたよ。
この子たちも毎日毎日、積み重ねているんですね。ただの普通の練習なのにジーンときました。
この何でも冷めた目で見てしまう今の世の中にあって、こんなにも目をキラキラさせて一心にボールを追いかける子どもたちがいます。
いきなりは上手くならない。
毎日毎日の積み重ね。
小さいことでもいいから「できた!」と思える成功体験を子どものうちに体験しておくこと。
つらいことがあっても、厳しい状況にあっても、彼らならば乗り越えられるはずです。
その先にある、明るい未来があることを知っているからです。
小さい時に経験したことが、彼らを支えてくれます。
自分たちよりも強いチームにみんなでチカラを合わせて勝った。
ソフトボールはチームプレーだからなおさらいい。
一人では何もできない。
仲間のありがたみ、心強さが身にしみて分かります。
つらくても、その先にある成功を求めて止まない情熱。
しぶとい、粘りのある、芯のとおった面白みのある大人になることでしょう。
ここ最近は、勝ち負けよりも面白いか面白くないかの方が興味があります。
タイセイと剛速球ピッチャーとの対決、
レント=ユウキのイーグルスバッテリーと、とんでもないスラッガーとの対決。
絶体絶命の場面でのテンカイ必死の三塁への盗塁。
本気と本気、レベルの高い攻防。
試合の勝ち負け、そっちのけで面白い。
負けていても面白いときもあります。
反対もある。
ただ今日の練習をやっていて、思いました。
今年のチームも面白いけど、今は1年生のヒカル、ゼンジこの世代もまた面白そうだなと。
さて、また今日も少しずつ積み重ねていきますか!
いろんな準備をしてきても、たったひとつのパーツを忘れたために全てが台無しになる。
反対にやることなすこと全部だめでも、ここいちばんを制したがために勝負のカギをにぎる。
いろんな経験をしてきて、そう思います。
そして、これには正解がない。
これをやっておけば大丈夫という鉄板がない。
常に変化しています。
ですが、その指標となるものは、なんとなく分かってきました。
あ!?なんかヤバいな。
この流れは悪いな。
だとすれば、どうするか?どうしたらこの悪い流れを断ち切れるか?
いろいろ試して、失敗してきた経験がここにきて生きています。
昨日の玉川ライオンズ杯の1回戦、白坂戦でもそう。
50分の短期決戦。2点のビハインド。
負けてはいますが、つけいる隙はある。
相手投手、コントロールが定まっていないところに、早打ちのイーグルスがあかんと見ました。
そこで、よく見ろの作戦の徹底。
ただし、先頭のスラッガーのケンタは好きに打たせる。結果、エラー絡みのホームラン。
流れが少しずつイーグルスに来ている。
再度、よく見ろの作戦。
1点足りませんでしたが、ヤマ場は作れました。
相手をよく見て、状況を判断する。
チームで、積み重ねることができた結果です。
ただ、白坂さんのほうが確実に着実にイーグルスの手足を奪う、積み重ねをしていました。
イーグルスのスキをみた三盗を阻止。
スキをみたホームスチールを阻止。
大事なところで、いいプレーが出ていました。
あのバッテリー、特に女の子、キャッチャーの守備に打撃にの無双ぶり。やられました。
白坂さんのほうが、より高く積んでいました。
イーグルスの負けです。
積み重ね。攻撃に関して言えば、ストライクとボールの見極めが基本。
ストライクとは、打てばヒットになる確率が高いコース。その中でも、ヒットになりやすいコースと打ちにくいコースがある。
打ちにくいコースに、チカラのある球を投げ込むことができるのがいいピッチャーといわれる選手です。
そのピッチャーを攻略するのは至難の業です。
まずはボールを打たない。
全コース打つのは不可能、来るコースを予測して、トップを早めにとって準備する。
ストレートとチェンジアップの見極めをするのも無理なので、ストレート一本を狙う。
スイングしやすいようにバットを寝かせて、テイクバックも小さくする。
ポイントも後ろにして、ストレートに真っ向立ち向かうのではなく、いなすように、払うように相手のチカラを利用して逆方向にはじき返す。
ちょうど、ライフルの跳弾のようにはじく。
そんだけ幾重にも準備をしていても打てない。
そんなピッチャーがいます。
それほど威力のあるストレート。県内トップチームは容赦なく投げ込んできます。
それでも、なんとかファーボール、エラーで塁にでる。
送るべき時にバントができない。カタチのいい積み重ねができない。
そうするとリスクの高い盗塁しかない。
ここで、バントという選択肢があると、相手守備に、バントかもしれないという集中力を分散させ、迷いを生む可能性を植え付けることができます。
打つ、一択よりもプレッシャーを与えることができる。
選択肢を多くする、これも毎日の積み重ね。
これが、試合で生きます。
人間、あれもこれも同時多発にはできない。
やることが多いと、迷いを呼び、エラーの確率が上がります。
バントができるスキルをみせること、これも積み重ねのひとつです。
盗塁もそう、エンドランもそう、バスターもそう。何かやるかもしれないと思わせること、そして、意表をつくタイミングでくり出すことで効果は倍増する。
これができるのチームは強い、私はそう思います。
敵がバントはないな、と思ったところで、サインを出す。きちんとボールを見逃し、着実にストライクをバントする。狙って成功させる。これも積み重ね。
1発でできると気持ち良く積み重なる。
天秤の針が味方に少し振れます。
ランナーをスコアリングに置いて、少しでも有利に進める。サードが前気味に守っているのをスキを見て、すかさず三盗をきめる。
一死三塁、ここは必ずとらないといけない。
ヒットならよし、最低でもゴロを打ってヒット無しでも得点にこぎ着ける。
ここも積み重ねです。
いい場面を確実にものにする。
これができないと、その積み重ねは崩れはじめます。この積み重ねを強固なものにするのが、得点した直後の回をゼロに抑えること。
先頭をファーボールなんかでだすと、天秤の針は向こうに振れようとします。
抑えるべきところを抑える。これも積み重ね。
いかに相手よりも強固に高く積み上げるか?
野球の神様がこうして欲しいという展開に持ち込む。
これが勝利のカギとなります。
ただ、この積み重ねをぶっ壊してくる選手がいます。何個も何個も積み重ねてきたものを、ひとりのスラッガーのホームランで試合をひっくり返してしまう。
どんなに積み重ねてランナーを進めても剛速球で三振をとってしまう絶対的エースがマウンドに君臨する。
たったひとりで状況を打開してしまう才能。
小さいことを積み重ねていくことが、その選手の前では無に等しい。馬鹿らしくなる。
そう思える時もありました。
だが、そうではない。
何回も何回も挑み、チャレンジすることで小さなほころびが生まれる。
ものすごく少ないチャンスかもしれませんが、そこにかける価値はあります。
強力な天才を前にしても、我々凡人は積み重ねていくことをやめてはいけない。
人はどうしても、楽な道を、近道を行きたがります。
それが閉ざされると、とたんにあきらめてしまう。
私もそうです。どうせ、負けるんだったら全力だすことないなと思う。
どうせ、どうせのあきらめが蔓延している世の中。その、どうせをやめましょう。
でも、あれ?まてよ。このやり方ならいけるんじゃないか?と思い直す。
いろんな角度から見て見る。
もう一回チャレンジしましょう。
一人ではない。横を向けばチームメイトがいる。
これがなんとも心強い。負けそうな時、ミスった時、横を見れば仲間がいる。大丈夫だ!と励ましてくれる。この感覚、私は好きです。
相手もそう思ってくれることがわかります。
相思相愛、以心伝心。気持ちが繫がっていく感覚。
大きなことはできませんが、小さいことでもいいから自分のできることを積み重ねていく。それをチームとして収束していく。
毎日とは、そんな日々なんじゃないですかね。
一人一人の積み重ねをチームとして、束になって、スラッガーやエースと対決する。
一人ではかないませんが、9人、いやベンチも含めてチーム全体でいろんな角度から攻める。
相手投手のクセを見つけたり、相手のサインを分析する。こっちか得点できならなら、相手にも得点させないように強い打球に飛びつき、必死に守りを固める。そうやって食らいついてきました。
イーグルスにもスラッガーが何人かいます。
一撃で決めた試合もありました。
ただ、彼らだけでは勝利は呼び込めない。
最終回の彼らの打席に回すだけの積み重ねを全員でしてきているから、そのチャンスにタイセイに打順が回ってくるんです。
みんなのチカラを少しずつもらう「元気玉」のようにイーグルスは、小さなことを全員で積み重ねてきました。それができたとき、強力なライバルと互角以上の面白い戦いができます。
これが見てておもしろいんですよねぇ。
昨日は、期待の1、2年生の3人と守備練習をしました。
少し前までぜんぜん捕れなかったフライが捕れるようになっていました。
しかも、返球もかなり正確になっている。
上手くなってるな。
すげぇなぁお前ら、上手くなったぞ!とほめちぎりましたよ。
この子たちも毎日毎日、積み重ねているんですね。ただの普通の練習なのにジーンときました。
この何でも冷めた目で見てしまう今の世の中にあって、こんなにも目をキラキラさせて一心にボールを追いかける子どもたちがいます。
いきなりは上手くならない。
毎日毎日の積み重ね。
小さいことでもいいから「できた!」と思える成功体験を子どものうちに体験しておくこと。
つらいことがあっても、厳しい状況にあっても、彼らならば乗り越えられるはずです。
その先にある、明るい未来があることを知っているからです。
小さい時に経験したことが、彼らを支えてくれます。
自分たちよりも強いチームにみんなでチカラを合わせて勝った。
ソフトボールはチームプレーだからなおさらいい。
一人では何もできない。
仲間のありがたみ、心強さが身にしみて分かります。
つらくても、その先にある成功を求めて止まない情熱。
しぶとい、粘りのある、芯のとおった面白みのある大人になることでしょう。
ここ最近は、勝ち負けよりも面白いか面白くないかの方が興味があります。
タイセイと剛速球ピッチャーとの対決、
レント=ユウキのイーグルスバッテリーと、とんでもないスラッガーとの対決。
絶体絶命の場面でのテンカイ必死の三塁への盗塁。
本気と本気、レベルの高い攻防。
試合の勝ち負け、そっちのけで面白い。
負けていても面白いときもあります。
反対もある。
ただ今日の練習をやっていて、思いました。
今年のチームも面白いけど、今は1年生のヒカル、ゼンジこの世代もまた面白そうだなと。
さて、また今日も少しずつ積み重ねていきますか!
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