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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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男子三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ、という言葉があります。
こらは、昔の中国、三国志の時代。
呉という国に呂蒙(りょもう)という武力一辺倒の武将がいました。
王様である孫権から、武力だけでなく、学問を修めて知力も磨いたらどうだといわれて、彼は発奮します。
日々必死に勉強して、皆も驚くほどあらゆる分野に見識を深めていきます。
それをみた尊敬する魯粛(ろしゅく)という先輩から、
「人は三日でも変わることができる。短い時間でも、やる気があれば、驚くほど進化をとげるものだ。」と見直されます。
こんなような内容だった思いますが、それが冒頭の故事成語(こじせいご=ことわざみたいなもの)になったと記憶しています。


それを地でいく、イーグルスの選手たちがいます。
メキメキ、スピードボールを投げ込むユナ。
スイングスピードが恐ろしく速くなったシュンペイ。
彼らの昨年からの成長をみるに、目を見張るものがあります。
それを感じての、女子も男子も三日会わざれば刮目して見よ、です。 

私も全て見ていませんが、その裏には、家族と毎日の練習の積み重ねがありました。

私だけでなく、スポ少あるあるだと思いますが、なにもなくても、宮川小のグランドが見たくて、どこにいくにもそこを通るルートを選んでしまいます。
その度に、誰か自主練習やってるかなあと楽しみに見てしまいます。
そんな時、かなりの確率でユナ&ユウゴ&ソウゴ、シュンペイが家族と自主練習をしています。
たまにしか見ていないのに、かなりの確率で彼らに出会うということは、かなりの頻度で練習しているということになります。
彼らにしかわからない積み重ねがあった。
その成果が今になって現れてきています。
そういう時間は、親子での貴重な時間だと思います。今しかできない。
彼らが大人になった時に、思い出すでしょう。
たいていは、親が子供にきれて楽しくない思い出になりますが、後になれば親の気持ちも分かってくれると思います。
子供の成長を直接感じられる、そんな貴重な時間を間違いなく過ごしてきている。

練習の中で、ユナの球を捕球しているとき、あっ手が痛いな。良い回転してきてるな、と感じます。
バッティングピッチャーをしているときに、シュンペイの打球が速すぎて怖い時があります。
日々の変化に、目に見えて気づくようになってきたとき、すげえなこいつらは!とわくわくします。
毎日毎日積み重ねてきた小さい自信が年輪のように自分を守る分厚い鎧に、相手を粉砕する剣になっていく。
自信は、自分という存在を支えてくれる確かな地盤です。
その上にしか築けないものがあります。
「ユナぁ、速くなったなぁ!(すげえな)」
「(シュン)ペイ、あのコースを、あの飛距離で打てるとはなぁ!(すげえな)」
そういうたびに、俺ら、すげぇくなってんべ!
彼らに自信という笑顔がみなぎります。
私たちが見たいのはそういう笑顔なんです。
あんなおどおどしたプレーではなく、俺もやれる!という自信の笑顔。
そういう笑顔がたくさん増えてきています。
できれば、試合でその笑顔の大輪を咲かせてやりたい、誰もがそう思うはずです。
そして、私たちは誰もがそれをできると信じている。だからこそ、みんながどんな支援も惜しまないんです。

来年は間違いなく彼らが引っ張っていくチーム。
まだまだひょっこですが、グランドで、親子ともども、指導者も吠えまくる日が来るでしょう。
その日まで、自信の小さな種(=練習)を継続してまいていきましょう!

誰にもいわれることなく、
バットをもって素振りに行くように、
タオルをもってシャドーピッチングをするようになってくれればいいですが、ならないときは、我々大人がそうなるように、しむけていこうじゃありませんか!

呂蒙にとっての、孫権のように。
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