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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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いやー泣きました。
私は自分でもよく泣く方だと思いますが、今回は泣きました。
居酒屋で、大人の集団が人目もはばからず、あんなにも泣き崩れる風景というのは、異様だったと思います。
監督が言っていました。(監督は我々指導者の思いを代弁してくれています。私も思いは同じです。)
あいつらを勝たせてやれなかった。
あの追い込まれた状況になって、がんばれ、焦るなと同じ言葉しかかけられなかった。
その自分の無力さ、無能さが情けなかった。
それは私も小島コーチも同じです。
そう言って泣き崩れる監督。
大の大人が大粒の涙をポロポロとこぼしている。
それを見て、みんなも涙にくれる。
あんなに強い選手たちをあずかって、県大会の舞台も踏ませてやることもできず、緒戦で完敗する。
私の責任だと思いました。

この結末を素直に享受できませんでした。
あんなに練習したのに、あんなに対策を練ったのに。なぜ、勝てなかったんだ? 
何が悪かったんだ?
どこが…
その問いをずっと自分に投げかけています。

しかし、あの場が、あの反省会があってよかった。
家にいてもやけ酒をかっくらっていたでしょう。
ひとりで浸るよりも、同じ思いの彼らのお父さんお母さんと一緒にひたり、今日ぐらいは、もろくて、情けなくて、弱い自分をさらけ出してもいいと思いました。
俺は弱い。
俺たちは弱い。
ここからはじめましょう。
これで、底は打った。
そして、次やるときはどうやるかを張り巡らす。
明日から前を向いて、上を向いていける。
家に帰る道すがらそう思えました。

監督の思い、我々の思いを汲んで、急遽だんどっていただいた両保護者会長、参集して下さった保護者の方々に感謝いたします。
この涙は忘れません。
ありがとうございました。

居酒屋にいても、家にいても、あの晩の高田イーグルスの選手たち、保護者の思いはおなじ、複雑な悲しみ?思いでいっぱいだったと思います。
受け入れがたい現実に向き合う。
一瞬は、逃げて現実逃避してもいいでしょう。
弱い自分を認めていい。
とことん認めていい。
そんなときに一緒にいてくれる家族、仲間のなんと心強いこと。
人は人によって支えられていることを実感します。だからこそ、次のステップに進むことができます。
お酒のチカラを借りてもいいじゃないですか!
呑んで酒のチカラを借りられる我々はいいとして、子ども達はどうやって心に整理をつけるのか心配になりましたが、やめました。
一緒にスポ少をやって、ソフトボールをやる仲間がいて、支えてくれる家族がいてくれる。
それでいい。それがいい。
あいつらなら必ず立ち直って、もっともっと強くなろうとするに違いありません。
我々は進むべき道を一緒に探し、そのサポートをするだけです。
いつだって、スタートは切れる。
問題はそのスタートの切り方、今後の方針です。
同じようにやっていては、同じ事の繰り返し。
同じ轍は踏まない。
なぜ負けたのか? 
何が悪かったのか?
その問の答えを探し続ける限り、まだまだ高田イーグルスは強くなります。
その糸口はかすかに見えてきました。
次にやるときは負けません。

今シーズンすべてが終わって、後ろを振り返った時に、「あの時、負けてよかった。」と血の涙を流しながら、笑顔で言えるように、新しいスタートを切っていきましょう。
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