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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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9/29昨日は、小学校の陸上競技大会がありました。
残念ながら見に行けませんでしたが、スポ少メンバーも大車輪の活躍だったようです。
そんなにいいスペックをもってるなら、試合に活かせよ!と思ったのは私だけでしょうか?


さて、続きです。
新鶴さんを倒してベスト8をかけた対戦相手は岩月さん。
メンバーは9人ぴったりで、2年生まで入っています。
ピッチャーは、アレ気味ですが伸びのあるストレートが武器です。
これも先制しとかないと苦しい展開になります。
エンジンかかる前にしとめないとやばいです。

ところが・・・先頭バッターをファーボールで出してしまいました。
んーやばいなー。
2番バッターを討ち取ってはいるんですが、ぎりぎりでアウトにできない。
わるい流れです。
なんとか2死までしますが、ランナーを二人背負うピンチ。
ここを抑えれば、一息つけると安心した時に、するどい打球がレフトを襲います。
レフトは今日初スタメン、初勝利打点のフクダ。
捕球体勢の判断を間違えました。下がってしまった。
中途半端なポジショニングのため、落下点には入れず、ブロックもできない。
無常にも打球はころがっていきます。3ランホームランを献上しました。
経験の差が出てしまった。
あそこはいつものマナトだったら捕っていたであろう場面。
われわれも、2死をとって安心して守備位置まで気が回らなかった。

ただ試合において、そういう場面はいくつもあります。
自分で判断し、動かなければならない場面。
指導者の指示が届かない場合、もしくはその指示通りではうまくいかないと判断した場合は、自分の判断で動かないといけません。
これはソフトボールだけでなく、今後の人生においていろんな場面ででてくる。
迷ってる暇はありません。一瞬の判断。チームの勝敗を左右します。
残念ながら、今のフクダはこの判断ができなかった。
頭の中がまっしろで、ただボールを追うのみ、余裕がなかった。
これも誰しもが経験するであろう場面です。ここはフクダがミスをした。
試合中は言いませんが、試合後は反省が必要です。

このミスを皮切りに、なれないセンターを守ったマナトがただのセンター前ヒットをホームランにしてしまうなり、一方的な展開に。
打撃はダイトのファースト強襲の1本のみ。
エンジンのかかった相手エースからまったく打てる気がしません。
イーグルスはサンドバックと化し、完全な力負けで8点を献上してコールド負けを喫しました。
岩月さんは、チームで試合を楽しいでいます。それが全員のフルスイングに現れています。
9人ぴったりながら、自分の得意な部分をいかそうとしている。
コーチャーの交代も上学年が率先して行っていました。
9人ぴったりの環境が上下の区別をなくして、チームの一体感を醸造するのに一役やっているのでしょうが、岩月さんのいいムードにイーグルスは終始押されっぱなしでした。

この試合、実力は岩月さんのほうが上でした。
投手力、打撃、チームプレー。全てにおいて。
ただ、イーグルスの勝機がどこにあったかというと初回です。
あのレフトの打球を捕れていたら、流れはこちらに来たかもしれない。
試合後の反省の場面で、それをフクダに指摘しました。
彼は真摯に受け止め、事の重大さに気づいたようでした。
ひとつのプレーが勝敗を左右する。
前の試合では、チームを勝利に導いた功労者となり、次の試合では逆に敗者となる原因を作った。
無論、全て彼のせいではありません。そこに打たれたピッチャー、そのコースを要求したキャッチャー。守備位置の指示をださなかった指導陣にも責任はあります。
誰のせいでもない、チーム全体のせいだとはいいながら、「俺のせいで負けた。」と自分で思うところがないと次への成長はないと思います。
野球はチームプレーといいながら、個々で状況を打破していかなければならない場面が多々ある。
その時、頼りになるのは最後は自分です。
迷わず一瞬で最善の方法を選択しなくてはならない。
手痛い失敗の中から、それを学んで次にいかす。
あんな悔しい思いはしたくない。みんなに迷惑をかけたくない。負けたくない。
じゃあ、そうならないようにどうすればいいか?
そうするためにはどんな練習をしていけばいいか?
そう考えるはずです。
幼くてそうできないうちは、指導者が助けてそう考えさせないといけないと思います。
それが積み重ねになっていく。
失敗は成功のもととはよくいったもんです。
私は思い切りやった上で、負けるのは何回やってもいいと思います。勝ち続けることなんて、ほとんどない。
負けてもいいけど、腐らないこと、折れたままでいないこと。そして、次に備える。
フクダの中に、「次はやらないぞ!」という決意が生まれてくれたら、この敗戦も悪くはなかったのかもしれません。
もちろんフクダだけではなく、この試合失敗した選手は他にもいます。
「次は勝つ!勝つためにはこうやる!」チーム全体にそういう機運があることを願ってやみません。


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