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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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白獅子県大会の組み合わせが今日の民報に掲載されていました。
イーグルスの初戦は、県南の天栄阿武隈スポ少さん。
そういや、2年前に戦ったことがあるなぁと思って検索してみたら・・・ありました。
雨の中、だいぶ待たされた、あの山の上のグランド。
大多鬼丸杯でぶつかりました。
ユウト世代、レツ、リョウの年代です。あの時は2回で13-6で負けています。
あの時から、今のユウキたちは選手として出ていました。
あの雨の死闘を経験している。
リベンジの機会が訪れました。
天栄阿武隈さんもあれからますます強くなっていることでしょう。
試合が楽しみです。
以下は、あの時のアーカイブスです。
これを読んで、思い出す。リベンジの闘志に火をつけましょう!




雨の死闘
悪天候の大多鬼丸杯、相手は天栄阿武隈スポ少さん。
雨天順延の打ち合わせでも話しましたが、どこか気のいい監督さんのチーム。
体格は五分とみました。
さて、悪天候の場合は先攻がセオリー。
キャプテンユウトに先攻をとるように命じますが・・・後攻です。
まぁ、初回を抑えて守備でリズムをとれれば、勝機ありと切り替えます。
それにしても、天栄さんも先攻をとるあたり考えることは同じです。

結果は13-6で負け。
序盤から、まったくいいところのない胸糞わるい展開。
最近、こういった立ち上がりが多い。
そこをカバーできていないイーグルスは進化がない。
またもやこの負けムードの展開。

試合をつくれないピッチャー。
濡れたグランドを想定してきたのにも関わらず、送球に気を使わない野手。
大事なところでサインミスを連発する打撃陣。
守備範囲がわからず、お見合いの三遊間。
1回2回で13-1のワンサイドゲーム。
雨で待ってたり、苦労したのにすべてが台無しの試合になることを覚悟しました。

ですが、がっとばして、意気消沈させるよりは少しでも前を向かせたほうがいい。
あいつらの底力を信じてみましょう。
そのほうが次につながる展開になるだろうことを期待して、ぐっと抑えました。
試合中にきれていいことはない。選手も指導者も保護者も。
過ぎたるは猶及ばざるが如し。
覆水盆に返らず。
過ぎた過ちは治せませんが、いまからそうしないように取り返すことはできます。
その奮起に賭けるしかない。

最終回つっても一方的にやられていたんで、2回裏です。50分なんで短い。
守ってる時間が長すぎて、反撃するのを忘れたいたようでしたが、やっと思い出したようです。
その口火はユウキから。先頭打者としてクリーンヒットで出塁。
最近当たってるといっていた小島コーチの眼力は伊達じゃありません。
そして、その次のタケル。追い込まれて三振を覚悟しましたが、コンパクトなスイングに切り替えてライト前ヒット。
インサイドアウトの振りでなければあの打撃はできません。
あとで聞いたことですが、さらにバットをいつもよりななめにしてよりコンパクトを心掛けたそうです。それが功を奏した。

さぁいけいけどんどんでしたが、ここで痛恨のサインミス。
点差が広がっていることもあり、前進守備はしいていません。そこにつけいる隙があった。
バントのサインをだしますが、ハルヤ、やる気配がない。
三塁にいるユウキも首をかしげています。ちぐはぐな感じ。
カウントの早い段階でバントをきめたかった。ですが作戦が共有できていない。
2ストライクに追い込まれます。こうなると無策。うたせるしかありません。
ですが、気持ちを切り替えるどころかパニックと不安に押しつぶされて、三振です。
ここはタイムをかけてでも確認するべきだったか?
ですが、タイムをかけてしまえば作戦は読まれてしまう。
その大事さは何回もいってきたはず・・・
一回二回のミスではない。数回やって、確認の方法を教えていましたが浸透してきてないようです。
そうなると、サインが悪いのか?考えさせられます。
このワンアウトいたかった。普段のこころがけ一つでクリアできる状況です。
なにが悪くて伝わらないか?
今のやりかたで何回もミスっているようならばわかるようなサインをだすのが最善策。
タイムをかけるも一つの策。
そして複雑すぎて伝わらないのではいサインの意味がない。
いかにサインが伝わるか?その方法を探る必要はあるなと思いました。

ハルヤが倒れて8番レント。
打順を間違えるハプニングがあり、こころの準備はまったくしていなかった。
ですが、後で聞いてみると「ひきつけて打ちました!」とのコメント。
レントもいろいろ自分で研究して、ためしています。
その成果がでてセンター前ヒット。
打線がつながり始めます。
下位打線でつくったチャンス。

9番においたタイセイ。最終バッターで、一番につなぐ大事な役割。
ここはヒットがほしいところですが、まずは点が欲しい。
三振とフライがだめです。
タイセイの中でどんな意識があったか?
とらえましたがセカンドゴロ。100点ではありませんが、転がして得点したことで80点。また点が入ります。

そして1番キャプテンのユウト。ここ最近いい当たりは正面で結果がでていません。
技術と攻め込む気持ちはチームで一番。
2死なので任せるしかありません。
ここ最近はひっぱってセカンドゴロが多い。俊足もいかせない。
センターからレフト方向の意識がありました。
レフトオーバーのタイムリー。結果を出しました。

つながる打線の2番レツ。
ここ最近は大振りが裏目に出ている。コンパクトなスイングを意識させます。
センターに運びチャンスをつなぎます。

そして悩める大砲3番リョウ。
先の打席でもなんのサインもだしていないのに、自分で勝手にエンドランだと判断して軽くあてにいく打撃。
私が、チームがリョウに期待しているのはそんなちいさいことでない。
この圧倒的劣勢を跳ね返す、豪快なホームラン。
思い切りのいい打撃のみです。
チームで長打を期待できるのはお前しかいない。お前に小細工はない。思い切りいけ!
「あてにいくな、スタンドにぶちこんでこい!」
そう言って送り出します。
ですがその打ち気を悟ってのチェンジアップで追い込まれます。
最後もチェンジアップ、ですが体勢を崩されながらも重心はかろうじて残っていた。
そして振りぬき一閃。レフトオーバーですが雨で転がりません。
乾いたグランドであればホームランだったでしょう。

2死で追い込まれていますが、いけいけドンドン。ベンチも保護者も盛り上がっています。
そうこれです。これがやりたいんです。このチーム一丸の一体感。
甲子園まではいきませんが、小さな魔物がいるかもしれない。
選手の一生懸命さが報われる瞬間が見たい!!この一心です。

さぁそして次世代を担う4番ルイ。
もう打つしかない。踏み出すステップがレフト方向にでるのと膝にやわらかさがない。
そこを指摘して、あとは思い切りいくのみ。ルイに任せます。

とらえましたがセカンドゴロ。アウトでゲームセットです。

序盤に一方的にやられたというか自滅して崩れるクソ面白くない展開。
そこからよくぞ、ここまで盛り上げた。
やればできるんだなこいつらと思わせてくれた。
序盤の失点を抑えることができれば十分勝機はある。
その抑えることが一番むつかしいんですが、一縷の望みはある。
いろんなミスはある。できないこともある。
だけど、やってできないことはないとあいつらも思ったはずです。
その意味で、この遠く滝根まできて、3時間も中断して、どろんこになって、負けたけど、次につながる雨の死闘だったと思います。

車も汚れた、道具も汚れた、負けたけどよくやった!

さぁまた明日から練習だ!
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