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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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時は今、雨がしたたる五月かな。
本能寺を前にした明智光秀の心境を呼んだ句です。
五月ではありませんが、雨がしたたりそうな季節、梅雨ですね。
予報は、昼から雨。
今思うとはやり予報は合っていました。
早めに開始してよかったぁ。

白獅子前の2週間。
少しでも多く実戦経験を積むために、各チーム練習試合に明け暮れています。
高田イーグルスもしかり。
今日は、四チームに来ていただいての練習試合になります。
いろいろ試すこと、推しはかりたいことはあります。
あるというか、ありすぎて困る。
ただ、試合が始まればいやおうなくプレーは進み時間も過ぎていく。
私は、思うんです。
ただ緩慢に無策で進むよりも、先を読んで考えて行動する訓練、癖をつけることが、上手くなる王道だと。
無策で良いのは天才のみ。
いまのところ、私はそういう天才には会っていませんが……。

ユナとシュンペイのバッテリーがまずきちんと試合を作れるか?
その上で、バックがバッテリーを盛り立てられるか?
守るべき時に守り、走るべき時に走り、打つべき時に打つ。
数ある戦術の選択肢はあれど、自分たちが選ぶことが出来る選択肢はそれほど多くはありません。
そして、精度も低い。
あまり武器はないと思っていた方がいい。
しかし、私はこうも思います。
たとえ、ナイフ1本でもリオレウスは倒すことができると。
要は使い方なんです。かなり高度な技術を要しますがね。
もちろん、たくさんの武器があったほうがいいのは確かです。
試合が始まった以上は、今ある武器を最大限に使うしか手はありません。
今日の確認事項としては、
バッテリーの安定性
外野の守備
中継のルール
打撃の意識

全体的なこととして、事前に自分がどうするべきかをシミュレーションしてからプレーにのぞむ。

ここを確認してから、試合に入りました。

緒戦の磐梯スポ少戦。
立ち上がりに不安があるユナがどう立ちあがるか?
ここにかかっています。
彼女の球威ならばコースに決まりさえすればそうそうは打たれません。
気持ち良く投げてる限りは大丈夫なんですが、リズムに乗れないと修正できないほどの底なし沼に入っていく。
ユナの球は悪くないんです。
もう少しのコントロールなんですが、ユナの調子が良くなる前にチームの守備が足をひっぱります。そこでユナもがっかりして、またファーボールを出す。
ランナーができるとやることが増えてエラーの確率があがる。
そしてまたエラー。ピッチャーもなんとかしてストライクを入れようとすると、コースが甘く入る。
狙われる、打たれる。
これがだいたいの負けパターンです。
チームが瓦解する前に、バッテリーが防波堤として食い止めることができるか?
それができる奴こそ、エースと胸を張って名乗っていい。
やばいどうしよう、ストライクが入らない・・・チームもエラー連発。
心が折れそう・・・その絶体絶命の中、自分で修正できるかが課題です。
逆境にあっても、逃げ出したくても、こころが負けそうになっても、逃げださない。
立ち止まって、立ち向かいます。その一番先頭にいるのが、エース、ユナなんです。
ユナが踏ん張れば、その背中をまずシュンペイが支えてくれるでしょう。
そして、その後に高田イーグルスの全員がついている。
足を引っ張ることもありますが、力強くバッテリーを支えてくれるのもチームメイト。
泣きそうな弱い心を奮い立たせる。
スポ少だけではなく、この先のいろんな場面で、生きてくると思います。
中学、高校でも経験するでしょうが、小さい時の経験はよりこころに「今より、もっとやばい状況はスポ少で経験してきた。だから、こんなところで負けてたまるか!」
それが心が強くなるということ。メンタルが強くなるということ。
なれる必要はないんですが、少しぐらいの逆境にもたじろがない、余裕が生まれます。
たとえ負けたとしても、失敗したとしてもいいんです。
なんとか、自分のこころに折り合いをつけて、またそこから立ち上がる強さも培われる。
これがスポ少のいいところです。
「俺ならば、俺たちならばやれる!」
これはある程度場数を踏むことで、自信という名の翼を得ることができます。
やればできる!
それをユナとシュンペイ、イーグルスのみんなにたくさん経験させたい。

この試合も先制しながらも、逆転されるつらい展開。
しかもキャッチャーのペイは負傷して、メンタル下降気味。
そんな中、ユナは大きく崩れず辛抱しています。ここの成長の証が見られます。
頼む、崩れてくれるなユナ!シュンペイ!
バッテリーが防衛線を敷いて、チームの崩壊を防いでいる。
映画「300(スリーハンドレット)」、テルモピレイの戦い、炎の門を守るスパルタ軍のような防衛線。
ここで、逆転してくれれば大きな自信になります。
そんな時に、女房役のペイがライト戦にちょこんと当てた打球がホームランになって追いつきます。
後で気づきましたが、親指の付け根ががっつり腫れていた。
よくこの手でやってたなぁと驚嘆するくらいのけがでしたが、それを押しての出場。
そして、ホームラン。
なんとか引き分けに戻してゲームセット。
勝ちはしませんでしたが、負けてもいない。
崩れそうで、崩れなかった、彼らをほめるべきでしょう。

やはり実戦はいい。
練習にない緊張感が、彼らをより成長させてくれます。
しかし、まだまだ足りません。

次戦、昨秋に負けた柳津さんと対戦します。
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