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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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昨日、今日の猛暑の中、福島市十六沼運動公園で、小学生のソフトボール全国大会が行われています。

かつて美里イーグルスの時に、1回だけ踏んだ舞台、その場所は滋賀県でした。
奈良県代表の志都美旭が丘スポ少さんに、0:1で負けた試合。
今でも、私を支えてくれている試合です。
あの時こうしていれば、ああしていればと後悔と逡巡の苦い思い出とともに、生きています。
あれがあったから、今もこうして指導者たり得ている。
あの雨の中の関柴戦もそうですが、他にもそういう試合と共に今の私は存在しています。

それにしても、この猛暑の中、全国から48チームがこの福島市に会する。
小学生ソフトボーラーの甲子園。
本家と規模は違えど、選手や保護者、指導者の想いは同じです。
まじりっけなしの「白球夢追い人」。
その想いの集まった大きな渦がこの十六沼にあります。
猛暑と相まって、熱くならない訳がない。
こういう大きな舞台で、プレーができる選手たち、それを応援できる保護者、指導できる指導者、勝ち負けはどうあれ、そこはプライスレス、掛け値なしの幸せだと思います。
こういう目標もあっていい。
しかし、全国大会という大舞台に立てるのは選ばれし者、チャンスをきちんと捕まえた者たちです。
何チームか見てみると、各県の予選を勝ち抜いてきた理由がわかります。
各県の王者だけにそつが無い。
もちろんピッチャーはいいし、キャッチャーもいい。
いいショート、セカンドもいるし、チャージの速いサードもいる。
外野も足が速くて、ファーストもどんなボールも捕る。
そんなチームばかりですが、私よりも大きな大阪のエースやミソラよりも大きい広島県板城スポ少の女の子エース。
大阪のエースは、175cm、2.88の円は簡単にはみ出して、そこから90キロ以上の剛球を投げこむ。そして、同じフォームでのチェンジアップ。
これは、大人でも打てないんじゃないかと思わせてくれます。
実力もさることながら、見た目でも楽しませてくれます。
長崎の西海さんも細身で長身からなげる、ムチのような糸を引く、切れのあるボール。
初速と終速が変わらないので、レーザーのような球筋です。
海千山千の天下一武道会。
この中で、福島県代表として、油井さん、中島ジュニアさん、白河東さん、中山さんが出場し、順調に勝ち上がっています。

自分たちのチームがどこまでやれるかという期待、そして自信、チームとしての一体感。
勝つためというよりも、まとまるから勝つことができるということを知っているチームです。
そのために、自分たちが何をやるべきかを末端の背番号をつけていないちびっ子たちまで、わかっている。
どうりで、強いはずです。
それをみて、はたと私は立ち止まります。
そして考えます、我々はどこをめざすか?と。

48チームの気迫がこだまする十六沼。
そのまぶしすぎる気迫を前にして、高田イーグルスはどこをめざすかと自分たちに問いかけます。

会津に帰るまでの長いロングドライブ、ゆっくり考えることにしましょう。


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