時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
最近、次男坊の野球のユニフォームを夜に洗うのが日課になっています。
スポ少OBのルイの父ちゃんも毎日洗っていることを聞いたので、見習って、やってみることにしました。
もちろん、嫁さんの方が多いので俺ばかりやっているとは言えません。
あの汚れって、なかなか落ちないんですよね。
ルイの父ちゃんが、ユニフォームを洗う洗剤の話題で盛り上がっていた理由がわかりました。
まず、荒く洗って大きな汚れを落とす。
汗と染み込んだ泥、汚れを落とすために、洗剤とハイターで温度の高いお湯で浸け置きしておく。
そして、たわし、靴を洗う柄のついたやつが最適でした、そのたわしでゴシゴシ洗う。
雨の日のすっぱね、泥の水玉模様、最悪ですね。
草の緑も。
血もだめです。
あのやろーこんなに汚しやがってと、悪態をつきながら洗っている自分がいます。
てめぇーこんなこと、自分でやれよなぁと思ってみますが、その言葉が自分に跳ね返ってきます。
俺も母ちゃんとばあちゃんにやってもらってました。
次男坊のことを責める権利なんてないんですよね。
これをやってると、嫁さんのすごさもわかりますが、自分の小学校、中学校、高校と同じように、いや洗剤が今ほど進化していなかったから、もっと大変だっただろうなと思われます。
母ちゃんと、ばあちゃんに感謝しないといけなかったなと、思います。
そして、前にこんなことをどっかで書いたなと思って、思い出しました。
少し前のスポ少のお母さんたちを思って書いたものです。
今は、私の言葉も代弁しています。
人はつくづく、一人では生きられないものだと思います。
以下、「白いユニフォーム」
あなたは、何百回、何千回、何万回、
僕のユニフォームを洗ってくれたでしょうか。
毎回毎回、当たり前に着ていた洗濯されたきれいなユニフォーム。
やれベルトを忘れた、帽子を忘れた、スパイクを忘れた。
全部、あなたのせいにしてました。
でも、本当は分かっていました。
僕が寝た後に、洗濯機では落ちない汚れを、ゴシゴシ洗っていてくれたことを。
毎朝、毎朝、きちんと用意されている、真っ白なユニフォーム。ソックス。
おそらく、その白さはあなたの愛情なのでしょう。
でも、僕らはそれをわかっていても上手く表現できません。
だから、僕らは一生懸命なプレーで、あなたへの感謝を表します。
チームのためにもがんばって、打ちます!
守ります。
ヒットを打った後、チームのみんなを見てから、最後にあなたを探します。
そして、無言の会話を買わす。
「俺、打ったよ!」
「うん、いいヒットだったよ。」
お互い、目を見てうなづく。
それだけでいい。
親と子だけがかわす視線。
それだけで、今までの苦労、辛苦をわかり合える。
家でたいした会話をもなくても、深いところでつながっている。
これもスポ少のいいところです。
以上
こういう物語が選手たちの数だけあることでしょう。
いつか、わかってくれるという思いもあるのでしょうが、いつのまにか、洗うことに幸せさえ感じている自分もいます。
次男が野球をやらなければ、こうして母校に再びもどって応援することもできなかった。
高校野球をやっている次男に感謝さえしています。
まったくといいながら、ズボンの穴の位置が気になり、スライディングの下手さを指摘しています。
彼がいるから、いろんなところに応援にいけるし、新しい人との出合いもある。
誰の上にも時間は同じです。
どうせやるなら、私も次男も楽しんだ方が、心身ともにいいという結論。
嫌々やっても何もいいことはない。
そんな中にもなにか楽しみや、やりがいを見いだしたいと思ってます。
そう考えると無駄な時間などないんです。
嫁さんは、そうではないようです。
まぁ、ひとそれぞれ。
さぁ、帰って、またユニフォームを洗いますか!
スポ少OBのルイの父ちゃんも毎日洗っていることを聞いたので、見習って、やってみることにしました。
もちろん、嫁さんの方が多いので俺ばかりやっているとは言えません。
あの汚れって、なかなか落ちないんですよね。
ルイの父ちゃんが、ユニフォームを洗う洗剤の話題で盛り上がっていた理由がわかりました。
まず、荒く洗って大きな汚れを落とす。
汗と染み込んだ泥、汚れを落とすために、洗剤とハイターで温度の高いお湯で浸け置きしておく。
そして、たわし、靴を洗う柄のついたやつが最適でした、そのたわしでゴシゴシ洗う。
雨の日のすっぱね、泥の水玉模様、最悪ですね。
草の緑も。
血もだめです。
あのやろーこんなに汚しやがってと、悪態をつきながら洗っている自分がいます。
てめぇーこんなこと、自分でやれよなぁと思ってみますが、その言葉が自分に跳ね返ってきます。
俺も母ちゃんとばあちゃんにやってもらってました。
次男坊のことを責める権利なんてないんですよね。
これをやってると、嫁さんのすごさもわかりますが、自分の小学校、中学校、高校と同じように、いや洗剤が今ほど進化していなかったから、もっと大変だっただろうなと思われます。
母ちゃんと、ばあちゃんに感謝しないといけなかったなと、思います。
そして、前にこんなことをどっかで書いたなと思って、思い出しました。
少し前のスポ少のお母さんたちを思って書いたものです。
今は、私の言葉も代弁しています。
人はつくづく、一人では生きられないものだと思います。
以下、「白いユニフォーム」
あなたは、何百回、何千回、何万回、
僕のユニフォームを洗ってくれたでしょうか。
毎回毎回、当たり前に着ていた洗濯されたきれいなユニフォーム。
やれベルトを忘れた、帽子を忘れた、スパイクを忘れた。
全部、あなたのせいにしてました。
でも、本当は分かっていました。
僕が寝た後に、洗濯機では落ちない汚れを、ゴシゴシ洗っていてくれたことを。
毎朝、毎朝、きちんと用意されている、真っ白なユニフォーム。ソックス。
おそらく、その白さはあなたの愛情なのでしょう。
でも、僕らはそれをわかっていても上手く表現できません。
だから、僕らは一生懸命なプレーで、あなたへの感謝を表します。
チームのためにもがんばって、打ちます!
守ります。
ヒットを打った後、チームのみんなを見てから、最後にあなたを探します。
そして、無言の会話を買わす。
「俺、打ったよ!」
「うん、いいヒットだったよ。」
お互い、目を見てうなづく。
それだけでいい。
親と子だけがかわす視線。
それだけで、今までの苦労、辛苦をわかり合える。
家でたいした会話をもなくても、深いところでつながっている。
これもスポ少のいいところです。
以上
こういう物語が選手たちの数だけあることでしょう。
いつか、わかってくれるという思いもあるのでしょうが、いつのまにか、洗うことに幸せさえ感じている自分もいます。
次男が野球をやらなければ、こうして母校に再びもどって応援することもできなかった。
高校野球をやっている次男に感謝さえしています。
まったくといいながら、ズボンの穴の位置が気になり、スライディングの下手さを指摘しています。
彼がいるから、いろんなところに応援にいけるし、新しい人との出合いもある。
誰の上にも時間は同じです。
どうせやるなら、私も次男も楽しんだ方が、心身ともにいいという結論。
嫌々やっても何もいいことはない。
そんな中にもなにか楽しみや、やりがいを見いだしたいと思ってます。
そう考えると無駄な時間などないんです。
嫁さんは、そうではないようです。
まぁ、ひとそれぞれ。
さぁ、帰って、またユニフォームを洗いますか!
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6年生選抜大会への練習が始まりました。
深緑に囲まれますが、とんぼがたくさんいて秋を感じさせます。
会津選抜は、柳津、磐梯、坂下ヒーローズ、新鶴、高田イーグルスの5チームでの編成となりました。
まだ全員が集合とはなりませんが、顔合わせということで、自己紹介がありました。
みんなまじめに、チーム名とポジション、名前をいっていきます。
なんか面白いことをいってもいいんだぞとけしかけると・・・
チヒロが、「ちっちゃいけれど、元気もりもり、よろしくね!」みたいなことを、ポーズ付きで自己紹介をしました。
びっくりした。びっくりしました。
チヒロが!あのチヒロが・・・
チヒロに、こんな才能があったとは・・・
小さく、細い体で、ノックでもボールの勢いにふっとばされそうになるんじゃないかと思う時もあります。
ああいう場で、気の利いたことをやろうと思って、実際にやりきる度胸に、私は、たまげました。
たいていの人は思っていても、できないもんなんです。
それをやりきってしまうんですから、たいしたもんだ。
この小さい体に、大きな度胸とユーモアが詰まっている。
たのもしく思えました。
これは、ひょっとしたらこの道の才能があるのかもしれません。
人はどんなところに才能が落ちているのか、やってみないと分かりません。
そして、やっていたとしてもすぐに目が出るとは限らない。
どこで、自分の才能に気づくのかなんて誰にも分かりません。
あっ、わからないといいましたが、わかる奴がいます。
その道を究める者、才能がでるまで、自分を信じてやりきる者は、そういう人でしょう。
なので、いろんな事に手を伸ばしてみるのがいいと思います。
ソフトボール、野球はそのひとつに過ぎません。
たまたまやってるだけにすぎない。
ソフトボールから関連したり、派生したりする才能もあるでしょう。
ただ私は思うんです。
才能のあるなしに関わらず、打ち込める何かをもっているというのはいいもんだと。
お金をもらってプロになることもいいでしょうが、たいていの人はそうはならない。
ならなくていいんじゃないでしょうか?
小学生のこの時代に、この高田イーグルスに入り、ソフトボールをやろうと思った子どもたち。
その子どもたちのスポ少を支えようと決めた保護者のみなさんと指導者のみなさん。
みんながいるから高田イーグルスもあるんですねと、至極あたりまえのことを思ってみます。
そして、日々、子どもたちの進化に驚かされます。
どちらかというと、真面目で控えめな性格だと思っていたチヒロの垢抜けて、飛び抜けた面。
これからも、どんどん出していってもらいましょう。
ソフトボールの才能だけではありません。
センスは磨くもの。
才能は開花させるもの。
チヒロの明るさがチームを救う時が来ることを期待します!
深緑に囲まれますが、とんぼがたくさんいて秋を感じさせます。
会津選抜は、柳津、磐梯、坂下ヒーローズ、新鶴、高田イーグルスの5チームでの編成となりました。
まだ全員が集合とはなりませんが、顔合わせということで、自己紹介がありました。
みんなまじめに、チーム名とポジション、名前をいっていきます。
なんか面白いことをいってもいいんだぞとけしかけると・・・
チヒロが、「ちっちゃいけれど、元気もりもり、よろしくね!」みたいなことを、ポーズ付きで自己紹介をしました。
びっくりした。びっくりしました。
チヒロが!あのチヒロが・・・
チヒロに、こんな才能があったとは・・・
小さく、細い体で、ノックでもボールの勢いにふっとばされそうになるんじゃないかと思う時もあります。
ああいう場で、気の利いたことをやろうと思って、実際にやりきる度胸に、私は、たまげました。
たいていの人は思っていても、できないもんなんです。
それをやりきってしまうんですから、たいしたもんだ。
この小さい体に、大きな度胸とユーモアが詰まっている。
たのもしく思えました。
これは、ひょっとしたらこの道の才能があるのかもしれません。
人はどんなところに才能が落ちているのか、やってみないと分かりません。
そして、やっていたとしてもすぐに目が出るとは限らない。
どこで、自分の才能に気づくのかなんて誰にも分かりません。
あっ、わからないといいましたが、わかる奴がいます。
その道を究める者、才能がでるまで、自分を信じてやりきる者は、そういう人でしょう。
なので、いろんな事に手を伸ばしてみるのがいいと思います。
ソフトボール、野球はそのひとつに過ぎません。
たまたまやってるだけにすぎない。
ソフトボールから関連したり、派生したりする才能もあるでしょう。
ただ私は思うんです。
才能のあるなしに関わらず、打ち込める何かをもっているというのはいいもんだと。
お金をもらってプロになることもいいでしょうが、たいていの人はそうはならない。
ならなくていいんじゃないでしょうか?
小学生のこの時代に、この高田イーグルスに入り、ソフトボールをやろうと思った子どもたち。
その子どもたちのスポ少を支えようと決めた保護者のみなさんと指導者のみなさん。
みんながいるから高田イーグルスもあるんですねと、至極あたりまえのことを思ってみます。
そして、日々、子どもたちの進化に驚かされます。
どちらかというと、真面目で控えめな性格だと思っていたチヒロの垢抜けて、飛び抜けた面。
これからも、どんどん出していってもらいましょう。
ソフトボールの才能だけではありません。
センスは磨くもの。
才能は開花させるもの。
チヒロの明るさがチームを救う時が来ることを期待します!
世の中、台風です。
40年以上生きていますが、ここ最近の台風のでかさは異常です。。
九州の90歳のおばあちゃんも、こんなのはじめてだよと言ってました。
何かが変わってきている、そう実感せざるを得ません。
たかだか私の40数年でさえ、劇的に変わってきています。
この先の地球に生きる人たちは大変だろうなと、思います。
さて、今週末はいよいよ、新人戦の会津予選です。
エース、ミソラは3年生?2年?の時に県大会を経験しています。
小雨の肌寒いあづま球場、初戦の中神谷さんをコールドで倒して、次の荒海戦。
いきのいい一番バッター?がいたことを記憶しています。
名前は、なんつったけなぁ。忘れました。
試合後のこちらのミーティングにも、ちゃっかり参加してましたね。
2:2の最終回にそのちゃっかりの俊足が三盗を仕掛けてきました。
キャッチャーは、あん時はたしかケンタ、サード送球するも、サードが取れず、レフトのカバーもいない。
あの1点が決勝点となり、全国の夢は潰えました。
なぜ、負けた?を考える。
すべては監督のせいなんですが、ひとつひとつの要素を確かめてみる。
チーム構成もまたしかり。
低学年を人数合せのように、出場させるのはどうなんだという疑問。
きちんと育成する時間があってからこそ、いい勝負はできるんじゃないか?
人数がたくさんいれば、低学年の子に重圧を背負わせることもないんじゃないか?
人数はそれなりに確保しなければならないことを、強く思いました。
編成も大事だなと。
あの敗戦があったから、私は高田スポ少さんとの合併を決めて、進めてきました。
そして今の高田イーグルスに至ります。
今のアユキ世代の子どもたち、ひとりひとりを思い浮かべては、本当に合併してよかったと思います。
もし単独チームだったらと、考えたこともありませんでしたが、そう思って考えてみると・・・ぞっとしますね。
そして、そんなのは、考えても何の意味もありません。
大事なのは今、そしてこれから先。
今は、この先のことしか、頭にありません。
万全とはいきませんが、現状でできる限りの準備は進めてきました。
なにを隠そう、あの県大会でレフトを守っていたのは、当時3年生だったミソラです。
あん時も泣きじゃくっていたかなぁ~。
あれから、約3年。
成長したミソラ。今は、エースになり、バックにもあの時のメンバーに匹敵する、たくさんの頼もしいチームメイトがついています。
あの日、あの時、あの場所、あの涙。
私は忘れていません。
あの頃から比べて、ひとまわりもふたまわりも成長しています。
まだまだ、よく泣きますが、よく笑いもします。
このメンバーだからこその笑顔だと、私は確信しています。
まずは、会津を勝ち抜きましょう。
狙って勝ちにいきます。
高田イーグルスの挑戦を続けていきましょう!
怖いのは、風邪、ケガとコロナ。
願わくば、ベストのコンディションで戦わせたいものです。
40年以上生きていますが、ここ最近の台風のでかさは異常です。。
九州の90歳のおばあちゃんも、こんなのはじめてだよと言ってました。
何かが変わってきている、そう実感せざるを得ません。
たかだか私の40数年でさえ、劇的に変わってきています。
この先の地球に生きる人たちは大変だろうなと、思います。
さて、今週末はいよいよ、新人戦の会津予選です。
エース、ミソラは3年生?2年?の時に県大会を経験しています。
小雨の肌寒いあづま球場、初戦の中神谷さんをコールドで倒して、次の荒海戦。
いきのいい一番バッター?がいたことを記憶しています。
名前は、なんつったけなぁ。忘れました。
試合後のこちらのミーティングにも、ちゃっかり参加してましたね。
2:2の最終回にそのちゃっかりの俊足が三盗を仕掛けてきました。
キャッチャーは、あん時はたしかケンタ、サード送球するも、サードが取れず、レフトのカバーもいない。
あの1点が決勝点となり、全国の夢は潰えました。
なぜ、負けた?を考える。
すべては監督のせいなんですが、ひとつひとつの要素を確かめてみる。
チーム構成もまたしかり。
低学年を人数合せのように、出場させるのはどうなんだという疑問。
きちんと育成する時間があってからこそ、いい勝負はできるんじゃないか?
人数がたくさんいれば、低学年の子に重圧を背負わせることもないんじゃないか?
人数はそれなりに確保しなければならないことを、強く思いました。
編成も大事だなと。
あの敗戦があったから、私は高田スポ少さんとの合併を決めて、進めてきました。
そして今の高田イーグルスに至ります。
今のアユキ世代の子どもたち、ひとりひとりを思い浮かべては、本当に合併してよかったと思います。
もし単独チームだったらと、考えたこともありませんでしたが、そう思って考えてみると・・・ぞっとしますね。
そして、そんなのは、考えても何の意味もありません。
大事なのは今、そしてこれから先。
今は、この先のことしか、頭にありません。
万全とはいきませんが、現状でできる限りの準備は進めてきました。
なにを隠そう、あの県大会でレフトを守っていたのは、当時3年生だったミソラです。
あん時も泣きじゃくっていたかなぁ~。
あれから、約3年。
成長したミソラ。今は、エースになり、バックにもあの時のメンバーに匹敵する、たくさんの頼もしいチームメイトがついています。
あの日、あの時、あの場所、あの涙。
私は忘れていません。
あの頃から比べて、ひとまわりもふたまわりも成長しています。
まだまだ、よく泣きますが、よく笑いもします。
このメンバーだからこその笑顔だと、私は確信しています。
まずは、会津を勝ち抜きましょう。
狙って勝ちにいきます。
高田イーグルスの挑戦を続けていきましょう!
怖いのは、風邪、ケガとコロナ。
願わくば、ベストのコンディションで戦わせたいものです。
今年の熱闘甲子園を見返しています。晩酌をしながら。
テレビ局の演出が過分に入るとわかりながらも、やはり、気持ちを投影してしまいます。
厳密には、分からないんでしょうが、なんか分かった気持ちになってしまいます。
それだけ、素材のチカラが凄すぎる思います。
なんつったって、真実、ノンフィクションなんですから。
その熱闘甲子園のひとコマ。
ある高校の一選手の兄弟の話です。
兄はセンターで甲子園に、その兄を応援する弟は視覚に障害があり、右眼がほとんど見えません。
なので、音による反応で、兄の高校の活躍が分かるそうです。
「あぁ~」ならば、あまりいい雰囲気ではなく、観客の落胆を表している。
「ぅおぉー」ならば、いけいけどんどんで、観客の歓喜を表している。
なるほど、言えて妙です。
兄の高校の活躍を甲子園のアルプススタンドから、見守る弟。
彼のシーンは、音と共に彩られていることでしょう。
私は、その高校の試合を見ていました。
強豪を相手に押される展開、兄が守るセンターを難しい打球が襲います。
普通であれば、無理をしないで、1点は与えることを覚悟でワンヒットに止めるところです。
しかし、センターの彼は果敢に勝負にいきました。
無理を承知で飛び込んでいった。
野球経験者の98%ぐらいは、それはやめておけと思うでしょう。
しかし、彼の気持ちもよくわかります。
これ以上点差を広げられたら、勝機はますます薄くなる。
可能性は限りなくゼロに近いかもしれないが、ここは賭ける以外の選択肢はない。
彼の思い切ったダイビングには、その覚悟、不退転の決意がありました。
その直後に、「あぁ~」の悲鳴にも似た歓声。
弟の耳にはどう聞こえたことでしょう。
ボールはむなしくもセンターの後ろに転々と転がり、大量得点を与えたうえに、ピンチの継続をまねく結果になりました。
このプレーをどうみるか?
いろんな見方があることでしょう。
そして、その大半が批判的なものになる。
結果とは残酷なものです。
どうやったって、元に戻すことはできません。
こうなることを覚悟のダイビングキャッチです。
それでも、私は思います。
彼のこのダイビングキャッチを責めるチームメイトと指導者はひとりもいないと思います。
強い相手と戦う場合は、リスクをどうしても取らなければなりません。
そうでなければ、相手を上回る事などできない事を知っているからです。
チャレンジした彼を責めるチームであれば、この甲子園まで到達することはできなかったでしょう。
たからこそ、彼は思いきって飛び込むことができたんだと思います。
いいチームです。
高田イーグルスもそうあって欲しいと思いました。
「あぁ~」は、たくさん、たくさん、経験してきました。
これを「ぅおぉー」に変えていかなければなりません。
番組の最後に、甲子園から帰ってきた兄と一緒に地元の海をみる弟。
青い海に、白い雲、夏空のコントラスト。
いい景色の中、兄弟ふたりは、この夏を振り返ります。
そして、弟は兄に聞きます。
「(甲子園)楽しかった?」
兄は満面の笑みで「楽しかった!」と答えます。
弟は、「それは良かった!」と答える。
妙に大人びた回答でした。
野球の神様が、それでいいんだよと代弁しているように聞こえました。
兄のすべてを包み込み、その高校のチャレンジの全てを肯定するひと言だと思います。
全力チャレンジ。
成功も失敗もありますが、すべてを出し切った後には、この兄弟のように、すがすがしいやりとりが残るはず。
兄貴も弟もいい顔してるんですよね~。
高田イーグルスも、この全力チャレンジを掲げて、残りのシーズンを戦っていきます!
テレビ局の演出が過分に入るとわかりながらも、やはり、気持ちを投影してしまいます。
厳密には、分からないんでしょうが、なんか分かった気持ちになってしまいます。
それだけ、素材のチカラが凄すぎる思います。
なんつったって、真実、ノンフィクションなんですから。
その熱闘甲子園のひとコマ。
ある高校の一選手の兄弟の話です。
兄はセンターで甲子園に、その兄を応援する弟は視覚に障害があり、右眼がほとんど見えません。
なので、音による反応で、兄の高校の活躍が分かるそうです。
「あぁ~」ならば、あまりいい雰囲気ではなく、観客の落胆を表している。
「ぅおぉー」ならば、いけいけどんどんで、観客の歓喜を表している。
なるほど、言えて妙です。
兄の高校の活躍を甲子園のアルプススタンドから、見守る弟。
彼のシーンは、音と共に彩られていることでしょう。
私は、その高校の試合を見ていました。
強豪を相手に押される展開、兄が守るセンターを難しい打球が襲います。
普通であれば、無理をしないで、1点は与えることを覚悟でワンヒットに止めるところです。
しかし、センターの彼は果敢に勝負にいきました。
無理を承知で飛び込んでいった。
野球経験者の98%ぐらいは、それはやめておけと思うでしょう。
しかし、彼の気持ちもよくわかります。
これ以上点差を広げられたら、勝機はますます薄くなる。
可能性は限りなくゼロに近いかもしれないが、ここは賭ける以外の選択肢はない。
彼の思い切ったダイビングには、その覚悟、不退転の決意がありました。
その直後に、「あぁ~」の悲鳴にも似た歓声。
弟の耳にはどう聞こえたことでしょう。
ボールはむなしくもセンターの後ろに転々と転がり、大量得点を与えたうえに、ピンチの継続をまねく結果になりました。
このプレーをどうみるか?
いろんな見方があることでしょう。
そして、その大半が批判的なものになる。
結果とは残酷なものです。
どうやったって、元に戻すことはできません。
こうなることを覚悟のダイビングキャッチです。
それでも、私は思います。
彼のこのダイビングキャッチを責めるチームメイトと指導者はひとりもいないと思います。
強い相手と戦う場合は、リスクをどうしても取らなければなりません。
そうでなければ、相手を上回る事などできない事を知っているからです。
チャレンジした彼を責めるチームであれば、この甲子園まで到達することはできなかったでしょう。
たからこそ、彼は思いきって飛び込むことができたんだと思います。
いいチームです。
高田イーグルスもそうあって欲しいと思いました。
「あぁ~」は、たくさん、たくさん、経験してきました。
これを「ぅおぉー」に変えていかなければなりません。
番組の最後に、甲子園から帰ってきた兄と一緒に地元の海をみる弟。
青い海に、白い雲、夏空のコントラスト。
いい景色の中、兄弟ふたりは、この夏を振り返ります。
そして、弟は兄に聞きます。
「(甲子園)楽しかった?」
兄は満面の笑みで「楽しかった!」と答えます。
弟は、「それは良かった!」と答える。
妙に大人びた回答でした。
野球の神様が、それでいいんだよと代弁しているように聞こえました。
兄のすべてを包み込み、その高校のチャレンジの全てを肯定するひと言だと思います。
全力チャレンジ。
成功も失敗もありますが、すべてを出し切った後には、この兄弟のように、すがすがしいやりとりが残るはず。
兄貴も弟もいい顔してるんですよね~。
高田イーグルスも、この全力チャレンジを掲げて、残りのシーズンを戦っていきます!
早いものでもう9月です。
新人戦がすぐそこまで迫っています。
新人チームも念頭に育成してきましたが、いざ真剣に考えてみると迷うところがたくさんあります。
人数がいてくれることは助かります。
会津全体を見回しても、人数がそろわないチームが多い。
いまや会津全体をみても、15チーム切ってしまいました。
少子化の影響もあるでしょうが、そればかりではないと私は思ってます。
ソフトボール、野球にかぎらず、子供たちのスポーツ離れが進んでいます。
スポーツ離れの原因は、親にあると私はにらんでいます。
将を射んと欲すればまず馬を射よ。
親がやってみたいと思わないかぎり、スポ少の門をたたくことはありません。
親がそんなにスポーツに意味を感じない。
なので、子供にもスポーツの良さを伝えようと思わない。
お金もかかるし、時間もかかる習い事のひとつとして、やらせる意義を見いだせない。
やるメリットを見いだせない。
昔から思ってましたが、この問題は根深い。
もっとも、向こうから見れば、我々のほうこそ、間違ってんじゃないの?という目で見ているでしょう。
これもまた真実。
強制するものでもありません。
時代の変化や価値観の変化もありますが、そこに対応してこなかったスポ少サイドの怠慢もあります。
この問題を語ると長くなるのでやめます。
しかし、近い将来、高田イーグルスにも人数不足の波は間違いなくやってきます。
このまま座して、待っていてはジリ貧は確実。
で、あればどうするか?
メリットが見いだせないのであれば、メリットを見出してもらいましょう。
メリットがないのなら、メリットを作るしかない。
それを宣伝して、実績を作っていくしかないと思います。
私はこれを考え続けてきました。
そして、今も考え続けています。
答えの出ない問い。
だかるこそ、やりがいがあります。
ライフワークたりえる。
スポ少を子供たちがやる意味。
子供たちがやることで、子供たちはもちろん、家族にもメリットがある。
これを打ち出していかない限り、スポ少という世界に光はあたりません。
そして、それは地域の振興に直結している。
私はそう思っています。
子どもたちが元気であれば、大人も元気になる。
町も元気になる。
その中心にスポ少がある。
いいじゃないですか!
さて、どうやっていくかは、また今度にしましょう。
新人戦がすぐそこまで迫っています。
新人チームも念頭に育成してきましたが、いざ真剣に考えてみると迷うところがたくさんあります。
人数がいてくれることは助かります。
会津全体を見回しても、人数がそろわないチームが多い。
いまや会津全体をみても、15チーム切ってしまいました。
少子化の影響もあるでしょうが、そればかりではないと私は思ってます。
ソフトボール、野球にかぎらず、子供たちのスポーツ離れが進んでいます。
スポーツ離れの原因は、親にあると私はにらんでいます。
将を射んと欲すればまず馬を射よ。
親がやってみたいと思わないかぎり、スポ少の門をたたくことはありません。
親がそんなにスポーツに意味を感じない。
なので、子供にもスポーツの良さを伝えようと思わない。
お金もかかるし、時間もかかる習い事のひとつとして、やらせる意義を見いだせない。
やるメリットを見いだせない。
昔から思ってましたが、この問題は根深い。
もっとも、向こうから見れば、我々のほうこそ、間違ってんじゃないの?という目で見ているでしょう。
これもまた真実。
強制するものでもありません。
時代の変化や価値観の変化もありますが、そこに対応してこなかったスポ少サイドの怠慢もあります。
この問題を語ると長くなるのでやめます。
しかし、近い将来、高田イーグルスにも人数不足の波は間違いなくやってきます。
このまま座して、待っていてはジリ貧は確実。
で、あればどうするか?
メリットが見いだせないのであれば、メリットを見出してもらいましょう。
メリットがないのなら、メリットを作るしかない。
それを宣伝して、実績を作っていくしかないと思います。
私はこれを考え続けてきました。
そして、今も考え続けています。
答えの出ない問い。
だかるこそ、やりがいがあります。
ライフワークたりえる。
スポ少を子供たちがやる意味。
子供たちがやることで、子供たちはもちろん、家族にもメリットがある。
これを打ち出していかない限り、スポ少という世界に光はあたりません。
そして、それは地域の振興に直結している。
私はそう思っています。
子どもたちが元気であれば、大人も元気になる。
町も元気になる。
その中心にスポ少がある。
いいじゃないですか!
さて、どうやっていくかは、また今度にしましょう。
下郷ジュニアさんに負けた関柴大仏杯には、後日談があります。
全体ミーティングの後、ほおのきスポ少さんにお誘いを受けて、練習試合をやることになりました。
私は、次男の高校野球があるのでここからコーチ陣に頼んだので、試合を見ていません。
夕方、いつものようにスコアラーからのスコアが届きました。
そして、スコアラーからのメッセージ。
キヒトのホームラン、見せたかった!
トリハダが立ちました。
どんなホームランかは、見てないのでわかりません。
おそらくカチ上げた、高い放物線かなぁ。
スコアをみれば、四辺を一筆で結ぶ四角いダイヤモンド。
それはホームランの証です。
満塁か?と見直しましたが、先頭バッターでした。
うれしかった!
うれしかったです。
「巨人の星」という昔のアニメの明子姉ちゃんのように、
木の陰から、ばつの悪そうに、我々指導者のミーティングを盗み聞きしていたキヒトがホームランを打った!
これを読んだとき、思わず立ち止まってしまいました。
そして、熱いものがこみ上げてきました。
キヒト、あんにゃろめーと、思いつつ、うれしくて仕方がない。
その直前の大仏杯で、大エラーをした後に、すぐに結果をひっぱってくる。
彼の、はにかんだ笑顔が思い浮かびます。
奴は絶対に、おっしゃーとか雄たけびをあげないタイプ。
本当に自分が打ったかどうか、わからないんじゃないでしょうかね。
わけがわからないけど、みんなよろこんでいる。
その原因が自分のホームラン。
いいじゃないですか!
三者連続ホームランもそうですが、
神様はときどき、こういう粋な計らいをプレゼントしてくれます。
しかも、今回は、私がそこにいない場面で・・・
私は、キヒトがダイヤモンドをせかせか走る場面を想像します。
ホームランを打ち慣れていないので、余裕をもってゆっくりと回るなんてことは、彼にはできないとわかっています。
いい場面でしょうね。
この成功は、彼なりの努力と注意を積み重ねてきた結果です。
いっぱい、いっぱい、失敗も重ねてきました。
ついさっきも、大きな失敗をしたばかり。
彼なりに反省して、次はどうしたらいいかということを具現化した結果です。
失敗を失敗のままで終わらせず、前の失敗をきちんと糧としています。
こう言うところが泣かせるんですよね~。
キヒトの背後に、いままでそうやってきた子供たちが重なります。
子どもたちのがんばりが見える。
それをちゃんと神様がご褒美として与えてくれる。
それをみんなで見ることができる。
いい場面。
そして、我々はまた確信します。
播いた種は確実に育ち、やがて花を咲かせる。
私たちがやってきたことは、間違ってない、間違ってないんです。
それをキヒトのホームランは証明してくれています。
練習しても、なかなかいい結果には繋がらない。
もしかしたら、全く繋がらないかもしれない。
それどころか、大きなミスを連発することもあるでしょう。
しかし、ゆっくりと、ゆっくりと育っていてくれるんです。キヒトのように。
それは、チヒロもそうです。カナトもそう。
みんなそうなんです。
その小さな変化を、褒め称えましょう。
スポ少は、そういうところです。
指導者も保護者も、私たちにしか、気づくことができない変化を、彼らと共有していきましょう。
青春はすっごく密。
仙台育英の須江監督が、優勝インタビューで言ってました。
そういう時間を子供たちと共有できる保護者も私たち指導者もしあわせもんだと思います。
私の次男も高校球児です。なので、保護者の気持ちも痛いほどわかります。
子供たちが少しずつ、少しずつ、上手くなっていく。
それは、少しずつ、自分に自信をつけていくことと同義です。
自分の存在に自信をもつこと。
俺は、やれる!と思えることで、世界の見え方は変わってきます。
これこそ、生きる力だと思います。
付け加えるとすれば、楽しんで、生きる力。
自信はさらにその子を成長させていくガソリンとなります。
今日の打撃練習でも、キヒトに余裕が見えました。
そして、振りの思い切りが格段に良くなっている。
センター前ヒット。
小さな成功の積み重ね、これこそが練習をやる意味です。
そして、彼らはまた自信をつけていく。
自信が子供たちを育ててくれます。
子供たちも私たちもソフトボールに育ててもらってるんです。
次男の高校の野球部の先生が言ってました。
「高校野球は、プロ野球のようにホームランや華麗な守備や走塁を見るものではない。ダメダメだった選手の成長、チームの成長を応援するもの。」
小学生のソフトボールもその通りだと思います。
しかし、その成長に我々は感動させられます。
我が子もそうですが、他の子や相手チームの選手にさえ感動します。
キヒトもそうですが、キヒトの背後には現役の選手たち、そして今まで一緒にやってきた子供たちのがんばりと活躍が重なります。
私たちは確かに彼らを支えていますが、
反対に、彼らに励まされて、勇気と元気をもらっています。
一喜一憂のgive-and-take。
これからも、彼らの心を動かされるプレーを支えていきます。
全体ミーティングの後、ほおのきスポ少さんにお誘いを受けて、練習試合をやることになりました。
私は、次男の高校野球があるのでここからコーチ陣に頼んだので、試合を見ていません。
夕方、いつものようにスコアラーからのスコアが届きました。
そして、スコアラーからのメッセージ。
キヒトのホームラン、見せたかった!
トリハダが立ちました。
どんなホームランかは、見てないのでわかりません。
おそらくカチ上げた、高い放物線かなぁ。
スコアをみれば、四辺を一筆で結ぶ四角いダイヤモンド。
それはホームランの証です。
満塁か?と見直しましたが、先頭バッターでした。
うれしかった!
うれしかったです。
「巨人の星」という昔のアニメの明子姉ちゃんのように、
木の陰から、ばつの悪そうに、我々指導者のミーティングを盗み聞きしていたキヒトがホームランを打った!
これを読んだとき、思わず立ち止まってしまいました。
そして、熱いものがこみ上げてきました。
キヒト、あんにゃろめーと、思いつつ、うれしくて仕方がない。
その直前の大仏杯で、大エラーをした後に、すぐに結果をひっぱってくる。
彼の、はにかんだ笑顔が思い浮かびます。
奴は絶対に、おっしゃーとか雄たけびをあげないタイプ。
本当に自分が打ったかどうか、わからないんじゃないでしょうかね。
わけがわからないけど、みんなよろこんでいる。
その原因が自分のホームラン。
いいじゃないですか!
三者連続ホームランもそうですが、
神様はときどき、こういう粋な計らいをプレゼントしてくれます。
しかも、今回は、私がそこにいない場面で・・・
私は、キヒトがダイヤモンドをせかせか走る場面を想像します。
ホームランを打ち慣れていないので、余裕をもってゆっくりと回るなんてことは、彼にはできないとわかっています。
いい場面でしょうね。
この成功は、彼なりの努力と注意を積み重ねてきた結果です。
いっぱい、いっぱい、失敗も重ねてきました。
ついさっきも、大きな失敗をしたばかり。
彼なりに反省して、次はどうしたらいいかということを具現化した結果です。
失敗を失敗のままで終わらせず、前の失敗をきちんと糧としています。
こう言うところが泣かせるんですよね~。
キヒトの背後に、いままでそうやってきた子供たちが重なります。
子どもたちのがんばりが見える。
それをちゃんと神様がご褒美として与えてくれる。
それをみんなで見ることができる。
いい場面。
そして、我々はまた確信します。
播いた種は確実に育ち、やがて花を咲かせる。
私たちがやってきたことは、間違ってない、間違ってないんです。
それをキヒトのホームランは証明してくれています。
練習しても、なかなかいい結果には繋がらない。
もしかしたら、全く繋がらないかもしれない。
それどころか、大きなミスを連発することもあるでしょう。
しかし、ゆっくりと、ゆっくりと育っていてくれるんです。キヒトのように。
それは、チヒロもそうです。カナトもそう。
みんなそうなんです。
その小さな変化を、褒め称えましょう。
スポ少は、そういうところです。
指導者も保護者も、私たちにしか、気づくことができない変化を、彼らと共有していきましょう。
青春はすっごく密。
仙台育英の須江監督が、優勝インタビューで言ってました。
そういう時間を子供たちと共有できる保護者も私たち指導者もしあわせもんだと思います。
私の次男も高校球児です。なので、保護者の気持ちも痛いほどわかります。
子供たちが少しずつ、少しずつ、上手くなっていく。
それは、少しずつ、自分に自信をつけていくことと同義です。
自分の存在に自信をもつこと。
俺は、やれる!と思えることで、世界の見え方は変わってきます。
これこそ、生きる力だと思います。
付け加えるとすれば、楽しんで、生きる力。
自信はさらにその子を成長させていくガソリンとなります。
今日の打撃練習でも、キヒトに余裕が見えました。
そして、振りの思い切りが格段に良くなっている。
センター前ヒット。
小さな成功の積み重ね、これこそが練習をやる意味です。
そして、彼らはまた自信をつけていく。
自信が子供たちを育ててくれます。
子供たちも私たちもソフトボールに育ててもらってるんです。
次男の高校の野球部の先生が言ってました。
「高校野球は、プロ野球のようにホームランや華麗な守備や走塁を見るものではない。ダメダメだった選手の成長、チームの成長を応援するもの。」
小学生のソフトボールもその通りだと思います。
しかし、その成長に我々は感動させられます。
我が子もそうですが、他の子や相手チームの選手にさえ感動します。
キヒトもそうですが、キヒトの背後には現役の選手たち、そして今まで一緒にやってきた子供たちのがんばりと活躍が重なります。
私たちは確かに彼らを支えていますが、
反対に、彼らに励まされて、勇気と元気をもらっています。
一喜一憂のgive-and-take。
これからも、彼らの心を動かされるプレーを支えていきます。
夏は高校球児のものだけではありません。
我々スポ少にも、福島民報社主催の「白獅子」という大きな大会があります。
さて、今年の白獅子、またしても新鶴さんとの対戦となります。
ここ近年、よくあたります。
一番一緒に練習試合を戦ってきている相手。
だからこそ、この本番で負けるわけにはいきません。
新チームが始動してこの3か月。いろいろなことがありました。
コロナの影響はまだまだあります。呼ばれる大会数も減っています。
自分たちの実力を試す機会がありません。
なので、自分たちがやっていることが正しいのかを図るすべがない。
一生懸命に練習していることが、いい結果になることを望んでやってきているのに、それができない。
この過程が一番子供たちが育っていく王道なんですよね~。
もちろん、失敗もあります、ぼろ負けもある。
でも、もう一回だめなところを修正して、チャレンジを続けていくことで、子供たちは成長します。
保護者も指導者も成長します。チームとして成長します。
ここが、チームスポーツであるスポ少の面白いところ。
何年やっても、ここが面白いと思います。
ひるがえって、今年のカナト世代のチーム。
昨日、白獅子前の最後の練習を終えました。
まだまだ十分にやったとは言えません。
まぁ、これまでも十分にやったと思えた世代は一度もありませんでしたが・・・
最後にエース、ミソラを絞りすぎたかなぁ・・・と反省しますが、本番ではもっとピンチがくるでしょう。
このぐらいで、崩れるようでは先はありません。
本番では、このクソが!と思うくらいでいい。
憎まれるくらいで、ちょうどいいと、割り切ります。
もっと、打撃練習、守備練習も確認したかった・・・しかし、全部はできません。
その中でも、やれることはやった。
今、持っている武器で戦うしかありません。
まずは、当たり前のことを当たり前にやってのけること。
ここで安心しましょう。
普段の練習がここで、出てきます。
昨日はみなこコーチから、手作りのお守りをいただきました。
がんばって!全力をだして!緊張しないで!いろんな想いが込められてる「お守り」だと思います。
毎年のよなべ、ありがとうございます。
お守りをもらったとしても、試合は緊張します。
緊張していい。緊張していいんです。
緊張するなといっても、緊張はしてしまうものです。
そんな時は、頭が真っ白になる前に、普段の練習を思い出しましょう。
全部でなくていい。
一個でいい。
グローブで蓋をする。
捕る前に、ハイ!と声をかける。
バットを斜めにする。
ワンツーのタイミングでゴロに入る。
普段やっていた、小さい動作。
私たち指導者が君たちへ送る、もうひとつの「お守り」となることでしょう。
大丈夫!俺なら大丈夫!俺たちなら大丈夫!と思えるこころ。
泣きたくなるようなピンチもあるでしょう。
逃げたくなるような劣勢もあるでしょう。
反対に、みんなが飛び上がってガッツポーズをするようなヒット、
スキップしたくなるようなファインプレーもある。
どんな時も、「大丈夫!」と思えるこころを忘れないでください。
私たち指導者は、保護者は全力で君たちを応援します。
さぁ、元気をだしていこう!
明日、白獅子です!
我々スポ少にも、福島民報社主催の「白獅子」という大きな大会があります。
さて、今年の白獅子、またしても新鶴さんとの対戦となります。
ここ近年、よくあたります。
一番一緒に練習試合を戦ってきている相手。
だからこそ、この本番で負けるわけにはいきません。
新チームが始動してこの3か月。いろいろなことがありました。
コロナの影響はまだまだあります。呼ばれる大会数も減っています。
自分たちの実力を試す機会がありません。
なので、自分たちがやっていることが正しいのかを図るすべがない。
一生懸命に練習していることが、いい結果になることを望んでやってきているのに、それができない。
この過程が一番子供たちが育っていく王道なんですよね~。
もちろん、失敗もあります、ぼろ負けもある。
でも、もう一回だめなところを修正して、チャレンジを続けていくことで、子供たちは成長します。
保護者も指導者も成長します。チームとして成長します。
ここが、チームスポーツであるスポ少の面白いところ。
何年やっても、ここが面白いと思います。
ひるがえって、今年のカナト世代のチーム。
昨日、白獅子前の最後の練習を終えました。
まだまだ十分にやったとは言えません。
まぁ、これまでも十分にやったと思えた世代は一度もありませんでしたが・・・
最後にエース、ミソラを絞りすぎたかなぁ・・・と反省しますが、本番ではもっとピンチがくるでしょう。
このぐらいで、崩れるようでは先はありません。
本番では、このクソが!と思うくらいでいい。
憎まれるくらいで、ちょうどいいと、割り切ります。
もっと、打撃練習、守備練習も確認したかった・・・しかし、全部はできません。
その中でも、やれることはやった。
今、持っている武器で戦うしかありません。
まずは、当たり前のことを当たり前にやってのけること。
ここで安心しましょう。
普段の練習がここで、出てきます。
昨日はみなこコーチから、手作りのお守りをいただきました。
がんばって!全力をだして!緊張しないで!いろんな想いが込められてる「お守り」だと思います。
毎年のよなべ、ありがとうございます。
お守りをもらったとしても、試合は緊張します。
緊張していい。緊張していいんです。
緊張するなといっても、緊張はしてしまうものです。
そんな時は、頭が真っ白になる前に、普段の練習を思い出しましょう。
全部でなくていい。
一個でいい。
グローブで蓋をする。
捕る前に、ハイ!と声をかける。
バットを斜めにする。
ワンツーのタイミングでゴロに入る。
普段やっていた、小さい動作。
私たち指導者が君たちへ送る、もうひとつの「お守り」となることでしょう。
大丈夫!俺なら大丈夫!俺たちなら大丈夫!と思えるこころ。
泣きたくなるようなピンチもあるでしょう。
逃げたくなるような劣勢もあるでしょう。
反対に、みんなが飛び上がってガッツポーズをするようなヒット、
スキップしたくなるようなファインプレーもある。
どんな時も、「大丈夫!」と思えるこころを忘れないでください。
私たち指導者は、保護者は全力で君たちを応援します。
さぁ、元気をだしていこう!
明日、白獅子です!
次男坊の高校の夏が終わりました。
3年生は、即位引退。
ここから、また受験勉強という真剣勝負に挑みます。
次男は1年生なので、あと2年あります。
私が仕事から帰って、負けたチームをスタンドから見ていた次男坊と話します。
あれがどうとか、これがどうとか、終わったことを振り返る。
その中で次男坊が、あるお父さんのことを言いました。
そのお父さんは、負けた息子を大きな声で呼び止め、誰にもはばかることなく、全力で息子を褒めて、抱きしめたそうです。
良くやった!
3年間、よく頑張った!
このひと言に、お父さんも息子もお母さんも家族も救われたことでしょう。
想いを抱きしめるという行動で示した、このお父さん、格好いい!
次男坊が言うには、その3年生は最後の試合に出場機会を与えられず、1回も試合に出ないまま、3年間の高校野球を終えたそうです。
それを聞いていた私は、こらえきれなくなりました。
そのお父さんの気持ち、その息子の気持ち、両方が痛いほどわかる。
大人になると、変なプライドや恥ずかしい気持ちが勝って、なかなか行動に移せない。
しかし、息子の気持ちの区切りの大事な瞬間だとみるや、そのプライドをかなぐり捨てて、自分の気持ちを素直に行動に移せる。
狙っていたのではなく、今までの息子のがんばりに対して自然と出た行動だと思います。
かっこいいです。
おそらく、お父さんも息子も泣いていたことでしょう。
お互いによくがんばったと。
お互いの健闘をたたえながら。
これが高校野球。
これも高校野球。
そんな、お父さんが他にもたくさんいる。
毎回たくさんの写真をとって、保護者に回してくれるお父さん。
毎回、息子が守るセンターの近くでスコアブックをつけながら応援するお父さん。
いつも責任あるポジションにすすんで取り組み、保護者もチームとしてまとめるお父さん。
もちろん、お父さんばかりではなく、お母さんの存在も大きい。
今回はお父さんに注目させてもらいました。
子供と真剣にちゃんと向きあえるのがスポーツのいいことろ。
願わくば、自然とかっこいいオヤジ、私もなりたいものです!
3年生は、即位引退。
ここから、また受験勉強という真剣勝負に挑みます。
次男は1年生なので、あと2年あります。
私が仕事から帰って、負けたチームをスタンドから見ていた次男坊と話します。
あれがどうとか、これがどうとか、終わったことを振り返る。
その中で次男坊が、あるお父さんのことを言いました。
そのお父さんは、負けた息子を大きな声で呼び止め、誰にもはばかることなく、全力で息子を褒めて、抱きしめたそうです。
良くやった!
3年間、よく頑張った!
このひと言に、お父さんも息子もお母さんも家族も救われたことでしょう。
想いを抱きしめるという行動で示した、このお父さん、格好いい!
次男坊が言うには、その3年生は最後の試合に出場機会を与えられず、1回も試合に出ないまま、3年間の高校野球を終えたそうです。
それを聞いていた私は、こらえきれなくなりました。
そのお父さんの気持ち、その息子の気持ち、両方が痛いほどわかる。
大人になると、変なプライドや恥ずかしい気持ちが勝って、なかなか行動に移せない。
しかし、息子の気持ちの区切りの大事な瞬間だとみるや、そのプライドをかなぐり捨てて、自分の気持ちを素直に行動に移せる。
狙っていたのではなく、今までの息子のがんばりに対して自然と出た行動だと思います。
かっこいいです。
おそらく、お父さんも息子も泣いていたことでしょう。
お互いによくがんばったと。
お互いの健闘をたたえながら。
これが高校野球。
これも高校野球。
そんな、お父さんが他にもたくさんいる。
毎回たくさんの写真をとって、保護者に回してくれるお父さん。
毎回、息子が守るセンターの近くでスコアブックをつけながら応援するお父さん。
いつも責任あるポジションにすすんで取り組み、保護者もチームとしてまとめるお父さん。
もちろん、お父さんばかりではなく、お母さんの存在も大きい。
今回はお父さんに注目させてもらいました。
子供と真剣にちゃんと向きあえるのがスポーツのいいことろ。
願わくば、自然とかっこいいオヤジ、私もなりたいものです!
福島県、夏の高校野球が昨日始まりました。
そして、今日、次男坊の高校も一回戦を迎えました。
私は所要で応援にいけませんでした。
しかし、いてもたってもいられず速報を見ていると、なんとヴァーチャル高校野球でライブでみれるではありませんか!
野球の神様ありがとうございます。
全国47都道府県の1回戦からライブで見れるとは・・・
いい時代になりました。
3年生には、高田中で長男坊と一緒に白球を追いかけた、タカヤとカオルがいます。
高校まで野球を選んだのは、この二人しかいません。
その彼らの夏、さっき終わりました。
4:13の7回コールド負け。
カゲロウのように短い夏となりました。
タカヤとカオルたち、保護者のみなさん、先生方のがんばりを見てきただけに悔しい結末となりました。
もっと長い夏にできただろうに、
もっと笑顔があふれる試合になっただろうに、
もっと、頑張ってきた自分たちを評価できる結果になっただろうに・・・
しかし、そうはならなかった。
どんなに祈ったり、願ったりしても、思いどおりにならないことがある。
どんなに一生懸命頑張っても報われない結果がある。
それが勝負という世界です。
だって、相手も同じくらい頑張っているんですから。
7回の表相手の猛攻を最後に好守備で止めたのはセンターのカオルでした。
難しい打球でした。後ろに下がりながらの好捕。
いままで、何回も何回も捕れなかった角度、強さの打球です。
それを最後の最後でファインプレー。
見事でした。
そして、タカヤ。
ケガから復帰してまだ本調子ではないでしょう。
最後の打席、相手のエースの前に追い込まれました。
そして決めにきた、アウトコース。
ヴァーチャル高校野球の中継はバックネット裏からのライブなので、審判のジャッジがよく見えます。
その審判の右手が途中まで上がりかけていました。
その手が挙がっていれば、見逃し三振。
タカヤは、今日のその前の打席でインコースを自信をもって見送りましたが、判定がストライクで見逃し三振に倒れた前例がありました。
タカヤは自分を信じて見送った。
審判もよくぞ、見ていてくれました。逡巡しながらも、手をあげなかった。
ボールの判定となり、ピッチャーは、よりゾーンでの勝負を余儀なくされます。
そして、タカヤ、おそらく自分でも高校野球の最後の打席になるであろうことをわかっていたはずです。
悔いの残らない打席にしてほしい。
完全に捕らえた当たりではありませんでしたが、センター前にはじき返してヒット。
やはり勝負強い!最後の打席をヒットで飾りました。
他の選手たちも随所にいいプレーはあった。
しかし、ゲームの流れは終始、相手チーム。
自分たちのペースに持ち込めず、自分たちの良さを発揮できなかった。
ここは悔いがのこるところでしょう。
そうはいっても、覆水盆に返らず。
そんな中でも懸命にプレーする姿に、いままでのがんばりが重なります。
心のダムはいろいろな思いであふれ、そして風景が、にじんできました。
だめだ、こられきれない・・・
私は、他の保護者のみなさんと一緒にスタンドではみることはできませんでしたが、同じ思いだったと思います。
選手たちの気持ちへのシンパシー。それを一番感じているのは保護者でしょう。
そして無情にもゲームセット。
彼らの夏、私たちの夏が終わりました・・・
ヴァーチャル高校野球のライブカメラが引き上げる選手たちをとらえます。
3年生よりも先に泣き崩れる2年生を支えるタカヤ。
これが、タカヤです。
自分も泣きたいのに・・・他者を配慮する。
ここに彼が最後まで高校野球を続けてきた意義、すべてが詰まっています。
やはりスポーツは、人を育てます。
チームスポーツである野球は、チームの中の人を育てる。
タカヤは、小中学生の時よりも、人を包み込むように大きな器になっていました。
先生は、こういいました。
「高校野球は、プロ野球のように足の速さや、打球の飛距離、上手なプレーを見るものではない。上手い下手はあれど、いままで、できなかったことができるようになる、そういう伸びしろを見るものだ。人の、チームとしての成長をみるものだ。」と。
その通りだと思います。スポ少も同じ。
これを聞いて、私はこうも思いました。
だからこそ、チームの悪いときも、見なくてはならない。どうしようもなく、弱くて、みじめで、かっこ悪い。
その現実こそ、見なくてはならない。
そうでなくては、どのように成長したかが見えない、と。
これはスポ少でも同じです。
何ができて、何ができないか?
そのできないを克服するためには、どうしたらいいか?
この繰り返しです。
しかし、高校野球はそうもいきません。
多くの球児の場合、この後がないかもしれない。
進学や就職で、最後の野球になるほうが多いでしょう。
挽回するチャンスがなくなってしまうんです。
克服して、次に試す機会がなくなってしまうんです。
そこが、小学生、中学生とは決定的に違うところ。
だからこそ、いままでのすべてを賭けて挑戦してきているんです。
だからこそ、終わった時のショックが大きい。
それは選手も保護者も、そして先生もでしょう。
私は、保護者としての視点もありながら、指導者としての視点でも見ています。
お互いに懸命にがんばった。
しかし、勝者と敗者はかならず出てくる。
何が良かったんだろうか?
何がいけなかったんだろうか?
どの作戦、どの動作が功を奏したのか?その意図は?
こうなる前にどのような手を打たなくてはいけなかったのか?
正解はありません。
しかし、考察はできます。
そして、わが高田イーグルスにどのようにして活かしていくかを考えます。
タカヤの真剣な表情、どっしり構えた隙のないスタンス、
カオルの韋駄天、笑顔のセンターへの全力疾走、
その他のメンバーのプレーも、もうグランドで見ることはありません。
もどれないからこそ、輝いていたプレー。
もう見ることができない。そう思うことが、たまらなく寂しい。
1年生の次男坊には、どう映ったことでしょう?
まずは、いったんゆっくり休んでほしい。何も考えず、ぼーっと。
そしたら、次が見えてくるはずです。
高田イーグルスの中からも、そういった高校球児がこの先も出てきてくれることでしょう。
私たちは、それを期待します。
高校野球は、いろいろなことを我々に教えてくれます。
お疲れ様、タカヤ、カオル!
そして、今日、次男坊の高校も一回戦を迎えました。
私は所要で応援にいけませんでした。
しかし、いてもたってもいられず速報を見ていると、なんとヴァーチャル高校野球でライブでみれるではありませんか!
野球の神様ありがとうございます。
全国47都道府県の1回戦からライブで見れるとは・・・
いい時代になりました。
3年生には、高田中で長男坊と一緒に白球を追いかけた、タカヤとカオルがいます。
高校まで野球を選んだのは、この二人しかいません。
その彼らの夏、さっき終わりました。
4:13の7回コールド負け。
カゲロウのように短い夏となりました。
タカヤとカオルたち、保護者のみなさん、先生方のがんばりを見てきただけに悔しい結末となりました。
もっと長い夏にできただろうに、
もっと笑顔があふれる試合になっただろうに、
もっと、頑張ってきた自分たちを評価できる結果になっただろうに・・・
しかし、そうはならなかった。
どんなに祈ったり、願ったりしても、思いどおりにならないことがある。
どんなに一生懸命頑張っても報われない結果がある。
それが勝負という世界です。
だって、相手も同じくらい頑張っているんですから。
7回の表相手の猛攻を最後に好守備で止めたのはセンターのカオルでした。
難しい打球でした。後ろに下がりながらの好捕。
いままで、何回も何回も捕れなかった角度、強さの打球です。
それを最後の最後でファインプレー。
見事でした。
そして、タカヤ。
ケガから復帰してまだ本調子ではないでしょう。
最後の打席、相手のエースの前に追い込まれました。
そして決めにきた、アウトコース。
ヴァーチャル高校野球の中継はバックネット裏からのライブなので、審判のジャッジがよく見えます。
その審判の右手が途中まで上がりかけていました。
その手が挙がっていれば、見逃し三振。
タカヤは、今日のその前の打席でインコースを自信をもって見送りましたが、判定がストライクで見逃し三振に倒れた前例がありました。
タカヤは自分を信じて見送った。
審判もよくぞ、見ていてくれました。逡巡しながらも、手をあげなかった。
ボールの判定となり、ピッチャーは、よりゾーンでの勝負を余儀なくされます。
そして、タカヤ、おそらく自分でも高校野球の最後の打席になるであろうことをわかっていたはずです。
悔いの残らない打席にしてほしい。
完全に捕らえた当たりではありませんでしたが、センター前にはじき返してヒット。
やはり勝負強い!最後の打席をヒットで飾りました。
他の選手たちも随所にいいプレーはあった。
しかし、ゲームの流れは終始、相手チーム。
自分たちのペースに持ち込めず、自分たちの良さを発揮できなかった。
ここは悔いがのこるところでしょう。
そうはいっても、覆水盆に返らず。
そんな中でも懸命にプレーする姿に、いままでのがんばりが重なります。
心のダムはいろいろな思いであふれ、そして風景が、にじんできました。
だめだ、こられきれない・・・
私は、他の保護者のみなさんと一緒にスタンドではみることはできませんでしたが、同じ思いだったと思います。
選手たちの気持ちへのシンパシー。それを一番感じているのは保護者でしょう。
そして無情にもゲームセット。
彼らの夏、私たちの夏が終わりました・・・
ヴァーチャル高校野球のライブカメラが引き上げる選手たちをとらえます。
3年生よりも先に泣き崩れる2年生を支えるタカヤ。
これが、タカヤです。
自分も泣きたいのに・・・他者を配慮する。
ここに彼が最後まで高校野球を続けてきた意義、すべてが詰まっています。
やはりスポーツは、人を育てます。
チームスポーツである野球は、チームの中の人を育てる。
タカヤは、小中学生の時よりも、人を包み込むように大きな器になっていました。
先生は、こういいました。
「高校野球は、プロ野球のように足の速さや、打球の飛距離、上手なプレーを見るものではない。上手い下手はあれど、いままで、できなかったことができるようになる、そういう伸びしろを見るものだ。人の、チームとしての成長をみるものだ。」と。
その通りだと思います。スポ少も同じ。
これを聞いて、私はこうも思いました。
だからこそ、チームの悪いときも、見なくてはならない。どうしようもなく、弱くて、みじめで、かっこ悪い。
その現実こそ、見なくてはならない。
そうでなくては、どのように成長したかが見えない、と。
これはスポ少でも同じです。
何ができて、何ができないか?
そのできないを克服するためには、どうしたらいいか?
この繰り返しです。
しかし、高校野球はそうもいきません。
多くの球児の場合、この後がないかもしれない。
進学や就職で、最後の野球になるほうが多いでしょう。
挽回するチャンスがなくなってしまうんです。
克服して、次に試す機会がなくなってしまうんです。
そこが、小学生、中学生とは決定的に違うところ。
だからこそ、いままでのすべてを賭けて挑戦してきているんです。
だからこそ、終わった時のショックが大きい。
それは選手も保護者も、そして先生もでしょう。
私は、保護者としての視点もありながら、指導者としての視点でも見ています。
お互いに懸命にがんばった。
しかし、勝者と敗者はかならず出てくる。
何が良かったんだろうか?
何がいけなかったんだろうか?
どの作戦、どの動作が功を奏したのか?その意図は?
こうなる前にどのような手を打たなくてはいけなかったのか?
正解はありません。
しかし、考察はできます。
そして、わが高田イーグルスにどのようにして活かしていくかを考えます。
タカヤの真剣な表情、どっしり構えた隙のないスタンス、
カオルの韋駄天、笑顔のセンターへの全力疾走、
その他のメンバーのプレーも、もうグランドで見ることはありません。
もどれないからこそ、輝いていたプレー。
もう見ることができない。そう思うことが、たまらなく寂しい。
1年生の次男坊には、どう映ったことでしょう?
まずは、いったんゆっくり休んでほしい。何も考えず、ぼーっと。
そしたら、次が見えてくるはずです。
高田イーグルスの中からも、そういった高校球児がこの先も出てきてくれることでしょう。
私たちは、それを期待します。
高校野球は、いろいろなことを我々に教えてくれます。
お疲れ様、タカヤ、カオル!
田島夢カップで大敗を喫した高田イーグルス。
精神的な弱さを露呈し、自分たちの弱さを見つめ直すきっかけとなりました。
白獅子まで、わずか1週間。
しかし、人はやり直そうと思えば、遅いときなどないんです。
今この瞬間から、変わることができる。
白獅子に間に合わなくてもいいんです。
彼らが今の状況ではいけないと自覚し、変わろうとする覚悟が大事なんです。
星稜高校の山下監督の言葉。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
プレー云々よりも、彼らの普段のココロノモチカタ、取り組み方を変えていくことで、彼らの行動、習慣、人格、運命を変えていきます。
なぜなら、それがプレーに表れるからです。
そして、この考え方は生き方に通じる。
たかがこどものスポ少ですが、今後の生き方に大きく関わってくるはずです。
これは、必ず役に立つ。
試合後のミーティングで、私たち指導者の全員がそう思ってくれたはずです。
子供たちに教えるとはいいますが、実はこういうところで、我々自身のことを見つめ直すきっかけをもらっているんです。
指導者も保護者も、私たち大人も子供たちから学んでいるんです。
子供たちに教える以上、私たち大人もそうであらねばならない。
当たり前のことです。
大人が行動で示し、模範となり、背中で語る。
私もなかなかできていません。
むしろ、駄目な見本の方が多いでしょう。
しかし、せめて大事なところ、人としての部分は、そうありたいと思っています。
100%の聖人君子なんていないし、そんなのクソ面白くもない。
七、八割、もっと言えば、六割くらいでいい、私はそんなスタンスです。
ともかく、大人は、特に親は、子供たちにとって、それが1番わかりやすい、身近なモデルなんです。
子供たちに変われと言っておいて、大人も変わらないなら、説得力に欠けて、絵に描いた餅となるでしょう。
大人が変われば、地域が変わります。
地域が変われば、町が変わる。
たかがスポ少ですが、スポ少ってすごいと思います。
この方針でいけば、いつか、会津の地から、公立高校から甲子園、いけるんじゃないかと密かに思っています。
あのセンバツに言った只見町の只見高校のように。
願わくば、夏の大会、強豪私立をぶち倒して、勝ち上がるところを見てみたい。
ソフトボールが、野球が、町と地域を変えていく。
いいじゃないですか!
まぁ、それは私個人の野望なので、置いておきます。
個人ではとうてい敵わない野望です。個人では。
さて、戻ります。
1回戦で早々に負けたので、二本柳に戻って練習することにしました。
その帰りの道すがら。
ココロノモチカタ、取り組み方を変える。
行動を変える。
子供たちに、どういうふうに言えば、あいさつやキビキビ行動することの大切さがわかるかを運転しながら考えました。
子供たちに教えるからには、シンプルで説得力がなければなりません。
なるほど、そういうことか!とひとりひとりの腑に落ちなければいけない。
頭で納得できないものは、結局のところ、入ってこない、身になりません。
「できる」ということは、なぜそうなるのか?そうせるのか?を頭で考えて解って、
そのうち、考えなくても即座に行動に移せて、
最後はそれを他人に説明できること、
究極には他人に解らせること、指導できること、そしてその「できる、わかる」の仲間を増やしていくこと、そういうことだと思っています。
なぜ、ゴロの捕球の際に右手をグラブの脇に添えるのか?
なぜ、ステップをとりながら捕球するのか?
なぜ、正面で捕るのか?
ゴロの捕球1つとっても、いろんな「なぜ」が出てきます。
その「なぜ」の理由、そうするのかという根拠を知らずに、動くのもいいでしょう。
まず、動け!動いている内に理解しろ!
これも時と場合によって、ありだと思います。
むしろ達人の域に達すれば、こちらなんでしょう。
ブルースリーもそう言ってますから。
しかし、凡人の我々、入門仕立ての子供たちにとって、その理由を解って動くのと、解らずに動くのとでは、定着率に違いがでてきます。
体を動かすのは脳。
体の器官は、脳の電気信号によって動きます。
複雑な動きには、複雑な回路の構築が必要となります。
難しい動きは、いろんな道を通らなくてはいけない。
だから、難しいんです。
いろんなパターンがある。
人は生まれた時から、いろんな場面でそのパターンを学んでいきます。
言葉を話すこともそう、歩くこともそう、食べること、排泄することもそうでしょう。
ほぼ全てのことが、脳の電気信号による命令なんです。
それをいろんなパターンで自分なりに覚えていきます。
何回も何回も繰り返すことで、瞬時に取り出せるようになること。
この動きには、このパターンというショートカットを作ること。
これが、「解る」ということなんだと、私は理解しています。
ツーアウト三塁で、セカンドゴロ、ここは考えなくてもボールはファーストでいい。
その間には、サードランナーがいても、ツーアウトだから一塁でアウトを取れば、相手の得点にはならないという、根拠、理由があります。
最初は解らなくても、何回も何回も繰り返すことで、理屈をいちいち確認しなくても即座に行動に移すことができるようになってきます。
その近道が、まず、頭で理解すること。
これだと思います。
まず、動いてみようではなく、いったん頭で整理してみること、理解してみること。
そこには、法則性や特性があることに気づくでしょう。
これが後に応用力に繋がっていきます。
なぜ、そうなるのか?
なにが、そうさせるのか?
仕組みを知ろうとすること。
どうやったら、効率よく、楽にできるかを常に考える。
地頭の良さというものは、こういうところから育つと思います。脱線しました。
まず、頭でシミュレーションしてみる。
そして、理解したことを、実際に考えて、やってみること。
これを繰り返すうちに、頭が反応し、体が反応する。考えなくても対応できるようになります。
ここまできて、やっと「できる!」ということなんです。
我々が指示しなくても、いろんな状況をふまえて、自分たちで何を優先して動くべきかを考え、チームとして、どのように動くのか?
そして、実際にやってのける。
ここまできて、やっと、「できる!」なんです。
これをふまえて、この大敗を機に、我々が選手たちに解って欲しいこと。
それは、プレー以外の部分もちゃんとやること、これだとみんなが同意しました。
むしろ、これしかない、ここしかない。
こんなチームでも、この前の大会のように、上手くいく場合もある。
勝っているとき、上手くいっているときに、声を出したり、行動を律することができるのは当たり前なんです。
しかし、今回のように試合の前から、暑さに負け、だらだらの行動、他のチームに挨拶もできない。
試合の前にすでに負けていました。いろんなところが。
そして、負けるべくして負けた。
エラーすべくして、エラーをした。
試合にエラーはつきものですが、私たちが許すのは、準備に準備を重ねた上でのエラーです。
一生懸命にやったエラーは、エラーとは言わず、チャレンジでしょう。
しかし、無策や準備無し、対策無し、不用意なエラーは許しません。
ここは、がっとばしていいところ。
このいろんな準備ができていなかったことを、今大会の最大の反省事項とします。
まず、プレー云々の前に、選手として、人としてやるべきことをやろう!
その原点に戻ります
自分の道具の準備手入れから始まり、
グランドの入り方あいさつ、用具の出し方、
整列の仕方、綺麗さ、規律、
返事の仕方、集合の機敏さ、他のチームへのあいさつ配慮、話を聞く態度などなど
一見プレーには関係ありませんが、そうではありません。
強いチームは、できています。
これができているから、プレーが上手くなって、強いチームになっていくんです。
私も反省しなくてはいけません。
目先の技術にばかり走ってしまった。
この前の大会で、少しばかり上手くいったために調子に乗りました。
選手たちを増長させて、こんなもんでいいんだ~と思わせてしまった。
試合の負けのすべては監督が負うものです。
誰がなんといおうが、選手たちをそうさせた私の責任なんです。
ここはゆるがない。ゆるいではいけません。
いろんな方法、起用法、サインの種類とタイミング、試合もそうですが、その前のアップ、用具の出し方、片し方などすべては、そうさせた監督、それを許した指揮官である私の責任です。
責任は転換できませんし、してはいけない。
遅れてきて、選手たちを緩くさせたのは私の責任。
私がコーチであったなら、そう思うはずです。
若いコーチたちは、ここを言いたかったんでしょう。
あんたのやり方ではだめだよと。
ありがたい。
ここを言われなくなったら、終わりです。
裸の王様。
そういう指導者も見てきました。
ああはなりたくねぇと思ってやってきた。
私もまだまだ。
しかし、聞く耳と変える覚悟があれば、遅いということはありません。
こういうこと、何回も繰り返しています。
その都度、いい先輩や後輩、指導者、保護者に恵まれています。支えられてきました。
完璧ではない。
完成されていないから、面白い。
80歳をこえてもまだまだ監督業から離れられない指導者の気持ちがよくわかります。
何度やっても、わからないことだらけ。
だから、面白い。
この次は、こうしよう、ああしようと、尽きない改善策がどんどん出てくる。
この子供たち、保護者、指導者と一緒に続きがみたくなってしまいます。
今回も、次から次へと言葉と考えがあふれてきます。
長い……
一旦切ります!
精神的な弱さを露呈し、自分たちの弱さを見つめ直すきっかけとなりました。
白獅子まで、わずか1週間。
しかし、人はやり直そうと思えば、遅いときなどないんです。
今この瞬間から、変わることができる。
白獅子に間に合わなくてもいいんです。
彼らが今の状況ではいけないと自覚し、変わろうとする覚悟が大事なんです。
星稜高校の山下監督の言葉。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
プレー云々よりも、彼らの普段のココロノモチカタ、取り組み方を変えていくことで、彼らの行動、習慣、人格、運命を変えていきます。
なぜなら、それがプレーに表れるからです。
そして、この考え方は生き方に通じる。
たかがこどものスポ少ですが、今後の生き方に大きく関わってくるはずです。
これは、必ず役に立つ。
試合後のミーティングで、私たち指導者の全員がそう思ってくれたはずです。
子供たちに教えるとはいいますが、実はこういうところで、我々自身のことを見つめ直すきっかけをもらっているんです。
指導者も保護者も、私たち大人も子供たちから学んでいるんです。
子供たちに教える以上、私たち大人もそうであらねばならない。
当たり前のことです。
大人が行動で示し、模範となり、背中で語る。
私もなかなかできていません。
むしろ、駄目な見本の方が多いでしょう。
しかし、せめて大事なところ、人としての部分は、そうありたいと思っています。
100%の聖人君子なんていないし、そんなのクソ面白くもない。
七、八割、もっと言えば、六割くらいでいい、私はそんなスタンスです。
ともかく、大人は、特に親は、子供たちにとって、それが1番わかりやすい、身近なモデルなんです。
子供たちに変われと言っておいて、大人も変わらないなら、説得力に欠けて、絵に描いた餅となるでしょう。
大人が変われば、地域が変わります。
地域が変われば、町が変わる。
たかがスポ少ですが、スポ少ってすごいと思います。
この方針でいけば、いつか、会津の地から、公立高校から甲子園、いけるんじゃないかと密かに思っています。
あのセンバツに言った只見町の只見高校のように。
願わくば、夏の大会、強豪私立をぶち倒して、勝ち上がるところを見てみたい。
ソフトボールが、野球が、町と地域を変えていく。
いいじゃないですか!
まぁ、それは私個人の野望なので、置いておきます。
個人ではとうてい敵わない野望です。個人では。
さて、戻ります。
1回戦で早々に負けたので、二本柳に戻って練習することにしました。
その帰りの道すがら。
ココロノモチカタ、取り組み方を変える。
行動を変える。
子供たちに、どういうふうに言えば、あいさつやキビキビ行動することの大切さがわかるかを運転しながら考えました。
子供たちに教えるからには、シンプルで説得力がなければなりません。
なるほど、そういうことか!とひとりひとりの腑に落ちなければいけない。
頭で納得できないものは、結局のところ、入ってこない、身になりません。
「できる」ということは、なぜそうなるのか?そうせるのか?を頭で考えて解って、
そのうち、考えなくても即座に行動に移せて、
最後はそれを他人に説明できること、
究極には他人に解らせること、指導できること、そしてその「できる、わかる」の仲間を増やしていくこと、そういうことだと思っています。
なぜ、ゴロの捕球の際に右手をグラブの脇に添えるのか?
なぜ、ステップをとりながら捕球するのか?
なぜ、正面で捕るのか?
ゴロの捕球1つとっても、いろんな「なぜ」が出てきます。
その「なぜ」の理由、そうするのかという根拠を知らずに、動くのもいいでしょう。
まず、動け!動いている内に理解しろ!
これも時と場合によって、ありだと思います。
むしろ達人の域に達すれば、こちらなんでしょう。
ブルースリーもそう言ってますから。
しかし、凡人の我々、入門仕立ての子供たちにとって、その理由を解って動くのと、解らずに動くのとでは、定着率に違いがでてきます。
体を動かすのは脳。
体の器官は、脳の電気信号によって動きます。
複雑な動きには、複雑な回路の構築が必要となります。
難しい動きは、いろんな道を通らなくてはいけない。
だから、難しいんです。
いろんなパターンがある。
人は生まれた時から、いろんな場面でそのパターンを学んでいきます。
言葉を話すこともそう、歩くこともそう、食べること、排泄することもそうでしょう。
ほぼ全てのことが、脳の電気信号による命令なんです。
それをいろんなパターンで自分なりに覚えていきます。
何回も何回も繰り返すことで、瞬時に取り出せるようになること。
この動きには、このパターンというショートカットを作ること。
これが、「解る」ということなんだと、私は理解しています。
ツーアウト三塁で、セカンドゴロ、ここは考えなくてもボールはファーストでいい。
その間には、サードランナーがいても、ツーアウトだから一塁でアウトを取れば、相手の得点にはならないという、根拠、理由があります。
最初は解らなくても、何回も何回も繰り返すことで、理屈をいちいち確認しなくても即座に行動に移すことができるようになってきます。
その近道が、まず、頭で理解すること。
これだと思います。
まず、動いてみようではなく、いったん頭で整理してみること、理解してみること。
そこには、法則性や特性があることに気づくでしょう。
これが後に応用力に繋がっていきます。
なぜ、そうなるのか?
なにが、そうさせるのか?
仕組みを知ろうとすること。
どうやったら、効率よく、楽にできるかを常に考える。
地頭の良さというものは、こういうところから育つと思います。脱線しました。
まず、頭でシミュレーションしてみる。
そして、理解したことを、実際に考えて、やってみること。
これを繰り返すうちに、頭が反応し、体が反応する。考えなくても対応できるようになります。
ここまできて、やっと「できる!」ということなんです。
我々が指示しなくても、いろんな状況をふまえて、自分たちで何を優先して動くべきかを考え、チームとして、どのように動くのか?
そして、実際にやってのける。
ここまできて、やっと、「できる!」なんです。
これをふまえて、この大敗を機に、我々が選手たちに解って欲しいこと。
それは、プレー以外の部分もちゃんとやること、これだとみんなが同意しました。
むしろ、これしかない、ここしかない。
こんなチームでも、この前の大会のように、上手くいく場合もある。
勝っているとき、上手くいっているときに、声を出したり、行動を律することができるのは当たり前なんです。
しかし、今回のように試合の前から、暑さに負け、だらだらの行動、他のチームに挨拶もできない。
試合の前にすでに負けていました。いろんなところが。
そして、負けるべくして負けた。
エラーすべくして、エラーをした。
試合にエラーはつきものですが、私たちが許すのは、準備に準備を重ねた上でのエラーです。
一生懸命にやったエラーは、エラーとは言わず、チャレンジでしょう。
しかし、無策や準備無し、対策無し、不用意なエラーは許しません。
ここは、がっとばしていいところ。
このいろんな準備ができていなかったことを、今大会の最大の反省事項とします。
まず、プレー云々の前に、選手として、人としてやるべきことをやろう!
その原点に戻ります
自分の道具の準備手入れから始まり、
グランドの入り方あいさつ、用具の出し方、
整列の仕方、綺麗さ、規律、
返事の仕方、集合の機敏さ、他のチームへのあいさつ配慮、話を聞く態度などなど
一見プレーには関係ありませんが、そうではありません。
強いチームは、できています。
これができているから、プレーが上手くなって、強いチームになっていくんです。
私も反省しなくてはいけません。
目先の技術にばかり走ってしまった。
この前の大会で、少しばかり上手くいったために調子に乗りました。
選手たちを増長させて、こんなもんでいいんだ~と思わせてしまった。
試合の負けのすべては監督が負うものです。
誰がなんといおうが、選手たちをそうさせた私の責任なんです。
ここはゆるがない。ゆるいではいけません。
いろんな方法、起用法、サインの種類とタイミング、試合もそうですが、その前のアップ、用具の出し方、片し方などすべては、そうさせた監督、それを許した指揮官である私の責任です。
責任は転換できませんし、してはいけない。
遅れてきて、選手たちを緩くさせたのは私の責任。
私がコーチであったなら、そう思うはずです。
若いコーチたちは、ここを言いたかったんでしょう。
あんたのやり方ではだめだよと。
ありがたい。
ここを言われなくなったら、終わりです。
裸の王様。
そういう指導者も見てきました。
ああはなりたくねぇと思ってやってきた。
私もまだまだ。
しかし、聞く耳と変える覚悟があれば、遅いということはありません。
こういうこと、何回も繰り返しています。
その都度、いい先輩や後輩、指導者、保護者に恵まれています。支えられてきました。
完璧ではない。
完成されていないから、面白い。
80歳をこえてもまだまだ監督業から離れられない指導者の気持ちがよくわかります。
何度やっても、わからないことだらけ。
だから、面白い。
この次は、こうしよう、ああしようと、尽きない改善策がどんどん出てくる。
この子供たち、保護者、指導者と一緒に続きがみたくなってしまいます。
今回も、次から次へと言葉と考えがあふれてきます。
長い……
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