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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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最近、次男坊の野球のユニフォームを夜に洗うのが日課になっています。
スポ少OBのルイの父ちゃんも毎日洗っていることを聞いたので、見習って、やってみることにしました。
もちろん、嫁さんの方が多いので俺ばかりやっているとは言えません。
あの汚れって、なかなか落ちないんですよね。
ルイの父ちゃんが、ユニフォームを洗う洗剤の話題で盛り上がっていた理由がわかりました。
まず、荒く洗って大きな汚れを落とす。
汗と染み込んだ泥、汚れを落とすために、洗剤とハイターで温度の高いお湯で浸け置きしておく。
そして、たわし、靴を洗う柄のついたやつが最適でした、そのたわしでゴシゴシ洗う。
雨の日のすっぱね、泥の水玉模様、最悪ですね。
草の緑も。
血もだめです。
あのやろーこんなに汚しやがってと、悪態をつきながら洗っている自分がいます。
てめぇーこんなこと、自分でやれよなぁと思ってみますが、その言葉が自分に跳ね返ってきます。
俺も母ちゃんとばあちゃんにやってもらってました。
次男坊のことを責める権利なんてないんですよね。
これをやってると、嫁さんのすごさもわかりますが、自分の小学校、中学校、高校と同じように、いや洗剤が今ほど進化していなかったから、もっと大変だっただろうなと思われます。
母ちゃんと、ばあちゃんに感謝しないといけなかったなと、思います。
そして、前にこんなことをどっかで書いたなと思って、思い出しました。
少し前のスポ少のお母さんたちを思って書いたものです。
今は、私の言葉も代弁しています。
人はつくづく、一人では生きられないものだと思います。



以下、「白いユニフォーム」


あなたは、何百回、何千回、何万回、
僕のユニフォームを洗ってくれたでしょうか。
毎回毎回、当たり前に着ていた洗濯されたきれいなユニフォーム。
やれベルトを忘れた、帽子を忘れた、スパイクを忘れた。
全部、あなたのせいにしてました。

でも、本当は分かっていました。
僕が寝た後に、洗濯機では落ちない汚れを、ゴシゴシ洗っていてくれたことを。

毎朝、毎朝、きちんと用意されている、真っ白なユニフォーム。ソックス。
おそらく、その白さはあなたの愛情なのでしょう。
でも、僕らはそれをわかっていても上手く表現できません。
だから、僕らは一生懸命なプレーで、あなたへの感謝を表します。
チームのためにもがんばって、打ちます!
守ります。
ヒットを打った後、チームのみんなを見てから、最後にあなたを探します。

そして、無言の会話を買わす。
「俺、打ったよ!」
「うん、いいヒットだったよ。」
お互い、目を見てうなづく。
それだけでいい。
親と子だけがかわす視線。
それだけで、今までの苦労、辛苦をわかり合える。
家でたいした会話をもなくても、深いところでつながっている。

これもスポ少のいいところです。



以上

こういう物語が選手たちの数だけあることでしょう。
いつか、わかってくれるという思いもあるのでしょうが、いつのまにか、洗うことに幸せさえ感じている自分もいます。
次男が野球をやらなければ、こうして母校に再びもどって応援することもできなかった。
高校野球をやっている次男に感謝さえしています。
まったくといいながら、ズボンの穴の位置が気になり、スライディングの下手さを指摘しています。
彼がいるから、いろんなところに応援にいけるし、新しい人との出合いもある。

誰の上にも時間は同じです。
どうせやるなら、私も次男も楽しんだ方が、心身ともにいいという結論。
嫌々やっても何もいいことはない。
そんな中にもなにか楽しみや、やりがいを見いだしたいと思ってます。
そう考えると無駄な時間などないんです。
嫁さんは、そうではないようです。
まぁ、ひとそれぞれ。

さぁ、帰って、またユニフォームを洗いますか!
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