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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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総体会津予選、結果は猪苗代さんに代表決定戦で敗れました。
初戦で湯川さん、次に柳津さんを破って勢いに乗っていました。
そして、猪苗代さん。
ソウゴ世代で敗北を喫して以来、勝ったという記憶はありませんが、今大会は意気込みが違いました。
県大会を目標に掲げていただけに、この負けはショックでした。
実力を出し切れていない負け方、もっとやれた、もっとこうしていれば良かったという後悔が先立ちます。
しかし、時間は戻りません。
いつもいいますが、これが大前提。
だからこそ、できるかぎりの準備をして望もうとしますが、それさえもできていたのか?という疑問が後悔に変わります。
俺たちはちゃんと準備をしてきたのか?
子供たちに万全の準備をさせることができたと言えるのか?
20年以上やっていますが、心の底からそう思えたことは一度もありません。
練習しても練習しても、後から後から出てくる課題。
上には上がいて、際限がないんです。
なので、どっかで区切って、現時点でやれることはやった。
後は、あいつらを信じる。
これが私のスタイルです。
上手くいくときは、とんでもなく上手くいくんですが、たいていはそう上手く行かない方が多い。
今回の猪苗代戦も、相手より多く三振を取りながら敗北を喫してしまいました。

なぜ?なぜだ?どうして?
どこで歯車が狂った?
何が悪かった?
自問自答が始まります。

先にチャンスを作ったのは、高田イーグルスでした。
ワンアウト?ノーアウトでランナー二塁の場面を作った。
今年のチーム方針ならば、ここはバントで送ってワンアウト三塁を作る場面です。
しかし、迷いました。
打順は下位打線にむかうところですが、ここの場面でのバッターはここ最近打っている。
そして、バントがまだ不得意。
喉から手が出るほど欲しい先取点。
さぁ、どうする?どうする?家康ならぬ、どうする、俺?
迷ったあげく、選んだのは強打。
不得意なバントよりも、思い切り振らせて、チームを勢いづかせたいという意図からでした。
結果は、三振。
内野ゴロさえも打てなかった。
後続も立たれて、先制のチャンスは潰えました。

こうなって欲しいというこちらの意図は、通らなかった。
相手のバッテリーを褒めるべきでしょう。
そして、私はifの世界に入ります。
あの場面で、バンドを選択していたらどうやっていたか?
バントよりも打たせた方が確率は高いとみての采配でしたが、裏目にでました。
チームの方針と決めているのならば、あの場面はバントであったかもしれません。
優柔不断という私の迷いが、選手に伝染した結果だと思います。
そしてその影響は、試合全体にも波及していきます。
これが、野球の、ソフトボールの恐さです。
点差に表れずとも、どちらかに勢いが振れている状態、なんらかの競技をやってきた人ならば、わかると思います。
目に見えない「流れ」というやつです。
その流れを作って、流れが自チームにあるうちに、きちんと得点し、きちんと守り切る。
これが、勝負に勝つ鉄則です。
今回は、それができなかった。
いい結果が出るように、これまでの練習の成果を裏付けにした選択して、自信をもって選手に伝え、選手も自信をもって迷いなく、ミスを恐れず実行する。
それでも、失敗もエラーも裏目にでることもある。
そうだとしても、みんなでカバーしながら、フォローしながら、最後には笑っていられるようにしようとしているんですが、そう旨くはなかなかいきません。

相手のバントは絶妙に決まり、こちらのバントは阻止される。
それまで、押さえていたのにツーアウトから、ギリギリ当てられて、いいところに落ちる。
こちらは、得点圏にランナーを置きながら、もう1本がでない。
こちらのチャレンジは上手くいかず、相手のチャレンジは上手くいく。
このジレンマを打ち破れなかった……
守備でも攻撃でも、もう少しのところで、要所を取れなかった。
猪苗代さんが上だったということです。
ここは、認めるしかありません。
その「もう少し」を分析して、次に活かさなければいけません。
そのために、我々は存在します。
試合後の指導者のミーティングでもそれを確認しました。

変わらなければいけない。
変わろうとして、行動しなくてはいけません。
その意識を毎回毎回の練習で、意識させることができるか?
ここにかかってきます。

高田イーグルスは、次の空に向かいます。



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アユキ世代が挑戦する総体会津予選。
会津地域で、10チームしかいなくなりました。
毎回ですが、何所と当たろうがやるだけです。
でも、人として生きてる限りは欲が出るもの。
なるべく強いところとは当たりたくない。
しかし、そう思っていると当たるものです。
抽選は子供たちが引いていましたが、コロナ禍で指導者がここ最近は引いています。
ここは、心を無にして、引くのみです。
高田イーグルスは、一番下の小ブロック、優勝するまでに最も多い回数の4回をこなさなくてはならなくなりました。
とらぬ狸の皮算用をしてみます。
1番の強敵であり、去年の新人戦決勝で負けている、関柴上三宮さん、坂下ヒーローズさんは反対ブロック。
ここまで、なんとか大役を果たしたと言えるでしょう。
まずは、湯川さん。そしてシードの柳津さん。
二日目で、新鶴さんと猪苗代の勝者、ここが代表決定戦となります。
やるしかありません。やるなら今しかねえ。
あとは、勝ち上がるのみ。

なんとかして、この子たちに成功体験をさせてあげたい。
努力が、ちゃんと報われることを、若い時期、鉄は熱いうちに体験させてやりたいと思います。
自分たち高田イーグルスの強みを活かして、狙って勝ちに行く。
状況を分析し、目標をもって、計画を立てて、進んでいく。
人生はその繰り返しです。
どんなに困難でも、どんなに無理だと言われても、そこを放棄しては面白くないし、主体的に生きているとは言えないでしょう。
時間は前にしか進みません。
だからこそ、どんな状況であってもチャレンジする人間であってほしい。
そしてそのチャレンジを楽しめる、楽しむことができる人になって欲しい。
今年の会津高校の卒業式。
その2年生の女の子の送辞の中で、彼女はこんなことを言いました。
「どんな状況であれ、楽しんで取り組んだ方がいい結果がでる。それを先輩たちから学びました。」
その通りだと思います。
たとえ、数ミリであっても積み重ねていくことができる人に、育ってほしい。
その土台は、このスポ少でも培っているという自負が私にはあります。
私というか、コーチたちもそうでしょう。
そして、それは敵チームであっても同じです。
本気の勝負、だからこそ、面白いし、全てを賭ける意味があるんです。
毎年毎年のメンバーで、本気で取り組むべき時間。
選手にとっても、その家族にとっても、我々指導者にとっても、それは掛け替えのない時間です。
それは、敵である相手チームにとっても同じです。
相手がいてくれるからこそ、私たちも成長デキるのです。
だからこそ、私は相手チームにも、リスペクトを忘れません。
お互いにとって、貴重な時間。
その時が、すぐこそに差し迫っています。
さぁて、行きますか!
表面張力。ひょうめんちょうりょく。
コップに水を入れて、コインを入れていき、先にこぼした方が負けというゲーム。
ジョジョの奇妙な冒険やカイジなど、たびたび出てきます。
水の表面張力とコインの体積が押し上げられるアルキメデスの原理のせめぎ合い。
いつ、水があふれ出すのかわからない。
自分や仲間の運命をそこに賭けている、手に汗握るギリギリの展開。
単純なんだけど、面白い。ドラマティックに場面が描写できるから、選ばれるのだと思います。
野球やソフトボールの世界でも同じような状況に陥った時、私はこの「表面張力」を思い出します。

この前も次男の高校野球春季予選。
会津工業と会津学鳳の代表決定戦でもそうでした。両チーム、最終回まで負うか追われるかのシーソーゲーム。まさに、ルーズベルトゲームの展開で見ている方は面白い。
しかし、やってるとうの選手たちは気が気ではなかったでしょう。
両チームの気迫がまさに均衡している場面。
しかし、その均衡は最終回に破られます。
そこまで抑えてきた4番打者をはじめてヒットで許してしまいます。
ここから、プレッシャーが守る学鳳ナインに襲いかかります。
最終回表、ノーアウトランナー。
この1点は大きい。どちらがとるかで勝敗を左右する1点になるでしょう。
それはお互いにわかっている。
工業は、送りたい。
学鳳は、なんとか阻止したい。
こういう場面で、これまでやってきた練習を当たり前にできるか、どうか?まさにここにかかってきます。
それは、攻撃する工業も守る学鳳のどちらにも言えることです。
きちんとバントができるか?
きちんとシフトを敷いて、最低でもアウトひとつがとれるか?
何回も練習してきたはずです。
監督ならば、「普通にやれば大丈夫!」と思ってる場面。
後は、お互いの覚悟と準備と練習の再生能力と応用力、そして運にかかっています。
しかし、運命は残酷です。
何回もやってきたバントシフト。
投げるコースで、バントの方向をある程度コントロールしたうえで対応する。
打球の勢いやランナーのスタートで、二塁で刺せるかどうかを判断し、だめなら最低でも一塁でアウトにする。
最終回のこの場面での二塁にランナーを置くことは避けたい。
しかも、ランナーは4番でそんなに足は速くない。
早めにチャージすれば、二塁はアウトになるはず……そんな思惑でピッチャーはバント処理に向かったはずです。
しかし、思いのほか打球の飛んだ方向が良かった。
バッターもピッチャー、サードの正面は避けたい。なるべく間をぬって、打球の勢いを殺したいという意図がありました。それが功を奏しました。
ルーズベルトゲームとなり、とったりとられたりの展開は、ピッチャーの体力筋力を奪っていきます。
知らない間に足にきていた。
ピッチャー、バント処理で、つまずいてしまった。
アウトをとれる計算が狂いました。
均衡が大きく動こうとする場面。
舞台は整いました。
会津球場の観客も会津工業の得点を期待してしまう状況ができあがりました。
大きく会津工業に針が振れています。
ここで、会津工業は打たなければいけない。
きれいなヒットではなくてもいいので、なんとかして点数をとらなければいけません。
反対に会津学鳳は、なんとかして、ゼロに抑えなければならない。
ここにも、意地と意地のぶつかり合いがあります。
ただ、この場面、工業に勢いのアドバンテージ、行け行けどんどんです。
いつもの倍以上の実力が出てしまう。
学鳳は、ここをなんとかして抑えなければならない。
ここに、野球の、ソフトボールの、チームスポーツの面白さが凝縮されています。
攻める方も守る方も選手だけでなく、お母さんお父さん、弟妹、ばあちゃんじいさん、家族、育ててきた指導者などとりまく人々の思いが詰まっています。
どちらも勝ってほしい。
しかし、勝つのはどちらか片方。
みんなの思いを感じつつも、選手は目の前のプレーをこなすことに集中しますが、思い通りにならないこともある。
ここぞ!の場面を制する。
これを多く積み上げていった方が勝者となります。
あの場面から、集中打で工業が学鳳を退けました。
終わってみれば、大差。
最終回まで、均衡していた両チームだったのに、なぜこんなにも差がついたのか?
私は、自分のチームにもそうですが、この「なぜ?」「なぜ、そうなったのか?」が1番気になります。
ここに、負けた原因があるからです。
そこを解決しないと、また失敗していまいます。
そうならないようにするには、どうしたらいいか?
常にその自問と分析、そして対策は継続しています。

ただ、選手たちは一生懸命にプレーしています。
当たり前ですが、エラーしようと思ってプレーしている選手などひとりもいません。
上手くやりたい、チームに貢献したい、自分がいい結果を残したい。
そのひとりひとりの思いがチームとして結集してぶつかり合う。
お互いに、上手くやらせたいところですが、そうはいきません。上手くいくのは、片方のみ。
勝つのは、ひとり。

そこを分ける分水嶺はどこなんだろうかと、20数年前考えていますが、答えは見つかりません。
思いの強さか?万全の準備対策か?選手の巧さか?そして、「運」か?
おそらく、その全てだと思います。
そして、その全てを達成するのは、およそ人間には無理だと思われます。
100%の対策などできない。
私はそう思ってます。
しかし、そうだとしてもそこに近づけようとする努力と行動は必須だと思います。
最初から、諦めている者に運命の女神は微笑んでくれません。
高みにいこうとする、努力と行動。
求めなければ、与えられない。
信じなければ、キセキはおきないし、訪れないし、手に入らない。

そのギリギリの場面で、野球の神様はどちらに微笑んでくれるのか?
表面張力は、どちらに味方してくれるのか?
味方してくれるためには、何をしたらいいのか?

実力ご拮抗した両チームを、残酷にも勝者と敗者に分けたバックスリーンを背に、「ふたちを分けた原因は何か?高田イーグルスには何が必要か?」、私は自問して帰途につきます。
2023の4月からアユキ世代となりました。
バッテリーを中心とした、どちらかというと守備のチームだと思っていますが、どう転ぶかはわかりません。
この年代の子供たちは、ガンガン成長していくので、思っていたことが、いい意味で裏切られることが、多々あります。

この世代は、去年の秋に県大会を経験しています。
勝つことをある程度経験している。
成功体験があるんです。
なので、勝利を渇望している。
上手くいっているときは、実力以上を発揮しますが、勝ちが遠のき、敗北が強くなってきた時に、恐ろしくもろい。
危うさを内包しています。
勢いと脆さの両面を持つ。
しかし、私はそんなに心配していません。
どちらも、彼らと彼女らの本当でしょう。
どちらであっても、そこからの少しでもの成長を促す。
それが、我々の役目です。
高校野球は、プレーの巧さを見るのではなく、人の成長を見るもの。
次男の高校の野球部の先生の言葉です。
それは、スポ少でも同じ。
どんな場面であっても、人は変わることができるし、成長できる。
私もそれを信じていますし、それを全力で見せてくれる、子供たちを応援したい。

さて、早いもので、明日はいよいよ総体の会津予選です。
アユキ世代、最後の全国大会への挑戦です。
今年の2月に彼ら、彼女らは大きな目標を掲げました。
そのひとつが、全国大会。
大きく夢を見ることができるのが子どもの特権です。
これがこうだから無理だ、ああだからできない。
できない理由をさがすのをやめましょう。
できないと思ったらできないんです。
成功した人の多くは、できると信じている。
たとえその可能性が限りなく低くても。

どこまで、いくのか?
どこまで、私たちを連れて行ってくれるのか?
さて、明日、決戦が始まります!

ひっそりと再開します

人って余裕がないと、人のことを見れません。
真剣に向き合うことができません。
そういう余裕と時間って、とても貴重なものだということを何年も何年も経験しています。

それでも、やはり子供たちと保護者と指導者のスポ少のことを書きたくなります。
だって、ノンフィクションでドラマがあるんですもの。
心を動かされる瞬間があるんです。


春は出会いの季節、いろんな場所で自己紹介をする場面があります。
先日も1人3分間の自己紹介がありました。
先の順番から出身地、やるべき内容、趣味、すきな食べ物などいろんな話題が出てきました。

さて、何を早そうかと思案します。
私の人となりを、みんなにどう伝えるか?
私が今までやってきたことは何か?となると、私には、やはり「スポ少」なんですね。

20年以上携わり、教え子も同じ職場に入るようになり、そして今もまだグランドに立っている。
なぜ、グランドにいるのかと、自分に問います。
なぜ、なんだろうと。
すると、出てきた答えは、
「人が成長していく過程に携わり、一番近くで見たいから」
これに尽きます。
「人」は、「チーム」という言葉にも置き換えることができるでしょう。
成長していく瞬間を一番近くでみる贅沢。
これは、どんな映画、漫画よりもドラマティック。
みんなにわかって欲しいとは思いません。
理解できる人にだけ、わかればいいんです。
何より、自分だけわかっていればいい。
間違いなく、私の生きるモチベーションのひとつ。
二本柳に集まる、今のメンバーも間違いなく、私が生きる理由のひとつだと言えるでしょう。
今はカナト世代からアユキ世代へ。
そんな彼らと彼らの保護者と熱き指導者のみんなと新しい船で、今年の大海へ繰り出すことにしましょう!

さて、どんな物語がまっていることでしょうか?
アユキたちをlookでもなく、seeでもなく、watchしていきます。
今年も面白くなりそうです。
だから、人生は面白い!




新人戦県大会は、高田イーグルスの挑戦は1回戦で潰えました。
負けた、負けたんです。
結果は結果として受け止めます。
しかし、この県大会が見せてくれた景色は、高田イーグルスにどう作用するでしょうか?

まず、ここ最近県大会という大舞台に久しく行っていなかったので、その舞台の大きさに対する高揚感が違います。
あと2つ勝てば、全国大会に手が届くところまで来ていました。
俺たちだってやればできるという、大きな自己肯定感が高田イーグルスを包んでいました。
さぁやったろうじゃん!と意気込む強さは普段の比ではありません。
だからこそ、いろんなことが頑張れた。
いろんな練習をしてきました。
一三塁のフォーメーション、実りませんでした。
バント、全部アウトにされました。
外角うち、ヒットはトウマの2本のみでした……
やってきたことが、積み上げてきたものが、例えその時には出なくても、必ず積み上がっています。
決して無駄ではない。
無駄ではないんです。
そう思っていた方が遥かに気分がいい。
結果がでないあまりに、過去のがんばりを否定することはないと思うんです。

今回のサッカーワールドカップの前のNHKのスポーツの特番で、日本代表のキャプテン、吉田選手が言ってました。
「グッドルーザー(良い敗者)は、正直、もういいんすよ!」と。
前回大会で善戦して負けた日本代表が、帰国した時に負けたのに褒め称えられた時、ふと立ち止まってみたときに、正直に思ったことなんだと思います。
良き敗者として褒めたたられるより、勝者になりたい。
ただの勝者になりたい。
本音だと思います。

なるほどなと思いましたが、グッドルーザーでもいいんじゃないかと私は思います。
もちろん、グッドユーザーに甘んじていてはなりません。
負けの原因を分析して、次に活かさなければいけません。
しかし、褒め称えられるだけのプレーをしたことに、少しは満足してはだめなんでしょうかね。
少しは、自分たち自身を褒めてもいいと思うんですよね。
甘いか?
甘いのかもしれません。
ここが、私の最後の最後で負ける要因のひとつなのかもしれません。

試合に負けた後に、団として大きな旅館にみんなで泊まりました。
私もかつては小学生、昔みんなでスキー合宿で泊まったことを思い出しました。
チームメイトと保護者、指導者みんなで同じ飯をくって、ゲームは禁止なので、枕を投げたり、他愛もないことでゲラゲラ笑ったりしたことを今でも覚えています。
これも、県大会に来られなければできなかった経験です。
スポ少をやっていなければ、結びつかなかったかもしれない面々。
スポ少という触媒が、みんなを結びつけています。
飲み過ぎて、あんまし覚えていませんが、あんなに車座になって、いろんなことを話したのは、何年ぶりでしょうか。
何を話したかは、そんなに覚えていませんが……
ひとつ覚えているのは、夕食のバイキングの際にうるさくて、かなり注意されたこと。
団をあげて、調子に乗ってしまいました。

調子にのったといえば、思い出します。
スポ少の指導者をはじめて駆け出しのころ、確か最初のころ、柳津の御霊祭りソフトボール大会で、当時の旭スポ少でしたが、その大会では、参加賞として、柳津の無料温泉券がもらえました。
1回戦でそうそうに負けた我々は、汗を流しに月見が丘温泉にいきました。
午前中の早い段階だったので、ほとんど貸し切りでした。
雄大な只見川をみながら、早々の1回戦で負けてありあまってる体力を温泉にぶつけます。
お湯を掛け合い、飛び込み、バタフライ。
貸し切りだと思っていた20歳前半の若僧の私も、子供たちと一緒になって騒いでいました。
ところが、おっかないおじいさんの一喝で、シーンとなりました。
なんだお前たち、どこの子供だ?
責任者は、誰だぁ?
との怒声で怒られます。
責任者は、一緒に遊んでいた私です、と手を小さく上げたことを思い出しました。
今回も泊まりもそうですが、調子に乗って、ご迷惑をおかけしたことを、お詫びします。
ごめんなさい。
自制を促す立場にありながら、一緒になって、怒られる……
他人様に迷惑をおかけしている以上、
立場がありませんね。
二十数年たっても同じことをやっている。
またまた、進歩がありませんね。
ここは、反省します。

反省もしますが、せっかく来たからには、やはり楽しまないと。
基本的には、どんな場面でも、楽しみをほどよく、ほどよく見つける必要があると思うんですよね。確かに、今日は負けはしましたが、今回の泊まりは、今年今まで、頑張ってきた、選手をはじめ、家族、指導者みんなへのごほうびだと思っています。
だから、大いに楽しんで、いい想い出にしたらいいんです。















執筆中
去る11/5、県内の16チームが、全国大会への2つの切符をかけてぶつかるこのトーナメント。
高田イーグルスは、県中郡山市の大島スポ少さんとあたりました。
結果は、0:4で一回戦敗退。
アユキ世代の最初の全国への挑戦は、露と消えました。
負けた原因はいくつかあります。振り返ってみましょう。

まずは守備でリズムを作ってから攻撃に転じるというキャプテン、アユキの思惑通り、大島さんの先攻で始まったこの試合。
こちらの思惑通り、4回までは、バッテリーとバックの守備がほぼ完璧に相手打線を押さえ込みます。
毎回三人で切るパーフェクトな抑え、エースミソラの調子も回をおうごとに良くなってきている感じさえしました。
ピッチングのバロメーターである、ボールの数が少なく、追い込みも早い、ボールが先行してもすぐにストライク、ファールで立て直します。
トウマの配球もフレーミングもいい。
4回までの守備の流れを見る限り、完全にイーグルスのペースとなっています
経験者ならば、みんなそう思うはずです。
そして、一方でもうひとつの疑問も生まれます。そこまで、完璧に抑えながら、なぜ負けたの?と。
ここが勝負の面白いところで、高田イーグルスの攻撃も押さえ込まれていたからなんです。
守備で完璧に抑えながらも、こちらも押さえ込まれていた。
しかも、2回もすんでのところまで行きながら、あと少しをとれなかった。
得点チャンスを先に作りながら、先に得点できなかった。
勝負所を逸してしまった。
ここが、今回の高田イーグルスの弱さで有り、負けた原因の大きなひとつとなりました。
初回は三者三振に切って取られますが、2回に先頭の4番トウマがヒットで出塁します。
盗塁を絡めながら、スコアリングポジションの形をつくります。
無死二塁で、5,6,7の打順。
普通にやれば、得点できるチャンスが来ました。
普通にやればね。
ただ、この普通にやるということが、恐ろしく難しい。
長打力があるミソラを迎えますが、打率は恐ろしく低い。
大島さんのエースもギアを上げてきました。
そして、ここぞの場面で精度のいいコントロールを発揮してきます。
ここです。こういうところが、県大会に来るのにふさわしいチーム。
要所を抑えるということを、エースがしっかり分かっています。
対する、イーグルスの5番のミソラ。
ここで、どうすれば得点できるかという工夫が打撃に見えません。
この場面は、最低でも内野ゴロでランナーをサードに進めることをめざさなければ、チームバッティングになりませんが、あえなく三振。
当ててくれればラッキーぐらいの感覚でしたが、三振することを予想して、二塁のトウマには盗塁を指示。
悪いながらも、三振三盗で、1死三塁とし、イーグルスの得点パターンを作ります。
先に好機を高田イーグルスが作りました。
この場面は、パスボール、内野安打、タッチアップ、いろんな戦術で得点ができるパターンです。
そして、この打順ならば50%以上の確率で得点できると私は判断しています。

迎えるバッターは、後半にヤマ場が来るとふんで、打順を下げておいたユウシン。
手堅くバントも頭をよぎりましたが、ユウシンならば三振することはなく、最低でも内野ゴロは打ってくれるだろうという期待をこめて、打席に送り出します。
いきなりバントのサインを出しても行けるでしょうが、ここ最近はバント練習もしていません。
慣れないことをさせるよりは、打たせるに集中したほうが、確率は高いというのが私の分析でした。
しかし、振りが鈍い。
あえて遅くしている振り方ではありません。
それでも当てる技術はもっています。
スピードに対する選球眼もある程度あるので、見極めもできるだろうと思いましたが、大島さんのエースも追い込みを早くしてきます。
最後は、力のあるボールを外角にきちんとコントロールして、空振りを取られました。

二死三塁となり、バッターは指名打者のハル。
スピードボールに対する反応をみて、リツの所に起きました。
ハルは、トウマの後、間違いなくチームのバッティングをリードする存在になることでしょう。
3年生ながら、打席に入ったときの落ち着き、準備ができています。
何より、どんないいピッチャーに対しても、臆することなくバットを振り抜く意思の強さを持っています。
びびらない。
ここが、ハルをこの打線のこの打順に置く理由です。
しかし、二死となり、大島さんのエースは心理的な余裕がでてきました。
コースを散らして、最後はズバッときて、空振り三振。
高田イーグルスの主軸、5,6,7を三振に切って取られてしまいます。
先に先制のチャンスを、絶好の打順で迎えながら
得点できなかった。
このことが、のちのちまで響くことになります。

しかし、なんでしょう。
後手を踏んでいる感じが、違和感となり、ザラザラした舌触りのようないやな感じを拭いきれません。
いつもならば、想定した複数のパターンの1番いいところとはいかないまでも、それなりのところを引いてきますが、今回は、悪いところばかりを引いてきます。
そして、最後にもうひと押しができない。
この気持ち悪さ。
簡単にやらせてくれない、さすが県大会と言うべきでしょうね。
ここは、我慢です。
こういう試合に不慣れなイーグルス。
先に崩れてはいけません。
我慢比べ、こういう時こそ、当たり前のことが当たり前にできることが求められます。
それを、強さと呼ぶのだと私は思ってます。
それが、できないと強くなれません。

ミソラとトウマのバッテリーもそれを理解しているようです。
下位打線では省エネピッチング、早い追い込みをこころがけ、守備でリズムをつくり、バックの援護を待ちます。

攻撃に変化が必要だと感じたので、下位打線は思い切ってオールバントの戦術。
しかし、大島さんのエースのフィールディングが抜群にいい。
サード線に転がしても、なんなくアウト。
なんなくではないんです。
みんな結構上手いバントをいいコースに転がしています。
ナイスバントと高田イーグルスのベンチが思っても、ファーストベースぎりぎりのところでアウトになってしまう。
いつものバンドが決まらない。
彼のオールレンジでバントに対する素早い守備前にバント死の山を築かされます。

さて、打てない、バントができてもアウトになる。
どうすりぁいいんだと思案をしていますが、こちらも相手を抑えています。
こりぁ終盤にヤマ場がくるとふんで、我慢比べを覚悟しました。

イーグルスも抑えていますが、大島さんもおさえている。かっぷりよつの状態となりました。
しかし、試合展開からいって、攻め込んでるのに本丸がとれないという、精神的落胆からくる消耗が激しいのは高田イーグルス。
その消耗がレッドゾーンにいくまえになんとしても先制てんをとって、後攻のアドバンテージをとってプレッシャーを与えたいところです。

ほころびは、いつも突然やってきます。
終盤に近い5回の表、パーフェクトに抑えていますので、先頭の4番を討ち取って1死、この回もいい出だしだぞと喜んでいると、バントが来ました。
バント対策として、サードには動きのいいユウシンを置いています。
こちらも対策には抜かりはない。
しかし、このバッター、大島さんのエースなんですが、バントも上手い。
正面は狙ってきません。
そして、ユウシンの前進の猪突を狙って速いバントで間を抜いてくる。
いつものユウシンであれば、なんなく裁くところでしょうが、反応が遅い、抜かれてしまいます。
ランナーを出してしまいました。
そしてここからが、大島さんの凄いところ。
さっきのバントを含め四連続バントを敢行して、全て前に転がすという快挙。
ツーストライクになっても、その方針は揺るぎません。
こちらのバッテリーも手を子まねているわけではありません。
厳しいコースを突きますが、ことごとく当てられる。
これは、運も味方していますねえ。
これが、勝負のあやというものです。
いくらペースを主導していても、一瞬で逆転されてしまう、怖さ。
さっきまで、こちらのペースだったことが、昨日のことのようです。
25000の今川義元が桶狭間で、3000の織田信長に敗れる時、今川義元もそう思ったことでしょう。
勝負所を抑えられた。
4番からの五連続バントをくらって、2点をもぎ取られてしまいます。
精神の安定が、1番のモチベーションであるミソラの牙城を崩すには十分の攻撃でした。
そして、その崩れゆく牙城をバックも支えられない。
バント処理で討ち取ったあたり、送球が少しそれました、ファースト、リツが捕れない。
その他にも小さなミスが連発します。
当たり前のことが当たり前にできない、弱さを露呈します。
この回、何回アウトを取ったことでしょう。
貧すれば鈍す。
悪い方向に少しずつ引き込まれていく、この流れを食い止める勇者が出てきません。
こうなる、とたんに弱くなるのが高田イーグルス。
それでも、エースミソラがなんとかファーボールを出さずに、我慢強くバックに任せます。
味方にミスが連発しても、なんとかファーボールださないようにするメンタルの強さが出てきたと思います。
それでも、泣いています。目が真っ赤です。
頭の中は、「みんなもうちゃんとやってよぉ~」で一杯でしょうが、それをなんとか表面にださまいとしているのが、よく分かります。
ミソラはミソラなりに心に整理をつけようとしています。
ぐっと歯を食いしばって、マウンドを守ります。
みんなが下を向こうとしている。
こういう時に、声を必死に出すのは決まってアオトです。
試合になると、いつも彼の声はかすれています。
おそらく選手全員も声は出しているでしょう。
しかし、こういう時に、聞こえない小さな声ではだめなんです。
当たり前のことができなくなっている。
だこらこそ、いつも以上が求められます。
声だけでは、上手くいくことも、勝つこともできないでしょうが、声がなくては、いいプレーはできず、結果勝つこともできないと私は思います。
そして、アオトの声は誰かに言わされている声ではありません。
自分が本気でなんとかしようと思っているからこその声。
だからこそ、みんなに響く。
崩壊しそうなミソラをセカンドから援護しています。
アオトの声に表されるように、少なからず、みんなそう思っている。
なんとか全軍崩壊は食い止めます。
しかし、このミスから始まった2点は大きい。
たらればになりますが、きちんとプレーしてれば、与えることのなかった点数です。
取られたからにはとりかえすほかにない。
イーグルスの攻撃は5、6、7の三回。一点ずついけば、追いつけない点差ではありません。

5回裏は、ユウシンから。先ほどの振りを見て、捉えることは難しいと見ます。
ユウシンの技術ならば、バントは成功するかもしれない。
しかし、またしてもオールレンジのナイスフィールディングに阻まれます。
続くハルは、追い込まれながらファールで粘りますが、最後は三振に切って取られる。
ソウスケも三振で、大島さんペースで試合は終盤に進みます。
6回表は、2番からの好打順。ここで追加点は許してはいけません。
先頭を三振に討ち取ります。3番もショートゴロ、アユキ、キューバ人の取り方を封印し、確実性のある捕球を心がけています。
4番もファーストゴロに討ち取って、三者凡退。

6回裏、ラストバッターのハルトからの上位につなぐ打線に、期待をつなぎます。
この回しかないでしょう。
ハルトがでて、一番からの上位で逆転する。
その絵は頭にきちんと浮かんでいます。
しかし、ハルトは三振するも、アユキが選球眼を活かしてファーボールを選びます。
パスボールの際に、二塁へ、ん?ポロッたか?
オーバーランがでかい。
アユキ、あきらかに三塁を狙っています。
よどんだこの流れを打開する1点が今は欲しい。
アユキなりのチャレンジだったのでしょう。
三盗をこころみますが、挟まれて憤死。
暴走と好走は紙一重。
セーフになれば好走、アウトになれば暴走となります。
しかし、今回はあきらかに暴走。
この点差、この打順であれば、ここは待つべきでした。
ただ、なんとかしたいというアユキの闘志は伝わりました。
こういう勝負の綾となる所の見極め。
アユキは身をもってわかったことでしょう。

つづくマナトもファーボールとなり、あまり無理をしなくてもよかったな、という後悔がよぎります。
マナトを一塁に置いても、点は入りません。
スコアリングポジションのカタチを狙います。
アウトになったとしても、3番のアオトからの打順。
ここは仕掛けます。
いけ!と
マナトも盗塁の意味がわかってきました。
最初はサインもわからず、滑り込みもわからなかった。自分が置かれている状況を理解できなかったというのが本音でしょう。
しかし、今のマナトは違います。
自分でセンター2番というポジションを勝ち取りました。
県大会のこの状況で、今なぜ盗塁のサインが出たかを理解して、動いています。
能動的に動くことは、受動的に動くことよりも強いと私は思っています。
我々の意図を汲んでチームとして動いている。
ここにマナトの成長を感じます。
この成長を見るときに、センターのマナトの後ろに位置取るヒロカズコーチを思い出します。
守備のスタートの切り方、守備位置の捕り方、バッターへの心構えなど、おそらくマナトに教えていたはずです。
その成果が少しずつ試合や練習でも目に見えて上手くなっていることを、マナトはプレーで証明してきました。
レギュラーを勝ち取ったのは、バントによる打撃だけではなく、きちんと計算できる守備が大きく作用しています。その後ろにはコーチの影がついている。
マナトだけではなく、選手全員がそれぞれのコーチのいろんな角度からのアドバイスと情熱に支えられています。
そんなマナトが、ここで決めなければならないという盗塁を見事に盗塁を決めました。
よし!よくやったマナト!と心の声。
まだ、マナトに対して「見事」という形容詞は早いのかもしれませんが、二死二塁のスコアリングポジションを作って3番のアオトに託します。

さぁアオト頼むぞ!チームに勢いを与える1点をもぎ取ってくれ!
ここが勝負どころと踏んだのは、イーグルだけではありません。
大島さんのエースもトップギア。
コースうんぬんよりも、気合の入った球でねじ伏せにきます。
アオトも、フンッと気合の入ったスウィングを繰り出します。
五分と五分、ツーツーの平行カウントになりました。
0:2で一点が欲しいイーグルス、やりたくない大島さんの意地と意地のぶつかり合いの決着は、エースがアオトを外角でねじ伏せました。
打てないくやしさに涙を漏らすアオト。
まだ終わってないぞと声を掛けるヒロカズコーチ。
その通りです。
まだ、終わっていない。
ゲームセット、もうやめろと言われるまで試合は終わっていません。
試合の途中で泣くということは、自分の、自分たちの負けを認めていることになります。
そんな精神状態でいいプレーができるでしょうか?
もう一回立ち上がれと、這い上がってこいとコーチは言ってるんです。
私もそう思います。

そしてさらに残酷なことに、最終回の7回表は、アオトのセカンドエラーから始まりました。
そして、また泣くアオト。
傷口の塩を塗るような状況でも、泣くな、下を見るなというコーチの声はやむことはありませんでした。
そうなんです。
このあきらめの空気、ムードはおそろしく伝染しやすい。
精神が崩壊しそうな時こそ、誰かが踏みとどまってチームを鼓舞しなくてはなりません。
まだだ、まだ終わらんよという気持ちの奴らを作らなければいけません。
何がきっかけで、また闘志を取り戻すかわかりません。
我々が最初に試合を捨ててはいけないんです。最後の最後まで選手全員を信じなくては、コーチのあの声はでません。
しかし、いったん崩れた流れの連鎖を止めることは難しい。
最終回での追加点は、万死に値します。なんとしても避けたい。
それもまたプレッシャーになったようです。続くバッターをファーボール。
下位打線なので、ストライクを入れておけばアウトがとれる打順なんですが、テンパっているミソラには、おそろしく至難の業になります。
三振をとるもののパスボールも絡んで、1点を献上。
1点は重いが、まだ1点だ・・・
8番もピーゴロで二死まできました。
点差は3点ならばワンチャンスでいけると自らを鼓舞して、選手も鼓舞します。
あとワンナウト。
しかし、ここで9番をファーボールで出してしまします。
二死1、3塁。
いままでやってきた練習を振り返る時間です。
このフォーメーションは、今年の守備体形のトレンドではないでしょうか?
そして鬼門でもある。
今回もひっかけました。サードランナーがでている。
よし。
が、しかし、カットに入ったミソラがサードに悪送球・・・
この場面、何回見てきたことでしょうか?
決定的な2点目が入ります。
自分のミスでの失点は、ミソラをどん底に落とすには十分のプレー。
思うところはありますが、反省するのは試合のあと、ツノダコーチの格言を思い出して、タイムをとって落ち着かせて、もう一度前を向きます。
パスボール・・・
3点目・・・
最悪の逆流の中をバタフライをして押し戻されている感覚です。
しかし、それでもあきらめない。
大丈夫、大丈夫だと言い聞かせて、次のプレーに集中させます。
1番バッターをキャッチャーフライで、トウマが大事に捕って、最終回の長い攻撃が終わりました。
0:5
満塁ホームランでも逆転できない状況を最悪というのでしょうが、何が起こるかわからない。
可能性は限りなく低いでしょうが遅々とした歩みを止めてはいけません。

5点を追うイーグルス最後の攻撃は、トウマから。
快音はとおざかっていますが、初球を思い切り引っ張ってツーベース。やっとこさ、県大会でヒットらしいヒットが生まれます。
ひとり気を吐いている。イーグスルのヒットは、トウマの2本のみなんです。
本当は、トウマの前にランナーがいる展開を作りたいんですが、そうはさせてくれません。
むしろ先頭バッターは自由に打たせていいという感覚なんでしょう。

こちらは5点を追いつかなければならない。小細工はできません。打たせることしかできません。
こうなると選手は、自分でなんとかするしかありません。
ここまでくると、技術よりもその選手の精神力にかかっています。
しかし、その精神力を覆いこむように、相手の余裕が上回ります。
1点なんぞ、痛くもないという大量リードを背景に、相手エースはバンバン追い込みを速くします。
五点リード許したエース、味方のミスや孤立無援も確かにありますが、それをひっくるめてなんとかするのがエースってもんです。
いろんな理不尽、不条理を請け負って最後は、そこに打たせた自分の不甲斐なさとして整理ができるか?
ここがミソラの今後の精神的なおおらかさ、大きさのカギとなりそうです。
それにしても、今は涙を浮かべているミソラ。
まともに打てる訳なんてありません。 
ミソラ、行けるのか?と問うと、
びけまふ(行けます)と涙声、目は真っ赤、
いけるわけねぇべと思いつつ、自分自身を奮い立たせる言葉を吐くミソラに期待します。
もしかしたら……
一打に可能性を秘めるバッターがこの高田イーグルスに何人いることか?
さぁミソラ、がんばってこいと送り出します。
これもいい修行、うちのエースが行けるって言ってんだから行けるべという、気迫のみのルール。
しかし、その気迫はも、相手のエースの気迫の前に三振。
トウマを返せません。
続くユウシンもセカンドゴロ。
本来であればこの三人の打者は、白獅子で三連続ホームランを打った三人です。
その三人でも点が取れない……
そして、最終回という焦る状況、八方ふさがり、誰もが諦める条件がそろっています。
その時の高田イーグルスはどうだったか?
胸を張って、いいチームと言えたでしょうか?
そこに、この試合の結果があると思います。
そして、そうさせた最たる責任は、監督であるの私にあります。
全国大会を狙う大舞台の初っぱなに、この散々たる状況。
何が悪かったんだ?
どこで間違えたんだ?
どうすればいいんだ?
何が足りなかったんだ……
あと1人を残して、なぜだ?どうしてだ?の反省モード。
反省してしまっていますね。
反省するこということは、負けを認めるということです。

最後のバッターとなるハルも素早く追い込まれました。
最後はボールを振らされて三振。
ハル、全力のスウィング、いい三振でした。
ゲームセットとなりました。

カナト世代の後、新生アユキ世代の高田イーグルスの全国大会へのチャレンジはここで潰えました。
壁の高さを感じたというよりも、自分たちのプレーがまずできなかった。
全力を出すどころか、まず豪快に自分ですっころんだというところでしょう。
実力をださせてくれなかった、大島スポ少さんのほうが強かったということです。
全力を出させることができなかったから、悔しい。
ミソラは、泣いています。アユキをはじめみんながっかりしている。
私は、泣くという感情がいっさいでませんでした。
今回は、ダメだった。
どこをどうしていくか?どうすればいいか?
バントはできるようになりましたが、それはできるというだけ。
その上の「質」を求められるレベルに来ました。
大島さんのエースのオールレンジのバントに対するフィールディング、普通にやるバントだけでは、県大会では通用しないことを教えてくれました。
いいバントなんですが、こちらのバントがことごとく封じられる。
で、あればどうすればいいか?技術を磨いていくしかありません。
先のことばかりを巡らせています。悔しさを未来に転化している。
この子たちならば、できる。我々ならばできると覚悟を決めました。
そして、この子たちともう一度、この舞台に戻ってこようと誓いました。
大丈夫、お前たちならば、きっとできる!という可能性は、涙になりえません。
むしろ、この先の対する闘志でしかない。
だから、泣いている暇なんてないんです。
ただ、いいところもあった。
ミソラとトウマのバッテリーは、県大会でも通用します。
このバッテリーを中心とした、守りからリズムを作って、少ないチャンスをものにするチーム。
これが高田イーグルスの理想形だと私は思っています。

この子たちは、私たちを県大会という大舞台に連れてきてくれました。
県大会に来たのは、ソウゴたち以来です。
その時、レフトを守っていた、ミソラが今はエースとなってマウンドにいます。
何回も何回も跳ね返されたっていい。
挑戦して、一歩一歩子供たちが進んでいく姿に、我々は彼らの成長を確認します。
今回はまた跳ね返された。
でも、何回でも何度でも、私たちは挑戦します。

さぁゆけ、高田イーグルス!









指導者の資格要件が変わり、毎年の更新ではなく、四年ごとの更新なり、内容も変わるそうです。
その講習会での筆記の課題が3つ。
ひとつめが、「めざす指導者像とは?」
ふたつめが、「指導において暴力、ハラスメントがなくならない理由は?また、根絶する方法は?」
3つめが、「今のチームの現状と課題、改善する方法、対策は?」
が、課題として出されました。
普段思っていることを、可視化することは、具現化へ向けてのいい機会なので、下書きもかねて、文章にしておこうと思います。こういうアウトプット、大事だと私は思ってます。

ひとつめが、「めざす指導者像とは?」

私がめざす理想の指導者とは、「いい人」を育てる人である。いい人間にならなくとも、まともな人に育つ一助となる指導者である。
ゴミが落ちていたら拾う人、困ってる人がいたら助ける人、状況を判断して、目標に向かって仲間と協力して取り組める人、当たり前のことを当たり前にできる人が、育つきっかけとなる指導や環境を整えていく人がいい指導者であると思う。
その課程をソフトボールというチームスポーツを通して、実践していく。
ソフトボールには、状況判断、ケースバイケースの動き、ルールの解釈など、現実社会で必要とされる総合的なコミュニケーション能力が育つ条件がそろっている。
ソフトボールをやるからには、そういった能力が必要となるからである。
なので、いい選手にはそういった能力が自然と備わっていく土壌が培われていくと思う。
反対に言えば、それができる選手がいい選手になっていく可能性が高い。
いい人間、まともな人とは、ソフトボールでいえば、いい選手、グッドプレーヤーを育てていくことと同じである。
そして、そのグッドプレーヤーに、出会い、彼らを育てる指導者をグッドプレーヤーと呼ぶのだと思う。

人は人と関わることで成長していく。
書物や映像によっても、成長はしていくと思うが、本当の人の成長とは、やはり人と人とのコミュニケーションによって、成されると思うし、そうであって欲しいと願う。
毎回の練習の中で、その子の成長に気づき、その子に届く言葉で伝えていくことを、何回何回も続けていくこと、言い方を変え、言うタイミングを変え、腑に落ちるように仕掛けていく。
そうすることで、自分で考え、自分で動くことができる選手が育っていくと思う。
自主性こそ、成長の種。
自主性こそ、本当のスポーツの面白さ、本質を知るために最大のツールであり、最大の武器にもなり得ると思う。
好きこそものの上手なれ。
自分達が好きで、渇望してプレーをするように仕向けていくことこそ、選手の自発性を成長させていくプレーヤーズセンタードになる。
そういうチームの選手の顔は、いい顔をしてるに違いないし、そういうチームは、おそらく指導者も保護者も楽しんでいるはずである。プレー事態もそうであるが、スポーツをしている時間を共有し、同じ空間にいる一体感に酔いしれる。
この一体感こそ、スポーツの真髄であり、楽しさの源ではないだろうか?
スポーツにかかわる人々、みんなの人生を豊かにしていく。
高田イーグルスが、そうであってほしいと願うし、そうなることを目指していく。

しかし、そういった環境を整備していくことは、ひとりの指導者ではできないと思う。
ひとりの人間にできることには必ず限界がある。
最近になってつくづく思うが、指導者もチームであたったほうが、子供たちのためでもあり、保護者のためでもあり、我々指導者自身のためになると思う。
たくさんの温かい目、時に厳しい目で観察し、見守ること。
一定の規律や統制は必要だと思うが、それでは面白くない。
ルールの中に、自由と創造性、面白さがあってほしい。人間臭さに魅力を感じる。
いろんな見方や方法があっていいし、その多様性をプレーや姿勢に反映できるチームが、楽しんで勝つチームだと思う。
私は、そういう強さに憧れる。
だからこそ、ソフトボールや野球などこういったチームスポーツの中でこそ、子供たちには育って欲しいと思う。
その傍らには、我々指導者がいるという安心感。
地域への部活の移行も提唱されてきている。
我々、スポ少の指導者も、子供たちを育てる受け皿としてチームであたる時期がすぐそこまで来ている。
勝利至上主義の再考、教師の働き方改革、いろいろな問題課題があるが、それは過去にもあったことで、現在も未来にも、また別な課題や問題は存在するはずである。
ただ、一点ぶれないことは、スポーツは楽しいということ。
そのスポーツの楽しさを最初に教えることができるのは、家族であるかもしれないが、我々指導者であるという可能性もあること。
第一線で、スポーツの楽しさに導くのは我々の役目だと思う。
指導者もひとりではなく、チームであたること。
ひとりの面白さではなく、いろいろなコーチの角度の違った面白さ。
ここに、いろんな個性を持つ子供たちの才能が開花する可能性がある。
今の世の中、地域に求められるべきは、グッドコーチの集団である、「グッドコーチャーズ」であると私は思う。
今の高田イーグルスはそうなりつつあることが、うれしい。
いい人を育てる。いい人材を育てることを楽しむ。
これまで、関わってきた多くの指導者がそうであったように、スポーツを通して、地域を変えていく。その可能性に、できる範囲で、私は私のライフワークをかけていく。


以上


ふたつめが、「指導において暴力、ハラスメントがなくならない理由は?また、根絶する方法は?」

立場の優位性の勘違いが、暴力、ハラスメントがなくならない原因である。
指導の場において、教わる立場は、どうしても立場が弱くなる。
反対に教える立場は強くなる。そこを十分にわきまえないと、行き過ぎた指導になり、暴力と斗わえられる場合が出てくると思う。
熱心で、情熱的な指導者ほど、良い結果を残すために、その沼にはまる傾向があると思うし、そういう指導者も過去に見てきた。
自分にもその可能性があることを忘れずに、選手たちと向き合っていきたい。
根絶する方法としては、チーム全体で、暴力、ハラスメントは絶対に許さないという断固たる姿勢を見せることと、複数の大人の目による、いい意味での監視が必要である。
いろんな意見が言いやすい風通しのよい環境づくりと、指導者の資質を忘れない、定期的な研修の受講も対策のひとつになると思われる。

以上



3つめが、「今のチームの現状と課題、改善する方法、対策は?」


3つめについては、このブログ自体が現状の吐露と、対策をねる私の備忘録となっているので割愛します。
こういう信念やポリシー等は、思っていてもなかなか言葉や文章にはしないものです。
しかし、こういうのって大事だと思うんです。
自分が何を考えているかを客観視することで、考えがさらにまとまり、もっといい考えがでることが多い。
だから、私はこういう作業が嫌いではありません。
人にものを教えるという立場である以上、明確なものがなくてはならないと、私は思うからです。
私はですよ。
そんなの必要ないという人もいるでしょう。
ブルースリーのように、理屈の思考よりも、フィーリングが大事だという人もいるのも事実。
どちらが正解なんてないんですよね。
だから、私は私のやり方で、アウトプットをしていくことで、自分の足元をこの先も照らしていこうと思います。






いわきの空は夏ではありませんが、彼らの戦いを見ると「夏」と表現するほかにありません。

ここはいわき新舞子。
舞台は2022県内選抜大会。
戦う相手は、地元いわきのレッドスターズ。
我々は14人、相手は9人の戦いとなりました。



執筆中
6年生最後の大会だった坂下ライオンズ杯、第2試合、坂下ヒーローズ戦は、3:5で敗れました。
要所を締められない弱さ、これが敗因です。
負けの原因は、分かっています。大まかには。
この大まかになるには、それまでのいくつかの細かい課程を踏んできています。
大ポカは、その小さなミスが重なって起きるものです。
ミスには、どうしようもないミスと、防ぐことができたかもしれないミス、このふたつがあります。
前者は、最大限、できる限りの準備と警戒をしたうえでのプレーの結果であり、ミスとは言わない、言えないと思ってます。
しかし、後者はそうではない。無為無策、準備や警戒なしの悪い結果、それを称して「ミス」といいます。過去の経験から学ばない者、未来を予測できない者、考えない者、運のない者にそのミスは訪れると思っています。
試合中、ずっと気を張って、集中を継続することは難しい。子どもなら、なおさらのことです。
どうやっても、抜ける時、魔がさす時があります。
簡単なプレーなのに、全員が疲れていて、声が出ない時、指示がない時、そんな時にミスはやってくるんです。
今回の坂下戦もそうでした。
普段通りプレーすれば、なんでもないプレーが、できない。
何回もいいますが、そこが弱さなんです。
そこを自覚しなくていけません。
その弱さの自覚、今年の6年生にできたかどうかを振り返ります。
今年の6年生、嫌というほど自覚したと思います。ミスと三振とエラーの山。
白獅子の代表決定戦で負け、最後の試合でも負けた。
一般的な結果の分析から言えば、負けは負けです。
そして、選手ひとりひとりのチームに対する貢献度が低かったと言わざるを得ない。
だから、負けたんです。
結果的に負けた。
負けることは、悪いこと。
情けないこと、カッコ悪いこと。
そう思っていました。
だから、負けたくない。
勝ちたい。
昔は、そればかり考えてきましたが、ある時からそんなことはどうでもよくなってきました。
勝っても負けても、その価値を決めるのは、結局、自分たちであり、自分なんです。
周りからいくら、ちやほやされようが、
反対にケチョンケチョンにダメ出しされようが、
その結果を、そしてそこまでの課程を評価するのは、最終的には、自分なんです。
最後は自分の中にどうやって落とすか?
どうやって、腑に落とすか?
ここが大事なところ。
誰がなんと言おうが、最後は自分で決めていい。
勝ち負けにこだわることもいいでしょう。
勝ち負けの結果に至るまで、準備をしてチャレンジをした自分を褒めてもいい。
要はなんだっていいから、自分を肯定できるか?
ここにかかっています。
だから、大事なのは自分を信じてやること、最後はここなんですね。
そして、それを自信といいます。
失敗していいんです。
ミスっていい。
負けたっていい。
優勝しない限り、ほかのすべてのチームは負けているんですから。
たいていのチームは失敗して、負けてるんです。
しかし、大事なのはここから、
この失敗があったから、このミスがあったから、この負けがあったから、次の成功につながり、勝利につながったと言えるように、すぐに前をむきましょう。
だから、泣いている6年生をはじめ、選手みんなを顔を見渡して、言いました。
負けた。ミスった。打てなかった。
6年生は、小学生最後の打席があんな中途半端なスウイングでいいのかと問いました。
お前ら、あれで悔いは残らないのか?と。
でも、過ぎた時間は決して戻ってこない。
わかっていて聞きました。彼らに次がないことをわかっていて問いました。
泣いて、悔やんでもいいが、そんな暇があったら、次へいけ。
6年生は、ソフトボールは最後で、次は別な何かになるかもしれないが、次につなげろ、と。
みんなの顔を見渡します。
泣いているやつ、ぐっと口を結んでいるやつ、下を見ているやつ、選手のいろんな表情を見渡しますが、ハルトのところを見たときに、私の中の感情のダムが崩壊しました。
悔しさに涙をこらえられないハルト、この試合彼は反撃の時にバントを決められず、さぁ追いつくぞと意気込んだ、最終回で自らのエラーでとどめとも言うべき失点になった二死からのサード悪送球をしたことを、心から悔やんでいるようでした。
俺があの時バントをきめていたら、
俺があの時、ちゃんと投げていたら……
ハルトの性格上、人一倍、自分を責めていることでしょう。
それが涙となって、悔しさをにじませて、私を真っ直ぐに見ています。
その視線に、私は耐えられなくなりました。
そこにきて、悔しさをかみしめている6年生の三人をみる。
こいつらに挽回の機会が無いこと、
そしてこいつらと一緒に肩を並べて戦えないことが、たまらなく寂しくなりました。
泣く予定ではなかったのに、いままでの想い出とともに、次から次へとあふれてきます。
何より、このチームでもう戦えないことがたまらなく寂しい。
カナトのはにかんだ表情、チヒロの背伸びした笑顔、キヒトのへっぽこスライディングがもう見れない。
強くはなかった。
強いチームでなかった。
しかし、だからこそみんなががんばって努力をしてきたと思います。
総体、白獅子代表決定戦、じげんカップ、そして最後の坂下ライオンズ杯、強くはないからこそ、いろんな、努力を積み重ねてきました。
そして、まだまだ足りないぞ、お前らはもっともっとできるぞ!という結果で終わる。
実力を出し切ったとは、だれも言えないでしょう。
しかし、これも結果です。
そして、事実です。
受け入れて、次に進みます。
カナト、チヒロ、キヒトの三人は高田イーグルスという船を下ります。
彼らはまた、彼らの船を探し、別な世界に旅立って行くでしょう。
いままで何回何回も、一緒に苦楽を共にしてきた選手を見送ってきた風景です。
何回やっても、ここだけは慣れないものです。
慣れたくない。

彼らの人生にどれだけの関わりをもてたかは、今の段階では、わかりません。
そして、そんなのは分からなくていいと思っています。
彼らの中の構成する成分に、高田イーグルスは必ず何パーセントかは入っているはずです。
この先、いいことも悪いこともたくさんあるでしょう。
野球やソフトボール以外の面のほうが多いでしょうね。
その都度、高田イーグルスでやってきたことが、彼ら三人を助けてくれると私は信じています。

このチームが始まった時に、カナトは言いました。
「楽しくやりたい」と。
彼ら三人はどの「楽しさ」に行きついたのか?
おそらく、この楽しさの捉え方で、彼らの生き方が変わってくると思います。
興味もありますが、彼らの旅はまだ道半ば、この後変化することもあるでしょう。

そして、柳津の空を見上げ、私は毎年やっていることを自問します。
俺は、彼らの役に立てたのだろうかと。
この問いには終わりはありません。
しかし、答えのヒントが彼らの表情の中にあります。
それが、私にとっての羅針盤。
この羅針盤は、新しいクルーとなった船でも役に立ってくれるはずです。
そうやって繋いできた20数年。

カナト、チヒロ、キヒト、ひとまずお疲れ様
カナトたち三人は、別な目標に見送って、船は新しい目標に進みます。

さぁ、次は新人戦の県大会です!






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