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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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指導者の資格要件が変わり、毎年の更新ではなく、四年ごとの更新なり、内容も変わるそうです。
その講習会での筆記の課題が3つ。
ひとつめが、「めざす指導者像とは?」
ふたつめが、「指導において暴力、ハラスメントがなくならない理由は?また、根絶する方法は?」
3つめが、「今のチームの現状と課題、改善する方法、対策は?」
が、課題として出されました。
普段思っていることを、可視化することは、具現化へ向けてのいい機会なので、下書きもかねて、文章にしておこうと思います。こういうアウトプット、大事だと私は思ってます。

ひとつめが、「めざす指導者像とは?」

私がめざす理想の指導者とは、「いい人」を育てる人である。いい人間にならなくとも、まともな人に育つ一助となる指導者である。
ゴミが落ちていたら拾う人、困ってる人がいたら助ける人、状況を判断して、目標に向かって仲間と協力して取り組める人、当たり前のことを当たり前にできる人が、育つきっかけとなる指導や環境を整えていく人がいい指導者であると思う。
その課程をソフトボールというチームスポーツを通して、実践していく。
ソフトボールには、状況判断、ケースバイケースの動き、ルールの解釈など、現実社会で必要とされる総合的なコミュニケーション能力が育つ条件がそろっている。
ソフトボールをやるからには、そういった能力が必要となるからである。
なので、いい選手にはそういった能力が自然と備わっていく土壌が培われていくと思う。
反対に言えば、それができる選手がいい選手になっていく可能性が高い。
いい人間、まともな人とは、ソフトボールでいえば、いい選手、グッドプレーヤーを育てていくことと同じである。
そして、そのグッドプレーヤーに、出会い、彼らを育てる指導者をグッドプレーヤーと呼ぶのだと思う。

人は人と関わることで成長していく。
書物や映像によっても、成長はしていくと思うが、本当の人の成長とは、やはり人と人とのコミュニケーションによって、成されると思うし、そうであって欲しいと願う。
毎回の練習の中で、その子の成長に気づき、その子に届く言葉で伝えていくことを、何回何回も続けていくこと、言い方を変え、言うタイミングを変え、腑に落ちるように仕掛けていく。
そうすることで、自分で考え、自分で動くことができる選手が育っていくと思う。
自主性こそ、成長の種。
自主性こそ、本当のスポーツの面白さ、本質を知るために最大のツールであり、最大の武器にもなり得ると思う。
好きこそものの上手なれ。
自分達が好きで、渇望してプレーをするように仕向けていくことこそ、選手の自発性を成長させていくプレーヤーズセンタードになる。
そういうチームの選手の顔は、いい顔をしてるに違いないし、そういうチームは、おそらく指導者も保護者も楽しんでいるはずである。プレー事態もそうであるが、スポーツをしている時間を共有し、同じ空間にいる一体感に酔いしれる。
この一体感こそ、スポーツの真髄であり、楽しさの源ではないだろうか?
スポーツにかかわる人々、みんなの人生を豊かにしていく。
高田イーグルスが、そうであってほしいと願うし、そうなることを目指していく。

しかし、そういった環境を整備していくことは、ひとりの指導者ではできないと思う。
ひとりの人間にできることには必ず限界がある。
最近になってつくづく思うが、指導者もチームであたったほうが、子供たちのためでもあり、保護者のためでもあり、我々指導者自身のためになると思う。
たくさんの温かい目、時に厳しい目で観察し、見守ること。
一定の規律や統制は必要だと思うが、それでは面白くない。
ルールの中に、自由と創造性、面白さがあってほしい。人間臭さに魅力を感じる。
いろんな見方や方法があっていいし、その多様性をプレーや姿勢に反映できるチームが、楽しんで勝つチームだと思う。
私は、そういう強さに憧れる。
だからこそ、ソフトボールや野球などこういったチームスポーツの中でこそ、子供たちには育って欲しいと思う。
その傍らには、我々指導者がいるという安心感。
地域への部活の移行も提唱されてきている。
我々、スポ少の指導者も、子供たちを育てる受け皿としてチームであたる時期がすぐそこまで来ている。
勝利至上主義の再考、教師の働き方改革、いろいろな問題課題があるが、それは過去にもあったことで、現在も未来にも、また別な課題や問題は存在するはずである。
ただ、一点ぶれないことは、スポーツは楽しいということ。
そのスポーツの楽しさを最初に教えることができるのは、家族であるかもしれないが、我々指導者であるという可能性もあること。
第一線で、スポーツの楽しさに導くのは我々の役目だと思う。
指導者もひとりではなく、チームであたること。
ひとりの面白さではなく、いろいろなコーチの角度の違った面白さ。
ここに、いろんな個性を持つ子供たちの才能が開花する可能性がある。
今の世の中、地域に求められるべきは、グッドコーチの集団である、「グッドコーチャーズ」であると私は思う。
今の高田イーグルスはそうなりつつあることが、うれしい。
いい人を育てる。いい人材を育てることを楽しむ。
これまで、関わってきた多くの指導者がそうであったように、スポーツを通して、地域を変えていく。その可能性に、できる範囲で、私は私のライフワークをかけていく。


以上


ふたつめが、「指導において暴力、ハラスメントがなくならない理由は?また、根絶する方法は?」

立場の優位性の勘違いが、暴力、ハラスメントがなくならない原因である。
指導の場において、教わる立場は、どうしても立場が弱くなる。
反対に教える立場は強くなる。そこを十分にわきまえないと、行き過ぎた指導になり、暴力と斗わえられる場合が出てくると思う。
熱心で、情熱的な指導者ほど、良い結果を残すために、その沼にはまる傾向があると思うし、そういう指導者も過去に見てきた。
自分にもその可能性があることを忘れずに、選手たちと向き合っていきたい。
根絶する方法としては、チーム全体で、暴力、ハラスメントは絶対に許さないという断固たる姿勢を見せることと、複数の大人の目による、いい意味での監視が必要である。
いろんな意見が言いやすい風通しのよい環境づくりと、指導者の資質を忘れない、定期的な研修の受講も対策のひとつになると思われる。

以上



3つめが、「今のチームの現状と課題、改善する方法、対策は?」


3つめについては、このブログ自体が現状の吐露と、対策をねる私の備忘録となっているので割愛します。
こういう信念やポリシー等は、思っていてもなかなか言葉や文章にはしないものです。
しかし、こういうのって大事だと思うんです。
自分が何を考えているかを客観視することで、考えがさらにまとまり、もっといい考えがでることが多い。
だから、私はこういう作業が嫌いではありません。
人にものを教えるという立場である以上、明確なものがなくてはならないと、私は思うからです。
私はですよ。
そんなの必要ないという人もいるでしょう。
ブルースリーのように、理屈の思考よりも、フィーリングが大事だという人もいるのも事実。
どちらが正解なんてないんですよね。
だから、私は私のやり方で、アウトプットをしていくことで、自分の足元をこの先も照らしていこうと思います。






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