その後は、新入団員もなれてきたころなので、かるく紅白戦を行った。
ローテーションバッティングでは、新加入のなおや、たかひと、こうへいがいい動きをみせ、まさはるのバッティングが光った。しかし、試合のレベルにはまだまだ遠く、さらなる練習が必要だ。
個々のスタートの遅さ、球際の弱さがめだつ。
ぎりぎりの戦いで自分の実力をだせるかどうか、ここにかかっている。
紅白戦は、ほんとうにはらっぱ野球のレベル。
単一な練習をしていても、彼らのモチベーションを維持するには波たいていのことではない。
コーチ陣がいるときは分散して、レベルに応じた練習ができるがひとりではそうもいかない。
やる気をおこさせるには、たのしいのが一番。負けん気を起こさせるのは一番。
レベルはどうあれ、形はどうあれ、いちおう野球らしくはなってきている。
なにより、目がらんらんやる気が見て取れる。
あとは、自分がどれだけできないか、なにをすればいいかを自覚し練習に実をいれるだけ。
さぁ、夏、秋にむけてがんばっていこう!
考えていると、たまたまホームセンターでプラスチックボール200球のまとめ売りをしていた。
ひらめいた!
これなら、ガラスを割ることもない。
問題は、何で打つか?だ。
危険性がなく、なおかつ手軽で元手がかからないもの。
よくよく考えて、捕球の練習に際に使用している100円サンダルにした。
左右の片手でもって、体よりのミートポイントでしっかりボールを捕らえてセンター方向を意識する練習。
(右打者の場合)先導する左手が大事だと教わってきたが、押し込む右手も大事。
それぞれ片方で、自分の打ち方を確認していく。
ボールも小さく、ミート自体が難しいようだ。
だがしっかり右手でミートしてくるやつもいる。
先導する左はもっと難しいようだ。
バットよりも金成短く、ミートゾーンも狭いサンダル。
よーく見て打たないとあたらない。
ボールを見て打つ練習も自然とできる。
あと問題はおふざけにならないこと。
何が目的で、何につながっていくのかを明確に意識させていく必要がある。
打つことは楽しいこと。
気持ちよく試合でもうてるように、積み重ねていこう!
考えてみれば、体育館で無理な練習をしていたことに問題があった。
気づいてはいたが、それを押し通して、ネットをはってまでやることが間違いだったのだ。
ピッチングができないのが、いたいがそれをプラスに考える。
守備を徹底してきたえる方向にシフトチェンジ。
みなショートバウンドやゴロの捕球はうまくなりつつあるが、まだ発展途上。
実践で使えるレベルにまではなっていない。
いざグランドへでたときに、対応できるように、低い姿勢から捕球を心がけさせる。
あとは、シャトルをかってきての打ち込みをやろうと思案中。
グランドを使える日はちかいぞ。それまで臥薪嘗胆!
今年は雪がない。
ほんとうにない。
1月にグランドでノックやフリーバッティング(長靴)をしたのは始めてである。
しかし、ちょっと前に仙台にいったとき、少年野球チームが試合をしていた。
あたたかい地方の人たちは、年中グランドがつかえるのだ。
うらやましい。
この冬の冬季トレーニング。
基礎体力のためのサーキットトレーニング。ゴロの捕球、すばやい投球フォーム、シュアな打撃。ゲームのルールの把握などいくつかポイントを挙げて練習してきたが、全体を底上げしなくてはならないので絞りきれない感がある。
試合でつかえるかどうかは別にして、ゴロのさばき方は、みんなうまくなってきていることには驚いた。
春先から試合をはじめるにあたっては、フライの捕球、外野の動きが課題となってくるだろう。
あとは、バッテリーの役割が大きく占める。
不安要素はあるが、たのしみである。
苦しさと楽しさ。
相反しているが、どちらも本質をしる上では必要不可欠だ。
苦しいばっかりでもだめ。
たのしいばっかりでもだめ。
どちらかというと、苦しみぬいて最後に楽しいことがあったほうがいい。
苦しいこともいい思い出になるはず。苦しいことのほうがしっかり頭にのこっているものです。
自分が苦しいとき、活躍している自分のイメージをもち続けられるか、
つらく、面白くもない練習をいかにいいイメージをもたせつつ取り組ませるか、
それを乗り越えて、試合で活躍したらばやみにつきなります。
そして野球を好きになってくれれば指導者冥利につきます。
ただこなすメニューになっては、いけない。効果は薄れていく一方。
常に、「なんのために、どんな動きをすればいいか?」を意識させる。
余分なものを取り除き、ただ考え、動き、また考える。
一種のトランス状態にまでもっていく。
すべてにおいて、グランドに出たときに自分を支援してくれる武器になるはずだ。
そう自然と思わせることのできる人が、指導者なのだと思う。
自分が思っていること、考えていることを文章にすることは物事を整理し、客観的に見るには大事なことだとあらためて思ったので、楽天から忍者ブログに乗り換えて再開します。
どんな練習をしたか、どんな試合展開になったかなどを気の赴くままにつづっていきたいと思います。
あまり手広くやらずに、細々と続けていけたらラッキー。