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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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プレ大会で確かな手応えを感じた我が会津選抜チーム。
しかし、この上に行くには足りないことがいくつかありました。

外角打ちの徹底
バント、バスターの確実性
ピッチャーのフィールディング
内野、外野の連携
キャッチャーの送球
外野のカバーリング
攻撃のサインプレー
守備のサインプレー
などなど結構修正点がありました。
しかし、時間はあと1週間。
全てに時間を割く余裕はありません。 
どこかに特化してそこを補っていく。
昨日プレ大会をやってその翌日、選抜チーム最後の練習を急遽行いました。
この時期、天気もそうですが気温が低いと選手はもちろん大人もやる気が出ません。
そんな心配を消し去ってくれるほどの暖かさ。
天も会津選抜チームをサポートしてくれています。
ほぼ県内の全てのチームのシーズンが終わった中にあって、こうやって別々なチームの6年生が集まってソフトボールを真剣にやれること。
やはりここがいい。
その真剣さに打たれて、我々指導者も保護者もやる気になっています。

ただの練習ではありますが、午前やって、飯を食って、午後もやる。
ほぼ高校野球なみです。
だらだらやるわけではなく、ここをこうしたいというビジョンが我々にはあります。
そして、それについてきてくれる選手たち。
私たちが要求するのはかなり高いレベルです。
これができれば、おそらく優勝できるという要素。
それだけに、なかなか実戦で成功するのは難しいところですが、頭にあるだけでも違うと思います。

守備ではランナーを置いたときのボールをもった内野手の判断。
バッターのバントの打球の勢いの強弱、飛ぶコースによって先の塁を刺すか、安全にファーストをとるか、ここを頭と体に染みこませる。
これをやっていたために、本大会でユウゴの見事なセカンド送球のバント処理があったと思います。
他にもランナーがベースに達した時、強いチームほどオーバーランをするという習性を利用したタッチプレー、これはファーストケンタが得意とするプレーですが、この前のプレ大会ではそれが裏目に出て致命傷となりました。
このプレーの肝は、投げる側もそうですが、捕る側タッチする側がそれをわかっていて準備しなければなりません。
それは上手い下手ではなく、常にこころがけているかどうか?
それは練習の中でこそ培われていくものです。
内野手同士の連携、それを予想してカバーに入る外野手、こういうところがチームプレーなんです。
ひとつのプレーの意図をみんながわかって動く。
このあたりは、5年ではありますが我がチームのレンが長けていると思います。
最後の日曜の練習で、何回も繰り返して、そこを確認しました。
プレ大会でできなかったことができるようにみんなが意識しているなと動きを見てわかりました。
セカンドランナーのリードがデカいとき、頭を抑えるようにショートにけん制するカイ、その後ろにはきっちりセンターヒカリが一直線上に入ったことを確認したとき、我が意を得たりと思えました。

打撃ではどうしたか?
この前のプレ大会で私は気づきましたが、安達太良級友会にしろ、オール県南にしろ、我々とは打撃の「質」が違うと思いました。
基本全てフルスイングの我々に比べ、ハーフでバットコントロールを重視する打撃。
その証拠に、ハーフスイングの多いこと。ファースト審判泣かせです。
そこに体重を後ろ気味に置いて、アウトコースを打ちに行くというよりは、コンパクトに当てにいくという感覚。
勝つための確率の高い打撃。
ここに会津のチームとの打撃の質の違いがあるなと感じました。
見習う点はある。
どうするか?
いいものは真似をします。
いままではアウトコースの意識だけを変えようとしていましたが、意識だけではなかなか変わることはできません。
右打者ならば、まずは後ろ体重として右足に体重をのせる。
ステップする左足を中心とする円ではなく、右足にを中心とし、ファーストにバットを投げるような左肩が開かないスイング、フルスイングをやめてミート重視のコンパクトなスイングにする。
全く右足を軸にする打ち方など、これを頭でわかって、体でもわかるようなメニューを考えて実戦しました。
このスイングを体得すれば、アウトコースにいい球が来れば来るほど、投球の運動エネルギーを借りて飛距離を稼ぐことができます。
角度を変えてはじき返す感じ。
光を鏡で反射するような感じ。
映画スターウォーズのライトセーバーで敵のビームをはじく感覚に似ていると私は思っています。
フォースとともにあらんことを!

インパクトを前ではなく、後ろにする感覚、これを動きの中でいやおうなく意識してしまうように打たせました。
これをやったからという訳ではありませんが、本大会で見せたユウゴの右への柵越えホームラン、ソウゴの一二塁間を抜く打球に成果があらわれていたんじゃないかと勝手に思っています。
何かのきっかけにはなってくれた。
それでいいんです。

守備にしろ、打撃にしろ、ほんの1週間前までできなかったことが、こころがけひとつでできるようになる。
そうなるあたりは、やはり個々の選手のスペックが高いという証明だと思います。

1週間前にプレ大会をやって、弱点をあぶりだし、その翌日の練習で少しでもそれを潰していく。
理にかなったやり方ができました。
それでも万全とはいえません。
まだまだ練習したりなかったところは確かにあります。
思えば、いつも万全なんて状態はできたことがありません。少しでも万全に近づけるように準備をすることが日々の練習なんです。
そして本番ではもってる材料のいいところをどれだけ活かせるか?
勝つか負けるかは、ここにかかっています。
現時点でやれるだけのことはやった。
あの時点で、佐藤監督も私もそう思えた、いい練習でした。

かくして会津選抜チームは本番への1週間に入ったのです。








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