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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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カン!
ソフトボール特有の打撃音。シャープで高く短いヤツ。
打った瞬間にヤバイなと思わせる打球でした。
ユウゴの剛球をほぼ完璧にとらえた打球は、低い弾道でセンターを襲います。
おそらくヒカリは我々がヤバいと思うよりも早く、反応していたと思います。
彼の脳細胞にとってはヤバいではなく、「捕れる!」との判断。
脳がそう指令した瞬間にヒカリはまさに光の速さで加速しました。全力前進。
白球は地面と平行に空間を切り裂くランサー。
バウンドすれば難しい軌道になることは必至。
前しかねえ、覚悟をもって突撃するヒカリ。 
パチンッ!
腰よりも低い強い弾道、はじかれるリスク回避すべくグローブのポケットの1番深いところで捕りました。
まさに電光石火のキャッチング、ファインプレー。

プレ大会、安達太良球友会を相手にしての準決勝の場面です。
そもそもバウンドすればヒットになってしまう。
おそらく同点だった場面。
二死で二三塁だったか?
打った瞬間にランナーはスタートを切っています。
ヒットになれば2点を献上するリスク。 
回も終盤、ここでの失点は敗北をぐっと引き寄せてしまう場面でした。
試合を左右する場面でこの守備。
シビれました。
ヒカリッー!とみんなが全力で叫んでいます。
プレーのすごさを形容するに、彼の名前を叫ぶ以外にありません。
それほどこのプレーは大きかった!
大飛球をバックしてのファインプレーはいままでも何回も見たことがあります。OBのユウヘイもチームのピンチを何度も救っていました。
しかし前の打球にこんなにも突っ込んでの好捕。
こんなすごい守備は見たことがありません。
それほど印象に残った守備でした。

思い起こせば、二年前の美里親善大会、決勝で湯川さんと柳津が激突。
同点でタイブレークとなり、その時のセンターを守っていたのもヒカリでした。当時四年生。 
その試合、当時の湯川さんの絶対的エース、カネコ君の剛球を打ち返して、決勝打にしたのもヒカリでした。
いいところでよく守り、よく打つ。
この選抜チームでなければチームメイトになることはなかった。
敵としても素晴らしい選手として認めますが、やはりヒカリが味方になった時の心強さは格別です。
その意味でも選抜大会の意義は大きい。

大きな仕事をやり遂げてベンチに引き上げてくるヒカリ。
みんなから手洗い祝福を受ける。
満面の笑み。
自分の存在意義。
俺はこのプレーのために存在する。
その笑みは自信に満ちあふれていました。
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