時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
四回裏に一死ランナーなしで、4:2。
なおも上三宮さんの4番からの攻撃。
もう一発の危険性があります。
ですが、ハルヤユウキのバッテリーが討ち取る。二死。
このまま簡単に終わって表のイーグルスの攻撃にもちこみたいところ。
5番を迎えます。
ハルヤの球速がやや落ちてくるのをみて、内野を少し下げます。
セカンド、やや後方にフライ気味のライナー。
コウノスケ、いいところにいました。正面、グラブは十分とどきます。
が、落球。
二死からランナーを出してしまいます。
守備でリズムをつくれない。
いまいち乗り切れないのはこのあたりか。
ですが、そのミスをチームで打ち消します。
ハルヤが踏ん張る。
みんなが踏ん張る。
後続を断ち切ります。
ミスを拡大させないあたりにも成長が見えます。
コウノスケもミスをして落ち込んでいるんでしょうが、キャプテンという立場が自分を奮い立たせます。
腐らずに次のプレーに専念しようと、大声を出して、自分とチームを鼓舞します。
周りもコウノスケがひきづらないように声をかける。
少し前なら、ミスがミスを呼んで内部崩壊になってもおかしくない場面を今のイーグルスは切り抜けていきます。
さぁ時間的にみて、あと一回か二回。
打順は一回りくらい。相手は好投手で、点差は2点。
結構、やばいところです。
ですが、やれる気がしてならない。
ハルヤユウキのバッテリーを中心によく守っている。ミスを最小限にとどめている。
コウノスケを中心に声もよく出ている。
チャンスを多く作っているのはイーグルス。
厳しいけどなんとかしてやると皆が思っている。
四回の表、7番のレントからです。
ここはいい打順。先頭で出てもらいたい。
ショート、三遊間にゴロ。
このゴロの勢い、レントの足の速さでは内野安打です。
さあ、ここはどうする。
盗塁?バント?
同点もしくはリードしてるなら盗塁ですが、大事に進めるべく送りバント。
バッターは、ミスが重なっているコウノスケ。
この大事な場面で、バンドを決めて失地回復を決めてほしいという願いもありました。
本人もその思いはあったはずです、基本通りの構え。あとは、覚悟をきめてやるだけ。
低めに来ました。
バンドをやりにいっての空振り。
あー、できないな、思いました。
顔が引きつっている。
ここは打たせた方が確率は高いと判断し、ヒッティングに切り替えます。
三球三振でした。
大事に行った結果がこれ。
指揮官の迷いが、選手に移ってしまった。
最初からバントならバントでスリーバントであろうが、コウノスケを信じてやらせるべきでした。
打たせるなら、最初から打たせる。
一本気なコウノスケの性格を考えるなら、どっちつかずの途中で変更するなどという作戦をとるべきではなかった。
何年もやってればこういう場面もたくさんありました。それでも失敗してしまう。
終わってから反省するあたり、私もまだまだです。コウノスケを責めることはできません。
次はラストバッターのハルヤ。
ここも送るかと考えていたら、レント走りました。キャッチャー、矢のようなナイス送球でタッチアウト。
ハルヤもたおれ、この回ゼロ。
せっかく出した先頭ランナーを生かし切れなかった。
ここは私の迷いが生んだちぐはぐな姿勢、野球の神様が許してくれなかった。
大事にいくにしろ、積極的に責めるにしろ、迷ったら100%出し切れない。
選択肢をひとつにして、集中するほうが突破できる確率が高くなる。
欲が出て、状況に応じて手を変えていこうなどと高度な戦法を選んでしまった。
私の迷いのために貴重な反撃の芽を摘まれてしまいました。
しかし、まだ試合は終わっていません。
可能性があるかぎりチャレンジします。
相手は、789から。
次の攻撃に弾みをつけるうえで、ここは何としても三人で抑えたい。
そのみんなの想いをうけて、ハルヤは投げます。
いままでであれば、ひとりふたり、ファーボールをだしてしまうところ。
ですが、今日のハルヤはひと味違います。
バンバン追い込んでいく。
いつもより長い90分ながら、体力の落ちてきたところをみせません。
78を討ち取って二死。狙い通り三人でおさえたかったところですが、まてしてまセカンド、コウノスケエラー。
今日は地に脚がついていません。
それを自分でもよくわかっているはずです。
普通ならば泣き出してもおかしくない場面。
ぐっとこらえて、キャプテンとしての役割を徹しようとしています。
ここがコウノスケがキャプテンたるゆえん。
心が折れても、なんとか踏ん張る。
イーグルスが乗れないまでも、崩れないのはこういうところ。
四回の裏。二死一塁。
ここで先ほどホームランの1番を迎えます。
こういうピンチを迎えたくないから、三人で抑えたかった。
こうなった以上は、抑えるしかない。
ここはプラスに考えましょう。
むしろ二死で、1番を討ち取って、次の回、いい打順ではじまる反撃の芽を摘んでおくことができるかもしれない。
ハルヤ、気迫の投球でサードゴロでスリーアウト。タイセイも大事にプレーします。
ミスをみんなでカバーしていきます。
二死からのミスなので、なんとかいけていると思います。
傷を最小限にとどめている。
ベンチに戻ってきて、ほっとした顔を見せつつも誰ひとり勝ちを諦めていない。
いい顔してます。ぐっときます。
五回表、イーグルスの攻撃は1番ルイから。
終盤にきて、最高の打順。
ヒットで出てくれることが望ましい。
ですか、相手エース、制球がさだまらずファーボール。
ここで、この試合の白眉、ルイのスキをついた走塁が炸裂します。
相手キャッチャーの返球動作が遅いとみるや一目散にセカンドを狙います。
やや暴走かと思いましたが、ルイよく見てました。渡部コーチが先の塁、先の塁といってきたことが、この大事な場面できっちり発揮できる。
気持ちよくヒットを打つこともかっこいいですが、しぶとくファーボールからの盗塁。
打つ方で結果が出なくても、こういう走塁で次の打者にバトンを回すことは大事です。
さあ野球の女神がこちらを見かけている。
五回表無死二塁で、イーグルスの最強打線につながりました。
ここで打ち崩せなければしかたない。
バントで一死三塁の形も考えられましたが、ここは強攻策。
まずは2番ユウキ。
二回にヒットを放っています。
可能性があるとすれば、この男。
ルイがさらに相手のスキをついて三塁へ。
チャンスが広がります。
気合いの入ったユウキは、レフト線にあわやホームランの大ファールを飛ばして、その片鱗をみせてくれますが、高めの力のある球に三振。
一死三塁となり、3番タイセイ。
どんな場面でも当てることに関しては、絶対の信頼があります。
当てるだけではなく、ヒット、さらにはその上の長打を期待してしまいます。
ショートゴロでツーアウトの間に、ルイが生還で1点を返します。ここもノーヒットでの1点。
スキをつく走塁、ヒットにできないまでもしぶとくゴロにする打撃。
これぞイーグルスのスモールベースボール。
後は、10回に1回の長打を期待して4番ヨウスケ。
気合いは入っていますが、まだ迷いがあります。
三振。今日ふたつめ。
五回表で、3:4。
まだまだ追いつけない。
こうなると裏攻めが有利になってきます。
攻めはあと二回。
さあどうなるイーグルス。
まあ結果は見えてるんですけどね。
長くなったんで次回!
なおも上三宮さんの4番からの攻撃。
もう一発の危険性があります。
ですが、ハルヤユウキのバッテリーが討ち取る。二死。
このまま簡単に終わって表のイーグルスの攻撃にもちこみたいところ。
5番を迎えます。
ハルヤの球速がやや落ちてくるのをみて、内野を少し下げます。
セカンド、やや後方にフライ気味のライナー。
コウノスケ、いいところにいました。正面、グラブは十分とどきます。
が、落球。
二死からランナーを出してしまいます。
守備でリズムをつくれない。
いまいち乗り切れないのはこのあたりか。
ですが、そのミスをチームで打ち消します。
ハルヤが踏ん張る。
みんなが踏ん張る。
後続を断ち切ります。
ミスを拡大させないあたりにも成長が見えます。
コウノスケもミスをして落ち込んでいるんでしょうが、キャプテンという立場が自分を奮い立たせます。
腐らずに次のプレーに専念しようと、大声を出して、自分とチームを鼓舞します。
周りもコウノスケがひきづらないように声をかける。
少し前なら、ミスがミスを呼んで内部崩壊になってもおかしくない場面を今のイーグルスは切り抜けていきます。
さぁ時間的にみて、あと一回か二回。
打順は一回りくらい。相手は好投手で、点差は2点。
結構、やばいところです。
ですが、やれる気がしてならない。
ハルヤユウキのバッテリーを中心によく守っている。ミスを最小限にとどめている。
コウノスケを中心に声もよく出ている。
チャンスを多く作っているのはイーグルス。
厳しいけどなんとかしてやると皆が思っている。
四回の表、7番のレントからです。
ここはいい打順。先頭で出てもらいたい。
ショート、三遊間にゴロ。
このゴロの勢い、レントの足の速さでは内野安打です。
さあ、ここはどうする。
盗塁?バント?
同点もしくはリードしてるなら盗塁ですが、大事に進めるべく送りバント。
バッターは、ミスが重なっているコウノスケ。
この大事な場面で、バンドを決めて失地回復を決めてほしいという願いもありました。
本人もその思いはあったはずです、基本通りの構え。あとは、覚悟をきめてやるだけ。
低めに来ました。
バンドをやりにいっての空振り。
あー、できないな、思いました。
顔が引きつっている。
ここは打たせた方が確率は高いと判断し、ヒッティングに切り替えます。
三球三振でした。
大事に行った結果がこれ。
指揮官の迷いが、選手に移ってしまった。
最初からバントならバントでスリーバントであろうが、コウノスケを信じてやらせるべきでした。
打たせるなら、最初から打たせる。
一本気なコウノスケの性格を考えるなら、どっちつかずの途中で変更するなどという作戦をとるべきではなかった。
何年もやってればこういう場面もたくさんありました。それでも失敗してしまう。
終わってから反省するあたり、私もまだまだです。コウノスケを責めることはできません。
次はラストバッターのハルヤ。
ここも送るかと考えていたら、レント走りました。キャッチャー、矢のようなナイス送球でタッチアウト。
ハルヤもたおれ、この回ゼロ。
せっかく出した先頭ランナーを生かし切れなかった。
ここは私の迷いが生んだちぐはぐな姿勢、野球の神様が許してくれなかった。
大事にいくにしろ、積極的に責めるにしろ、迷ったら100%出し切れない。
選択肢をひとつにして、集中するほうが突破できる確率が高くなる。
欲が出て、状況に応じて手を変えていこうなどと高度な戦法を選んでしまった。
私の迷いのために貴重な反撃の芽を摘まれてしまいました。
しかし、まだ試合は終わっていません。
可能性があるかぎりチャレンジします。
相手は、789から。
次の攻撃に弾みをつけるうえで、ここは何としても三人で抑えたい。
そのみんなの想いをうけて、ハルヤは投げます。
いままでであれば、ひとりふたり、ファーボールをだしてしまうところ。
ですが、今日のハルヤはひと味違います。
バンバン追い込んでいく。
いつもより長い90分ながら、体力の落ちてきたところをみせません。
78を討ち取って二死。狙い通り三人でおさえたかったところですが、まてしてまセカンド、コウノスケエラー。
今日は地に脚がついていません。
それを自分でもよくわかっているはずです。
普通ならば泣き出してもおかしくない場面。
ぐっとこらえて、キャプテンとしての役割を徹しようとしています。
ここがコウノスケがキャプテンたるゆえん。
心が折れても、なんとか踏ん張る。
イーグルスが乗れないまでも、崩れないのはこういうところ。
四回の裏。二死一塁。
ここで先ほどホームランの1番を迎えます。
こういうピンチを迎えたくないから、三人で抑えたかった。
こうなった以上は、抑えるしかない。
ここはプラスに考えましょう。
むしろ二死で、1番を討ち取って、次の回、いい打順ではじまる反撃の芽を摘んでおくことができるかもしれない。
ハルヤ、気迫の投球でサードゴロでスリーアウト。タイセイも大事にプレーします。
ミスをみんなでカバーしていきます。
二死からのミスなので、なんとかいけていると思います。
傷を最小限にとどめている。
ベンチに戻ってきて、ほっとした顔を見せつつも誰ひとり勝ちを諦めていない。
いい顔してます。ぐっときます。
五回表、イーグルスの攻撃は1番ルイから。
終盤にきて、最高の打順。
ヒットで出てくれることが望ましい。
ですか、相手エース、制球がさだまらずファーボール。
ここで、この試合の白眉、ルイのスキをついた走塁が炸裂します。
相手キャッチャーの返球動作が遅いとみるや一目散にセカンドを狙います。
やや暴走かと思いましたが、ルイよく見てました。渡部コーチが先の塁、先の塁といってきたことが、この大事な場面できっちり発揮できる。
気持ちよくヒットを打つこともかっこいいですが、しぶとくファーボールからの盗塁。
打つ方で結果が出なくても、こういう走塁で次の打者にバトンを回すことは大事です。
さあ野球の女神がこちらを見かけている。
五回表無死二塁で、イーグルスの最強打線につながりました。
ここで打ち崩せなければしかたない。
バントで一死三塁の形も考えられましたが、ここは強攻策。
まずは2番ユウキ。
二回にヒットを放っています。
可能性があるとすれば、この男。
ルイがさらに相手のスキをついて三塁へ。
チャンスが広がります。
気合いの入ったユウキは、レフト線にあわやホームランの大ファールを飛ばして、その片鱗をみせてくれますが、高めの力のある球に三振。
一死三塁となり、3番タイセイ。
どんな場面でも当てることに関しては、絶対の信頼があります。
当てるだけではなく、ヒット、さらにはその上の長打を期待してしまいます。
ショートゴロでツーアウトの間に、ルイが生還で1点を返します。ここもノーヒットでの1点。
スキをつく走塁、ヒットにできないまでもしぶとくゴロにする打撃。
これぞイーグルスのスモールベースボール。
後は、10回に1回の長打を期待して4番ヨウスケ。
気合いは入っていますが、まだ迷いがあります。
三振。今日ふたつめ。
五回表で、3:4。
まだまだ追いつけない。
こうなると裏攻めが有利になってきます。
攻めはあと二回。
さあどうなるイーグルス。
まあ結果は見えてるんですけどね。
長くなったんで次回!
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