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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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白獅子杯、イーグルスの戦いは終わりました。
思いのほか早く。

お田植え祭りの獅子追い走で、がんばって神様にいのり、練習日以外にも自主練習に励み、保護者や小学校の先生の声援を受けてあの子達はがんばりました。

なのに勝負は非情ですね。
上三宮さんを相手に3:4で力及ばず負けました。
なぜ、負けたのか?
それには負けるだけの理由がありました。
ですが、試合が終わった直後の丸くなったミーティングで、あいつらの泣き顔を見たとき、
「ああ、すべてが終わったんだな。」と想いがあふれました。
一区切りついた。
われわれイーグルスが県大会の頂(いただき)をみることはなくなった。
負けた理由を反省するよりも、あーこいつらよくやったなと思えて、泣けてきました。
我慢できなかった。
確かにまだまだできることはあったし、防げたミスもエラーもあった。
まだまだ、もっとやれただろうと思う一方で、よくやったなとも思う。
負けて流したあいつらの涙はニセモノではないでしょう。
あいつらはあいつらなりに一生懸命やったと思っている。
そして力及ばす負けた。

真冬の体育館でのシャトルラン。
ハルヤとヨウスケを追い込んだこと。
真夏のくそ暑い日のインターバル。
先頭をきって走るルイ、それを追いかけるユウキ、ユリア、コウノスケ。
遅めの六年生、タケル、ヒロヤにはっぱをかける。
冬の寒い体育館にもかかわらず、大粒の汗。
倒れ込んでしばらく起き上がれない。
そんな光景が思い出されました。

あんだけがんばったのに、届かなかった。
勝たせてやれなかった。
そこにきて、あいつらの本気の涙。
ここは反省するよりも、悔しくて抑えきれない感情に流されてしまおうと思いました。
というか、既に流されていました。

今思うと、あの涙はいい涙でした。
毎年毎年ぐっとくる場面があります。
まだまだたりないかもしれませんが、みんなそれなりにがんばっている。
そして、うまくいったり、いかなかったりする。
そんな中で、いずれ最後はバットを置く、グラブを置く日がやってきます。
一生懸命やって、負けて泣く。
こんなにすがすがしい涙はないでしょう。
めそめそでもなく、じめじめでもなく、やりきった上での涙。
こういう涙はなんぼでも流していい。
こういう涙を知っている人は幸せだとおもいます。
そんな涙を美里イーグルスは流したと思います。

いまはただ泣いていい。

ですが、まだまだ大会は続きます。
泣くまで泣いたら切り替える。
この涙を歓喜の涙にかえてみせましょう。

私は歓喜涙を知っています。
まだまだ今のイーグルスは本当の涙を知りません。
今シーズンも半ばまできました。
あと反シーズン、流しましょう、本当の涙を!









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