時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
満を持してのぞんだ白獅子旗争奪大会会津予選。
緒戦、猪苗代さんを相手に1:7で完敗しました。
余勢を駆って猪苗代さんは、そのまま優勝し、全会津を制しました。
猪苗代さん、優勝おめでとうございます。
しかし猪苗代さんは強かった。
ダイのホームランで先制したところまでは良かった。
その後、そのペースを保持できなかった。
ファーボールからスリーラン。
ツーアウトからミス絡みで失点。
最後は、守備崩壊。
打ってはイーグルスの最強クリーンナップが三者連続三振されるなど、散発2安打に封じ込まれる。
いやな流れを断ち切れなかった。
それを打破するヒーロー。
流れを変えるヒーロー。
そんなヒーローは、今回は現れてくれませんでした。
完璧なまでに猪苗代さんに封じ込まれました。
それだけ、猪苗代さんは備えを万全に、打倒イーグルスでやってきたということでしょう。
試合をおえて、なぜ負けたかをずっと自問自答しています。
勝ちに不思議の勝ちあり。
負けに不思議の負けなし。
名将、野村克也監督の言葉です。
勝ちは運などの要素もからんで、なんで勝てたんだろうという場合がある。
しかし、負けるには、負けるだけの理由が必ずある、そう野村監督はいっています。
だから、その負けた理由を徹底して改善して、対策を練らないと次に繫がらないと、氏は言っています。
技術的な面を言えば、まず猪苗代さんはユウゴの速球対策をしっかりやってきていました。
ユウゴの速球に打ち負けない打撃、タイミングの取り方ができていました。
そして、その速球をきちんとバントできる確実性。
下位打線は、バスターの構えでバッテリーを迷わせる。
なにかやってくるぞ!という不安要素をイーグルスに植え付けました。
小さいことかもせれませんが、バスターで構えられるだけで、ピッチャーユウゴの集中力を少しずつ奪っていったのかもしれません。
まさに、イーグルスがやりたかったことを猪苗代さんは忠実に、確実に積み重ねていました。
そして、猪苗代さんのイーグルス打線対策。
バッテリーが素晴らしかった。
コースをつく組み立てはもちろん、そこに緩急自在のピッチング。
ファーボール、1個もださない研ぎ澄まされた集中力、コントロール。
打ち気に流行るイーグルス打線を紙一重のところで交わしていく。その様は、居合切りの達人のようでした。まさにバッサバッサとなぎ倒していかれるイーグルス。
トップレベルの打撃力を誇るイーグルスクリーンナップが手も足もでませんでした。
両チームにとって、ここぞという場面、勝負をきめる分水嶺となる場面で、この試合の最高の球威でここしかないというコースにズバッと決まる。
キャッチーのキャッチングも見事。ミットは1ミリも動きません。
俺の球、打てるもんなら打ってみぃ!とうなる剛速球が決まる。
私は思います。この試合のMVPは、このピッチャーを勇躍させたこのキャッチーだと。
悪い流れを変えようとくり出すセーフティバントは、ことごとく猪苗代さんのバントシフトの網にかかっていく。
バントされて、慌てるどころか確実な守備でアウトを確実に積み重ねていきます。
バックの守備もノーエラー。
固い守備でした。これも、ピッチャーを盛り立て、自チームにいい流れをもってくる要素です。
驚くべくは、五年生以下も半分くらい試合にでてるということ。
次の世代もきっちり育っているということです。
総じて言えば、イーグルスがやりたかったこと、ことごとく猪苗代さんがやっていました。
あたかも、それが100年前から決まっていたかのように当たり前にやっていました。
1回戦で負けて、自チームがいない中、大会役員として残ったイーグルスの保護者もそのあたりがとてもよくできていたと驚嘆していました。
プレーだけでなく、その前段の準備が素晴らしく、こういうチームが勝つんだなと思わせてくれるチーム、それが猪苗代さんだったということでしょう。
攻守交代の全力疾走、シートノックのキビキビした動き、試合やプレーに対するひたむきさ。
全体的に細部まで訓練されている。
それが、プレーに出ている、私もそう思います。
あの動きができるということは、全員がそれを心がけているということです。
今の状況を見て、自分は次にどう動けばいいか?
どう動くことがチーム全体の利益につながるか?
それを全員が考えながら動いているということです。
負けに不思議の負けなし。
負けた「差」は、ここなんじゃないでしょうか?
ソフトボールへの取り組み方。
それは、選手だけではなく、我々指導者、そして保護者、高田イーグルス全体に言えることだと思います。
私もそうですが、こころのどっかに、あぐらをかいていた。
俺たちは強いと思うこと、それ自体は悪いことではなくむしろ必要なことです。
ただ、その強さの出し方、そこが猪苗代さんに及ばなかったところだと思います。
ここからもう一回立て直していきましょう。
その前に子どもたちに意思確認をしなければなりません。
そして、高田イーグルス全員と話し合ってどうすればいいかを決めていく。
自分たちから変わろうとしなければこのまま差は開いていくばかりでしょう。
何年も指導者をやっていますが、こういうところをうやむやにしないで、1回立ち止まってでも、きっちり整理をつけていくこと。
大事なことです。
物事に真剣に取り組める時代は、人生の中にそんなに長くはありません。
もしかしたら、ない場合もあるかもしれない。
それをスポ少の中で、ソフトボールというチームスポーツを通じてきちんと向き合える時間を持つことは幸せだと思います。
真面目に、真摯に取り組む姿勢、大人になってしまっては中々そんなモードには入れない。
小ずるく、ごまかすことをすぐに考えてしまう。
まぁ全部そんなに真剣になっていては心も体も保たないんですけどね。
第一、そんなに真剣になれることがなくなってしまいます。
そんな濃密で貴重な時代の中にいる彼らに届く言葉で訴えかけるとしましょう。
なにも堅物になることはない、イーグルスらしくやるときはやる。
全力をかけて、真面目に困難に立ち向かう。
物事に真剣に取り組めることができる、メリハリのきいたイーグルスOB,OGになって欲しい。
そんな意味をこめて、また明日から彼らと向き合っていこうと思います。
緒戦、猪苗代さんを相手に1:7で完敗しました。
余勢を駆って猪苗代さんは、そのまま優勝し、全会津を制しました。
猪苗代さん、優勝おめでとうございます。
しかし猪苗代さんは強かった。
ダイのホームランで先制したところまでは良かった。
その後、そのペースを保持できなかった。
ファーボールからスリーラン。
ツーアウトからミス絡みで失点。
最後は、守備崩壊。
打ってはイーグルスの最強クリーンナップが三者連続三振されるなど、散発2安打に封じ込まれる。
いやな流れを断ち切れなかった。
それを打破するヒーロー。
流れを変えるヒーロー。
そんなヒーローは、今回は現れてくれませんでした。
完璧なまでに猪苗代さんに封じ込まれました。
それだけ、猪苗代さんは備えを万全に、打倒イーグルスでやってきたということでしょう。
試合をおえて、なぜ負けたかをずっと自問自答しています。
勝ちに不思議の勝ちあり。
負けに不思議の負けなし。
名将、野村克也監督の言葉です。
勝ちは運などの要素もからんで、なんで勝てたんだろうという場合がある。
しかし、負けるには、負けるだけの理由が必ずある、そう野村監督はいっています。
だから、その負けた理由を徹底して改善して、対策を練らないと次に繫がらないと、氏は言っています。
技術的な面を言えば、まず猪苗代さんはユウゴの速球対策をしっかりやってきていました。
ユウゴの速球に打ち負けない打撃、タイミングの取り方ができていました。
そして、その速球をきちんとバントできる確実性。
下位打線は、バスターの構えでバッテリーを迷わせる。
なにかやってくるぞ!という不安要素をイーグルスに植え付けました。
小さいことかもせれませんが、バスターで構えられるだけで、ピッチャーユウゴの集中力を少しずつ奪っていったのかもしれません。
まさに、イーグルスがやりたかったことを猪苗代さんは忠実に、確実に積み重ねていました。
そして、猪苗代さんのイーグルス打線対策。
バッテリーが素晴らしかった。
コースをつく組み立てはもちろん、そこに緩急自在のピッチング。
ファーボール、1個もださない研ぎ澄まされた集中力、コントロール。
打ち気に流行るイーグルス打線を紙一重のところで交わしていく。その様は、居合切りの達人のようでした。まさにバッサバッサとなぎ倒していかれるイーグルス。
トップレベルの打撃力を誇るイーグルスクリーンナップが手も足もでませんでした。
両チームにとって、ここぞという場面、勝負をきめる分水嶺となる場面で、この試合の最高の球威でここしかないというコースにズバッと決まる。
キャッチーのキャッチングも見事。ミットは1ミリも動きません。
俺の球、打てるもんなら打ってみぃ!とうなる剛速球が決まる。
私は思います。この試合のMVPは、このピッチャーを勇躍させたこのキャッチーだと。
悪い流れを変えようとくり出すセーフティバントは、ことごとく猪苗代さんのバントシフトの網にかかっていく。
バントされて、慌てるどころか確実な守備でアウトを確実に積み重ねていきます。
バックの守備もノーエラー。
固い守備でした。これも、ピッチャーを盛り立て、自チームにいい流れをもってくる要素です。
驚くべくは、五年生以下も半分くらい試合にでてるということ。
次の世代もきっちり育っているということです。
総じて言えば、イーグルスがやりたかったこと、ことごとく猪苗代さんがやっていました。
あたかも、それが100年前から決まっていたかのように当たり前にやっていました。
1回戦で負けて、自チームがいない中、大会役員として残ったイーグルスの保護者もそのあたりがとてもよくできていたと驚嘆していました。
プレーだけでなく、その前段の準備が素晴らしく、こういうチームが勝つんだなと思わせてくれるチーム、それが猪苗代さんだったということでしょう。
攻守交代の全力疾走、シートノックのキビキビした動き、試合やプレーに対するひたむきさ。
全体的に細部まで訓練されている。
それが、プレーに出ている、私もそう思います。
あの動きができるということは、全員がそれを心がけているということです。
今の状況を見て、自分は次にどう動けばいいか?
どう動くことがチーム全体の利益につながるか?
それを全員が考えながら動いているということです。
負けに不思議の負けなし。
負けた「差」は、ここなんじゃないでしょうか?
ソフトボールへの取り組み方。
それは、選手だけではなく、我々指導者、そして保護者、高田イーグルス全体に言えることだと思います。
私もそうですが、こころのどっかに、あぐらをかいていた。
俺たちは強いと思うこと、それ自体は悪いことではなくむしろ必要なことです。
ただ、その強さの出し方、そこが猪苗代さんに及ばなかったところだと思います。
ここからもう一回立て直していきましょう。
その前に子どもたちに意思確認をしなければなりません。
そして、高田イーグルス全員と話し合ってどうすればいいかを決めていく。
自分たちから変わろうとしなければこのまま差は開いていくばかりでしょう。
何年も指導者をやっていますが、こういうところをうやむやにしないで、1回立ち止まってでも、きっちり整理をつけていくこと。
大事なことです。
物事に真剣に取り組める時代は、人生の中にそんなに長くはありません。
もしかしたら、ない場合もあるかもしれない。
それをスポ少の中で、ソフトボールというチームスポーツを通じてきちんと向き合える時間を持つことは幸せだと思います。
真面目に、真摯に取り組む姿勢、大人になってしまっては中々そんなモードには入れない。
小ずるく、ごまかすことをすぐに考えてしまう。
まぁ全部そんなに真剣になっていては心も体も保たないんですけどね。
第一、そんなに真剣になれることがなくなってしまいます。
そんな濃密で貴重な時代の中にいる彼らに届く言葉で訴えかけるとしましょう。
なにも堅物になることはない、イーグルスらしくやるときはやる。
全力をかけて、真面目に困難に立ち向かう。
物事に真剣に取り組めることができる、メリハリのきいたイーグルスOB,OGになって欲しい。
そんな意味をこめて、また明日から彼らと向き合っていこうと思います。
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