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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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試合をやっているとどうしても難しい判定がでてきます。
アウトか、セーフか微妙なところ。
玄人でも迷うような場面。
こちらから見ればセーフに見えたプレーが、審判からアウトと告げられる。
ベンチから「えー!」の大絶唱。
今のはセーフだろという声が聞こえてきます。
私も人ですから、感情が出ます。
しかし、えっ今のがアウトかよ~と思っても、ルール上抗議できないのであれば、ぐっとこらえて、次に切り替えるようにしています。
その時、審判に印象の悪い態度をとらないようにします。
はらわたは煮えくり返っていても、さらっと流すように心がけています。
ただし「このジャッジのせいで負けたとは言わせねえ!」とこころに誓って。

我々はプロではありません。
人間ですから審判も時としてミスをする場合もあるでしょう。両チームにとって、大事な場面であればあるほど、そのプレッシャーは相当なモノです。
そこで、下した判断に私は、従うようにしています。なぜなら、子供たちに「審判は絶対だ。」と教えてきましたから、自分がたてつくわけにはいきません。
ですから、私は今までアウトセーフの判定に抗議したことはありません。
それが私の中のルールにもなっているからです。

もうひとつ。
きわどいホームのタッチプレー。
過去に対戦したチームの指導者が猛烈に主審に抗議していたのを見ていました。
激高し、顔が硬直し、つばを飛ばしまくる。
それほどチームのためを思ってなんでしょう。
しかし、判定は覆らなかった。
そもそもアウトセーフの判定には抗議できません。ルール上できない。(オフィシャルルール10-5項 審判員の判定)
ただ「確認」することができます。
例えば、ホームクロスプレー、自軍がタッチアウトの判定。
ノータッチにも見えましたが、アウトの判定。
そこでタイムをかけて、確認アピールをします。
今のはノータッチに見えましたが、審判団で協議していただいていいですか?
主審が必要だと認めれば、協議を行い、アピールが認められれば判定が変わる場合もあります。
感情的な抗議ではなく、冷静な確認。
それは大事にしています。この前の大会でも監督の確認アピールは的確でした。

もどります。 
感情的になればなるほど、相手もかたくなになる。ひっこみがつかなくなるんでしょうね。
対戦相手の我々も気分が悪くなりました。
覆水盆に帰らず。
あれだけやっても判定は覆らない。
だとしたら、時間のムダ。
これは通らないなと思った時点ですぐに引くべき所は引くこと。
そういう微妙な判定があったとしても、前へ進むためには、この後どうしたらいいか?を考えた方が遙かに有用だと私は考えました。
後ろを向いている暇など俺たちには無い。
振り返りは試合が終わった後にやればいい。

こういうことは結構起こります。
あの審判のせいで、あの審判があんな相手寄りのジャッジをしたから負けた。
そこをとことん追求していくやり方もあるでしょう。それも間違いではない。

しかし、私はそうではない。
私はその道を通りません。

審判の判定は、負ける原因のひとつかもしれませんが、そうではない。
負けを審判のせいにした時点で負けたんだと思います。
そういう気持ちになった時、疫病神にがっちり捕まる。
そう思わない人もいるでしょうが、私はそう思います。
それで負けたとしても、あれはあの審判のせいだと言葉に出した時点で、かっこ悪いと私は思います。
文句だけなら誰でも言える。
問題は文句の後の代替案。前向きな代替案。
そのジャッジはねえぜと思っていても、ぐっと飲み込んで、1回、地面をぶんなぐってでも、整理できなくてもなんとか落ち着かせて、前を向く姿勢。
なぜそうなったかを考えて、次はそうしない工夫をしていく、前向きな姿勢。
後で、その審判さんでさえも、俺が間違っていたと思わせるようなプレーをしてなんぼでしょう。
これこそ、かっこいい生き方だと私は思います。
たとえ、その時負けたとしても、次に、前につながる姿勢。
その姿勢こそ、ソフトボールの神様が味方してくれると思います。
そういうチームの戦いこそ、見て見たいし、面白い。人を引きつけるチームとはそういうもんじゃないでしょうか。
もっと言えば、人がどう思おうが、自分の矜持を凛と示して行動に移すこと、ここだと思います。

ひるがえって、この前の大会。
私もそうでしたが、この前の戦いは、胸を張って前向きになっていたと言えるのかを自問自答しています。
誰しもに思って欲しいとは思いませんが、せめて自分たちだけでも、どんな理不尽の前でも常に前向きなチームでありたい。
私は、選手も保護者も、そんな高田イーグルスになって欲しいと思います。
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