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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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今週末は、新人戦会津予選、高田イーグルスの県大会への挑戦でした。
結果から言えば、決勝に進出し、準優勝で県大会を決めました。
1回戦から、磐梯、しきみ、猪苗代メッツを破り、決勝戦で、関柴上三宮連合の前に倒れる。
持ち味を出すことができなかった。
そして次の課題が次々と露見した試合でした。
連合チームの関柴上三宮さんは、ルール上、県大会にいけません。
県大会を決めはしましたが、釈然としないものを抱えながらの表彰式となりました。
負けが確定した時から、なぜこうなったと自問が始まります。どうすればよかったと、自分との対話の時間。
ここをこうしよう、あそこをこうしてみようと試行錯誤が始まりました。

最近思います。
どんな世界でも、際限はなく、進んでも進んでも課題は後から後から出てくると。
スポ少をやっていても、仕事をしていても、つくづくそう思います。
まだまだ低いレベルですが、少しずつ「できる!」という幅が増えてきました。
しかし、これができると、あれもやらなければいけないという次の壁が表れます。
やっとバント処理ができてきましたが、今度はもっとすばやく、正確にやらなければいけなくなりました。
そしてそれは打撃にも走塁にもバッテリーにもいろんなことに及びます。
求めるレベルが上がってきている。
これはこれで、うれしい悲鳴なんですが、ただ単に一生懸命にやればいいんだというレベルではなくなってきているんです。
悩みのタネは尽きません。

しかし、我々は大きな目標に到達しました。
県大会出動という、大きな壁を乗り越えたんです。
カナト世代が渇望して、狙って取りにいって、取れなかった県大会。
世代は1つ進みますが、高田イーグルスとして、また、ひとつ上のステージに進むことができます。
そしてそれは世代がいくら変わっても、遺伝子として残ると私は思っています。
このアユキ世代が、どうやって戦うか、いまからワクワクしています。
しかし、前記したように課題は山積。
いまのままでは、県大会へはただ参加するだけになると私は思っています。
県大会は、そんなに甘くない。
決勝戦でやぶれた関柴上三宮のようなピッチャーばかり。
そこに、強打と好守がそろっています。
いまのままでは、やられるという予感しかありません。
まだ1ヶ月ある。
その間に、やれる準備をしましょう。
あれもこれもはできません。
ポイントを絞った強化が必要です。
まず何をやるか、それをチーム全体で考えていきたいと思います。
やるだけやって、全力を出したら、それでいいんじゃないでしょうか。
そこに結果がついてこれば、なお良し。
私の中では、おぼろげながらやることは見えています。
アユキ世代は確かに強いです。
彼らのポテンシャルをいかんなく発揮することができたなら、ひょっとするとひょっとするかもしれません。 
記憶が正しければ、今から九年前の秋の新人戦。
当時の美里イーグルスも初めて県大会に出場しました。
そして、1回戦で後に優勝して全国大会に行くことになる釜子スポ少さんとあたり、0:1で負けました。
そこから、当時のコウダイ世代の挑戦は始まりました。
俺たちは全国に行くと、子供たちは口々に言うようになりました。
我々は大人たちが、そんなの無理に決まってんだろと言うのも関係ありませんでした。
ひるまず、おくびもなく、声にだす。
そして、翌年に有言実行で、県大会に初出場で初優勝を飾り、全国大会の舞台を踏みました。
並みいる強豪を次々に倒していきます。
ピンチは何度も何度もありましたが、最後まで諦めず、彼らは、一戦一戦、毎回強くなっていきました。
そして、県内でこれ以上ない高見まで、私たち指導者と保護者を連れて行ってくれました。
あの夏は忘れようもありません。
あの夏も暑かった。
そしてまた、同じように挑戦できる環境が目の前にあります。
チームとしてまとまるチャンスだと思います。
ひとりひとりが高い目標を設定し、自分と向き合って挑戦していく。
全国大会なんていうのは、そのための手段です。
行っても、行けなくてもいい。
全国大会さえも、モチベーションアップのための手段として使えばいい、私はそう思ってます。
しかし、この「全国大会」という言葉には魔力があります。
この魔力にかかったがために、あのコウダイ世代は全国大会にいけました。
その原因となったのが、この秋の県大会でした。
合併前、美里イーグルスのソウゴ世代もベスト8まで、肉薄しました。
あの世代も全国大会めざしました。
そして今、我々はアユキ世代の高田イーグルスもその山に登ろうとしています。
周りは、中山さん、油井さんなど強豪ばかり。
誰も高田イーグルスのことなど気にもとめていません。
誰も期待などしていない。
しかし、このチーム、やることをやればいいところまでいくと私は思っています。
人の心に戸は立てられない。
思うことは自由なんですから。

自分たちの信念をもった神がかった状態の集団のもつ破壊力と推進力。
世の中を変えていくのは自分たちだと言わんばかりに突き進んでいく彼ら。
確率の低いところばかりを連続で引いてくる、ゾクゾクする展開をみてみたいとは思いませんか?
県大会ベスト4、全国大会がかかった最終回に捨て身のホームスチールで勝つような展開。
大人が、それはあり得ないというわずか数%の確率の全国大会という扉をこじ開けた、子供たち。
私は、今の高田イーグルスにもそれができるチャンスが来たと思っています。
一方では緻密な計算。
もう一方では、何も考えない、勢いだけの大胆な虎視眈々。
いいじゃないですか!失敗しても。
だって、誰もも期待していません。我々以外。
挑戦していくこと、準備していくが、次に繋がる。
どんな革命も最初は小さいムーブメント。
鎌倉殿の13人も、最初の決起は20人にも満たない。
バタフライエフェクト。
小さい蝶々のたった1回のひとふり。
そのひとふりが、世界を変えることがある。
その影には数万、数百万の因果があったはず。
しかし、最初の一手を打たなければ何もおきません。
そしてそれはバトンとして遺伝子として受け継がれていく。
フミヤという花もそのひとつ。
その花はたくさん続いています。
こんな片田舎からでも、挑戦とチャレンジはいつでもできます。
目の前にチャンスがあるんですから。
そして、この世代は全国大会、西武ドームに行っています。
彼らにとっては二回目の全国大会となる可能性がある。
彼らの可能性を信じてみましょう。
だから、私は、子供たちと保護者、指導者をけしかけていこうと思っています。

さて、どうなることやら、楽しみで仕方がありません。


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