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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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フミヤといってもチェッカーズのフミヤではありません。
あしからず。
最近よく顔を出してくれている会津西陵高校の学生がいます。
人懐っこい感じの高校生のあんちゃん。
彼はフミヤ。
今の高校3年生、タカヤ世代のサードで5番を打っていた選手です。
忍者みたいな走塁と守備、そしてなかなか日本人にはいない、トップハンドトルク打法の使い手です。
彼のスウィングは、斜めの軸を中心に、クルッと高速回転。
小さい体の割には、なかなかの飛距離とパワーがある打球を飛ばしていました。
走塁に守備にスピードもあり、幹も強く、反射神経、度胸もある。
えぇー、そんなの無理だってといいながらも、きちんといろんなことに反応している。
後腐れのない性格もいい。
なので、私は彼をサードに置きました。
何度、彼のスピードと、反射神経にチームが救われたことでしょう。
たしか、8月の三週連続優勝した大仏杯かな?あの時の本郷戦の神がかった走塁。完全にアウトで挟まれた時に、忍者のようにすり抜けて、貴重な得点につなげました。
今でもそれを思い出します。
そして、ビックプレーをなし終えた後の彼のはにかんだ笑顔。
その笑顔は、高校3年になって、就職試験を受けると言って、大人になっている、今でも変わりはありません。
なんぼ、大きくなっても、フミヤはフミヤ。
あの頃のままでもあるし、あの頃のままでもない。
確かに彼も成長しています。
それでも、私にとっては、フミヤはフミヤなんです。
そては、それは他の教え子も一緒の事です。
こうして、今の世代が練習しているところに、顔を出してくれるところが、私はうれしいんです。
普通だったら、来ないでしょう。
自分のこともあるし、知らない人ばかりだし、なにより、あの頃の年代にとってめんどくさいと思うんです。
しかし、フミヤはグランドに私を見つけると、「カントクっー!」と声をかけ、手を振ってくれます。
こういうところが、うれしい。
こういうところが、フミヤなんですよねぇ~。
こういうところに、積み重ねてきたものを感じます。
バトンが回っているという実感があります。

そして槇原敬之さんの「僕が1番欲しかったもの」を思い出します。
しかし、私はまだ振り返っていません。
振り返るのはまだまだ先だと思ってます。
その曲は、誕生日が同じで、同じ病院で生まれた中学の時の友人が送ってくれたものです。
何かに一生懸命に打ち込んでいれば、いつか花が咲く。
だから、大丈夫だと、彼女は言ってくれているんだと思います。
そして、フミヤのような存在が花なんだと思います。
地元会津で咲く花もあれば、神戸に咲く花もある。
どこにいたって、その花は力強く咲いてくれることでしょう。
メイドイン高田イーグルスとして。





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