時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
青そで白地に金文字でEagles
久しぶりにこのユニフォームにそでを通しました。
このユニフォームは、美里イーグルスになってから二代目のユニフォームです。
初代は全国大会にいき、この二代目は県大会にいった。その証の福島県の刺繍が編み込んであります。
いろんな戦いの記憶がしみこんでいるユニフォームです。
コロナ禍で、ぐんと大会数が減っていく中、今年もほおのき杯を開催していただきました。
関係者の皆様ありがとうございました。
やはり大会となると、気が引き締まります。
思う存分に力をチャレンジできる場があると言うことだけでありがたいとしみじみ思います。
大会では、過去に対戦したOBや指導者の方とも昔話に花が咲きました。
今の中学校2年生が6年のころ、ほおのきさんとはしのぎを削りました。
秋の柳津での新人戦では、決勝で最後にあのエースに満塁ホームランを打たれました。
そこから、当時のイーグルスは目の色が変わった。今思えば、その甲斐があって、翌年の総体、白獅子と勝利を収めることができたと思います。
この切磋琢磨。
そしてまたグランドで、当時のコーチ、あのエースと、よく打たれた双子ちゃんに会うことができました。
みんな大きく成長しています。
あの世代のユウキたちは明日、県大会なんだぜ!と昔話に花が咲きます。これも縁をつむいでいくスポ少のいいところですね。
自分が指導してきた子供たちも、敵であった子供たちもまたどこかのグランドで会えたなら、それだけで私たちのやっていることは間違ってないと思えるような気がします。そして、それは自己満足でいい。もっと言えば、私にだけ、わかればいいんです。
さて、試合はといえば、初戦は只見スポ少さん。
きけばほとんど6年生という完成されたチームです。
さて、単独美里イーグルスは、バッテリーとショートはしっかりしているもののその他は不安要素しかありません。
理想としては、少ないチャンスを活かして得点し、バッテリーの投手力で押さえる。これしか勝つイメージがわきません。
ときおり吹き付ける冷たい秋雨。
コンディションはいいとは言えませんが、何とか立ち上がりを最少失点で押さえます。
打たせるところはショートのみという理想的な展開。
すかさず裏には、先頭のレンが出塁して、レオに送らせたいとこですが三振。
盗塁を仕掛けて、スコアリングポジションに送ったところで、この人が打たないと始まらないというシュンペイ。
キャノンボール、火を噴くような打球でレフト線を破ってホームランで2点、逆転します
初回だけ見れば勝っています。
しかし、秋雨はどんどん強くなります。
守る単独美里イーグルスの守備陣から体温とやる気を容赦なく奪っていきます。
この寒さの中で、眼光をするどく、集中力を切らさないのは、レンとバッテリーくらいか。
後は、さぁやめよう、あったかい温泉にいこうといったらひょこひょこついて行く組だと思います。
正直なところ、試合なんてどうでもいい。寒くて仕方がないというレベルだと思います。
とにかく寒い雨。指の感覚を奪っていきます。
そうなると、エース、ユナのコントロールが定まらなくなります。雨あしはどんどん強くなる。
早くあがりたいのに、ストライクが入らないユナは完全にあせりました。自分でもどうしていいかわからない。
なんとか、もちこたえていたものの、バックネット越えの手元狂いを連発するようになったところで、監督に打診しました。
これはもたねえぞ。これ以上やるとメンタルもやられるぞ、どうする?
控え投手はミソラしかいません。
そのミソラもこんな寒い雨の中で投げさせることはユナの二の舞を演じることになります。
こうなったら、レン。
いっさい投球練習もしてきませんでしたが、よくあそびで投げています。
何より私たちが買ったのは、この寒さの中、集中力を切らさず、なおかつ体も動かせるのはレンしかいないという消去法からでした。
この場面での選択肢はひとつしかなかった。
5球の投球練習で、感覚を確かめます。
レンはこういう場面を楽しめる奴です。
だからこそ頼もしい。
2死で相手は4番。
いい振りをしています。
ここで打たれれば、体力的にも気力的にも美里イーグルスは敗北するしかありません。
レンは、感覚のみで4番に立ち向かいます。
そして、スリーボールながらツーストライクと追い込む。最後はたしか三振に打ち取ってスリーアウト。5点に押さえました。
この寒さ、雨で思うように投げられないユナはベンチに帰ってきて号泣。メンタル、フィジカル両方メタメタでしよう。
この後もレンでいくしかありません。
そして、こちらの守備が終わると同時に天気も回復、日が差してきます。
なんだったんださっきのは!
俺がなんか悪いことしたか?と天に悪態をつきますが、それは詮無いこと。
なんとか、おいつきたいところですが、ここからは下位打線。簡単に押さえられます。
寒さで試合どころではないというのが本音でしょう。
なんとかプレーできているという状態です。
それでもレンは投げることが楽しそうです。
スクランブルにもかかわらず、嬉々として投げています。こういう奴がいてくれると助かります。
只見打線をゼロ封していきます。
しかし、一度手放した勢い、流れは終始只見さんのペースでそのまま終わりました。
単独美里イーグルス、初回にのみ可能性をみせる攻防を繰り広げましたが、天候にも恵まれず万事休す。2:6で敗れました。
メタメタにやられたユナのメンタルが心配ですが、立ち直ってもらわねばなりません。
次は敗者同士の対決で新鶴さんとふたたびまみえます。
単独美里イーグルスにはユナのチカラが必要です。
雨と涙に濡れたユニフォームを着替えて、ふたたびマウンドにもどってきてもらわねばなりません。
ユナならばできるはず。
次回、新鶴戦ふたたびです。
久しぶりにこのユニフォームにそでを通しました。
このユニフォームは、美里イーグルスになってから二代目のユニフォームです。
初代は全国大会にいき、この二代目は県大会にいった。その証の福島県の刺繍が編み込んであります。
いろんな戦いの記憶がしみこんでいるユニフォームです。
コロナ禍で、ぐんと大会数が減っていく中、今年もほおのき杯を開催していただきました。
関係者の皆様ありがとうございました。
やはり大会となると、気が引き締まります。
思う存分に力をチャレンジできる場があると言うことだけでありがたいとしみじみ思います。
大会では、過去に対戦したOBや指導者の方とも昔話に花が咲きました。
今の中学校2年生が6年のころ、ほおのきさんとはしのぎを削りました。
秋の柳津での新人戦では、決勝で最後にあのエースに満塁ホームランを打たれました。
そこから、当時のイーグルスは目の色が変わった。今思えば、その甲斐があって、翌年の総体、白獅子と勝利を収めることができたと思います。
この切磋琢磨。
そしてまたグランドで、当時のコーチ、あのエースと、よく打たれた双子ちゃんに会うことができました。
みんな大きく成長しています。
あの世代のユウキたちは明日、県大会なんだぜ!と昔話に花が咲きます。これも縁をつむいでいくスポ少のいいところですね。
自分が指導してきた子供たちも、敵であった子供たちもまたどこかのグランドで会えたなら、それだけで私たちのやっていることは間違ってないと思えるような気がします。そして、それは自己満足でいい。もっと言えば、私にだけ、わかればいいんです。
さて、試合はといえば、初戦は只見スポ少さん。
きけばほとんど6年生という完成されたチームです。
さて、単独美里イーグルスは、バッテリーとショートはしっかりしているもののその他は不安要素しかありません。
理想としては、少ないチャンスを活かして得点し、バッテリーの投手力で押さえる。これしか勝つイメージがわきません。
ときおり吹き付ける冷たい秋雨。
コンディションはいいとは言えませんが、何とか立ち上がりを最少失点で押さえます。
打たせるところはショートのみという理想的な展開。
すかさず裏には、先頭のレンが出塁して、レオに送らせたいとこですが三振。
盗塁を仕掛けて、スコアリングポジションに送ったところで、この人が打たないと始まらないというシュンペイ。
キャノンボール、火を噴くような打球でレフト線を破ってホームランで2点、逆転します
初回だけ見れば勝っています。
しかし、秋雨はどんどん強くなります。
守る単独美里イーグルスの守備陣から体温とやる気を容赦なく奪っていきます。
この寒さの中で、眼光をするどく、集中力を切らさないのは、レンとバッテリーくらいか。
後は、さぁやめよう、あったかい温泉にいこうといったらひょこひょこついて行く組だと思います。
正直なところ、試合なんてどうでもいい。寒くて仕方がないというレベルだと思います。
とにかく寒い雨。指の感覚を奪っていきます。
そうなると、エース、ユナのコントロールが定まらなくなります。雨あしはどんどん強くなる。
早くあがりたいのに、ストライクが入らないユナは完全にあせりました。自分でもどうしていいかわからない。
なんとか、もちこたえていたものの、バックネット越えの手元狂いを連発するようになったところで、監督に打診しました。
これはもたねえぞ。これ以上やるとメンタルもやられるぞ、どうする?
控え投手はミソラしかいません。
そのミソラもこんな寒い雨の中で投げさせることはユナの二の舞を演じることになります。
こうなったら、レン。
いっさい投球練習もしてきませんでしたが、よくあそびで投げています。
何より私たちが買ったのは、この寒さの中、集中力を切らさず、なおかつ体も動かせるのはレンしかいないという消去法からでした。
この場面での選択肢はひとつしかなかった。
5球の投球練習で、感覚を確かめます。
レンはこういう場面を楽しめる奴です。
だからこそ頼もしい。
2死で相手は4番。
いい振りをしています。
ここで打たれれば、体力的にも気力的にも美里イーグルスは敗北するしかありません。
レンは、感覚のみで4番に立ち向かいます。
そして、スリーボールながらツーストライクと追い込む。最後はたしか三振に打ち取ってスリーアウト。5点に押さえました。
この寒さ、雨で思うように投げられないユナはベンチに帰ってきて号泣。メンタル、フィジカル両方メタメタでしよう。
この後もレンでいくしかありません。
そして、こちらの守備が終わると同時に天気も回復、日が差してきます。
なんだったんださっきのは!
俺がなんか悪いことしたか?と天に悪態をつきますが、それは詮無いこと。
なんとか、おいつきたいところですが、ここからは下位打線。簡単に押さえられます。
寒さで試合どころではないというのが本音でしょう。
なんとかプレーできているという状態です。
それでもレンは投げることが楽しそうです。
スクランブルにもかかわらず、嬉々として投げています。こういう奴がいてくれると助かります。
只見打線をゼロ封していきます。
しかし、一度手放した勢い、流れは終始只見さんのペースでそのまま終わりました。
単独美里イーグルス、初回にのみ可能性をみせる攻防を繰り広げましたが、天候にも恵まれず万事休す。2:6で敗れました。
メタメタにやられたユナのメンタルが心配ですが、立ち直ってもらわねばなりません。
次は敗者同士の対決で新鶴さんとふたたびまみえます。
単独美里イーグルスにはユナのチカラが必要です。
雨と涙に濡れたユニフォームを着替えて、ふたたびマウンドにもどってきてもらわねばなりません。
ユナならばできるはず。
次回、新鶴戦ふたたびです。
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