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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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きつねうち温泉の戦いは終わりました。
この戦いの中で特に印象にのこったプレーがいくつかあります。


1、ダイトのホームラン。釜子さんから放ったあの特大ホームラン。
2、ヒカルの3バント
3、タカヤ負傷交代でそこを補完したヒカリ
4、ラストバッター、ユウト粘り
5、ユウヘイのジャンプで3塁打
その他にもありますが、私の独断と偏見で上位をあげるとすればここまで。
その中でも、一番はヒカルのスリーバントです。
今年再三バントのサインが出るのに上手く決めた記憶がなかった。しかし、失敗してもいい。打たせるよりはやや確率が高いだろうと、ここはバントと腹をくくりました。
「スリーバント、失敗してもそれをお前に命じた俺の責任だから大丈夫だ。」そういってヒカルを送り出します。
もうひとつ、ヒカルの迷いをとってあげるために、サインを使わず声で「スリーバント。」相手にバレバレですが、そんなの関係ありません。やるしかねぇと思わせる。退路を断ち切り、背水の陣です。一発で決めてくれればいいものをツーストライクとやはり追い込まれる。釜子さんのエースもバントしずらいアウトローに集めてくる。
ああだめかもなぁと思ったとき、来ました真ん中やや低めに。
ヒカル、それを鮮やかにバント。しかも相手のエラーを誘い、無死2,3塁のチャンスをつくりラストバッターのユウトにつなぎます。ここで4にあるようにユウトが粘って2点タイムリーを放つんです。「送らなければならない」というプレッシャーの中でヒカルはよく決めました。
この試合は結果的にコールドで勝ちましたが、勝負の分水嶺はこの回のここでした。
7番ヤマトのデッドボール、8番ヒカルのスリーバント、9番ユウトの粘りのレフト前ヒット。
この下位打線で得点し、上位につないだ。その重要な触媒の役目を果たした。
ある意味ホームランよりもでかかったかもしれない。これはヒカルの自信になったはずです。今後もこういう場面がでてくるでしょう。そこで苦手意識をもたず、逆に「バントならまかせろ。やってやろうじゃないの!」と思ってくれるようになればしめたもの。
ホームランやヒットを打つばかりがチームに貢献することではないんです。
他の人ができなくて、自分にできることを磨いていくべきでしょう。それが自分を活かす道。
これは野球ばかりでなく他の道でも通用することだと思います。
ベンチに戻ってきた時に「ヒカル、いいバントだったぞ!」と声をかけると、いい笑顔と自信に満ちた表情に。そして彼は全力疾走でライトの守備に向かいました。
こういう顔をみるために我々はここにいる。
そう思わせてくれたヒカルのスリーバントでした。

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