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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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今日はソウゴたち世代の卒団式でした。
コロナの影響もあり、美里イーグルス、高田スポ少、それぞれ分かれて執り行いました。
準備に奔走された役員のみなさんのご尽力に感謝いたします。

人が出会えば必ず別れもやってきます。
生きていくことはその繰り返し。
多くの出会いの中で、このスポ少での出会い。願わくば、その子にとって、そのご家族にとって有用な出会いであって欲しい。

人はひとりでは生きていけません。
人のつながりの中でこそ、人は人らしくいられると思います。
人と人を介するその真ん中にあるのが、「ソフトボール」。
それが彼らの小学校時代のスポ少だった。
その指導者が我々だった。それが出会いです。
数ある人生の中の出会いのひとつに過ぎない。
たったひとつの出会いが、何をもたらしたか?
数学の答えのようにはっきりしたものではありません。
たしかに、試合に勝ったり負けたり、大会で優勝したり、初戦で負けたりということもありました。
目に見える結果、ただそれだけではない。
彼らの通ってきた道を振り返ってみてください。
その通ってきた道、行程、成長してきたプロセスにこそ答えがあると思っています。
万人を理解させなくてもいいんです。
お父さんやお母さんしかわからなくっていい。
もっといえば、自分にしかわからなくていい。
いろんな経験。体験。
それこそがこれから君たちを支えてくれる「背骨=バックボーン」になる。
根拠なんてなくていいんです。
俺はあの時、あのピッチャーから打った!
抜ければホームランのあたりをファインプレーした。
俺はこうだった。
小さな自信でいい。
そういう自信こそが、次に踏み出す勇気を与えてくれます。
この先も失敗したり、負けたりする時もあるでしょう。
スポ少でも何回も失敗して、エラーをして三振をして負けてきました。
それでもまた立ち上がって、練習して、またあのグランドに立ってきました。
スポ少は失敗する練習をしているんです。
そこから立ち直る練習をしているんです。
これから先も、ものすごく理不尽な出来事にも何回もぶつかります。
自分ではどうすることもできないような大きな壁。敵。
逃げてもいいんです。
本当に危ないときは逃げてもいい。それも作戦です。
それでもグランドに立つ以上は自分たちのベストを尽くす努力をしてきた。
ひとりでは立ち向かえないような強敵を前にしても、横をみれば仲間がいて、後ろをみれば家族が支えてくれる。その心強さを知っている。
勇気は勝手に湧いてくるものではなく、自分たちで湧き起こすもの。
それをこの子たちは知っています。
私たちはそれをあのグランドで見てきました。

我々にできることは終わりました。
本当はもっともっとユニフォームを着てあのグランドに一緒に立ちたいところ。
しかしそうもいきません。
彼らならば大丈夫、そう思って送り出す以外にありません。
か細く、弱く、軟弱だった彼らが大きく羽ばたいていく姿を目に焼き付けようじゃありませんか。
今日大空に飛び立った4人の若い鷲を静かに見送ります。
さらば、ユリア、ケンタ、ユウゴ、ソウゴ。
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