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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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2021が始まりました。あけましておめでとうございます。
スポーツ少年団にかかわるすべての方々、今年もよろしくお願いいたします。

さて、イーグルスにとって激動の2020は終わりました。
なにが激動かというと、高田さんとの合同チームを作り上げたことが大きな動きでした。
私の中でそれが正解かそうでないかという問いはありません。
全員の賛同を最初から得ることは難しいことはわかっていました。
そのうえで、この合併は失敗だったとならないよう、合併して正解だった、よかったと時間がかかっても、ひとりでも多くの選手が、そしてその保護者がそう思えるようにみんなで協力してそこに進むのみだという覚悟と決意をもっていたからです。
不正解だなんて思わせない。
初めから正解することしか考えていませんでした。

私もよく上司とぶつかります。
その中でよく言われること、
「お前は最初に自分に都合のいい結論を持ってくる。思い込みが激しい。その結論が間違っているというリスクは考えないのか?」と。
私はいいます。
「はたから見れば間違っているといわれることも、もしかしたら間違っていないかもしれません。最初からできない、間違っていると決めつけるよりも、どうやったら成功するか、そしてそこにたどり着く方法を考えたほうが面白くありませんか?」
その先輩はそこでため息をつきます。
めんどくせぇやつだと思われるほうが多い。
もっと細かいところに気を使って、いろいろ詰めてから実行に移せ。
それはわかっています。
ルールがあるから、段取りが決まっているから、それが今までのやり方だから、そうやって、新しいルートを探ろうとしない。
旧態依然。
今までルール、段取り、やり方を疑ってみたほうがいい。
まず動く。まず思い込む。
細かいところは後から直していけばいい。
それはだめだ、無理だという前に、俺は、俺たちはここまで到達するんだと決める。
そこにいくまでのルート、方法を考えて実行に移す。
間違っているのならば、効率が悪いならば、それを変える第一歩を踏み出しましょう。
こういう人種を真っ向から否定する人種もいることもわかっています。
アクセルとブレーキ。自動車には両方必要です。
がけっぷちではブレーキが必要です。いろんな考えがあっていい。
多様性こそ、生物の進化の歴史。
めんどくせぇと思われても、最終的にはブレーキさえも納得させてしまえばいい。
その方がチームとして機能する。私はそう思っています。
私としても、アクセルだけの車には乗りたくないですからね。
ブレーキも大事。
世の中は、ブレーキだけではなくいろんな部品、役割で成り立っています。
先輩とのぶつかりも必要なこと。ぶつかることも長い目で見れば、悪いことではないんです。
それを踏まえたうえで、私はアクセルという役割を果たしていこうと思っています。

そういや昔、小学校のころ国語の授業で、フグを調理する一族の話がありました。
猛毒のフグをたべるために、子々孫々、命をもってふぐのだべられる部位、調理法を探していく。
変わったことをやる人間は最初はあほだと思われます。
最初はマイノリティなんです。少数派。
それでも少しずつ、わかってくれる人が増えていく。思えば人の歴史なんてその繰り返し。
勇気と信念をもって最初の一歩を踏み出すものがいままでを作ってきたといっていい。
ふぐを食おうと思った一族の壮大な思い込み。
それがあったからこそ、今日のふぐのおいしさのありがたみがわかります。

その意味で、今年の高田さんとイーグルスの合併も勇気ある一歩だったと私は思います。
昨年の今の時期、こうなることを予測していた人は何人いたでしょうか?
私自身も、こうなればいいなぁというおぼろげなイメージしかありませんでした。
そしておそらく多くの保護者の賛同は得られないだろうとも思っていました。
だが、動かないわけにはいきませんでした。
状況が目まぐるしく変わる中で、変化を恐れて立ち止まることは私にはできませんでした。
今後の美里イーグルスの先が見えていたからです。
両チームの内部事情、今後5年10年先の入団者数の減少傾向、指導者の確保の難しさ、会津のチーム数の減少、県内の強豪チームの一本化への対抗策などいろんな事情を考慮して、合併するのが妥当だというのが私の結論でした。
もちろん、スポーツ少年団の運営としてひとつの小学校単独で運営していくという選択肢もありました。
どちらも正解でしょう。
ただこっちの道に進んだ以上、こっちの道に来てよかったとみんなが思うようにするべく、いろんな方法を講じていかなくてはならない。
その積み重ねをしていく外はないと思っています。
いまだ合併による弊害もあることは確か、しかし、総じてこの合併は成功だと私は思っています。いろんな意味で。
数年前から見越していたわけではありませんが、毎週水曜のナイター。
これをやってきたことが大きいと思っています。
そこで一緒になる土壌が育ってきたといっていい。
その効果を狙っていたわけではありませんが、いつかは一緒になるだろうなぁくらいにしか思っていませんでしたが、それがここにきて活きました。
お互いに一生懸命、子供たちのためにスポ少をやってきている。
そこが最後に分かり合えた最大の要因だと思っています。

さて、2021、今年はその合併をより確かなものにしていくべく、保護者の皆さんに話し合いをお願いしたいと思います。
指導者である私たちがいくらこうしたいと思っても、最後に決定権をもつのは、選手、そして保護者のみなさんだと私は思っています。
長くスポ少に携わってきて、保護者とぶつかったことも何回かあります。
しかし、本流はお互いに外してきませんでした。
細かいところに相違はあれど、最後にめざすところは同じ。
そこはわかってきていただいています。

思い込み、大いに結構。
思い込みもできないようじゃ、面白くない。
選手、保護者、指導者、みんなを巻き込んでの壮大な思い込み。
高田イーグルスとして、その正当性を証明していこうじゃありませんか!
2021、始動です!
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