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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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覆水盆に返らず。
お椀からこぼれた水は二度とお椀には戻せない。
過ぎたるは及ばざるがごとし。
起きたことを後悔しても仕方がないという意味で使われる事が多いです。
どちらかといえば、やっちまったぁと思うとき、マイナスの時に使うことが多いと思います。
しかし本当にそうでしょうか? 
失敗してしまったこと、それ自体はもう覆ることはありせん。
悔やむのも大いに結構だと思うんです。
それでも、いつかは区切り点けて次のステップに行くんだという、覚悟をはらんでいるように最近は聞こえます。
覆水盆に返らず。
次はやらねぇから!
右肩上がりの感じを勝手に付け加えています。

中学3年生の私たち七人の旅は終わりました。
新潟の日本海まで自転車で行くというアホにしかできない旅。
この旅を通してたくさんのことを学びました。
腐りかけて糸をひいているようなおにぎりは食べてはいけないこと。
遠出するときのパーティーの列、なんかあったときのために自転車屋は1番最後にすること。
カレーヌードルのゲロは落ちにくいからなるべくやらないこと。
他にもありますが、前向きな気づきとして陸続きであればいけないところはない、要はやる気と準備の問題だと実感しました。
まだまだ俺たちにはいけるところがある。
やってやれないことはないという確かな自信をつけました。
それは私だけではありません。
この後コウジは大晦日に自転車でいわきの海をマサカズという友達と一緒に目指しました。
まぁ、彼らの挑戦は途中あまりの寒さに開成山球場で野宿をして結局は帰ってきましたが……

私はといえば、大学の時、帰省するのにただでは面白くないと思い、東京から会津、チャリの旅をやりました。これは三日かかりました。巣鴨、板橋、川口、大宮、宇都宮、下今市、五十里湖、山王峠、田島、下郷、大内塾、高田。これもナビなんてないんで、地図をコピーしてテープではりました。泊まりは蚊に刺されながらの野宿。
夏でもアスファルトの上で寝ると寒いと言うことがわかりました。せめてなんか敷かないといかん。
チャリでできたんだから、歩きでもいけるだろうと徒歩にも挑戦しましたが、途中で豆ができて諦めました。そこからまたチャリンコに変更しました。新幹線代を節約したはずが、自転車の輸送代が同じくらいかかって、たいしたうまみもないこともわかりました。
それでも、自分の体を駆使して東京から会津をめざすという試みは、さらに私を進化させたと思います。
そしてその挑戦はどんどん大きくなる。
タイに1カ月。
最後はインドに2か月。
タイではメコン川の支流で魚釣り。
インドでも南北縦断をし、歴史の教科書にでているアジャンター石窟寺院、エローラ石窟寺院を実際に見てきました。
世界史の教科書にあった、壁画を自分の目で見る。あぁこれがかの有名な壁画なのか~。
将来、先生になったときこれは実際に見たと自慢できるなあと勝手に思ったものです。
ガンジス川でも泳ぎました。
バイバイガンジス、大いなる川よ~♪
長渕剛のガンジスという曲を口ずさみます。
あの川真っ黒なんですよね。ものすごくきったない。泳いだ後、三日間熱がでて寝込みました。
もうろうとする中、現地の医者のかかり方もしらないので自力で直すしかありません。とにかく水分をとって寝る。
その時、バファリンがこんなにも効くんだと実感しました。日本の薬はすごい!
ハンピという砂漠地帯ではまたしてもチャリンコを借りて、遺跡群を旅する。
インドの最南端、カニャークマリというところでは、インド洋、アラビア海、ベンガル湾の3つの海が交わる不思議な色の海をぼぉーと見てました。毎日毎日3食カレーで過ごした日々でした。

そして今でもどこかに行きたいと熱望している自分がいます。
人生の半分は来ている。
あとどのくらい元気でいれるんだと考えたとき、このままでいいのかと自問する。
人の寿命が見えれば、人はもっと真剣に生きるんじゃないでしょうかね。

80か90で死ぬとして、元気なのは70くらいまでか?
バイクで世界一周をするだけの体力はせいぜい60くらいまで、となると余り時間がない。
やれるかやれないかは別として、いろんな可能性を考えています。
もちろん、スポ少も私のライフワークなので其方もやりつつですが。 
たまには、自分の時間があってもいいじゃないですか?
というと、んじゃ家族の時間はどうするの?と怒られてしまいますね。
まぁ、夢は夢として、考えるだけなら自由。
いろんな可能性を考えています。
こういう考えに至るのも、土台にあの中学3年生の新潟の旅があったからだと思ってます。
いけないところなどない。
やれないことなどない。
あの旅が間違いなく血肉になっている。
新しい場所、挑戦を渇望させ続けています。
人の生き方は千差万別。
物事のいろんな事象に対して比較的柔軟なものの見方ができているのは、こういういろんな旅や挑戦をしてきたからなんじゃないかと勝ってに思っています。

だから、子供たちがいろんな経験をすることに反対はしません。
むしろ、面白そうだと奨励します。
なにが、将来の自分を支えてくれるかわかりません。
いろんなものに手を出していい。
間違いだと思ったならば引き返せばいいんです。
今はひとりでもいけたり、やれたりすることも多くなってきました。
それを奨励する傾向さえある。
しかし、本当に困ったときに助けてくれたり、素晴らしい経験や景色を共有できる仲間や伴侶がいてくれたら、もっといいと思いませんかね。

このコロナ禍で大会や練習ができない日々が続いています。
そして、私は昔を思い出して、活字にする時間を得た。いつか忘れないうちに書きとめておきたいと思ってたんです。
ちょうどその機会があってよかった。
スポ少も我々にとっての挑戦です。
日々挑戦。
改良と失敗を繰り返して、少しでも上手く回るようにチャレンジしている。
その意味では、これも「旅」と言えるのかもしれません。

さて、来週からは練習もできるでしょう。
また挑戦をつづけることにしましょう!

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