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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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やってはいけませんでした。
車を走らせて、BGMにゆずの栄光の架け橋を聞く。
そして、高田中駅伝部、彼らの全員の走りを思い出す。
涙が止まらなくなります。

いつの間にか、いろんな思いの渦に巻き込まれて、涙でワイパーがきかなくなります。
それほど、彼らの懸命な走りが、脳裏に焼き付いています。
ゆずの歌詞と彼らと、彼らを支える家族、指導者、それを応援するみんながリンクします。

誰にも見えない涙があった。

この9人を見るたびに私の脳裏には、栄光の架け橋が流れます。

高田中駅伝部 全中駅伝7位入賞、私はこの目でその瞬間を見ることができました。
彼らの走り、息づかい、しかめっ面、やってやるぞという表情。
県大会優勝のあの時、この結末を見とどけなければならないと思いました。
あの時の自分の魂に従って本当に良かった!
彼らのがんばりを目に焼き付けることができて本当に良かった。
懸命の走り。
ただ走っているだけなのに、なぜあんなに人の心を打つのでしょう。
引き締まった表情、神々しいまでに美しいフォーム。

いろんな人のいろんな思いをその両肩に背負って走っている。
全国の猛者を相手に一歩も引かない走り。
遠く700キロを長駆してまで、応援に駆け付けたやく40人。
その他自力で駆け付けた応援団を含むと100人は越えていたはずです。
まさに大応援団。
その応援、声援は選手たちを間違いなく押したと思います。

彼らが走る先、いたるところに、
高田ガンバレー、いけーコウセイ!
美里ガンバレー、まけんなユウスケ!
前いけるぞー、ガンバレ、タカヤ!
ラストいけるぞー、まけんなテン!
もう1人いけるぞー、ぬけーマナヤ!
マナト、マナト、マナトー、マナトゥ!
がんばれヒカルー。
くじけんなフクダー。
ヒロト、いけー。
どこかしくから応援が聞こえました。

後から見る写真をみると本当にみんなが、いろんなところから高田中駅伝部を応援しています。
遠く滋賀の地に地元の顔が知った人間がいたるところにいる。
苦しいところ、つらいところで、がんばれーという絶叫が聞こえる。
選手の保護者はもちろん、高田中女子駅伝部、高田中駅伝部OB、PTA、選手のおじいちゃんおばあちゃん、高田中の先生方、高田中を去った先生方、その他おっさんたちの面々。
人の想いのチカラって、すごいんですね。

県大会、優勝の時もすごかったけど、今回もさらに増えたおっさんたちが我を忘れて、流れ落ちる涙もふかないで、のぜながら声を張り上げています。
選手たちががんばっている姿に、感極まってしまう。
ただ前を見て走っているだけでいい
こんなおっさんたちにでも、いい涙を流させてくれる。

私たちの周りも全国から駆け付けた人たちも同じ思いでしょう。
選手たちを思うこころが、何千何万と集まっている。
その中で、結果をだすことは並大抵のことではありません。

いろんな声援を受けながらも、彼らは冷静に虎視眈々と自分たちのやるべきことを狙っていたはずです。
それを選手みんなで具現化してしまうチームの強さ。魅せられてしまいます。
このチームならいける!と思わせる。
すげぇわ、やっぱり。

たくさんの感謝と勇気をもらいました。
俺らもがんばろう!という勇気を。

選手のみなさん、ありがとう!
ありがとうございましたと、あえて過去形にはしません。
彼らには、この先の未来があります。
まだまだ伸びる。
有言実行で伸びる。
だからこれからも、何回もありがとうと言うために過去形にしません。

私の魂がまた言っています。
最後の最後まで見とどけろと!
彼らもそうですが、イーグルスの選手もそれに関わった敵であれ、味方であれ、これからの彼らの頑張りを見とどけたい。
少しでも関わった人としての単純な興味。
なんか、これからの楽しみがまた増えました。

野球やソフトだけでなく、関わってきた全ての人たちが、いろんな分野にひろがっていくことが私の生きがいになっています。私もかつて、そういう指導者、いろんな人に支えられてきました。
誰もがそういうバトンをいつの間にか持っています。
そのバトンが繋いでいく世界。
今回のように3年前から毎日毎日研鑽を積み重ねてきた選手、指導者、支えてきた家族。
まぁそれに乗っかって、応援したいという人たちが大勢集まる。
すごいなと思います。
まだまだ世の中捨てたもんじゃないなと思わせてくれます。
だから、我々も多くの子ども達に、保護者にそういう世界を一緒に巻き込んで、同じ風景をいい涙を流しながら眺めたい、その思いでやっています。
まだ、後ろを振り返る暇があませんが、いつか後ろを振り返ったときにどんな風景が見えるでしょう。
まぁそれはまだまだ後の話です。


冒頭でやってはいけないと書きましたが、やめようと思っても、また車の中で、私は栄光の架け橋をこの後も聞くことでしょう。
そして、その度に彼ら全員の走りを思い出します。

ありがとう、高田中駅伝部!
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