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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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6月初旬、まだそんなに暑くもない、真っ青な空の絶好の野球日和。
遠く福島市では、全国大会への最終章の県大会をやっています。
会津代表の湯川男子さん、イーグルスを撃破した猪苗代さんの健闘を祈りつつ、新鶴スポ少さんと練習試合にのぞみました。

今日は2試合、6年生をいれたフルメンバーと、この秋からの新人戦を見通したアンダー5年生の試合でいきます。

今日の課題は、「失敗を恐れず、チャレンジしていくこと。」
その他、スライディングをしよう!とか細かい指示はしましたが、7月の白獅子へむけて個々のスキルアップ、チーム全体の底上げが目的です。

ただ無策でのぞむのではなく、試合の流れをみて、今この状況で自分に何がもとめられているか?
なぜそう思うか?
そしてその状況に対処するのは、今の自分の持てる限りの武器を総動員して、どう戦うか?
そのビジョンが必要です。

6年生をいれたフルメンバーでの結果は6:6の同点でした。
ミスを恐れず、積極果敢にいった結果としてはまずまずの出来でしょう。
新鶴スポ少さんの5年生エース、まだ一段と速くなっていました。
まだ粗削りながら、外角のやばいコースにバンバン入る時もあります。
あと10キロは早くなるし、もっと厳しいコースをつけるようになるでしょう。
まさしく今も将来もイーグルスの前に立ちふさがる強敵と書いてライバル。
ここで苦手意識を持つわけにはいきません。

今日の作戦は「ガンガン行こうぜ!」防御、MP消費を考えず、はなから持てる全力を出していきます。
今現在の自分たちの持てるすべてを最初から出し惜しみせずぶつけていく。
イニングが3球でおわろうとかまいません。
三球三振でも構いません。ボールに合わせることなく、とにかく、振って振って振りまくる。
三振しても、ごろアウトでも構いません。
迷いなく全力スイングを指示しました。
その意味を一番わかっているのが、思い切りのいいスイングの今日の4番に置いたヒロヤ。
今日の彼のスイングの迷いはありませんでした。
外角だろうと、高めだろうと、タイミングを合わせてフルスイング。
行先はボールに聞いとくれのスタンス。
それでいいんです。100のチカラを持つ人が、ストレートに60%、チェンジアップに40%とチカラを分けていたとして、ストレートが来た時の対処するチカラは60%。
兵力、集中力を分散させていては、自分の持てる力の60%しか出せない状況でしょう。
ヒロヤは違います。100%をフルスイングしている。
あてにいこうなどと思っていないでしょう。とにかく、タイミングを合わせて全力スイング。
その時ヒロヤの打撃力は100%になるでしょう。吹っ切れている分を出して120%。
そして、ホームランを打って結果をみせる。どや顔をしていい場面です。
自分のストライクゾーンに入ってきた球は、すべてうつ、ボールでさえも打ってやるという気迫が見えました。なにより、迷いなく、初球から全力スイングがいい。
そんなヒロヤの背中を野球の神様は、少し押してくれたようです。
左中間まっぷたつのホームラン。迷いのないスイングである分、当たった時の加速力、貫通力が違います。
ヒロヤにも手ごたえがあったでしょう。また彼のココロに分厚い自信という名の層が積み重なりました。
ヒロヤのいいところは、迷いがないところ。
迷いがない人などいないでしょうが、彼はわりきっています。
打てなかったらどうしよう?とか、打たないとやばいなとか、マイナスの思考があまりありません。
ただ自分は、フルスイングをするのみと心得ている。一孤のサムライ。
一球一球に全身全霊をかけています。
準備ができている状態でした。
そこからのホームラン。チームに3点をもたらすことができました。見事でした。
4番としての仕事をきっちりこなしました。

迷いをまったく消し去ることはできませんが、対処はできる。
今日一番、ヒロヤがそれを実感させてくれました。
チームために自分にできることは、なんだろうと考え、最善を尽くしてチャレンジしている。
それがいい結果に繋がってくれる。
これほど、ヒロヤを成長させるものはないでしょう。
その自信の積み重ねが、さらなる飛躍を生んでくれます。

そしてそれを見ているイーグルスの面々。
「ヒロヤには負けてらんねぇ。よーし、俺もやってやろう!」
いい意味で刺激になります。

エース、ハルヤの不在を埋めたタケル。
いつもはコントロールが安定しませんが、今日は安定しないながらもなんとかしようという気概が見えました。
3ボールまでもちこまれますが、どうにか打たせて打ち取る。
この試合で、きっかけをつかみかけていると思います。

そしてそのタケルを支えるキャッチャー、ヨウスケ。彼も要職のキャッチャーというポジションをなんとかしようとする意志が見えます。

凸凹ならぬ凸凸コンビですが、なんとか機能している。
バックもちゃんと守ってくれています。
二死でスコアリングのポジションまで攻め込まれますが、なんとかしのぎ切る。
このあたりにも成長のあかしが見えます。

ほかにも、2打数二安打のユウゴ。ピッチャーもやってどこでも守れるユーティリティぶりを発揮したケンタ。
いい材料はそろってきています。

あとは、それをどう活かしていくか?
子どもたちも自分の役割をわかってきています。

それは、自分で考えて行動している証拠だと思います。
よく練習中に、「監督、どこ守ればいいですか?」と聞いてきます。
それを最近よく聞いてくるのは、レン、ユウゴ。
いろんなポジションを守らせているのもありますが、自分のポジションを確認したいという意思が見えます。
「おい監督、俺はどこで活躍すればいいんだい?」
そういう風にもとれる積極的な質問。自己主張があって大いにいいと思います。
自分をだしていくということの練習になっています。

さて、ここまでのいい流れをどういい結果に結び付けていけばいいか?

さぁ毎週大会のシーズンに、お母さん、お父さんを泣かせるような試合をしてほしいと思います。









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