時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
総体2回戦は磐梯スポ少戦です。
この前の喜多方タクシー杯で、主力不在とはいえ惜敗しています。
バッテリー、センターラインを中心とした守りのチーム。
早い段階で相手のエースを打ち崩せるかにかかっていますが、結果からいうと「我慢」ができた展開でした。
喜多方タクシー杯でBチームで一回戦っているのである程度相手の戦力は把握しています。
相手から見れば、フルメンバーのイーグルスの情報はないでしょうから断然こっちが有利な展開になるだろうと思っていたら・・・そうは簡単にはいかせてくれないのが野球ということでしょうか?
打つ手がことごとくうまくいかない。ランナーを出しながらも攻めきれない。
要所要所を完璧に磐梯さんに押さえ込まれます。
逆に攻め込まれてアップアップになるところもありましたが点数は許しませんでした。
終盤まで1-1の状態。
こうなったひとつの要因は、ここ最近で出塁していて当たり前になっていた1番ユウトが塁に出れなかったこと。ここで攻撃にリズムが作れません。いまいちのれない展開になる。
まぁいくらユウトでも毎回出塁はできないでしょうから、こういう展開は今後も予想されます。
そうなった時の攻撃のオプションを考えていかないといけないなと思いました。
正面から当たってだめなら側面攻撃的な方法。
総体は80分の長丁場ですからいろいろ戦術を駆使する余裕はありますが、50分の大会ではそうはいかない。
どちらにも対応した攻め方をチーム全体で共有する必要があるなと思いました。
均衡が動いたのは5回。8番ユウヘイからの攻撃です。
一か八かを確認して送り出すもショートゴロでワンアウト。
次は9番ヒカルからの攻撃です。
このままではスコアレスのまま延長になるかもしれないので、上位打線に回ってくるこの回が勝負どころの天王山です。
先頭バッターがでると勢いづく。チームで一番バントが上手い左のヒカル。
強硬策できましたがここで戦術変更です。バントの指示。一球失敗します。
相手サードのチャージがなかなか速いので、バントから再び強硬策に変更。優柔不断というか臨機応変というか、その場の空気で方針をすぐ変えます。
これがいいのか、悪いのかは結果次第。結果よければOKということでしょう。
ヒカルも速球対応の練習をしてきました。トップを早く作ることはわかっていますが、前足がオープンに出ていくので、インパクトでボールに遠くなることがしばしば。センター方向へステップすることを指摘すると、クローズに切り替えるところがさすが三男坊です。
しぶとくショート後方に落として出塁します。強硬策が当たりました。
ここまで抑えられていたリードオフマンのユウトがセンター前に鮮やかにはじき返し、チャンスを広げます。
1死1、3塁で2番マナヤ。
ここは内野ゴロで1点を奪えるところです。ここはどんな形でもいいから先制しなくてはならない。ここから頼れる打線に入ってるのでそんなに心配することはありません、マナヤ、タカヤと続くので最低でも1点は入ってくれることを想定しました。
その想定どおり、マナヤはショートゴロで2死。ヒットにはなりませんでしたが、ゴロを打つ最低限の仕事をしてくれます。まずは先制。ここから一気呵成に入りたかったですが、タカヤも倒れる。先制はしましたが、いまいち波に乗れない展開。
その裏にマナトからマナヤに投手交代。
ボールが先行するマナト。テンポよく追い込んで打たせるタイプのマナトに変えましたが、マナヤも制球難でパッとしない。
点数を取ってからの変更と決めていましたが、終盤での交代は結構なプレッシャーになったでしょう。
先頭を四球で出してしまいます。その後連続三振で2死にするも磐梯最強バッターを迎えます。
故意四球も一度考えましたが、すぐにやめました。
ここで故意四球をしないこと全軍に伝えます。ここを抑えて味方の士気を上昇させることと、相手の最強を抑えることで士気をそいでおきたいという思惑からでしたが、打たれます。セカンドランナー帰ってきて同点。終盤に先制して、すぐに追いつかれる展開。やばいです。
「あー、やっぱ故意四球しとくんだったなぁ。」というブレブレの指揮。
あそこは故意四球もしくはやんわり四球で勝負を避けることを思った人もあるでしょう。
ああいう勝負所でヒロイズムに走ってしまうところに私の甘さがあるなと後でわかります。
後日、別な場面で新鶴の監督と試合観戦していた時に、
ワタシ「ここは勝負でしょう。」
新鶴カントク「俺はここは勝負をさけるな。」
ワタシ「故意四球ですか?」
新鶴カンオク「いや、外角に外させるでやんわり打たせない。」
このあたり、勝負に徹底する。結果がすべて。その過程にある危険な要素は取り除く。
腕はやっても心臓はやらない覚悟。ここが本当の勝負士なのかもしれません。がしかし、そこをわかったうえで勝ってほしいという願望のほうが強かった。小骨のささった勝ち方はしたくないといえば聞こえはいいかもしれませんが、負けたらすべて負け犬の遠吠えになってしまう。
選手の、保護者の思いの詰まった勝利を逃がしてしまう危険性もあった。
このジレンマ、私の中で永遠に解決しそうにありません。まぁ、次そうなったらそん時の気分でどうしようか考えます。
というわけで今回は失敗で1-1の同点に追いつかれました。時間もありません。
次の攻撃がおそらく最後。それが0だったら裏の攻撃を抑えて抽選にするしかない。
抽選になったら、おそらく負けます。抽選にめっぽう弱いイーグルス。
その前になんとかしなきゃいけない。
引き離したいところですが、4番のタカヤから始まりますが攻めきれない。6回も0。裏も抑えていよいよ最終回の攻撃。先頭は7番コウセイ。
ここの先頭バッターの重要性はよくよくわかっているはずです。本人も絶対塁にでたいところですが、相手ピッチャーもさるもの。簡単に追い込んできます。ツーストライクと追い込まれますが、ここでコンパクトなスイングにきりかえたどうかはわかりませんが、外角の決め球をライトの運びます。
先頭が出塁します。ここから興奮してあまりよく覚えていませんが、一気呵成の攻撃で一挙に4点くらいとったと思います。
コウセイがでたことで打線に火が付いた。この試合のヒーローは先制点の立役者のヒカルと逆転の立役者のコウセイです。
打ちあぐねていた相手投手をようやく攻略した瞬間でした。
こちらも点が取れない代わりに、相手にも点をやらない。我慢比べを終盤に制した。
今のイーグルスにはそういう我慢もできるようになってきているということです。
これができると簡単には崩れなくなります。崩れなくなると、点数を与えずに負けにくくなるということ。これが2年前の全国いったときはありました。
こっちが打てなくてもそう簡単に点数をやらない。これが思いのほか大事です。
両者拮抗の状態をつくる。そこを破ったほうが断然有利になります。終盤になればなるほどそれはデカイ。
抽選になったときのために神仏に拝むことも考えましたが、その前に最終回のあいつらの攻撃を信じるべきでした。あの集中打はすさまじい。ここぞの場面でたたみこめる巧者ぶりも出てきました。
苦しみながらも2連勝。ここで乗らないはずがありません。みんないい顔しています。それぞれも持ち味を発揮している。やってやろうという気迫に満ちている。
さぁ次は、昨年ダイトの時も敗れている猪苗代メッツさんです。
この前の喜多方タクシー杯で、主力不在とはいえ惜敗しています。
バッテリー、センターラインを中心とした守りのチーム。
早い段階で相手のエースを打ち崩せるかにかかっていますが、結果からいうと「我慢」ができた展開でした。
喜多方タクシー杯でBチームで一回戦っているのである程度相手の戦力は把握しています。
相手から見れば、フルメンバーのイーグルスの情報はないでしょうから断然こっちが有利な展開になるだろうと思っていたら・・・そうは簡単にはいかせてくれないのが野球ということでしょうか?
打つ手がことごとくうまくいかない。ランナーを出しながらも攻めきれない。
要所要所を完璧に磐梯さんに押さえ込まれます。
逆に攻め込まれてアップアップになるところもありましたが点数は許しませんでした。
終盤まで1-1の状態。
こうなったひとつの要因は、ここ最近で出塁していて当たり前になっていた1番ユウトが塁に出れなかったこと。ここで攻撃にリズムが作れません。いまいちのれない展開になる。
まぁいくらユウトでも毎回出塁はできないでしょうから、こういう展開は今後も予想されます。
そうなった時の攻撃のオプションを考えていかないといけないなと思いました。
正面から当たってだめなら側面攻撃的な方法。
総体は80分の長丁場ですからいろいろ戦術を駆使する余裕はありますが、50分の大会ではそうはいかない。
どちらにも対応した攻め方をチーム全体で共有する必要があるなと思いました。
均衡が動いたのは5回。8番ユウヘイからの攻撃です。
一か八かを確認して送り出すもショートゴロでワンアウト。
次は9番ヒカルからの攻撃です。
このままではスコアレスのまま延長になるかもしれないので、上位打線に回ってくるこの回が勝負どころの天王山です。
先頭バッターがでると勢いづく。チームで一番バントが上手い左のヒカル。
強硬策できましたがここで戦術変更です。バントの指示。一球失敗します。
相手サードのチャージがなかなか速いので、バントから再び強硬策に変更。優柔不断というか臨機応変というか、その場の空気で方針をすぐ変えます。
これがいいのか、悪いのかは結果次第。結果よければOKということでしょう。
ヒカルも速球対応の練習をしてきました。トップを早く作ることはわかっていますが、前足がオープンに出ていくので、インパクトでボールに遠くなることがしばしば。センター方向へステップすることを指摘すると、クローズに切り替えるところがさすが三男坊です。
しぶとくショート後方に落として出塁します。強硬策が当たりました。
ここまで抑えられていたリードオフマンのユウトがセンター前に鮮やかにはじき返し、チャンスを広げます。
1死1、3塁で2番マナヤ。
ここは内野ゴロで1点を奪えるところです。ここはどんな形でもいいから先制しなくてはならない。ここから頼れる打線に入ってるのでそんなに心配することはありません、マナヤ、タカヤと続くので最低でも1点は入ってくれることを想定しました。
その想定どおり、マナヤはショートゴロで2死。ヒットにはなりませんでしたが、ゴロを打つ最低限の仕事をしてくれます。まずは先制。ここから一気呵成に入りたかったですが、タカヤも倒れる。先制はしましたが、いまいち波に乗れない展開。
その裏にマナトからマナヤに投手交代。
ボールが先行するマナト。テンポよく追い込んで打たせるタイプのマナトに変えましたが、マナヤも制球難でパッとしない。
点数を取ってからの変更と決めていましたが、終盤での交代は結構なプレッシャーになったでしょう。
先頭を四球で出してしまいます。その後連続三振で2死にするも磐梯最強バッターを迎えます。
故意四球も一度考えましたが、すぐにやめました。
ここで故意四球をしないこと全軍に伝えます。ここを抑えて味方の士気を上昇させることと、相手の最強を抑えることで士気をそいでおきたいという思惑からでしたが、打たれます。セカンドランナー帰ってきて同点。終盤に先制して、すぐに追いつかれる展開。やばいです。
「あー、やっぱ故意四球しとくんだったなぁ。」というブレブレの指揮。
あそこは故意四球もしくはやんわり四球で勝負を避けることを思った人もあるでしょう。
ああいう勝負所でヒロイズムに走ってしまうところに私の甘さがあるなと後でわかります。
後日、別な場面で新鶴の監督と試合観戦していた時に、
ワタシ「ここは勝負でしょう。」
新鶴カントク「俺はここは勝負をさけるな。」
ワタシ「故意四球ですか?」
新鶴カンオク「いや、外角に外させるでやんわり打たせない。」
このあたり、勝負に徹底する。結果がすべて。その過程にある危険な要素は取り除く。
腕はやっても心臓はやらない覚悟。ここが本当の勝負士なのかもしれません。がしかし、そこをわかったうえで勝ってほしいという願望のほうが強かった。小骨のささった勝ち方はしたくないといえば聞こえはいいかもしれませんが、負けたらすべて負け犬の遠吠えになってしまう。
選手の、保護者の思いの詰まった勝利を逃がしてしまう危険性もあった。
このジレンマ、私の中で永遠に解決しそうにありません。まぁ、次そうなったらそん時の気分でどうしようか考えます。
というわけで今回は失敗で1-1の同点に追いつかれました。時間もありません。
次の攻撃がおそらく最後。それが0だったら裏の攻撃を抑えて抽選にするしかない。
抽選になったら、おそらく負けます。抽選にめっぽう弱いイーグルス。
その前になんとかしなきゃいけない。
引き離したいところですが、4番のタカヤから始まりますが攻めきれない。6回も0。裏も抑えていよいよ最終回の攻撃。先頭は7番コウセイ。
ここの先頭バッターの重要性はよくよくわかっているはずです。本人も絶対塁にでたいところですが、相手ピッチャーもさるもの。簡単に追い込んできます。ツーストライクと追い込まれますが、ここでコンパクトなスイングにきりかえたどうかはわかりませんが、外角の決め球をライトの運びます。
先頭が出塁します。ここから興奮してあまりよく覚えていませんが、一気呵成の攻撃で一挙に4点くらいとったと思います。
コウセイがでたことで打線に火が付いた。この試合のヒーローは先制点の立役者のヒカルと逆転の立役者のコウセイです。
打ちあぐねていた相手投手をようやく攻略した瞬間でした。
こちらも点が取れない代わりに、相手にも点をやらない。我慢比べを終盤に制した。
今のイーグルスにはそういう我慢もできるようになってきているということです。
これができると簡単には崩れなくなります。崩れなくなると、点数を与えずに負けにくくなるということ。これが2年前の全国いったときはありました。
こっちが打てなくてもそう簡単に点数をやらない。これが思いのほか大事です。
両者拮抗の状態をつくる。そこを破ったほうが断然有利になります。終盤になればなるほどそれはデカイ。
抽選になったときのために神仏に拝むことも考えましたが、その前に最終回のあいつらの攻撃を信じるべきでした。あの集中打はすさまじい。ここぞの場面でたたみこめる巧者ぶりも出てきました。
苦しみながらも2連勝。ここで乗らないはずがありません。みんないい顔しています。それぞれも持ち味を発揮している。やってやろうという気迫に満ちている。
さぁ次は、昨年ダイトの時も敗れている猪苗代メッツさんです。
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