時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
ふりかえります。
総体1回戦、ほおのきスポ少戦。
昨年何回かあたりましたが、私的にまったくのノーデータでのぞみます。
先週の練習試合である程度の手ごたえは感じていましたが、なにがおこるかわからないのが野球。
実力を出し切れないままあっさりと負けてしまうことも考えました。
ほおのきさんのシートノック、ピッチング練習をみる。
ほぼ互角か・・・
そうなるとこの緊張した場面、先制したほうが断然有利になると読みますが、あっというまに先制されます。
いつもながら立ち上がりが不安定なエースマナト。制球が定まりません。
スリーボールからフライを打ち上げさせますが、ピーとキャーでまさかのお見合い。
風も強いこともあり、どちらのボールかわかりずらかったですがそんなのは理由になりません。
最初の試合の最初のプレーで全員が緊張している場面。エラー率も上がっていますが、ここを討ち取れば全員がほっとできる場面、ここを取れなかった。
このあたりが強くなりきれない部分なんでしょうね。大事なところを守りきれない弱さ。
お見合いのボールが切れてファールになってくれたところは良かったですが、バッテリーとチーム全体はここで動揺してしまいました。90%ファーボールの場面。
大方の予想どおり、ファーボールで大事な初回に先頭ランナーを出してしまう始末。
ここはスリーボール、ツーストライクからでしたが気持ちを切り替えて討ち取ってほしかった。
これができるとチームを活気付かせる真のエースのなれるでしょうが、まだまだそこは遠いようです。それどころか、チーム全体に「あぁ~ぁ↓」という動揺を伝染させた。
やばいです、対処の仕方を間違えると、いっきに崩れる危険性もありました。
実際その空気はありました。
小雨、足場のわるいグランド、動揺、エラーの確率はどんどん高くなっていきます。
普段の当たり前のプレーができずらい環境。ここでミスるとどんどんそれは連鎖していく。こうなるとどんな強いチームでも立て直すのは用意ではありません。飲まれてしまう。
先頭バッターを出して、パスボールで2塁へ。そして2番。
ほおのきさん、ここはバントの場面です。前日こういう場面を想定してのバントの守備体勢の練習はしておきました。違うところといえば、本番ということと小雨とぬかるむグランド。
こういうところで普段どおりの守備ができるかどうかです。
読みどおり、サードへのバント。んっ?サード、フミヤ少しチャージが遅い。しかも、ボールをうまく握れていない。あせる。ファーストへのボールが少し反れる。
2塁ランナー、バックに突っ込む。ファースト、ヤマトもボールを握れていない。それるバックホーム送球。貴重な1点を打者二人で簡単に謙譲しました。
普段どおりの守備ができていない。
こうなるとフライで討ち取れた先頭バッターを出したことが悔やまれます。
ミスがミスの連鎖を生む。これがチームが崩れていく音なんです。
なおもランナーは残している。これ以上の失点は死活問題です。
ピッチャーの制球もまだ定まらない。不安定な状態。ここでほしいのはまずはワンアウトです。ワンアウトをとって一息つきたい。
ここでパスボール・・・馬鹿やろうと思いましたが、思いのほかボールが跳ね返ってくるネットに助けられバックホーム送球が間に合い、ホームタッチアウト。
高めのボール球を相手が振ってくれて三振、最後はピーゴロで、アップアップのまま守りきり、初回を1点で抑えました。これがデカかった。
相手を勢いづかせるまでもいかず、こちらもまだまだ追いつける範囲なので士気にもそんなには影響しません。この1点は惜しいですが、今は忘れていいレベル。後悔するよりも、もっと前向きにどうやって点を取るかを考えるのが先です。
反撃開始!
1番はわがイーグルスのヤジリのユウト。
「球が荒れてるようなので、ワンストライク捨てていいですか?」
いろいろわかってきたようです。ここ最近の出塁率はおそらくチームトップクラス。
ここでもファーボールで出塁して、いかんなくその持ち味を発揮します。
2番マナヤ四球、3番タカヤ死球で塁にでる。ボールを打って相手を助けない。このあたりをわきまえている。
ここで小さいながらも4番に置くフミヤ。フミヤを4番に置く理由は、対応力の高さです。速球にも遅い球にもアジャストする。軸を中心としてくるっと回るでんでん太鼓のようなスィング。前が大きい、テイクバックを取らない打ち方。このスイングで、インコース、アウトコース問わず広角に打ち分ける。確実性で言えば、タカヤとナマヤの次にくるという私の判断です。以外に長打力もある。
そのフミヤが打席に入ります。
ほおのきさんのエースも制球が定まらない。ここはチャンスです。じっくり見ているフミヤ。ここでパスボール。待望の1点が入りまずは同点。しかもノーアウトで引き続きフミヤ。ショートへの強い当たりで出塁して逆転。なおも1、3塁。
過去の試合で1、3塁の駆け引きを知らずに憤死したことのあるフミヤをたしなめて、走らせます。
2、3塁でマナト。ピッチャーというのは気分で生きている生き物なので、自分がヒットを打てばモチベーションもあがる、わがままな存在です。ここはガンガンいかせたほうがいい。スイングはきれいなアッパー。あたればきれいな放物線を描きます。それがフライの王者といわれるゆえんです。ハイ、三振。確実性はまだありません。
1死でヤマト。
トップを早く作ることを理解している一人ですが、作るのは早すぎます。一回作って、もう一回つくっているのであまり意味はありません。足の上げ方が田んぼを歩くサギのように申し訳なさそうにあげるのであまり打ちそうに見えませんが、以外にミートはうまい。自分のパワーを使うというより、相手ピッチャーが球にこめたパワーを使って飛距離を出していく感じ。先の練習試合で河東のエースから打ったホームランは見事でした。三振も少ないほうなんですが、ここはアウトコースのいいところに決まって見逃し三振。5.6番連続三振です。
2死でコウセイ。
喜多方タクシー杯、ここ最近の練習試合で打撃が向上しています。このチームで数少ない考えて行動するタイプ。どうすれば打てるか、相手がこうきたらどうするかなど対策を立てて打席に入るタイプ。だからこの順番の置いています。クリーンナップでとりきれなかった場合、下位打線の3番バッターの役割。このあたりに何でもできるバッターを置いておきます。四球を選んで出塁。
さぁ2死満塁で8番ユウヘイ。
先の坂下南さんとの練習試合では、センターへ人生最高のあたりを放っている。その感触が手に残っているでしょう。まさに一か八かを絵に描いたような存在です。一か八かといっても、人間0か100かにはなかなかできないものですが、この男はそれができる男。この男が打てば一番チームを勢いづかせることは間違いありません。
スパン、スパンとアウトコースで簡単に追い込まれます。
「あぁ~、これは90%三振の場面だなぁ。まぁ追いついて、逆転できたからいいか。」と思っていたら、ライトへの電光石火の一撃。やや振り遅れでしたがミートゾーンで捕らえている。手首はまだかえっていませんが振りぬく勢いでもっていったといていい。ユウヘイらしい一撃です。
2点タイムリー。思ったとおり、チーム全体がイケイケどんどんになりました。まさに一気呵成。連続三振の2死から下位打線でダメ押しできたことが大きかった。相手チームのとんでもない動揺与えました。
つづく9番フクダもボテボテのゴロが幸いして、俊足を飛ばして内野安打。守備送球の乱れでユウヘイ生還。
トップに帰ってユウト四球、マナヤが2ゴロで終わりますが、この回打者一巡の猛攻で5点。一気に逆転し、流れをがっちり掴みました。
こうなると心理的に余裕が生まれ、実力以上のものを発揮します。先にこの展開にならないと正気はありません。
その意味で2死満塁の場面でのユウヘイのあの一撃は効果的だった。あれが試合を決めたといっていい。この試合にヒーローインタビューがあるとすれば、そこに立つのはユウヘイでしょう。やはり坂下南戦の一撃は無駄になっていませんでした。こういう成功を積み重ねると、この後も思い切ったスイングができるようになり、ますますいい結果を呼ぶ。
「これでやっていっていいんだ!」という自信が、ユウヘイをさらに前に進ませる。そしてもっともっといい結果をだそうとうまくなろうとする。これはユウヘイに限ったことではなく、皆にいえることです。
守備ではいいところを見せることができていましたが、打撃ではお世辞にも打てていたとはいえなかったユウヘイ。荒削りではありますが、それがいま打撃にも自信を持ちつつあります。もともとチームの中では数少ないパワータイプ。力はあります、がそれを活かしきれていなかった。
さらにガンガンタイプなので、ボールを見て打つということもしてこなかった。ところが、最近ファーボールでの出塁も増えてきている。大事なところで早打ちもしなくなっている。ボールを打たなくなってきてるので、自然とストライクゾーン=ヒットになりやすいゾーンを打っていることになります。これは大きな進歩です。ユウヘイもユウトと同じように考えて行動しています。ヤツらはヤツらなりに考えてチームに貢献しようとしている。
毎日家で100本素振りをしていますなどと影で努力してるようなタイプではなく、人の意見を聞くようなヤツらではないんで、実体験からの経験から学ぶことが一番でしょう。
結果が出てこなかった選手が結果を出せるようになったとき。成長を感じます。「あー、やっと打ちやがったなぁ。」とか「よくもあんな難しい打球を捕ったなぁ。」とか思い、「あー、こいつら上手くなったなぁ。」と目を細める。この瞬間も指導者冥利に尽きる瞬間です。じーんときます。もしかしたら、勝つことよりもうれしいかもしれない。勝つということは、こういう選手のいろんな成長の集大成なんでしょうね。それがいい結果になって出ると勝てるということ。
保護者も応援に本気になっていくのは、子供がそういう姿を見せてくれるから。できればいい結果を出して。そういう空間を共有できる時間は貴重なものだと思わせてくれます。どんな映画よりも面白いし、感動を与えてくれる。スポ少やっててよかった!
こいつらはまだまだ伸びます!
ユウヘイのあのスイング、下半身をもっとうまく使えば・・・などまだまだ直すところはあります。ということはまだまだ伸び白があるということ。みんなそういう伸び白をもっています。まだまだイーグルスは強くなれるということ。
この試合、1回の攻防を制したイーグルスに軍配が上がりました。
大差で勝ちはしましたが、それはまだ運によるところが多い。1回の表でもっと崩れていたら、その裏にあの攻撃ができたがどうか?どうなっていたかわからなかった。
1回をしっかり守り抜き、チーム全体を落ち着かせ、実力で流れを持ってこれるしぶとさ、確実さ、安定性をまだイーグルスはもっていないことを再認識した試合でした。
ですが、この勝利がイーグルスに勢いを与えてくれたことは確かです。
あの貧打が見違えるように打線になっている。マシンガンまではいきませんが、「豆鉄砲」打線くらいにはなっている。この時点で、この打線でどこまでいけるかなぁという皮算用。ピッチャーの不安定さなど一抹の不安要素もありますが、「こいつらのすべてを出し切ればいけるぞ!」という手ごたえは感じました。
次は、タクシー杯で惜敗した磐梯スポ少戦です。
総体1回戦、ほおのきスポ少戦。
昨年何回かあたりましたが、私的にまったくのノーデータでのぞみます。
先週の練習試合である程度の手ごたえは感じていましたが、なにがおこるかわからないのが野球。
実力を出し切れないままあっさりと負けてしまうことも考えました。
ほおのきさんのシートノック、ピッチング練習をみる。
ほぼ互角か・・・
そうなるとこの緊張した場面、先制したほうが断然有利になると読みますが、あっというまに先制されます。
いつもながら立ち上がりが不安定なエースマナト。制球が定まりません。
スリーボールからフライを打ち上げさせますが、ピーとキャーでまさかのお見合い。
風も強いこともあり、どちらのボールかわかりずらかったですがそんなのは理由になりません。
最初の試合の最初のプレーで全員が緊張している場面。エラー率も上がっていますが、ここを討ち取れば全員がほっとできる場面、ここを取れなかった。
このあたりが強くなりきれない部分なんでしょうね。大事なところを守りきれない弱さ。
お見合いのボールが切れてファールになってくれたところは良かったですが、バッテリーとチーム全体はここで動揺してしまいました。90%ファーボールの場面。
大方の予想どおり、ファーボールで大事な初回に先頭ランナーを出してしまう始末。
ここはスリーボール、ツーストライクからでしたが気持ちを切り替えて討ち取ってほしかった。
これができるとチームを活気付かせる真のエースのなれるでしょうが、まだまだそこは遠いようです。それどころか、チーム全体に「あぁ~ぁ↓」という動揺を伝染させた。
やばいです、対処の仕方を間違えると、いっきに崩れる危険性もありました。
実際その空気はありました。
小雨、足場のわるいグランド、動揺、エラーの確率はどんどん高くなっていきます。
普段の当たり前のプレーができずらい環境。ここでミスるとどんどんそれは連鎖していく。こうなるとどんな強いチームでも立て直すのは用意ではありません。飲まれてしまう。
先頭バッターを出して、パスボールで2塁へ。そして2番。
ほおのきさん、ここはバントの場面です。前日こういう場面を想定してのバントの守備体勢の練習はしておきました。違うところといえば、本番ということと小雨とぬかるむグランド。
こういうところで普段どおりの守備ができるかどうかです。
読みどおり、サードへのバント。んっ?サード、フミヤ少しチャージが遅い。しかも、ボールをうまく握れていない。あせる。ファーストへのボールが少し反れる。
2塁ランナー、バックに突っ込む。ファースト、ヤマトもボールを握れていない。それるバックホーム送球。貴重な1点を打者二人で簡単に謙譲しました。
普段どおりの守備ができていない。
こうなるとフライで討ち取れた先頭バッターを出したことが悔やまれます。
ミスがミスの連鎖を生む。これがチームが崩れていく音なんです。
なおもランナーは残している。これ以上の失点は死活問題です。
ピッチャーの制球もまだ定まらない。不安定な状態。ここでほしいのはまずはワンアウトです。ワンアウトをとって一息つきたい。
ここでパスボール・・・馬鹿やろうと思いましたが、思いのほかボールが跳ね返ってくるネットに助けられバックホーム送球が間に合い、ホームタッチアウト。
高めのボール球を相手が振ってくれて三振、最後はピーゴロで、アップアップのまま守りきり、初回を1点で抑えました。これがデカかった。
相手を勢いづかせるまでもいかず、こちらもまだまだ追いつける範囲なので士気にもそんなには影響しません。この1点は惜しいですが、今は忘れていいレベル。後悔するよりも、もっと前向きにどうやって点を取るかを考えるのが先です。
反撃開始!
1番はわがイーグルスのヤジリのユウト。
「球が荒れてるようなので、ワンストライク捨てていいですか?」
いろいろわかってきたようです。ここ最近の出塁率はおそらくチームトップクラス。
ここでもファーボールで出塁して、いかんなくその持ち味を発揮します。
2番マナヤ四球、3番タカヤ死球で塁にでる。ボールを打って相手を助けない。このあたりをわきまえている。
ここで小さいながらも4番に置くフミヤ。フミヤを4番に置く理由は、対応力の高さです。速球にも遅い球にもアジャストする。軸を中心としてくるっと回るでんでん太鼓のようなスィング。前が大きい、テイクバックを取らない打ち方。このスイングで、インコース、アウトコース問わず広角に打ち分ける。確実性で言えば、タカヤとナマヤの次にくるという私の判断です。以外に長打力もある。
そのフミヤが打席に入ります。
ほおのきさんのエースも制球が定まらない。ここはチャンスです。じっくり見ているフミヤ。ここでパスボール。待望の1点が入りまずは同点。しかもノーアウトで引き続きフミヤ。ショートへの強い当たりで出塁して逆転。なおも1、3塁。
過去の試合で1、3塁の駆け引きを知らずに憤死したことのあるフミヤをたしなめて、走らせます。
2、3塁でマナト。ピッチャーというのは気分で生きている生き物なので、自分がヒットを打てばモチベーションもあがる、わがままな存在です。ここはガンガンいかせたほうがいい。スイングはきれいなアッパー。あたればきれいな放物線を描きます。それがフライの王者といわれるゆえんです。ハイ、三振。確実性はまだありません。
1死でヤマト。
トップを早く作ることを理解している一人ですが、作るのは早すぎます。一回作って、もう一回つくっているのであまり意味はありません。足の上げ方が田んぼを歩くサギのように申し訳なさそうにあげるのであまり打ちそうに見えませんが、以外にミートはうまい。自分のパワーを使うというより、相手ピッチャーが球にこめたパワーを使って飛距離を出していく感じ。先の練習試合で河東のエースから打ったホームランは見事でした。三振も少ないほうなんですが、ここはアウトコースのいいところに決まって見逃し三振。5.6番連続三振です。
2死でコウセイ。
喜多方タクシー杯、ここ最近の練習試合で打撃が向上しています。このチームで数少ない考えて行動するタイプ。どうすれば打てるか、相手がこうきたらどうするかなど対策を立てて打席に入るタイプ。だからこの順番の置いています。クリーンナップでとりきれなかった場合、下位打線の3番バッターの役割。このあたりに何でもできるバッターを置いておきます。四球を選んで出塁。
さぁ2死満塁で8番ユウヘイ。
先の坂下南さんとの練習試合では、センターへ人生最高のあたりを放っている。その感触が手に残っているでしょう。まさに一か八かを絵に描いたような存在です。一か八かといっても、人間0か100かにはなかなかできないものですが、この男はそれができる男。この男が打てば一番チームを勢いづかせることは間違いありません。
スパン、スパンとアウトコースで簡単に追い込まれます。
「あぁ~、これは90%三振の場面だなぁ。まぁ追いついて、逆転できたからいいか。」と思っていたら、ライトへの電光石火の一撃。やや振り遅れでしたがミートゾーンで捕らえている。手首はまだかえっていませんが振りぬく勢いでもっていったといていい。ユウヘイらしい一撃です。
2点タイムリー。思ったとおり、チーム全体がイケイケどんどんになりました。まさに一気呵成。連続三振の2死から下位打線でダメ押しできたことが大きかった。相手チームのとんでもない動揺与えました。
つづく9番フクダもボテボテのゴロが幸いして、俊足を飛ばして内野安打。守備送球の乱れでユウヘイ生還。
トップに帰ってユウト四球、マナヤが2ゴロで終わりますが、この回打者一巡の猛攻で5点。一気に逆転し、流れをがっちり掴みました。
こうなると心理的に余裕が生まれ、実力以上のものを発揮します。先にこの展開にならないと正気はありません。
その意味で2死満塁の場面でのユウヘイのあの一撃は効果的だった。あれが試合を決めたといっていい。この試合にヒーローインタビューがあるとすれば、そこに立つのはユウヘイでしょう。やはり坂下南戦の一撃は無駄になっていませんでした。こういう成功を積み重ねると、この後も思い切ったスイングができるようになり、ますますいい結果を呼ぶ。
「これでやっていっていいんだ!」という自信が、ユウヘイをさらに前に進ませる。そしてもっともっといい結果をだそうとうまくなろうとする。これはユウヘイに限ったことではなく、皆にいえることです。
守備ではいいところを見せることができていましたが、打撃ではお世辞にも打てていたとはいえなかったユウヘイ。荒削りではありますが、それがいま打撃にも自信を持ちつつあります。もともとチームの中では数少ないパワータイプ。力はあります、がそれを活かしきれていなかった。
さらにガンガンタイプなので、ボールを見て打つということもしてこなかった。ところが、最近ファーボールでの出塁も増えてきている。大事なところで早打ちもしなくなっている。ボールを打たなくなってきてるので、自然とストライクゾーン=ヒットになりやすいゾーンを打っていることになります。これは大きな進歩です。ユウヘイもユウトと同じように考えて行動しています。ヤツらはヤツらなりに考えてチームに貢献しようとしている。
毎日家で100本素振りをしていますなどと影で努力してるようなタイプではなく、人の意見を聞くようなヤツらではないんで、実体験からの経験から学ぶことが一番でしょう。
結果が出てこなかった選手が結果を出せるようになったとき。成長を感じます。「あー、やっと打ちやがったなぁ。」とか「よくもあんな難しい打球を捕ったなぁ。」とか思い、「あー、こいつら上手くなったなぁ。」と目を細める。この瞬間も指導者冥利に尽きる瞬間です。じーんときます。もしかしたら、勝つことよりもうれしいかもしれない。勝つということは、こういう選手のいろんな成長の集大成なんでしょうね。それがいい結果になって出ると勝てるということ。
保護者も応援に本気になっていくのは、子供がそういう姿を見せてくれるから。できればいい結果を出して。そういう空間を共有できる時間は貴重なものだと思わせてくれます。どんな映画よりも面白いし、感動を与えてくれる。スポ少やっててよかった!
こいつらはまだまだ伸びます!
ユウヘイのあのスイング、下半身をもっとうまく使えば・・・などまだまだ直すところはあります。ということはまだまだ伸び白があるということ。みんなそういう伸び白をもっています。まだまだイーグルスは強くなれるということ。
この試合、1回の攻防を制したイーグルスに軍配が上がりました。
大差で勝ちはしましたが、それはまだ運によるところが多い。1回の表でもっと崩れていたら、その裏にあの攻撃ができたがどうか?どうなっていたかわからなかった。
1回をしっかり守り抜き、チーム全体を落ち着かせ、実力で流れを持ってこれるしぶとさ、確実さ、安定性をまだイーグルスはもっていないことを再認識した試合でした。
ですが、この勝利がイーグルスに勢いを与えてくれたことは確かです。
あの貧打が見違えるように打線になっている。マシンガンまではいきませんが、「豆鉄砲」打線くらいにはなっている。この時点で、この打線でどこまでいけるかなぁという皮算用。ピッチャーの不安定さなど一抹の不安要素もありますが、「こいつらのすべてを出し切ればいけるぞ!」という手ごたえは感じました。
次は、タクシー杯で惜敗した磐梯スポ少戦です。
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