時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
高速道路、猪苗代あたりでは雪を見みました。
会津に比べて、あたたかいとはいえ、風がふくとやっぱり寒い。
そんな中、組み合わせは一番下のこブロックに入ってしまいました。
ぱっと見ましたが、何があるかわからないので気が抜けません。優勝までは5回勝たないといけない。
1回戦VS稲田さん。9-0。
2回戦VS善郷さん。10-0。
3回戦VS荒海さん。12-0。
ここまで、先発全員安打で順調に勝ち進んできました。
ホームランも何本か飛び出し、ホームランまんじゅうをいただきました。粋な計らいです。
さぁ、4回戦、こっからは簡単には勝たせてもらえません。
準決勝の相手は、県内屈指の強豪 須賀川牡丹さん。
牡丹さんのすごいところは、毎年強いこと。常に県大会常連の強さを継続していることがすごいです。育成など組織がしっかりしていることの証だと思います。
牡丹さんをみていると、全国大会連続優勝の兵庫県明石ウエストさんをなぜか思い出してしまう。
そんな雰囲気を感じてしまうのは、私だけでしょうか。
はっきりいって強いです。
この前の熱塩加納の大会では、先制しながらも裏の回で即逆転されそのまま、押されて負けてしまいました。
展開は、ローススコア。相手投手もすごい球をなげるので、1点勝負になるなと思いました。
しかし、あんなにジャンプする投球方法はすごいです。彼にしかできないでしょう。
相当下半身が強く、それを上半身から腕にうまく連携していくしなやかさがなくてはあのフォームはできない。
そこから繰り出される快速球。変則フォームなので、タイミングも取りづらいと思います。
好打者の航大もしっかりとらえることは難しい。しかも散らしてくるので簡単には打てません。
少ないチャンスをものにしたほうが、最後に立っている。そんなしびれるような展開です。
50分の試合なので上位打線に回ってくるのは1回か2回。
そこで勝負を決めなくてはなりません。
回は忘れましたが、1番大貴からの好打順。
カウント3B1Sから、打てる球を見逃します。大貴ここは、四球の可能性も考えて塁にでることを優先し、積極策を封じたようです。そこで3B2S。追い込まれました。
こうなると、3Bのピンチから追い込むまでにいたったピッチャーのほうが有利です。
弱気になったところに、力のあるウイニングショット。三振です。
先の試合で、3Bからも積極的に打ちにいっていい結果を出していたのに、ここで消極策。
それが裏目にでました。
無死でアウトカウントも有利なのに、消極策。ここは、3B1Sの時点で打っておくべきでした。
打者には、3Bで打ちにいったほうがいいタイプと待球したほうがいいタイプがいますが、大貴は前者です。
そのために、1番に置いている。その監督の意図をわかっていないことが、悪い結果に繋がりました。
「あそこは、3B1Sでもいくべきだった。今日は3Bからも打ちにいけ。」と強気の打撃したほうがいいと、指導陣から大貴へと方針を確認しました。
それが、決勝戦のあのサヨナラヒットにつながってくれたと思います。
場面にもよりますが、大貴、おまえは待たないで自分から打ちにいくタイプ。
しかし、ここでは1番大貴は倒れてしまう。
なんやかんやあって、試合を決めたのは拓馬。この試合のMVPは拓馬です。
拓馬が打たなかったら、優勝はなく、大貴のMVPも無かった。
その意味で、大貴のMVPの半分くらいは、拓馬のおかげです。
拓馬もこの一年間、悔しい思いを数多く経験しました。
拓馬の前に航大が打つことが多い。
それは、一番出塁率の高い航大のすぐあとにおくということは、拓馬おまえが航大を返せという意思表示です。
これは、大貴、郁弥、勝太郎にも言えることですが、航大の後におくということは、それだけ得点圏のチャンスにあって、相当のプレッシャーがかかるということです。
その一振りで試合が決まる。
そんな場面では、相手投手もまともに勝負してくれません。
むこうも絶対抑えると強固な意地で来るし、こっちも絶対打つという頑強な意地。
意地と意地のぶつかり合い。
いつもいい結果がでるとは限りません。お互いに。
そして今日の拓馬は打った。
牡丹さんのエースの球も相当力があります。アウトコース、低めに決めるコントロールも一線級です。
しかし、この場面で少し浮いてしまった。それを拓馬は見逃さなかった。
センターから右方向に打とうという意識がうまく働きました。
これは、この秋の会津球場の室内練習。監督が取り入れたロングティーの成果だと思います。
うまくインサイドアウトのフォーム、そこへアウトコース高め。
二死ランナーを置いての右中間2塁打。
この1点が決勝点になりました。まさに勝ち負けを分かつ場面で、打ち勝った拓馬。
それまで6番の拓馬の打順を、今日の調子をみて5番に上げたのも監督でした。
その監督の期待に見事に答えた拓馬。
いままでの悔しさから開放されたように満面の笑顔でした。
その笑顔を、やさしく見守っていたのはいつも応援に来てくれていたお母さんでした。
前の試合で打ったホームラン。そのホームラン賞のまんじゅうは、最高のプレゼントになったと思います。
打ったのは、拓馬。
守りきったのは、航大の力投。
拓馬の1点のみで抑えられたのは、航大のシャットアウトがあったからこそ。
敵もさるもの。航大が打たれる場面もありましたが、連打を許さない。
ランナーをだすとギアをあげるところは、田中マー君なみです。
牡丹さんの強力打線を見事0封しました。
こういう勝ち方を投打がかみ合うというのでしょう。
フルメンバーでずっと対戦したかった須賀川牡丹さんとがっぷり四つに組んでの試合。
拓馬があの場面で打てなかったら、やられていたのはこちらだったのかも。
強豪とぎりぎりの試合を制したことで、最後の最後まで成長していることを証明した試合でした。
牡丹さん、いい試合をありがとうございました。
会津に比べて、あたたかいとはいえ、風がふくとやっぱり寒い。
そんな中、組み合わせは一番下のこブロックに入ってしまいました。
ぱっと見ましたが、何があるかわからないので気が抜けません。優勝までは5回勝たないといけない。
1回戦VS稲田さん。9-0。
2回戦VS善郷さん。10-0。
3回戦VS荒海さん。12-0。
ここまで、先発全員安打で順調に勝ち進んできました。
ホームランも何本か飛び出し、ホームランまんじゅうをいただきました。粋な計らいです。
さぁ、4回戦、こっからは簡単には勝たせてもらえません。
準決勝の相手は、県内屈指の強豪 須賀川牡丹さん。
牡丹さんのすごいところは、毎年強いこと。常に県大会常連の強さを継続していることがすごいです。育成など組織がしっかりしていることの証だと思います。
牡丹さんをみていると、全国大会連続優勝の兵庫県明石ウエストさんをなぜか思い出してしまう。
そんな雰囲気を感じてしまうのは、私だけでしょうか。
はっきりいって強いです。
この前の熱塩加納の大会では、先制しながらも裏の回で即逆転されそのまま、押されて負けてしまいました。
展開は、ローススコア。相手投手もすごい球をなげるので、1点勝負になるなと思いました。
しかし、あんなにジャンプする投球方法はすごいです。彼にしかできないでしょう。
相当下半身が強く、それを上半身から腕にうまく連携していくしなやかさがなくてはあのフォームはできない。
そこから繰り出される快速球。変則フォームなので、タイミングも取りづらいと思います。
好打者の航大もしっかりとらえることは難しい。しかも散らしてくるので簡単には打てません。
少ないチャンスをものにしたほうが、最後に立っている。そんなしびれるような展開です。
50分の試合なので上位打線に回ってくるのは1回か2回。
そこで勝負を決めなくてはなりません。
回は忘れましたが、1番大貴からの好打順。
カウント3B1Sから、打てる球を見逃します。大貴ここは、四球の可能性も考えて塁にでることを優先し、積極策を封じたようです。そこで3B2S。追い込まれました。
こうなると、3Bのピンチから追い込むまでにいたったピッチャーのほうが有利です。
弱気になったところに、力のあるウイニングショット。三振です。
先の試合で、3Bからも積極的に打ちにいっていい結果を出していたのに、ここで消極策。
それが裏目にでました。
無死でアウトカウントも有利なのに、消極策。ここは、3B1Sの時点で打っておくべきでした。
打者には、3Bで打ちにいったほうがいいタイプと待球したほうがいいタイプがいますが、大貴は前者です。
そのために、1番に置いている。その監督の意図をわかっていないことが、悪い結果に繋がりました。
「あそこは、3B1Sでもいくべきだった。今日は3Bからも打ちにいけ。」と強気の打撃したほうがいいと、指導陣から大貴へと方針を確認しました。
それが、決勝戦のあのサヨナラヒットにつながってくれたと思います。
場面にもよりますが、大貴、おまえは待たないで自分から打ちにいくタイプ。
しかし、ここでは1番大貴は倒れてしまう。
なんやかんやあって、試合を決めたのは拓馬。この試合のMVPは拓馬です。
拓馬が打たなかったら、優勝はなく、大貴のMVPも無かった。
その意味で、大貴のMVPの半分くらいは、拓馬のおかげです。
拓馬もこの一年間、悔しい思いを数多く経験しました。
拓馬の前に航大が打つことが多い。
それは、一番出塁率の高い航大のすぐあとにおくということは、拓馬おまえが航大を返せという意思表示です。
これは、大貴、郁弥、勝太郎にも言えることですが、航大の後におくということは、それだけ得点圏のチャンスにあって、相当のプレッシャーがかかるということです。
その一振りで試合が決まる。
そんな場面では、相手投手もまともに勝負してくれません。
むこうも絶対抑えると強固な意地で来るし、こっちも絶対打つという頑強な意地。
意地と意地のぶつかり合い。
いつもいい結果がでるとは限りません。お互いに。
そして今日の拓馬は打った。
牡丹さんのエースの球も相当力があります。アウトコース、低めに決めるコントロールも一線級です。
しかし、この場面で少し浮いてしまった。それを拓馬は見逃さなかった。
センターから右方向に打とうという意識がうまく働きました。
これは、この秋の会津球場の室内練習。監督が取り入れたロングティーの成果だと思います。
うまくインサイドアウトのフォーム、そこへアウトコース高め。
二死ランナーを置いての右中間2塁打。
この1点が決勝点になりました。まさに勝ち負けを分かつ場面で、打ち勝った拓馬。
それまで6番の拓馬の打順を、今日の調子をみて5番に上げたのも監督でした。
その監督の期待に見事に答えた拓馬。
いままでの悔しさから開放されたように満面の笑顔でした。
その笑顔を、やさしく見守っていたのはいつも応援に来てくれていたお母さんでした。
前の試合で打ったホームラン。そのホームラン賞のまんじゅうは、最高のプレゼントになったと思います。
打ったのは、拓馬。
守りきったのは、航大の力投。
拓馬の1点のみで抑えられたのは、航大のシャットアウトがあったからこそ。
敵もさるもの。航大が打たれる場面もありましたが、連打を許さない。
ランナーをだすとギアをあげるところは、田中マー君なみです。
牡丹さんの強力打線を見事0封しました。
こういう勝ち方を投打がかみ合うというのでしょう。
フルメンバーでずっと対戦したかった須賀川牡丹さんとがっぷり四つに組んでの試合。
拓馬があの場面で打てなかったら、やられていたのはこちらだったのかも。
強豪とぎりぎりの試合を制したことで、最後の最後まで成長していることを証明した試合でした。
牡丹さん、いい試合をありがとうございました。
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