時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
優勝が確定した後、監督に「最優秀選手賞は誰がいいでしょう?」と聞かれました。
本当は、「監督にお任せします。」と答えるべきでしたが、
「大貴でしょう!」とすぐに本音が出てしまいました。
監督も「そうだべ!」と、自分の中で決めていたことを再確認したようでした。
一瞬にこれまで全て完封してきた航大も浮かびましたが、ここは大貴と監督も思ったようでした。
まさか、この場面で1番の大貴に打順がまわってくるとは、まさに運命。
ディスティニーです。
普通キャッチャーの1番っていうのは、なかなかいません。
大貴も足はそこそこ速いですが、航大、拓馬には並ばない。
そんな中での一番。
一番バッターというのは、誰よりも早く相手投手と対戦する切り込み隊長です。
一番が打つことでチーム全体に勢いを与える重要な役目。
私が一番好きな打順はと聞かれたら迷わず「1番」と答えるでしょう。(3番最強説ですが)
その重要な打順に、キャッチャーの大貴を抜擢。
ミート力、長打力もあり、勝負強い。どちらかというの4番かなと思うところですが、監督は秋口の後半戦あたりから大貴を1番で使い続けます。
この一年、一番苦労を重ねたのは間違いなくキャッチャーの大貴だと思います。
このチームの顔として航大ははずせませんが、その航大は大貴なしにはこんなに輝かなかったでしょう。
いい投手には、いい捕手がいる。
このバッテリーはいままでの私のスポ少史上、最強のバッテリーです。
だからこそ苦労も多かった。
制球力のある投手、レベルの高いバッテリーにのみ言えることですが、「抑えたら投手の手柄、打たれたら捕手の責任」といわれるくらい責任は、キャッチャーにあります。
得点圏で強打者を迎えた場合、キャッチャーのだすサイン、コースの指示はそのチームの生死を分ける。
その日の航大の調子。投げるコースによって、どのコースの球がいきているか。
バッターの苦手なコースは?くせは?
アウトカウントは?得点差は?相手の監督のサインは?
ランナーがどこにいるか、足の速さは?
こちらの守備の状況は?風は?太陽は?
打たれるとしてもレフト側ライト側どっちに打たれるか?
そこに守ってる仲間の選手の守備力、肩の強さは?
いろいろな要因から、投げるコース、球種を決めて、魂を込めてサインを航大に送る。
明確な自信と根拠がなくては、打たれたときに悔いが残ります。
なんとなくでサインはだしてはいけない。
俺は、こう思うから、このコースに、この球種を航大に要求する、という強い意思表示。
それはある程度の経験が必要となってきます。
そして多くを学ぶのは失敗した経験。
打たれた、失敗した、その結果が負けにつながる。
監督の叱咤激励。
この強烈な悔しさが、次の成功を生む。
だからこそ、あえて、監督は大貴を怒るのではなく、叱るのだと思います。
気づけ!気づいてくれ!そして同じ間違いを二度するなと。強烈なメッセージ。
それを、根気よく続ける以外にこのバッテリーをさらに強くする方法はない。
持ち上げられて、自分たちが「できる」などど勘違いしないように方向を修正する。
あえて、厳しい態度に徹する。これはこれでもつらいはず。
相手に厳しくするということは自分にも厳しくするということ。
このあたりが、私にはまだまだできないところです。
大貴のすごいところは、そこで腐らないところ。
あれだけ厳しいと、普通腐ってしまいがちです。
しかし、移動の時にも監督の車にすすんで乗り込み、さらにコミュニケーションをとろうとする。
そのメンタルの強さ、素直さ。清廉なスポンジのごとくです。
監督の真意を汲んでいたのでしょうか?
それはわかりませんが、こんだけ監督についていったキャッチャーも大貴だけだと思います。
監督と大貴。その二人が目指したもの。
最後の大会で、つかめたんじゃないでしょうか?
この大会、監督はいつもならいくところで、叱らないでグッとこらえる場面があるのがわかりました。
大貴だけでなく、選手の可能性を信じているからこそ厳しさがでる。
しかし、それもこの大会が最後。
最後は、選手全員をひたすら信じて背中を押すのみ。
その最高の結果が、大貴のMVPだったんです。
最後ぐらい一番苦労した選手に、とらせてやりたかった。
それが現実になって、一番喜んだのは、何を隠そう長峰監督だったと思います。
しかし、あの場面、みんなの気持ちをのせて、よくぞ打ったな大貴!
どんな映画より、どんな小説より、この現実に感動したよ。
ありがとう大貴!
本当は、「監督にお任せします。」と答えるべきでしたが、
「大貴でしょう!」とすぐに本音が出てしまいました。
監督も「そうだべ!」と、自分の中で決めていたことを再確認したようでした。
一瞬にこれまで全て完封してきた航大も浮かびましたが、ここは大貴と監督も思ったようでした。
まさか、この場面で1番の大貴に打順がまわってくるとは、まさに運命。
ディスティニーです。
普通キャッチャーの1番っていうのは、なかなかいません。
大貴も足はそこそこ速いですが、航大、拓馬には並ばない。
そんな中での一番。
一番バッターというのは、誰よりも早く相手投手と対戦する切り込み隊長です。
一番が打つことでチーム全体に勢いを与える重要な役目。
私が一番好きな打順はと聞かれたら迷わず「1番」と答えるでしょう。(3番最強説ですが)
その重要な打順に、キャッチャーの大貴を抜擢。
ミート力、長打力もあり、勝負強い。どちらかというの4番かなと思うところですが、監督は秋口の後半戦あたりから大貴を1番で使い続けます。
この一年、一番苦労を重ねたのは間違いなくキャッチャーの大貴だと思います。
このチームの顔として航大ははずせませんが、その航大は大貴なしにはこんなに輝かなかったでしょう。
いい投手には、いい捕手がいる。
このバッテリーはいままでの私のスポ少史上、最強のバッテリーです。
だからこそ苦労も多かった。
制球力のある投手、レベルの高いバッテリーにのみ言えることですが、「抑えたら投手の手柄、打たれたら捕手の責任」といわれるくらい責任は、キャッチャーにあります。
得点圏で強打者を迎えた場合、キャッチャーのだすサイン、コースの指示はそのチームの生死を分ける。
その日の航大の調子。投げるコースによって、どのコースの球がいきているか。
バッターの苦手なコースは?くせは?
アウトカウントは?得点差は?相手の監督のサインは?
ランナーがどこにいるか、足の速さは?
こちらの守備の状況は?風は?太陽は?
打たれるとしてもレフト側ライト側どっちに打たれるか?
そこに守ってる仲間の選手の守備力、肩の強さは?
いろいろな要因から、投げるコース、球種を決めて、魂を込めてサインを航大に送る。
明確な自信と根拠がなくては、打たれたときに悔いが残ります。
なんとなくでサインはだしてはいけない。
俺は、こう思うから、このコースに、この球種を航大に要求する、という強い意思表示。
それはある程度の経験が必要となってきます。
そして多くを学ぶのは失敗した経験。
打たれた、失敗した、その結果が負けにつながる。
監督の叱咤激励。
この強烈な悔しさが、次の成功を生む。
だからこそ、あえて、監督は大貴を怒るのではなく、叱るのだと思います。
気づけ!気づいてくれ!そして同じ間違いを二度するなと。強烈なメッセージ。
それを、根気よく続ける以外にこのバッテリーをさらに強くする方法はない。
持ち上げられて、自分たちが「できる」などど勘違いしないように方向を修正する。
あえて、厳しい態度に徹する。これはこれでもつらいはず。
相手に厳しくするということは自分にも厳しくするということ。
このあたりが、私にはまだまだできないところです。
大貴のすごいところは、そこで腐らないところ。
あれだけ厳しいと、普通腐ってしまいがちです。
しかし、移動の時にも監督の車にすすんで乗り込み、さらにコミュニケーションをとろうとする。
そのメンタルの強さ、素直さ。清廉なスポンジのごとくです。
監督の真意を汲んでいたのでしょうか?
それはわかりませんが、こんだけ監督についていったキャッチャーも大貴だけだと思います。
監督と大貴。その二人が目指したもの。
最後の大会で、つかめたんじゃないでしょうか?
この大会、監督はいつもならいくところで、叱らないでグッとこらえる場面があるのがわかりました。
大貴だけでなく、選手の可能性を信じているからこそ厳しさがでる。
しかし、それもこの大会が最後。
最後は、選手全員をひたすら信じて背中を押すのみ。
その最高の結果が、大貴のMVPだったんです。
最後ぐらい一番苦労した選手に、とらせてやりたかった。
それが現実になって、一番喜んだのは、何を隠そう長峰監督だったと思います。
しかし、あの場面、みんなの気持ちをのせて、よくぞ打ったな大貴!
どんな映画より、どんな小説より、この現実に感動したよ。
ありがとう大貴!
PR
カレンダー
フリーエリア
最新記事
プロフィール
HN:
高田イーグルスコーチ
性別:
非公開
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析