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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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なんとくそったれな試合でしょう。
あの試合後の挨拶を見たときに、いままで俺はなにを教えてきたんだろうと思いました。
がっかりした。

惨敗で悔しいのはわかります。
それが影響して、最後の挨拶をしっかりできない。
自分たちの気持ちをコントロールできない、ややっこ。
ソフトボールは相手チームがあってからこその試合です。
エラーをするのも、いいプレーをするのも、相手があってからこそ。
お互いが、一生懸命だからこそいい試合ができます。
勝利の感動も敗北の虚無感も相手チームと一緒に作り上げていくものです。
勝っても負けても、最初と最後は、相手に敬意を払わねばならない。
「ならない」では、だめですね。
相手に自然と敬意を払える選手になってほしい。
なのに、この時の美里イーグルスは、それがみじんもできなかった。
誰ひとりきちんと挨拶ができていなかった。
それが、くそったれ。

この試合、いろんなミス、エラーがありましたが、1番だめだったのはこの最後の挨拶でした。
すべてを、むなくそ悪くした。
ただただ恥ずかしかった。みじめになった。
全てが台無しになった。

さらに、試合後のミーティング。
そこに気づいていた選手がひとりもいなかった。
いつも注意深く、観察力のあるタイセイ、ユウキでさえ気づかない。キャプテン、コウノスケも気づかない。
自浄能力がありません。
小学生に求めるには酷かもしれませんが、
自分で自分のどこが悪かったかに気づかない。
そこに進歩、向上はない。
だれひとり気づかなかったことが、また悲しい。

ただ、これはあらためて教える機会です。
こういうところで、こうあって欲しいという野球人=人としての在り方を問う。
あの時どうすればよかったのか?

この前のテレビで見ました。
星稜高校の松井秀喜選手。今は引退していますが、当時の五者連続四球を見て、過去の自分になんと言いますか?という質問がありました。

彼は、こういいました。
「怒りの感情、同情を買うようなしぐさ、そんな立ち振る舞いをしなくてよかった。」
そんなようなニュアンスを言ってました。

あーこの人はすごい。
やはり高校野球総選挙で1位に選ばれるような出来た人なんだと思いました。
作戦とはいえ、一回も打たせないという選択肢を選んだ相手に対して、バットをなげたり、悔しい表情を見せなかった。
だからといって、さじを投げたわけではなく、たんたんと打つ準備をしている。
うちに秘めた炎は誰よりも熱い。
試合後も、「あれは作戦だから仕方がない。」とたんたんとしている、ように見える。

本当は打たせてくれなくて悔しいはず。
それでも短い時間で、自分を律し、やるべきことをしようとしている。

今のイーグルスが目指すべきところはここではないでしょうか?
何回失敗しても、打てなくても、自分を見失わない強さ。
指導者や親に言われて、一時、がっかりて落ち込んでも、立ち直って、自らこころを奮い立たせて、次のプレーに集中する強さ。
大差で負けていようとも、大差で勝っていようとも、チームメイトや相手に敬意を払い、慢心しないこと。

野球に対する、ソフトボールに対する真剣な心構えがあれば、おのずと答えは見えてくる。

選手ひとりひとりに松井秀喜選手のような心構えがあって欲しいとつくづく思います。

さて、今回の教訓がいかされているかどうか?
見極めていきます。
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