時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
ずっと書いていましたが、なかなか仕上がりませんでした。まだ書いていますが、いったん区切りをつけたので乗せることにしました。
今年の白獅子です。
今年のチーム。
レンの強力なリーダーシップが持ち味のチームですが、プレーの柱になるのは、間違いなくユナとシュンペイのバッテリーです。
去年のエース、ユウゴの背中を追い掛けて続けた少女も6年生になりました。
ここに来て、上背も伸び、筋肉もついて、球速球威がぐんぐん伸びています。
まさに高田イーグルスの先頭にたつエースに成長したと言っていいでしょう。
そのエースを支えるキャッチャー、女房役のシュンペイ。アゴの骨の強そうなこと。おそらく骨も太い。こういうタイプはやはりキャッチャー向きだと私は思います。
シュンペイ、略して「ペイ」のお父さんもその昔、キャッチャーでした。
この二人のバッテリー。
間違いなくチームのセンターラインをはる、主力です。
ですが、メンタル激弱。
少しのミスや味方のエラーで、ボロボロのサンドバックのように、メタメタになってしまいます。
そこがこのバッテリーの弱いところ。
そして、その弱気は後ろに守る全員にインフルエンザのように伝染してしまいます。
そして、地獄の底に落ちていく試合が何回もありました。
守備が崩壊し、ストライクが入らない。
ファーボールを連発し、集中力が切れたところにまたまた味方の足を引っ張るエラー。
このチームの悪いところがでると、その深みにはまってしまいます。
そうなる前に、いかに小さなミスでとどめておくことができるか?
出血を最小限に抑えるか?
その最前線にたのは、やはりユナしかいません。
味方がエラーしてもきっちり後続を抑える。
それがエースの役割です。
私は思うんです。
ユナがきったり投げればそうそう打たれないと。
ユナが気持ち良く投げれる環境を、キャッチャーであるシュンペイをはじめ、野手全員が作ってやれば高田イーグルスは必ず機能するはずだと。
そのためには先制点。
そしてある程度点差が欲しいところ。
イーグルスは先攻を選びました。
トップバッターは、このチームのキャプテンでえり、攻守の要のレン。
最近は左打席を完璧にものにしています。
もはや右打席の技術、パワーを越え来ていると私は思っています。
それは左のフォロースルーの綺麗なこと。
並々ならぬ努力を積み重ねてきた。
フォロースルーにそれが表れています。
そして、この新鶴戦の先頭バッターとして、四球を選ぶ。
昨年までのレンであれば、打ち気が勝って悪球に手を出して結局は塁に出れないことが多々ありました。
その打ち気をコントロールして、四球を選んだフォアザチームの姿勢に彼の野球人としての成長を見ました。
ひとりでできる事には限界があります。
ちゃんと仲間を信頼して、後に託すことを覚えた。
すかさず盗塁。
2番のコタローの打撃に期待します。
身体能力の高さで言えば、レンやユウキに引けを取らないと思います。ただ、落ち着きがない。
考えがない。同じようなタイプはほかにもいます。
しかし私はそれでいいと思っています。
考えなしの突撃は、時に思慮深さを粉砕する場合があります。
過去にもコタローのようなタイプは、その世代にひとりふたりいるものです。
テヘペロのムードメーカー。
いるだけで、チームが明るくなる。
本能や感覚で動くタイプ。考えて動くようになれば一歩遅れてしまう。そうであるならば、彼らの良さを活かすには、経験を積ませて、感覚で動けるようにしていけばいい。
ムードメーカーである分、調子に乗ったときはてがつけられなくなる。
そしてそれは、強敵をも圧倒する。チームを牽引する勢いになってくれます。
この状況、レンがセカンドにいることを考えれば、最低でもゴロ、一塁方向に強いゴロ。
駄目なのは三振とフライ。
あれこれ難しい指示を与えずに、強いゴロを打てと簡単な指示を監督は出しました。
スウイングが上から来てたので、ゴロを打つ意識はあるようです。
キャッチャーフライで一死。
スタンスが狭いこと、体重が前体重なのがネックになっていると思うので、今後の練習の時に指摘していきます。
一死となりますが、スコアリングポジションにはレンがいます。そして、3番シュンペイ。
レンが出て、コタローが送って、シュンペイとこの後のユウキが返す。そこから一気呵成。
我々が、この打順なら得点できると考える今の段階の最善の打順です。
その3番にシュンペイ。
パワー、スウイングスピードでいえばイーグルス随一。経験値もレンに次ぐ高さです。
そして何より、彼を3番におく理由。
こいつが打てばチーム全体が「乗る」からです。
シュンペイ、略してペイは、良くも悪くもメンタルが顔に出るタイプです。
ミスると眉毛が八の字にさがり、動きが緩慢になります。ため息連発、そしてその悪いムードをまわりに伝染させていく。まわりのフォローなしには生きていけない。そんな状況を何回も見てきました。
しかし、反対に思い切り振って、バチコン!とホームランをかっとばせば、勇気百倍アンパンマン!よろしく、動きが機敏になります。
キャッチャーフライなんか飛びまくりです。
闘志が目に宿る。
そしてそれもまたチームにいい影響を与えます。
我々が期待したいのは、いい方に転がるほうです。
幸いペイも大人になってきているので、前みたいに腫れ物に触るような態度をまわりにとらせることは少なくなってきました。
良くも悪くもチームに影響を与える立場。
最終学年となった今、シュンペイには彼の一振りで高田イーグルスを飛躍させて欲しいというのが我々の願いです。
ペイの持ち味は、全力フルスイング。なので、荒さもあります。それもわかっていての3番としての起用です。
それでも一昔前のようになんでも振るようなことは減ってきました。
今回は特に冷静さを感じます。
ペイがファーボールを選ぶ。
球筋が見えている証拠です。
そして、ユウキ。
我々はレンの次のキープレーヤーだと思っています。ピッチャーもできて、どこでも守れるユーティリティプレーヤー。
バッターとしても、バントに長打に、足もあるので重宝してます。
そして寡黙、ただプレーに関してはガッツ溢れる。お調子者軍団のなかにしあって重しのような存在で我々も信頼しています。
4番に座ったユウキが返すしかありません。
センターにはじき返して2点をもぎ取ります。
思惑通り、先制しました。
さらに、ワイルドピッチ、パスボールなとで2点を追加。初回、立ち上がりを攻めて4点をもぎ取りました。
いい攻撃です。
ボクシングでいえば、ワンツーを決めてアッパーカットをいれてダウンを奪ったくらいでしょうか?
たいていのチームはここで波に乗りますが、イーグルスのサーフボードは泥でできているので、いつ沈むかわかりません。
総体の関柴戦の悪夢がよみがえります。
あの時も3点を先制した……そして、その裏に4点とられた泥船。
同じ轍を踏んではならない。
今度は守りです!
今年の白獅子です。
今年のチーム。
レンの強力なリーダーシップが持ち味のチームですが、プレーの柱になるのは、間違いなくユナとシュンペイのバッテリーです。
去年のエース、ユウゴの背中を追い掛けて続けた少女も6年生になりました。
ここに来て、上背も伸び、筋肉もついて、球速球威がぐんぐん伸びています。
まさに高田イーグルスの先頭にたつエースに成長したと言っていいでしょう。
そのエースを支えるキャッチャー、女房役のシュンペイ。アゴの骨の強そうなこと。おそらく骨も太い。こういうタイプはやはりキャッチャー向きだと私は思います。
シュンペイ、略して「ペイ」のお父さんもその昔、キャッチャーでした。
この二人のバッテリー。
間違いなくチームのセンターラインをはる、主力です。
ですが、メンタル激弱。
少しのミスや味方のエラーで、ボロボロのサンドバックのように、メタメタになってしまいます。
そこがこのバッテリーの弱いところ。
そして、その弱気は後ろに守る全員にインフルエンザのように伝染してしまいます。
そして、地獄の底に落ちていく試合が何回もありました。
守備が崩壊し、ストライクが入らない。
ファーボールを連発し、集中力が切れたところにまたまた味方の足を引っ張るエラー。
このチームの悪いところがでると、その深みにはまってしまいます。
そうなる前に、いかに小さなミスでとどめておくことができるか?
出血を最小限に抑えるか?
その最前線にたのは、やはりユナしかいません。
味方がエラーしてもきっちり後続を抑える。
それがエースの役割です。
私は思うんです。
ユナがきったり投げればそうそう打たれないと。
ユナが気持ち良く投げれる環境を、キャッチャーであるシュンペイをはじめ、野手全員が作ってやれば高田イーグルスは必ず機能するはずだと。
そのためには先制点。
そしてある程度点差が欲しいところ。
イーグルスは先攻を選びました。
トップバッターは、このチームのキャプテンでえり、攻守の要のレン。
最近は左打席を完璧にものにしています。
もはや右打席の技術、パワーを越え来ていると私は思っています。
それは左のフォロースルーの綺麗なこと。
並々ならぬ努力を積み重ねてきた。
フォロースルーにそれが表れています。
そして、この新鶴戦の先頭バッターとして、四球を選ぶ。
昨年までのレンであれば、打ち気が勝って悪球に手を出して結局は塁に出れないことが多々ありました。
その打ち気をコントロールして、四球を選んだフォアザチームの姿勢に彼の野球人としての成長を見ました。
ひとりでできる事には限界があります。
ちゃんと仲間を信頼して、後に託すことを覚えた。
すかさず盗塁。
2番のコタローの打撃に期待します。
身体能力の高さで言えば、レンやユウキに引けを取らないと思います。ただ、落ち着きがない。
考えがない。同じようなタイプはほかにもいます。
しかし私はそれでいいと思っています。
考えなしの突撃は、時に思慮深さを粉砕する場合があります。
過去にもコタローのようなタイプは、その世代にひとりふたりいるものです。
テヘペロのムードメーカー。
いるだけで、チームが明るくなる。
本能や感覚で動くタイプ。考えて動くようになれば一歩遅れてしまう。そうであるならば、彼らの良さを活かすには、経験を積ませて、感覚で動けるようにしていけばいい。
ムードメーカーである分、調子に乗ったときはてがつけられなくなる。
そしてそれは、強敵をも圧倒する。チームを牽引する勢いになってくれます。
この状況、レンがセカンドにいることを考えれば、最低でもゴロ、一塁方向に強いゴロ。
駄目なのは三振とフライ。
あれこれ難しい指示を与えずに、強いゴロを打てと簡単な指示を監督は出しました。
スウイングが上から来てたので、ゴロを打つ意識はあるようです。
キャッチャーフライで一死。
スタンスが狭いこと、体重が前体重なのがネックになっていると思うので、今後の練習の時に指摘していきます。
一死となりますが、スコアリングポジションにはレンがいます。そして、3番シュンペイ。
レンが出て、コタローが送って、シュンペイとこの後のユウキが返す。そこから一気呵成。
我々が、この打順なら得点できると考える今の段階の最善の打順です。
その3番にシュンペイ。
パワー、スウイングスピードでいえばイーグルス随一。経験値もレンに次ぐ高さです。
そして何より、彼を3番におく理由。
こいつが打てばチーム全体が「乗る」からです。
シュンペイ、略してペイは、良くも悪くもメンタルが顔に出るタイプです。
ミスると眉毛が八の字にさがり、動きが緩慢になります。ため息連発、そしてその悪いムードをまわりに伝染させていく。まわりのフォローなしには生きていけない。そんな状況を何回も見てきました。
しかし、反対に思い切り振って、バチコン!とホームランをかっとばせば、勇気百倍アンパンマン!よろしく、動きが機敏になります。
キャッチャーフライなんか飛びまくりです。
闘志が目に宿る。
そしてそれもまたチームにいい影響を与えます。
我々が期待したいのは、いい方に転がるほうです。
幸いペイも大人になってきているので、前みたいに腫れ物に触るような態度をまわりにとらせることは少なくなってきました。
良くも悪くもチームに影響を与える立場。
最終学年となった今、シュンペイには彼の一振りで高田イーグルスを飛躍させて欲しいというのが我々の願いです。
ペイの持ち味は、全力フルスイング。なので、荒さもあります。それもわかっていての3番としての起用です。
それでも一昔前のようになんでも振るようなことは減ってきました。
今回は特に冷静さを感じます。
ペイがファーボールを選ぶ。
球筋が見えている証拠です。
そして、ユウキ。
我々はレンの次のキープレーヤーだと思っています。ピッチャーもできて、どこでも守れるユーティリティプレーヤー。
バッターとしても、バントに長打に、足もあるので重宝してます。
そして寡黙、ただプレーに関してはガッツ溢れる。お調子者軍団のなかにしあって重しのような存在で我々も信頼しています。
4番に座ったユウキが返すしかありません。
センターにはじき返して2点をもぎ取ります。
思惑通り、先制しました。
さらに、ワイルドピッチ、パスボールなとで2点を追加。初回、立ち上がりを攻めて4点をもぎ取りました。
いい攻撃です。
ボクシングでいえば、ワンツーを決めてアッパーカットをいれてダウンを奪ったくらいでしょうか?
たいていのチームはここで波に乗りますが、イーグルスのサーフボードは泥でできているので、いつ沈むかわかりません。
総体の関柴戦の悪夢がよみがえります。
あの時も3点を先制した……そして、その裏に4点とられた泥船。
同じ轍を踏んではならない。
今度は守りです!
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