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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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ちょっと解釈が違うかもしれません。
違うなと思ったら、やめてください。

打撃の軸足について。

技術的な話になります。それもありますが思うところあって今日は長いです。


常々私は、打撃の軸は体幹すなわち鼻からあごの先端の延長線上だと思って指導なり、自分なりに実践してきました。

だけど、今日トイレのなかでミズノから発行している高校生用の2、3年前のパンフレットみたいなものを見ていると、考え方が変わりました。

ずばり、左から頭のすってんぺんを結ぶライン。これが軸足だと確信しました。

人体の構造上、私が思っていた軸が体幹だと、鼻からあごの延長戦は股関節で終わります。
打撃のフォームの最中、一番力が入るときは、ボールを捕らえるときになってなければなりません。
いいかえれば、バットが一番加速されたとき。

その時に、軸が体幹では、ちょうど私が軸だと思っていた股関節で折れた団子の串状態になります。

ここで、やじろべえを思い浮かべてください。
あの絶妙なバランスを保っているのはまっすぐな一本の軸。
まっすぐな一本の軸だからこそ安定していられるのです。

そのやじろべえのまっすぐの一本の軸理論からみると、今まで私が思っていた体幹が軸では股関節(ほんの少しですが、股関節と前の足の大腿部の幅に差があるから)で折れてしまう。=最大限に加速力すなわち遠心力を使えないことになります。

遠心力を最大に使えること。思い浮かべたのは、でんでんだいこ。
あの軸が曲がっていたらどうでしょう。
本来出るべきの振るパワーが出せないでしょう。

まっすぐな一本の軸。それを体現できるのは、頭のすってんぺんと踏み込む足
(注意!以下まだ考慮の余地あり。
踏み出した足は前にいこうとしますから、それをいかせないと踏ん張ると足の親指の付け根とかかと結ぶライン、いわゆる壁ができる一番地面に接する基礎のところ)のライン。(ボールを捕らえたその時、まっすぐになるのでひざは曲がっていない。捕らえた後は、まがってもいい。)
これ以外にないのです。
ここで捕らえられれば、一番飛ぶでしょう。そこで捕らえられればホームランポイント。
ボールの感触がなくなる一点だと思います。
上半身の使い方にもよりますが、その前後0.0何秒で捕らえられれば、そこがヒットゾーンになると思います。腕力、上半身の使い方うまければ、ホームランも可。

そこで、自分の振りをチェック。
ミズノのパンフの受け売りですがなるほどと思いしました。
捕手側の足(以下「後ろの足」)のかかとのすぐ後ろに空き缶をおきます。
それでスウィング。

さてどうなりました。空き缶は動きましたか?動きませんか?


一本軸理論からいえば、動かないのが正解、
動いた人は、まだ捕手側に軸が残っています。
でもどうでしょう、すべて踏み込む足以下「(前の足」)に体重がのっていいのでしょうか?
以前の私は、ボールをなるべくひきつけるために体幹の軸が前につっこまないように後ろ6、前4くらいで後ろに体重がのこっていていいと思っていました。

確かに前の足の全部のってれば、空き缶は動かないでしょう。
一本軸理論からすれば。軸が回って最大加速されたときはすべて前の足にのっているはすです。
右足でけることは、すでに終わっています。
この時点で、後ろ足に残っていれば、空き缶を蹴り上げてしまいます。
軸がまっすぐに一本ならば、最大限に加速されたとき、後ろ足の役目はすでに終わっています。
その状態ならば、自然と頭は踏み出した足よりも後傾になっているはずです。
後傾ならば、頭はつっこまず、ボールをひきつけて打つことができます。
地面と、前足のかかとと頭のすってんぺんを結ぶラインがつくる角度は、90度以下の鋭角になっているはずです。

一本の軸から繰り出される遠心力は、その人にとって最大の力を生むでしょう。
そのスウィングができれば、飛距離と打球の速さは格段に飛躍するはず。
きっちり捕らえた時のイチローはまさにこれ。
後ろ足にのこっていません。(上半身のちからのある外人や日本人でも根っからのスラッガーはのぞく。彼らは、後ろに残っていてもスタンドまでもっていけます。)
ひとり、トイレで納得しました。

やじろべえの安定性と、でんでんだいこの加速力。この二つはあい通じています。
理論だけでは、つかいものになりません。実用化してからこそ、つかえるものになる。
小学生の彼らに理論では通用しません。
実際にやって、「ああ、やっぱこっちのほうがいいや。」と体にしみこませなければ・・・。

これができれば、こつぶの山椒打線でも長打が見込めるかもしれません。
さて、これを実践させていくためにどんな練習メニューがいいか、悩みます。
よさげなのは、前足けんけん素振り、もしくは1.2.3と左足が1からの歩きながら反動をつけてのスウィング時にまったく前足一本にのってしまう素振り&ティー。それなんかがいいのかと思案しています。
こちら側からすれば、選手にどうしてほしいか?理論先行ではない、それをやることで自然に体で覚えさせる目的をもった練習をさせることが大事だと思います。小学生ですから。


それ(まっすぐ一本軸理論)を思って、鑑みるに今のチームでも実践できているやつは何人かいます。
無意識のうちにできているのか?わかってやっているのか?
思うに、そういう選手は打球をとらえた後の、前(捕らえた後の)のフォロースルーがきれいで大きい。
(イメージするならタイガーウッズのフォロースルーです。)
なぜなら、最大限に加速されたバットを効率よく振りぬくにはそうするしかないからです。

えらそうなことを言ってますが自分で実践できるかどうかは別です。
あくまで私なりの解釈です。




のこり少ない練習日程と試合数で伝えきれることは難しいかもしれません。
技術の進歩は日進月歩。もしかしたら、この理論も違うかも違うかもしれないし、合わない人もいるかもしれません。ただ、理論というのは、より多くの人への効率よい伝達の手段だとすれば、覚えておいて損はないはず。
合わなければ捨てていいのです。
この先、ただ一生懸命では、結果もでず、乗り越えられない壁もでてくるはず。
そん時は、立ち止まって考えることも必要。
押してだめなら引いてみろ、時にたちどまることもあっていい。
まっすぐ努力を伴って、貫ける人は本当の天才でしょう。
つまずいたときは、考えましょう、考えて、考えたうえでの一生懸命。
ソフトボール、野球、そのほかのスポーツでもいいんです。
それは必ず役に立つ。苦しい時を知っているからです。
スポーツのいいところはそこなんじゃないでしょうか?
今のイーグルスのメジャーチーム。苦しくていいんです。
監督はじめ、われわれスタッフ、保護者はそこをのりこえてくれることを信じています。だからこその厳しい叱咤激励。

壁は高いほうがいい。
乗り越えろ、いやぶち破れ!イーグルス!

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