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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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今日の巨人阪神戦
0-1で、巨人ビハインド。
ワンアウト、1.2塁。
代打、スタメンではなかった坂本。
ここしかない場面、敵地甲子園のレフトスタンドに悲鳴とともに突き刺さる放物線。
やってのけた坂本。
坂本を代打に送り出した高橋監督。
すげぇ。


坂本vs藤川。
ここ一番の場面。
一振りで試合をひっくり返す打棒。
ここで、打つのが千両役者。
やっぱ打つもんなあ、坂本。
うちのタカヤに匹敵する。
逆なんですけど、なんか置き換えてしまう私がいます。

最優秀選手のある大会は3つありました。
きつねうちのコウセイ。
ほおのきのマナヤ。
大仏のフミヤ。

ここ一番で一番の輝きを放った選手。
しかし、その選手をその場面に送り出したのは選手全員です。
だから、全員がMVPといっていい。
私はそう言ってきました。
勝負を決める、ここ一番の場面はどうしても終盤に多い。
だけど、その前段に大事なところで押し負けないように試合を作っている選手もいます。
それが誰であるか、みんながわかっています。
初回、先制点の多くをたたき出しているタカヤ。
この1、2、3のトリオは会津でも最強クラスだと思います。
バランスがいい。
ユウトがでて、マナヤがでて、スコアリング。
そして、当たり前のように打つタカヤ。
相手エースの出鼻を見事にくじいてくれます。
大事な初回にイーグルスに流れを呼び込む。
あいつら全員に狂戦士の血液を流し込むといっていい。
それで全員が「これはいけんじゃねぇの!」と思い込む。
思い込んだ時のあいつらの強さはすでに実証されています。

そして、タカヤのいいところは、その功を皆の前では誇らないところ。
これがかっこいい。
本当のかっこよさをわかっています。
タカヤに限らず、過ぎた自己顕示欲がないのは助かる。
「俺が俺が。」というやつはいなくはないが、少ない。
ふざけた拍子に「あの時俺が打たなかったら勝てなかったべ。」「俺があれを捕らなかったら負けてたべ。」とかはいいます。
ちょっとは思っていても本心からではない。
いいプレーをした選手も自分一人の力では成しえなかったことをわかっている。
そして、自分の得意分野をいかんなく発揮している。
このバランスが絶妙だと思います。どこか一点に特化していない。
どんなチームが来ても対応できるバリエーションを持っている。
お互いがみんなのすごさをいい距離感で認めていると思います。
これが崩れると、ばらばらになって、ろくなチームになりません。
そこを扇のかなめでまとめてくれているタカヤ。
みんな思っているはずです。
「こいつがキャプテンで、キャッチャーでよかった。」と。
歴代のキャプテンの中でもかっこいい背中でかたるタイプ。
背番号10の背中は絵になります。

そしてよく見ている。
ある時、タカヤがいいました。
「監督がバットでオーダーを地面に描かなくなってから勝ち続けているジンクスがある。」
気づきませんでしたが、よく見ています。
裏には「バットは筆記用具じゃないよ。道具を大事にしてよ、バチあたるから、頼むよ、監督。」の意があると推測します。
ゲンを担ぐのは野球人に多い。
そこから地面にオーダーを書くのをやめました。
監督さえもコントロールしている。おそるべし。


あの白獅子大会は最優秀選手賞はありませんでした。
あの大会、MVPがあったとすれば、満場一致でタカヤ。
そんなのは誰がいわなくても周知の事実。
そうなってしまうことがタカヤの不幸といえば不幸です。
活躍してあたりまえの状況、ヒットの一本や二本では皆が満足しなくなってきている。
MVP級の活躍をしても、もとめるハードルが高くなっている。
求められるハードルの高さに辟易しながらも、そのむつかしさを楽しんでいるような節がある。
強い相手であればあるほど、いい顔をするドラゴンボールの孫悟空のような不敵さ。
心底野球が好きなんでしょうね。
好投手と対戦している時のタカヤはものすごく楽しそうです。

その一方で、不満もあるでしょう。
たまに漏らすときもある。
だけど、あいつは自分の役割をわかっている、
といったら買いかぶりすぎでしょうか?
そして、みんなもキャプテンのタカヤを信頼している。
特にキャプテン風を吹かせるわけでもない。
言葉ではなく、どちらかというと実力やプレーでチームを率いるタイプ。
お調子者や扱いのめんどくせぇやつら、魑魅魍魎のこいつらをよくまとめているといっていい。
背負う苦労も野球の楽しみのひとつ。
それを背番号10のキャッチャーの背中で語る。
大事な場面、私はいつもいいます。
「お前にまかせた!」
みんなの心の中のMVP、それがタカヤです。


総体、3回戦。猪苗代メッツさんに敗れたときのタカヤの涙。
「なんで、泣いてんだ?」あの涙のわけに気づいたやつはあの時点では少なかった。
私も「なんで、こんな序盤の大会で泣いてんだ?」と思いました。
しかし、今はイーグルス全員が、あの時のタカヤの涙のわけがわかると思います。
全員で勝つことの楽しさがわかった今、全員で負けることの悔しさもわかるでしょう
そんな涙は流したくはない。
その悔しさを味わうことになるかどうか?
神のみぞ知る。
終焉までのカウントダウンが始まります。






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