時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。
ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
ゆったりとした週末を過ごせるのかと思いきや、ものすごい週末になりました。
笑い話になったらかいいものの、心底命の尊さを思い知らされました。
まぁ、それはまたの機会に。
大仏杯、決勝、上三宮戦
MVPフミヤの神がかった走塁の前に、勝負をぐっと引き寄せる瞬間がありました。
マナトとヒカルがファーボールで出た後、1番ユウト。
相手はたまらずタイム。
そこで、ユウトを呼んで私の意志を伝える。
「高校野球ならば、バントの場面・・・んーどうすっかなぁ・・・」
ユウトの顔をみる。
過去のデータをさかのぼる。
こういう時のユウトはおそろしく勝負強い。
相手も球が荒れている。バントは失敗する可能性もあるし、怖いのはフライのゲッツー。
打つ気まんまんのこの男のガッツを買わないわけにはいかない。
「打て、打って来い!」
息を吹き返そうとしている相手エースの球に必死に食らい尽きます。
追い込まれてもギリギリのコースを見極める。
そして、決めにきたストレートをセンターにはじき返す。
ユウトの勝ちです。
ほんといいところで打つ。
バントで送っても優勢は保てますが、ヒットで出たことで爆発的に優位に立ちました。
ここでも確率の薄いところを引いてくる。
塁上のユウトのどや顔をみる。
いい顔してます。
お前を信じてよかった。
どんどんやれ。
こういうところで、言葉以上の会話をしてると感じます。
「やりましたよ。」
「ふむ、よくやった。」
無言の会話。
お互いに目を見るだけでいい。うなずくだけでいい。
言葉は不要。
あの追い込まれた場面だからこそ、できる会話。
この濃密な無言の言語を幾度となく、交わしてきました。
なんなんでしょう。
この分かり合える気持ちよさ。
お互いに気持ちが手に取るようにわかる。無言なのに。
「カントク、やばいっすよ、この場面はやばい。俺に打たせてくれるの?それともバント、俺はどうすればいいの?失敗したらどうしよう。」
「逃げないでいこう。インサイドアウトの練習を忘れるな。」
「失敗してもいいんですよね?」
「ああ、いいよ。ただし、どうせミスるんなら思い切りやってミスれ!」
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
たとえ、ミスったとしても、一か八か捨て身で全力をだしきる覚悟。
やばい、追い込まれてると思うか、
まぁしかたねぇ、やってやろうじゃねぇかと思うか。
この切り替え。
逆境の自分に打ち勝った選手。チームに勢いを呼び込んできます。
そして、まわりの他の選手を鼓舞している。
この相乗効果がイーグルスを強くしている。
ユウトに限らず、いいプレーをした選手の表情はほんとにいい表情をしています。
「うまくなったなぁ。」と成長している子供の姿を見られる保護者は幸せだと思います。
そしてその姿を見せることのできる子供も幸せ。
そんな顔をあと何回みられるか。
今週末に磐梯山噴火記念大会です。
笑い話になったらかいいものの、心底命の尊さを思い知らされました。
まぁ、それはまたの機会に。
大仏杯、決勝、上三宮戦
MVPフミヤの神がかった走塁の前に、勝負をぐっと引き寄せる瞬間がありました。
マナトとヒカルがファーボールで出た後、1番ユウト。
相手はたまらずタイム。
そこで、ユウトを呼んで私の意志を伝える。
「高校野球ならば、バントの場面・・・んーどうすっかなぁ・・・」
ユウトの顔をみる。
過去のデータをさかのぼる。
こういう時のユウトはおそろしく勝負強い。
相手も球が荒れている。バントは失敗する可能性もあるし、怖いのはフライのゲッツー。
打つ気まんまんのこの男のガッツを買わないわけにはいかない。
「打て、打って来い!」
息を吹き返そうとしている相手エースの球に必死に食らい尽きます。
追い込まれてもギリギリのコースを見極める。
そして、決めにきたストレートをセンターにはじき返す。
ユウトの勝ちです。
ほんといいところで打つ。
バントで送っても優勢は保てますが、ヒットで出たことで爆発的に優位に立ちました。
ここでも確率の薄いところを引いてくる。
塁上のユウトのどや顔をみる。
いい顔してます。
お前を信じてよかった。
どんどんやれ。
こういうところで、言葉以上の会話をしてると感じます。
「やりましたよ。」
「ふむ、よくやった。」
無言の会話。
お互いに目を見るだけでいい。うなずくだけでいい。
言葉は不要。
あの追い込まれた場面だからこそ、できる会話。
この濃密な無言の言語を幾度となく、交わしてきました。
なんなんでしょう。
この分かり合える気持ちよさ。
お互いに気持ちが手に取るようにわかる。無言なのに。
「カントク、やばいっすよ、この場面はやばい。俺に打たせてくれるの?それともバント、俺はどうすればいいの?失敗したらどうしよう。」
「逃げないでいこう。インサイドアウトの練習を忘れるな。」
「失敗してもいいんですよね?」
「ああ、いいよ。ただし、どうせミスるんなら思い切りやってミスれ!」
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ。
たとえ、ミスったとしても、一か八か捨て身で全力をだしきる覚悟。
やばい、追い込まれてると思うか、
まぁしかたねぇ、やってやろうじゃねぇかと思うか。
この切り替え。
逆境の自分に打ち勝った選手。チームに勢いを呼び込んできます。
そして、まわりの他の選手を鼓舞している。
この相乗効果がイーグルスを強くしている。
ユウトに限らず、いいプレーをした選手の表情はほんとにいい表情をしています。
「うまくなったなぁ。」と成長している子供の姿を見られる保護者は幸せだと思います。
そしてその姿を見せることのできる子供も幸せ。
そんな顔をあと何回みられるか。
今週末に磐梯山噴火記念大会です。
PR
カレンダー
フリーエリア
最新記事
プロフィール
HN:
高田イーグルスコーチ
性別:
非公開
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析