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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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昨日の県大会終了後の最初の練習。
あえて厳しいところから入っていくことにしました。
きっかけは、私の先輩に試合中に失敗して泣くやつの相談をしたこと。その先輩は
「荒療治かもしれないが、普段の練習からプレッシャーかけていくこと。それである程度は心臓に人工の毛が生える。」
なるほどと思った私。
練習はたのしくのびのびやることが上手くなる第一歩だというのがモットーでしたが、その「たのしく」の意味をはき違えていたことに気が付きました。
ここでいう「たのしい」は理想を限界まで求めて、できることの「たのしさ」を知ること。
単なる楽しいではないんです。
ここ最近ゆるい楽しいになっていた。惰性で始まり、惰性で終わっていた。
このあたりがエンジンがかかることが遅い原因なんでしょうね。
惰性でやってきたから、最初からエンジン全開でいけない。いざという時になかなかスイッチが入らない。
悪い癖でした。
その意味で昨日のミーティングは効いてたと思います。

県体のミスを振り返る。いままでは傷を治してきました。
「いいよいいよ、忘れて次にいこう!」
ここが甘かった。なので、今回はあえて傷に塩を塗る。
「このミスを忘れるな。あのみじめさを忘れるな。あの気持ちが分かったなら、普段からくそな練習はできないはずだ。」
ミスった奴は、「自分のせいで負けた。」と思え。ミスってないやつも「あのミスを自分たち全体のミスだと思え。援護できなかった自分たちのミス。」
普段の投球練習の一球一球にあの時のみじめさを思い出せ。であれば、適当な投球はできないはず。
おまえらに足りなかったのはそこだ。
(心の中で私にも足りなかったと言い聞かせます。)

何も考えないでやっていた守備練習。あの時ぽろった原因を考えて刷り込む。あのエラーの光景をもう一回やりたくなければ必死に次にやらないように動くしかない。

思い出させて、もう一回泣かせるくらい攻めました。けちょんけちょんに言っても、攻めてもあいつらは必ず這い上がってくると信じています。
この言葉の真意は届くはず。

そんぐらいの重みをもって練習していくことで、試合中の自我が崩壊する「涙」は食い止められるはず。
これができるっていうのは一歩上の段階にいったということでしょう。
「いいよ、いいよ、失敗してもいいよ。」から
「いいよ、いいよ、前の失敗をしたみじめさを思い出して、もういっかい繰り返さないようにいこうぜ。」に変化した。これって持続するのがむつかしいですが、この秋の段階にきてもこの伸びしろ。
自分たちで自分たちのもろさ、弱さを自浄すること。これは高校生でもむつかしい。
昔、幼虫軍団といったこの集団が変化の時を迎えようとしています。

その道を歩むかどうかはあいつらに賭けましょう。
もう一皮むけてくれそうな気がしますし、そうなってくれるように道を照らしてやりたい。
そう思います。




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