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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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この白獅子の県大会、私初めてなんですよね。
10何年かやって、初めての県大会。
いつのころか、たいして目指すのもやめました。
上手くやること、勝つことよりも、今の自分たちにできることを最大限にやること。
そっちにシフトしました。
その結果、勝てればいいし、いい成績を残せればいい。
失敗したことを考えず、考えてもいいから全力で迷い無くチャレンジできるか?
こっちのほうが大事だし、迷いがない分いい結果がでる。
それが私の信念です。
その結果の県大会だと思っています。
私は最初から狙っていませんでした。
いければいいかなぁくらい。だから、今も県制覇するなんてことは頭の中に無く、どれだけあいつらのポテンシャルを引き出してやれるか?
そこに全精力を注ぎ込みます。
引き出せた時に、勝ちがついてくる。

勝つこと、うまくやることを最終目的にすると、私の感覚ですが技巧に走る感じがします。
そこが目標ではないんですよね。その先にある、こころの持ち方とかが大事。

でもこの二つは相反しながらも表裏一体。
前者も後者もめざすところは同じなんですね。


実際、関柴戦で故意四球をしたことは技巧に走ったなぁと思います。
後悔はしていません、全力を出し切っって戦っているあいつらに報いてやる。
明徳義塾の監督さんの気持ちが少しわかりました。


あの時、関柴さんの背番号6番を迎えてのピンチ。
主将で、キャッチャーのタカヤの刺すような視線。
目で
「こいつはおさえられません。無理です。歩かせましょう。」の訴え。
逃げ癖をつけたくないなぁと思って迷いましたが、視線をそらさないタカヤに負けました。
負けたというより、その強い意志に賭けてみたくなった。
あの試合、2回使いました。
結果、関柴さんに起爆剤となる6番に仕事をさせなかった監督の私を動かしたタカヤの勝利。

故意四球。
詭弁かもしれませんが、今の自分たちにできる最大の準備をしたと思います。
あの場面で打たせていたら、負けていたと思います。
そこは勝負に徹した。選手に背中を押されながらですけども・・・


勝つために手段を択ばない。
一方で、勝つための方法、過程を重んじる。
相反する二面性が共存している、優柔不断の存在、しかし、それは考え直して一瞬です。

どちらかに賭けるしかない。

今のイーグルスに、2方面作戦は無理。そんな器用さと根性はありません。
ただ、一方にすべてを賭けたときのあいつらの集中力。
間違いなく実力以上を発揮しています。120%くらいか。関柴戦のあの強さ、ここぞの場面、絶対絶命の場面でいい結果だけ、ひっぱてくる集中力には脱帽です。

しかし、、これって毎回だせるかどうかは、微妙なところです。
そんなミラクルは毎回起きない。


ですが、錯覚って恐ろしいですよね。
あの120%の強い感じを一瞬でも経験してしまうと、底力を押し上げてしまう。
どんなに強いチームを相手にしても「俺たちだって、できるんじゃねぇ!」
そう思ってくれれば、まだまだ、まだまだ伸びしろは増えていく。
錯覚万歳!
脳をだまして、持って生まれた才能を超えろ!
ジャイアントキリング。
ここに平凡な集団が屈強な相手チームに勝てる要因があると思います。


たとえ毎日数センチでも数ミリでも前に進む。
私たち指導者、保護者はそれを信じています。
たとえ、それが試合で結果としてでなくても、いつか社会に出たときに花咲いてくれると思っています。
それが今やってるスポ少のソフトボールから繋がっている。
だからこそ、最初から「あーやる前から負けたぁ。」と思ってもいいから、
次の瞬間に「ん!待てよ簡単に負けてやらねぇ。むしろなんとかして自分のペースで勝ってやろう。」と思えるこどもを一人でも多く育てたい。逆境こそバチコイ。トラブルでへこたれない。

今の私はそう思います。
長いライフワークになりそうです。






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