総体前、最後の調整の練習試合ウィーク。昨日と今日で合計5試合。
その試合でも、「はぁ~、やるねぇ~。」と驚かされました。
何に驚かされたか?
スピードボールに対する適応力です。
総体であたるピッチャーはどこも速い。打撃力が弱いイーグルスにとって打てない、当たらないということは死活問題です。
昨年まではいろいろありました。「魔の三振地帯」「魔の凡打地帯」
上位はそこそこなんですが、下位はからっきし、アウトの票田です。
投手力、守備力は平均よりやや高め。打撃と機動力は平均以下でした。
過去形ですよ過去形。
ここ数週間速い球を意識した練習をしてきました。思い切ったやり方で。
このチームでピッチャーの投げたボールを見て、打てる球かどうかを判断して打っているのは数人しかいません。0.何秒かの間にそのむつかしい判断を的確に下せるバッターがいいバッターだと思います。
たいていは少し遅れる。おそいピッチャーだとみんなそれができてくるので打てる確率はあがるのが道理。
速球のピッチャーはそのバッターに思考させるの時間がおそろしく短い。
自然と判断力は追いつきににくくなる=打てなくなる。
非凡な才能などないこの平均的?それ以下のこの集団にその天才的な適応力を求めるのが酷というもの。
そこで考えました。
どうせ考えていてないならはなから考えない。
一か八か作戦です。
見て打てないなら、丁半ばくちでいくしかない。
あてに行くのかふりにいくのかでは当たった時のボールの飛び方が違う。
そこでイーグルスは一発しか狙わない打線にしようと思いました。
バッターは最低でも3回振ることができる。その三回をフルスイング。三振してもいいこともしました。その代わり迷いなく振ること。迷いはその人のポテンシャルを下げます。
大いにリスクはありますがそこに賭けるしかないのが現状。
しかし、その向こうに目指して手に入れたい意図もあります。
そうやって最初から振り切っていくことで見えてくるものもある。
待ちに徹しないで、こちらから攻めていく姿勢。昨日今日の試合で、それが確信につながりました。手ごたえを感じつつある。子供たちが「打てる!打てる!」という自信を持ちつつあります。
打てるという自信が、できるという確信になる。これをチーム全体で共有できた時にこいつらは本当に強くなるでしょう。
たった数週間でこの変わりよう。とんでもない進化のスピードです。特に下位打線の成長が著しい。
それを確認できたことがこの二日間の収穫でした。
練習試合に勝ち負けは求めません。
意図して試していくことに練習試合の意義があります。
それが上手くいけば自然と勝利は転がり込むもの。それができなければ負けるだけです。
そのボタンをはめる作業。一つ間違えるととんでもないことになります。今日の坂下南さんとの試合では悪いほうにそれが出る結果になりました。その危険性もわかった。
成功と失敗の分水嶺。ものすごく微妙なかけひき。グラム単位の積み重ね。そのギリギリのところをつかみとれるかどうか?
坂下南戦ではそこを取れなかった。というよりファーボールとエラーでこちらから渡してしまった。
どのチームにもチャンスはあります。お互いに一生懸命。そのギリギリの最初につばぜり合いとれるか、とれないか?勝利はここにかかっています。
試合後のミーティングでもみなの顔が少しずつ本気モードに変わってきているのがわかりました。
みなが「俺たちはできる!」という精悍な顔つきになってきている。
いい顔つきです。
今年のイーグルスは体も小さく、非凡な才能もいない。高度なプレーもまだできません。ただしタダで負けてやる気はそうそうない。ひとりひとりの小さなベクトルが、大きなベクトルにまとまりつつあります。
その手ごたえを感じました。やるだけのことはやりました。
後は体調を万全にして総体にのぞむのみです。
いわゆるBチームの戦いです。
6年生のコウセイとユウヘイを背骨に次世代のメンバーたちの戦い。
はっきりいって負けていいという覚悟で望みましたが、最初から死の組に入るとは・・・
関柴さん、磐梯さん、猪苗代メッツさん、わがイーグルスB。
サッカーでいうと、われわれが日本代表だとして、ドイツ、ブラジル、イタリアの組にはいったようなもんです。
これはヤバイ。コウセイもくじをひいて組み合わせが決まったときに青ざめていました。
ちびまるこちゃんでいったら、顔に縦線が入っていたでしょう。
しかしまぁ、「引いちまったもんはしょうがねぇな!」とあきらめて自分たちの戦いに徹することを決めました。
この大会の目標は、
まずは全員打席に立たせる。
ぼろくそに負けても決して投げ出さない。
これです。
ぼろくそになることは予想されます。しかし、何点取られても、何回失敗してもいいけど、切れたり、投げ出したりしない。自分に何ができて、何ができないかを試合に出て実際に経験すること。
ここの最大の重点を置きました。勝ち負けは二の次です。
そうはいいながら、対戦相手によってはあわよくば勝ちにいく。
勝つことの楽しさ、あの一体感を味あわせてやりたいとは思っていましたが、この対戦相手ではちとつらい。
結果メッツさんに1:24、磐梯さんに5:3で負けました。
その後に新鶴さんの行為で新鶴で練習試合をさせていただき、そっちは5:5の同点。
このメンバーを使い切りながら戦うのは至難の業でしたが、なんとかやり切れた。
いろんな経験ができました。
ピッチャーユウトの気持ちのもろさ。
4年生以下の守備力、打撃力。
コウセイ、ユウヘイのリーダーとしての資質。
俺を出してくれという2年生のやる気などなど。
この試合一番感動したのは、コウセイ、ユウヘイのチームへの貢献でした。
この二人が切れたら終わりだと前から言っていました。
特に切れやすいユウヘイには何回もいっていました。守備も内野の要のショート、このチームのキーマンといってもいい。
ファーボールを連発して、糸が切れたタコ状態のユウト。感情がいっぱいいっぱいで涙があふれてとまりません。顔はぶすくれ状態で審判のジャッジにも不遜な態度。こんな状態でちゃんと投げろというのが無理な話ですが、ピッチャーはユウトしかいません。
ぶっとばしたい感情を押し殺しながら、なんとか調整しろと無駄な檄を飛ばします。
サンドバック状態で向こうの攻撃が終わるのをただ待つしかない状態だということはわかっています。
その攻撃を少しでも早く終わらせるためにこの幼い守備陣の奮起を祈ることしかできない状態。
これで21点とられました。
1回は4点くらいですんだのでほっとしましたが、そう簡単には終わらせてくれません。
そんなふわふわの状態のチームをこのふたりの6年生はよく支えてくれた。
変なボールしかこないのに切れることなく、身を挺してボール止めて、丁寧にピッチャーに返すコウセイ。「ちゃんと投げろよ!」と心で思う。いちばん頭にきてたのはキャッチャーのコウセイでしょう。それなのに微塵も態度に出すことがない。あの笑顔に清々しささえ感じさせます。これはなかなかまねできません。
こういうところがあるからチーム全体の副キャプテンに任命し、このチームのキャプテンに指名しました。
そしてダイヤモンドの中のショートの位置でチーム全体を鼓舞するユウヘイ。
セカンドの裏まで回りこみ、サードに入ってタッチアウトにする。まさに八面六臂、獅子奮迅の働き。ユウヘイがいいところは、こういう一方的な状況でも悲壮感が出ないこと。こういう「いきおい」関係はユウヘイの右に出る者はいません。
これは試合後の斎藤コーチの談ですが、ことが切れたユウトはチラチラショートのユウヘイを見ていたそうです。SOSを目で送っていた。それをユウヘイは受け止めて、「大丈夫だ!」と目で返していた。感情のダムが崩壊し、涙であふれていたユウトを最後の一歩でマウンドに押しとどめていたのはユウヘイのまなざしだったのかもしれません。それほどあのユウトが頼りにしている存在。
あとから考えるに、この二人の人選はベストだったことがわかります。
試合後のミーティングでこのふたりの貢献を思って泣きそうになりましたが、なんとかこらえました。本当であれば「こんなのやってらんねぇ!」となる場面。
とても24:1で敗れたチームの雰囲気ではない。誰をせめるでもない。誰のせいにするでもない。今の段階で精一杯やったことを受け止めてまた次に備える。ドヨーンとした敗北感、悲壮感が微塵もありませんでした。
本来なら総体に向けて白河遠征組にいるはずだった二人をこっちにもってきたのは私です。
二人には悪いことをしたなと思いつつ、結果オーライ。災い転じて福となす。
確かに惨敗はしましたが、この未熟なチームをひっぱる性格の違うリーダーの役割を見事に果たした。
昨日の練習でも、ユウヘイは「監督、道具かたしの指示をだしていいですか?」と聞いてきました。
責任、立場は人を育てる。
率先して用具のかたし方を自らもやりながら、後輩に指示をだすユウヘイをみてそう思いました。
何千回も口で言うよりも1回の経験が勝る。
まさに指導者冥利に尽きる一場面でした。
結果は散々。A、B両チーム一勝もできず・・・竜ではなくミミズくらいでした。
指揮官からすれば、戦力を分散したことによってどっちもいい結果がでなかった最悪の結果だと思います。
白河遠征組は長距離移動によってクルマ酔い。体調不良のなか、なれない新人2名をともなっての戦い。
泉さんに6-0?で負けました。
はなから不利な状況を想定していましたがそこまで不利になるとは・・・
しかも代えのきかない9人ぴったり最初から無理な注文だったと今では思います。
現時点での万全の体制を整えて試合に送り出してやるのが戦略。
戦略を整えられない場面を戦術で覆せというの酷な話でした。
悪いことをしたなというのが正直なところです。
私はそっちにいかななったので想像するしかできませんが、展開としたら面白くない展開。
いいところで決めきれずに、反対にこちらのミスがらみで点数を献上する悪い流れ。
それを止めようにもその実力が今はまだ足りない選手のところにボールがいってしまうジレンマ。
責めようにも責めれません。
こういうのが繰り返されると調子は上向いていかないもの。
29.30の練習試合でそのあたりを調整して上向いた調子のまま本大会へ望めるようにしたいと思います。
どうやったらあいつの守備をうまくできるか?
どうやったらあいつのスイングを直せるか?
どうやったら・・・
車の運転をしているときにひらめくことが多い。
昨日ひとつ思いついた練習を試してみました。
最近購入したティーをつかっての打撃と守備の両方を兼ね備えた練習。
スイングが波打つフクダ。この秋から投打の主力となるもまだ守備に不安があるレツ。
この二人を同時に鍛えることができる練習法。
レツがネットを背にしての守備。フクダがレツに向けてレベルスイングで正面、左右にごろで打ち分ける。「一人ティーノック」とでも名づけましょうか。
ゴロにするにはレベルスイングでなくてはいけない。
なかなかいい練習法だと見ました。
いいものを持っているレツはもっともっと多くの守備機会を与えれば自然とうまくなるはず。
数をこなしていくことは少しずつ自信を積み重ねていくこと。
そうする中で疲労もたまり、自然と無駄な動きをしなくなってくるはず。
まだまだ捕り方にぎこちなさがあります。
まぁ今でこそ上手くなってきているマナヤも最初はそうでした。
今では逆シングルのショートバウンドもなんなくさばけるようになりました。調子をこいてわざとその捕り方を連発してかっこつけている節がありますが、それもそれだけ余裕がでてきているということ。もう少し遊ばせておきましょう。
レツたちがこの練習で自信=守備力をつけてくれることを祈ります。
練習の流れも考えていかないといけない。
ティーが3つあるので、3組6人が同時にこの練習ができる。
問題はそこそこスペースを使うので、この練習をやってるときはダイヤモンドを使えなくなること。
ただし、ライト方向が開いているので今回はシートバッティングにしましたが、これが効率が悪かった。
センターからライト方向へロングティーでもやったほうが効率よく打てましたね。
その間マウンドではピッチャーが投球練習をしている。
昨日の練習は自然と3班に分かれた感じ。
私がいまいちイメージがつかなかったために、こどもたちもイメージがつけずらくなって混乱してしまう。
ティーノックを2回交換くらいでどんどんローテーションさせていく。
それが終わったらロングティーの流れを作るべきだった。
レベルの差、安全性、適度なグループ分け、いろんなことを考えてメニューややり方を考えるのはとても難しいです。
しかも子供がやるので基本はシンプルでなければならない。
なおかついろんな要素が要求されるのがソフトボール。
やることはいっぱいです。
指導者が一人でも全員が効率よくできる練習方法を考えていきたいと思います。
同じグループウェアを使ってスケジュールを管理している同僚から
「うわぁ!GWもスポ少ばっかり、どっかいかないんですか?」
と言われました。こちとら、10何年もその生活。
そこに最近は、農作業とにんそくが付随してきます。
どっかいきてぇなぁと思うときもありますが、これはこれでいいじゃないかとも思います。
あえて人がいっぱいいる次期にどっかいかなくても近まで魚釣りやBBQをやるくらいでいい。
でも今年は、総体会津予選が美里開催。
勝って勝って勝ちまくってみんなでBBQをぜひやりたいものです。
この前の総会で、「縁」を感じた機会がありました。
私が今年からイーグルスの監督になったと同じくして、今年から高田スポ少を率いることになった新監督。
その監督とは10年くらい前に美里イーグルスの前身の「永井野旭スポ少」時代に監督とコーチの間柄でした。
その監督といっしょに戦い、優勝した美里親善大会は今でも忘れられません。
その時のメンバーももう結婚して子供もいるやつもいる。時を感じます。
そして10年の時を経て今度はお互いに監督としてあいまみえる。
この前の飲み会でおいてきたことも忘れていた帽子が戻ってきたのもその方のおかげです。
それともうひとつ。
私が駆け出しで旭スポ少の監督をやっていたときの保護者会長が50歳の若さでこの世を去りました。
ちょうどあの時もいまのように美里連盟に会津大会と白獅子大会の運営がまわってきていました。
しかも、旭スポ少がそれを仕切る会長の立場。
そこになったばかりで右も左もわからない監督の私。
あたふたしながらもなんとか勤め上げてふたりで安堵したことを思い出します。
その後も消防や地区の行事で幾度となく顔を合わせて、お酒を飲みました。
体調が悪いことは知っていましたが、回復して元気になることを疑いもしませんでした。
そしてこの後もいつでも一緒に飲めると思っていたのに・・・
青い空に上っていってしまった。
いろんな縁の中で生きていることを実感します。
スポ少もそのほかも。
好きなことばかりじゃなく、やりたくねぇこともある。
いろんなことが同時にやんなくちゃいけなくて、正直めんどくせぇと思うときもありますが、ひとつひとつを少しでもこなしていくことを積み上げていく。
少しでもいい方向へいくように前に進んでいきたいと思います。
昨日は滝根町で大会でした。
残念ながら、村のにんそくで私は欠席。かわりに代表に指揮をとっていただきました。
1回戦は三春スポ少さん8-0でコールド勝ちの好発進。
2回戦で大成スポ少さんに3-0で完敗したそうです。
聞くところによると、初回の2点が大きく響いたようでした。
主導権を握られて、攻撃でもチャンスすらなかった模様。
チェンジアップに翻弄されたようです。
試合を見ていないのでどんな展開だったか想像するしかありません。
やはり好投手に当たると打線が沈黙してしまうようです。
そんな時にどんな対策をとるか?
何かオプションを考えておかないといけませんね。
それと昨日は美里連盟の総会がありました。
今年と来年は総体、白獅子が美里連盟のしきりになります。
各種大会ができるってことは、こうやって支えてくれている人があってからこそだと実感します。
大会が滞りなくできるように保護者のみなさまのご協力をお願いします。
県総体の会津予選組み合わせが決まりました。
わがイーグルスの1回戦の相手は、ほおのきスポ少。
一番小さな子ブロックにはいったので、優勝までは5つの壁を突破しなければなりません。
どこがどうとか言う前に、まずは目の前のチームに全力であたりたいと思います。
ほおのきさんは昨年も何度か対戦しています。
ただ今年はどんなチームに仕上がっているかはまったくわかりません。
今度の喜多方タクシー杯で、どんなチームか偵察してきたいと思います。
まずは次のことなど考えずに一試合一試合にすべてを出し切る。
余力を残しながら、計画的に戦うなんてことは考えません。
決戦は5.4。
全国への道の第一歩です。
まだチームとしてはぜんぜん完成していません。
私が思うに、各個がただ反応しているに過ぎないチーム。
こういう場合は、こう動こうというチーム全体の意思統一が図れていない。
それは当然です。まだグランドでの練習がその段階までいっていない。
暗くなるのが早いので平日の練習では難しいでしょう。
土日も試合が入っている。
いま一番やりたいのは、状況を想定しての全体の守備練習。
実戦での動き方をシミュレートしておきたい。こういう場合はどう動くかという引き出しはいっぱいあったほうがいい。
いきなり出会ったことがない場面に遭遇して、あたふたするよりは、「こういう場合はこう動く」と決めておくと、考えるよりも早く対応できると思います。
その引き出しを多く作ってやりたい。
試合なれしていないフクダやレツには、どう動くかわかっているだけでも大きな安心になってくれるでしょう。
凡人が天才に勝つにはこの引き出しを練習と努力によって多く持つしかない。
明日、授業参観で休みにしようと思いましたが、午後に練習をします。
13:30-16:00、宮川小学校です。
私は村のにんそくがあるために、久々の公式戦での采配はふれません。
長峰代表、斎藤コーチ、小島コーチたちにお願いするしかありません。
その大会もそうですが、その次の大会4/23の大会が切ない。
チームを二つに分けて2つの大会に出場します。双頭の竜作戦
ひとつは、喜多方タクシー杯。もうひとつは白河の鈴木会計杯。
チームを均等に分けることも考えましたが、3年生以下は長距離の移動に耐えられない。
白河に遠征しての試合はきついでしょう。
ということで、比較的近めの熱塩加納に低学年主体のチームをだすことに決めました。
今年のイーグルスの正規団員は16名。そこに準団員が6名の22名。2つにわけるとなると最低18人は必要です。
そうなると準団員から2名協力を仰がなくてはいけない。
そうはいってもこの状況はこの秋には必ずやってくる事態。いまから準団員も試合に出して成長してもらう必要があります。
準団員の参加はあくまで希望者のみにします。まだまだ試合にでれるレベルではない子もいることもたしか。
思い切り失敗して、ソフトが嫌いになられても困ります。
そして、5年生以下の編成ではキャッチャーがいません。
そうなると6年生から持ってくるしかない。候補はヤマトかコウセイ。
5年以下のチームからいろんな意味でリョウははずせません。リョウを移動できないとすれば、同じポジションのヤマトは自然と遠征組にはいる。
残る候補は、コウセイ。コウセイは与えられた情況でベストを尽くすやつですから、ここは涙をのんで下級生チームに入ってもらいます。
6年を呼ぶと下級生を遠征組みに回さなくてはならない。そうなると長距離移動になれてる下級生も少ない。交換する人数は2名が限度でしょう。6年1名ではさびしいので誰かサポートしてくれる人。コウセイのほかにもうひとり。
考えに考え抜いて、ユウヘイに決めました。フクダかユウヘイに迷いましたが、ユウヘイは下級生から慕われている。そしてこの酔狂な申し出に快くYESと言ってくれるであろうことは予想していました。
レツやユウトが頼りにしている存在。
「よーし!いくぞぉ!」が誰より似合う存在。
コウセイをサポートするどころではなく、グイグイひっぱっていってくれると思います。
いつもは自分も話を聞いていないのに、下級生に向かって
「ちゃんと話を聞け!」
斎藤コーチの話では、はやくもキャプテンシーを発揮しているとのこと。
本当はこの二人も遠征組に入れたいところですが、このチーム事情。
どうか強いチームとあたらないことを切に願います。
私はどちらかというと守備力を重視するタイプ。
よって、次世代のことを考えるにセカンドのユウトははずせません。
新人チームでユウトが投げることを考えれば、レツやユウキ、タケル、ハルヤあたりをセカンドの置いて鍛えるプランもありです。
そうなると9人いる6年生で誰かひとりがスタメンになれない。
勝負の世界ではよくあることだとしながらも、そのあたりの子供の心理も考えてあげたい。
幸い今はDPが使えます。打撃専門と守備専門に分けることで10人のラインナップが組める。
ここに9番目の6年生を入れることで問題は解決するはずでした・・・
しかしここにきて波はありますが、リョウの思い切りのいい打撃も魅力的になってきている。
好投手にどれだけ通用するかは未知数ですが、リョウも次世代を担う選手の一人。
出すとなると6年生の打撃機会をリョウにまわすしかない。
しばらくはここぞのときの代打での起用になるでしょうが、そこで結果を残せば4番DPでの起用もありえます。
リョウのよさを生かすにはフルスイング。
一か八かでいいんです。当てにいくのは愚の骨頂。三振を恐れずにブンブンぶん回していい。
バットに当たる確率は好投手ほど下がります。当てにいっただけでは内野を越えてくれない。
少ない確率でも当たったときのためのフルスイングを心がけてほしい。
迷いは人の力を分散させます。
ボールを「見て」、ここでいう「見て」とは、打てるボールかどうか、コース、タイミングを判断して打っているという意味です。
その意味の「見て」打っているのは、このチームではタカヤとマナヤぐらいです。
そのほかは、厳密に見ていない。
であれば、次のボールをタイミングだけ合わせて思い切り振るという選択は有効だと思います。
見ているだけでは打てませんから。
タイミングだけ合わせておけば、あとは体が自然と反応してくれると思います。
その反応がそのうちスタンダードになる。そうやって「見る」ということが後からついてくると思います。
できてくると「ああ、これが見て打つということか!」とわかる。
これができないといいピッチャーに会ったときに攻略できません。
少ない確率にチームの命運を賭ける時が来るはず。
その時に迷いなくフルスイングできる打線になってほしいものです。そういう三振は攻めていった結果の三振なので許しますし、誰にも攻められるものでもない。
だから胸を張っていいと教えていきたいものです。
2試合目にこの秋口からのチーム構想を考えての布陣。
無論キャッチャー、ショート、センターの背骨は6年生を配置しますが、その他はこの秋の新人戦から主力となる人たち。
現段階では穴が多い、というか穴のかたまりのような人たち。
この子達がどこまでやれるか見てみたかった。
次期エースのマナトはファーボールも少なく、なんとか試合を作れています。
ファーボールが少ない=ストライクが入るっていうことは新人のチームには重要です。
四死球が多いと集中力が切れます。チームの崩壊が早くなる。そこをなんとか止めている状態です。
そして打撃が覚醒しつつあるリョウ。自分の力を信じて当てに走らなければいいスラッガーに成長するはずです。唯一の長距離砲といっていいでしょう。守備はまだまだです。
いろんな野球の動きにまだ慣れていないレツ。もっているものはすばらしいので早く、おかれた状況で自分がどうすればいいのかを判断できるようになればもっともっとソフトが面白くなるはずです。
最年少なのにいきなり代打で出てレフトに鮮やかにもっていくユウキ。
強烈なライナーも冷静にさばきました。すでにどう動けばいいかを考えて動いている。
上級生に対してもズケズケとものをいう姿はたいしたもんです。
そこにタケとヨウスケのある意味ゴールデンコンビ。(ここにハルがいればトライアングルになります)
曲がりなりにもヒットをうったり、ボールを捕れないまでも止めている。
タケのセンター前ヒット、2-3と追い込まれてのヨウスケの右中間。
あの二人がそこまでできることにはっきり申し上げて期待していませんでした。
失敗して自分がどれだけできないか悟ってこい!といったのにそこそこできている。
今度の喜多方タクシー杯では、Bチームのキャッチャーを務めるコウセイ。
やはり練習ではなくて、試合で経験することで「次の自信になった。」といっていました。
右中間の満塁ホームランも見事でした。あれが振り切れた状態です。
そして、まじめにひたむきに練習に取り組んでいるフクダ。
練習では見事な打撃をするんですが、本番で萎縮してしまう。借りてきた猫状態。
それを脱却するためには実戦で成功して自信をつけるしかない。
努めて多くの打撃機会、守備機会を与えたことで何かをつかんだようでした。
最終打席、センターへの強いあたりでアウトにはなりましたが一番いい当たりでした。
コンパクトなレベルスイングをすれば彼も覚醒してくれると思います。
それぞれ雑ですが、それなりの成功を収めた新鶴さんとの練習試合。
これが大きな自信につながったようです。そして、もっと練習してうまくなろうとする心に火を点ける。指導するよりも何倍の効果があると思います。
試合に出れた選手は口々に「試合は面白い!」といいました。
ふっふっふ・・・
今はそれでよしとしましょう。
試合に出ることが恐ろしくなることがわからないと、そのひとつ上の本当の面白さはわかりません。
大事な場面で自分のミスによって試合が負けるような自体。
それまでのみんなの努力を水の泡にするエラー。
そういう失敗を経て成長していくんです。
まぁまずは黎明期、少しの成功を積み重ねていきましょう!