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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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ちょっと前の話を。


新人が県大会を決めた翌々日。
下郷スポ少さんの交流大会に招待していただき参加してきました。
1回戦は、なんと全国大会準優勝のいわきの雄、中山スポ少さんです。
総体県大会、須賀川で一度対戦して敗れています。
あれから三ヶ月、白獅子県大会も経験してイーグルスもあの頃のイーグルスではありません。
ただ、やはり中山スポ少さんはどこからどうみても強敵。
イーグルスの全てを出し切ったとしても勝てるかどうか?
勝としたらロースコアで後半に持ち込み、相手の焦りを待つしかない。
50分という短期決戦なのに、兵糧攻めを選択するようなもの。
先に点をとられれば勝機ありません。
そうなるとピッチャーの果たす役割はとんでもなく大きい。
そこに来て、大事な中山戦を託したのは、病み上がりのエース、レント。
成長痛からここ一ヶ月はノースロー。
まともな練習はしていません。
ただ、五年生3人よりは大丈夫だろう、そしてこの秋の陣を戦っていく上でレントの復調は必須です。ユウゴの先発も頭をよぎりました。
ただここは、レント。
格上の中山さんを相手にどこまでやれるか?
一種の賭けですね。
賭けというか、私の希望です。
もう一回レントがマウンドで躍動する姿を見てみたい。
強敵をバッタバッタとなでぎるところを見てみたい。

エースの帰還です。

かっこよく登場したと思えば、あーストライクが入らない。
球もきてません。威力がない。
ボールを連発。
簡単に先頭を出す。

ん?どうした?
小島コーチも、ヤバいですねと一言。
ユウゴ、いかせる準備しといとほうがいいですね。
そうだなと私。
これは、長く持たないかもしれない。
そう言いつつも、なんとかもってくれという希望が交換するタイミングを奪っていきます。

遅い。球が遅い。
中山さん、引っかけてくれます。
遅いがゆえに、ミートポイントの手前で落ちる。
剛速球に合わせ慣れている中山さんにとっては、かえって良かったのかもしれません。
中山さんも合ってない。
ただ相変わらず、ボールが先行する。
いつ、捕まってもおかしくない。ハラハラもんでした。
それでも、なんとかゼロに抑えてくる。
これは、キャッチー、ユウキ。
バックの守りがあるからこそ。

最近見返している、ハイキュー!!にありました。
9人が強いより、9人で強いほうがいい。
ひとりひとりが強いのもいいけど、9人全員で一致団結したときこそ強い。
そういう意味だと思います。

たしかに調子は良くない。ボールも先行する。
全国準優勝を向こうに回して、防戦に回りますが最後の最後は譲らない。
そこにエース、レントの魂の力投を見ました。
レントいわく、監督病み上がりで投球練習してないところに、いきなり中山さんですよ、抑えろなんて無理!
といいながらも、抑えてしまう。
遅いことがかえってよかったのかもしれない。
そこにきて荒れ球。的を絞りずらい。
そして、最終回までスコアレスドローというところまで、持ち込みました。
なんとかここまでは、思惑通り。

ところがやはりそうはいきません。
最終回に、ピンチを迎え、そのまま押し切られてしまいました。
最後の最後のところまできて、打たれてしまいました。
中山さんの1点はとてつもなく重い1点になります。
その重みがわかるから、そのショックを引きずってしまう。
たたみ込まれます。
このあたりはさすがです。

県総体で、その強さを目の当たりにしました。
歴然としたチカラの差を感じながらも、まったく通用しない分けではないということを実感しました。
どうやったら、こういう強いチームに肩を並べることができるか?
そして、勝てるか?
イーグルスの全てをかけて、いままで練習し、試合をしてきました。
そして、ここにきて、エースが戻ってきた。
今年のイーグルスの足りなかったワンピースが戻ってきた。
それでも、その上をいく中山さんはやはり強かった。
それでも、レントがいるという心強さ、それは各選手が自分の1番自信のあるポジションを守れるという安定感に繫がります。
そこに余裕ができる。
チームに余裕をもたらすレントは、やはり今年のイーグルスのエースということでしょう!

残りの少ない時間、ケガで離脱することなくイーグルスを引っ張っていってほしいものです。



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ゆがんで傷だらけの春~

聞こえてきました、ノーサイドゲーム、馬と鹿。

ラグビー日本代表、スコットランドを破って史上初の決勝トーナメント進出。

ラグビーといえは、スクールウォーズという世代でした。
根性と熱血が全面にでていた。
ノーサイドゲームをみて、個性を活かす戦術、戦略、相手チームへの対策、チームワーク。
いろんな要素を抜群のタイミングでくり出すことで、とんでもない強者にも勝つことができる。

ジャイアントキリング。

弱者にもチャンスはある。
そして、それが具現化されていく様に、人々は熱狂する。
巻き込まれていくんですよね。
少しずつ相手陣内に切りこんでいく。
こっちも必死、相手も必死。
それでも、戦術や体格を駆使して数センチ、数ミリを奪い取っていく。
それが、単純でわかりやすくて面白い。
それが、人々を熱狂させると思います。

ここが、野球とは違うところ。
少しずつ少しずつためて、一気に波のように押し寄せる感動。
これは、サッカーにも通じる。
反対にこれがないから野球が世界に広まらないところでしょうか。
野球は時間の制約もうけません。
ラグビーサッカーは、時間の制約をうける。
なくなっていく時間に焦りを感じることも、脳内にドーパミンを全開にさせる要因でしょう。

ルールはよくわからないけど、相手陣地にボールを全員で持ち込む。
馬鹿でかい相手に、ぶつかり、すりぬけ、仲間が犠牲になってボールを持ち込む。
ラグビーの面白さに取り込まれました。

気がつくと家の中で、うるさいと言われるほど絶叫している。

そういや、スポ少でも言われたことがあります。
反対側で試合をしていたけど、イーグルス監督の絶叫しか聞こえなかったと。

ぅおっしゃー!

ドーパミンとアドレナリン全開の秋です。
私は、とても「カバー」を重要視しています。
自分が外野手だったからかもしれませんが、そのプレーがあると、どうしてもその延長線上にカバーがちゃんとはいっているかどうかを見てしまいます。
というか、無意識に目に入ってしまう。
少し引いての俯瞰。
だから、その内野のプレー自体も誉めますが、その後ろにカバー入った選手も誉めるようにしています。
むしろ、そっちのほうをわざと大きな声で誉める。
もしかしたら、必要のないカバーかもしれない。しかし、もしかしたらのために全力でカバーにいく。
それは決して無駄ではありません。
可能性にしたら5%もないかもしれない。
それでも手を抜かずにカバーするということは、チームとして全員で戦っていることを徹底していると思います。
相手が、そういうチームであれば敬意さえ感じます。
そういう小さなこと、細かいこところを大事にしているチームは弱いわけがない。
きちんと監督さん、コーチの指導が行き届いているなと思います。
そしてなにより、チームメイトのことを大切にしているなと。
ホームランを量産する選手、三振をバッサバッサと取るエース、そういう選手も確かすごい。
ですが、その上で献身的なカバーに手を抜かない選手に好感が持てます。
カバーは、よく回りを見ています。そして全体的を見回すような広角な視野ももっている。
そして、自分がどう、うごけばいいかを考えているプレーしています。
自分のプレーの目的をきちんと理解しているからこその動き、それがカバーだと思います。
ホームランや奪三振よりも地味なプレー。
ですが、上手い下手関係なく、心がけ一つで上達するプレーです。 
それが試合でできるということは、練習でもその献身さを積み重ねてきたということの証に見えます。決しておろそかにしていない。
選手自身の誠実さを表していると思います。
ひいてはそのチーム自体を表す。
そういう細かい献身的なことにいっさい手を抜かないチーム!
そこまでは、大げさかもしれませんが、カバーは大事。


この前の高田さんとの練習試合でも、随所にいいカバーがありました。
レフトの左を抜けようかという当たり、抜ければ確実にホームランです。
レフト、テンカイ、懸命なディフェンスでなんとか止める。
中継タイセイに返し、タイセイはリードが大きいセカンドに悪送球。
しかし、その後ろにいたのはライトのユウゴ。
ランナーはサードまで進みますが、ユウゴのカバーがなければ1点献上でした。
それと、ランナー1,3塁での内野ゴロ、1点をあきらめてファースト送球でアウト、すかさず二塁に投げるファースト、ケンタ。
送球が少しそれますが、ショートタイセイなんとか捕ります。
ケンタの切り返しの速さもたいしたもんですが、それを予測してか?その真後ろ4mのところに、センターユリアがチーターのようにカバーに入る。このはやさ。
ユリアのカバーも見事でした。
この一連の動きは、おそらく打ち合わせ無しのプレーだと思います。
ユリアは、ケンタがセカンドに投げる可能性があるという予感ををもって守っていた。
毎回毎回のカバーリングの精神が生んだプレーです。
たいしたもんです。

ひとつのプレーで全員が動く。
そいうカバーをみて、入ったばかりの新人でライトを任されたレオは、だんだんカバーというプレーを理解し始めて、自分でも動きはじめました。
まずは動く。
そうしているうちにカバーの重要性がわかってくるでしょう。
だから、私はカバーに入った選手も大きな声で誉めます。
そうすることで、カバーという目立たない縁の下のサポートをひかりをあてる。
ちゃんと自分のカバーも見ててくれるんだなとその選手も確認できるでしょう。
カバーにちゃんといけよ!と指摘するよりも何倍も効果があります。
小さなプレーかもしれませんが、それがチームを救うプレーにもなり得るかもしれない。
だから、私はそのカバーに入った選手も誉めます。

そういや、昔
「イーグルスの監督は、よくカバーまで見て誉めている。」といわれたことがあります。
そして
そして、こう反論します。
そういうあなたもカバーの大事さを理解しているからこそ、私の声がわかるのだと。
玄人の褒め方で、うれしかったことを思い出しました。

失敗を恐れずチャレンジしていく
一方で、無駄になるかもしれないけど、もしものために全力でカバーにはいる準備を怠らない献身さ。
これもまたイーグルスの強みだと思います。
私がいわなくとも自然にできるようになってきています。
そこもまた誉めます。
そうすると、監督、俺だって誰にも言われなくても守備位置かえてますよ!と言ってきます。
自分で考えて動いていると主張してくる。
うん、成長してるな。
それは同時に我々の手を離れていくことになります。
そんなイーグルス。
ベンチにいながら少し遠くから眺めるような感覚になります。
ただ、私もイーグルスの一員なんで、積極的に関わっていきます。
どこかに油断がないか?
スキがないかをいつも探しています。
守備位置、注意力散漫、アウトカウントの確認など、10人目の選手のつもりでサポートしています。
お父さんお母さんも私と同じ気持ちでしょう。
指導者も保護者も、選手も少しでもチームに貢献できるように、自分の役割を果たす。
そりぁいいチームですよ、イーグルスは!

残りの試合もイーグルスらしく戦います!

日本女子リーグをみた翌日、新人戦前の最後の週末。
よき盟友、高田スポ少さんと、昼間やる最後の壮行試合をやっていただきました。
いつもながら、ライン引きなどグランド準備ありがとうございます。

ナイターは毎週やってますが、やはりいつもの試合は昼間。
いろんな感覚が違います。
昼間に高田さんのダブルエースと対決したかった。
それと、これまでの試合で気づいた点の修正がどこまでできるか?
ピッチャーもバッターも思いきりやって、調子をあげて、自分自身で「よし大丈夫、いけるぞ!」と自信をつけること。
ここにこの練習試合の目的があります。

このイーグルスのわがままにつきあってくれるいいライバルチームがいてくれる。
お互いに切磋琢磨してきました。
高田さんも県大会を本気で狙っていました。
ただ、1回戦がイーグルスも破って優勝した関柴さんだった。
終盤までリードしながら敗れた。
選手、保護者のその涙を見ました。
その悔しさをイーグルスも知っている。
高田さんもそうですが、イーグルスの背中にはそういうチームがいてくれます。
だからというわけではありませんが、簡単に負けるわけにはいきません。

倒してきたチームの思いもありますが、イーグルスのプライド、自信もある。
この練習試合もそうですが、新バッテリーをはじめ、新人全員が、俺たちもやれる!と思いはじめています。
勢いそのまま、いいプレーが出ています。
それが顕著にでているのが、バッテリー。
ひとつ上のイーグルスの素晴らしいバッテリーをお手本としてきました。
そして、そのバッテリーを1番近くで見てきた。
そのあうんの呼吸を継承しています。
身内ながらいいバッテリーです。日に日に進化している。
本人たちのやる気プラス保護者のサポートという栄養。やがて大樹になる。
会津を代表するバッテリーとなるでしょう。
そして、県を代表するバッテリーとなる。
みんなの想いを背負って、それを県大会で試してきましよう。

練習試合を終えて、グランド整備のときに、高田さんのコーチに言われました。
イーグルスさんの強さを見たと。
イーグルスさんは、塁に出たときに、ランナー同士で、次のプレーを確認し合っている。
子供たちだけで、考えてやっている、と。

これは私もわからなかった。
そんなやりとりがあったとは!
それを聞いたとき、あぁ、イーグルスもそこまできたか!と思いました。
昔から私がめざしてきた、空き地の草野球。
大人の思惑を越えて、自分たちで考えて、試すことを楽しむプレー。
このユウキたち世代もまた、私の指導の上を越えてくる。
私たち指導者が思う以上のことやっている。
確かに手が離れているなという感覚ですね。
この感覚は、ユウキの長兄、タイキがいたコウダイ世代、次兄のタカヤたちの世代でも感じました。
あぁ、すでに大人の指導は必要ないな。
こいつらは、大丈夫だなという頼もしさとともに、手を離れていく一抹のさみしさ。
あの感覚ですね。

大人があれこれ、やれというチーム。
私は、そんなのは面白くないと思う。
子ども達が自ら考えて、いっぱい失敗して、その経験から次の成功をめざして、自分たちで考えて、みんなで確認しながら動くチーム。
まさに自主性のチーム。
どちらが強いか?というより、どちらが面白いでしょうか?
どちらが、より野球の、ソフトボールの面白さを感じることができるでしょうか?
私は、高田さんのコーチからそれを聞いたとき、あぁ、だからここ最近のイーグルスは強いんだと思いました。
自分たちで考えて動いている。
ベース上でのやりとり、ユウキたち6年生がソウゴたち5年生以下に、セカンドベース上からアドバイスしている様子がイメージできます。
「ワンアウト!ゴロが来たら、いくぞ!フライ、ライナー注意な!」
「わかったよ!よーし、ゴロは行こう!リードもとらないと!」
これだけで、ゴロになったときのスタートが段違いで速くなる。それがチームとして組織的に機能する。そりゃ強いわけです。

この子ども達だけの現場のやりとりが、上手くいったプレーがありました。
ワンアウト、1,2塁。
ここでもやりとりをしていたでしょうか?
高田さんのキャッチーが一塁ランナーのリードが大きいことみて、一塁にけん制を投げる。
投げた瞬間にスタートをきるセカンドランナーのユリア。 
これは、ユリアのスタートも良かったですが、その前の打ち合わせ、心がけの確認があったからこそ、このプレーが生まれたと思います。
こういう成功が、その次のさらに大きな成功を呼んできます。
そのために全力でチャレンジしての失敗など何回してもいい。
このスタンス。
そのチャレンジすることの面白さが、あいつらにもわかってきたようです。
失敗したらどうしようではなく、どうやったら成功するかを考えている。
この精神の強さ。イーグルスの強さ。
ユウキたちからソウゴたちに受け継がれる、楽しさを求めるチャレンジ精神。
これがある限り、どんなに負けてても、逆境でもイーグルスは大丈夫です。
それを高田さんのコーチを通して、再確認できました。
自分たちで思っていることが、第三者からの客観的視点からでもわかるということがわかりました。
コーチさんありがとう!

いつも、思うことがあります。
勝っている方がいいですが、勝っていようが負けていようが、イーグルスのベンチは楽しい。
選手はいつも、私に持ちかけてきます。
「監督、次これやっていいですか?」
「何でそう思うんだ?」
「相手チームのここがこうだからです!」
「(うん、よく見ているな!それに気づいて自分から意見具申をしてくるとは!)いいんじゃねぇか、やってみろ!」
常に前を向いて、仲間を鼓舞し、失敗を恐れずチャレンジしていくことが楽しい。
これこそがイーグルスです。いいチーム!
毎回毎回、成長を見せてくれる。
そりゃあ、指導者も保護者も面白くなってくるはずです。

ヤングイーグルス、最初の大きな挑戦。
台風が来る今週末、新人戦県大会。
ROAD TO 全国、はじまります!
日本女子リーグの試合を見に行きました。
来年のオリンピック会場です!
私が車を買っているトヨタの先輩、チケットをいただきました。
ありがとうございます。
トヨタ側の応援席に陣取り、応援グッズを貰って全力応援。なぜか応援団長に気に入られるペイペイ、シュンペイ。
ハイタッチなんかしてましたよ。
もしかして、この応援が1番ためになったかもしれません。

プロ野球とは違う感覚、パワーもありますがパワーを技術でカバーしてるなあと感じるプレーが随所にありました。
ホームランも引っ張るよりは逆方向へはじき返す。
スラップ、バントのうまさ。
テイクバックのない、もしくは極力少ない打撃フォーム。
ピッチャーの緩急。
小学生にも応用できるプレー、参考になるプレーがたくさんありました。
それを実際目で見てみる。
我が身に置き換えてみていた子、いたでしょうか?
たしかに、売店ばかりにいって喰いまくっていた連中もいました。
だけど、彼らにとって、明日のプレーの参考になったと言って欲しい。
それを実戦で見せて欲しい。
まあ、ただただスポ少のみんなでソフトボールを見に来て楽しい、それだけでもよしとしましょう!

そういや、斎藤コーチがいってました。
どこに勝ったか?ヒットを打ったか?よりも仲間と一緒に笑い合ったりすることの方が覚えていると。
こういうソフトボールの試合や練習だけではなく、どちらかというと遊びの要素が強いスポ少かあってもいいでしょう。

1番びっくりしたのが、その試合の始球式で、中山スポ少のあのどでかいエース君が投げたこと。
さすが、全国準優勝ピッチャーは違いますね。
スタジアムであった時、中山スポ少さんの選手の皆さんは誰彼構わず、大人に言われることなく、気持ちのいいあいさつをしてくれました。
私もどでかいエース君の肩をたたき、握手をしてもらいました。
そして、あらためてやはりデカいなと思う。
よく、こんなデカい奴の剛速球に立ち向かえるなとイーグルスの選手もすげぇなと思う。
中山スポ少さんとは2回剣を交えた。
どちらも負けましたが、いいところまでいくようにもなった。強敵がイーグルスを育ててくれる。
そして、このエース君とどこかで、もう一回やりたいな、と思いました。
讃えよ!この6人の勇者を!
その6人の後ろには控えの選手たち、保護者に先生方みんなの魂が乗り移っていました。
その姿が確かに見えた。
魂の快走。
高田中駅伝部、悲願の県大会優勝!
全国大会への扉をこじ開けました。

それをこの目でみれた、この幸せなこと。
有給をとったかいがありました。
イーグルスOBが4人も走っていました。
これは休んででも目に焼き付けなければならないと意気込んでいわきに乗り込みました!
一旦追いつかれるというレース展開もしびれますが、彼らの努力、家族のサポート、先生方のご苦労を見てきただけに、こみ上げてくものがありました。

気づけば、おっさん四人が大声を出して涙を流しながら全力で応援している。

彼らの走りに魅せられ、引きつけられ、元気をもらう。
その勇姿に涙があふれてくる。
自分が泣いていることさえも忘れるくらい声を枯らしている。
人が真剣に仲間のために、自分たちのために懸命に走る姿は見る者のこころをとらえます。

すげえという表現しか思い浮かびません。
人が努力をして、毎日毎日重ねてきた想いが、成就するということを、彼らが教えてくれます。
自分たちの限界を決めるな!
と彼らは言っているようです。
彼らが小学生の時、いったい誰が、こんなにも速くなることを予測していたでしょうか?
何度限界を突破してきたでしょうか? 
大人になって、いろんなことに理由をつけて、言い訳をして、最初から本気にならないで、あきらめたりすることが多くなってきました。
そんな、しらけた世の中にあってこれだけは譲れないという一線。
それを信じて疑わずに貫いた彼らを讃えずにはいられません。

全国大会の扉をこじ開けた。
しかも、また舞台は滋賀県。
小学生ソフトボール全国大会も滋賀県だった。
かつて、コウダイを擁して降り立った彼の地。
先輩からの駅伝部の悲願。
兄弟の悲願もあった。
その地にタカヤたちが駅伝で再び降り立つ。
彼らはまた明日から全力で朝から練習に励むでしょう。
つかの間の歓喜と休息。
みんな、いい笑顔。
こんなにも幸せな瞬間が、人生にあるですね。

おめでとう、高田中駅伝部!

昨日、柳津での新人戦会津大会、新生ヤングイーグルス。
関柴さんと決勝にコマを進め、敗れましたが準優勝で、見事県大会出場を決めました!

6年生4人が抜けた穴をどうやってうめるか?
そこがポイントだと思っていました。
現有戦力では、その穴を埋めるまではほど遠い。
それはわかっていながら、新戦力がどこまでやれるか、頑張れるか、そこがイーグルス浮上の条件となると分析しました。

どのチームも人数が不足しています。
育成している暇がない。
入ったらすぐに起用しなくてはならないような状況。捕り方も、投げ方も、打ち方もまだまだ未熟、多くのチームがそんな感じ。
そんな中、この春から五年生を中心に戦ってきたチームがやはり強い。
それは分かっていました。

それでも、県大会にいってとんでもなく強いチームと渡り合ってきたイーグルスの五年生がいてくれます。
こいつらがたのもしく見えるよえになってきました。
この子たちがイーグルスをひっぱっていく時代が来たんですね。
ユウゴが投げて、ケンタが捕って、ソウゴが打って、ユリアが走る。
ピッチャーも3人いる。
これは、レントのお陰です。
エースがケガで不在の期間をみんなで埋める選択肢。どうしても複数のピッチャーが必要だった。
毎日毎日、家族とともに練習に練習を重ねてきた、新エースのユウゴ。
いきなり練習無しにマウンドに送っても、ビビらない。投げることが楽しくて仕方ないユリア。
おそろしくスタミナがないながらも、ここ1番のピンチに強いケンタ。
誰か崩れても、その後を助けてくれる誰かがいてくれる。
この安心感はここ最近ありませんでした。
この新人戦も1番試合数の多い子ブロックに入りました。
県大会にいく条件の決勝までは、四試合。
1人で投げきるには体力的につらい。
負けたら終わりのトーナメントなので、余力を残して負けては意味がない。
それでも、先を見通しながら戦わなくては、じり貧になる。
キャッチーとなったケンタの負担を考えるとケンタにはピッチャーはやらせないほうがいい。
となると、ユウゴ、ユリアの2枚でいく。

時間の短い新人戦は、立ち上がりが命。
いかに無難に立ち上がれるか?
立ち上がりでは、ユリアに分があると思ってましたが、ここ最近はユウゴもいい。
だとすれば、テンポがよく、攻め込みタイプの

猪苗代メッツさん
坂下ヒーローズさんを幸先よく倒しました。
やはりピッチャーが仕上がっているということは強みです。
関柴さん、新鶴さん、本郷さん、イーグルス。
ベスト4に美里連盟の3チームが残りました。
美里の一角を崩したのは関柴さん。
新鶴を下して決勝へ。
イーグルスは、今年1年6年生なしで戦ってきた本郷さんです。
五年生だけで、9人。
体格、スペックではイーグルスがかないません。
ただ、ヤングイーグルスも数々の修羅場をくぐってきました。
要所要所をギリギリのところでかわしてきます。
あの本郷さんの空振りが、進化して捕らえるようになってくるとさらなる強敵になることは間違いありません。
今回はイーグルスに分があった。
次回は、わかりません。それほどスイングにチカラがあった。強敵の予感です。
ただ、10月末の民友杯ですでにあたることが決まっています。
もう一度本郷さんとは刃を交えることが決まっている。
イーグルスも、うかうかしていられません。

さて、なんとか決勝までは駒を進めました。
やはり、経験というものは人を、チームを育ててくれます。
過去に対戦した強豪チームとの経験が生きています。
関柴さんを向こうに回して、先制点をもぎ取るところまでは良かった。
打線は負けていません。
ただ、1点のみ。
やはり、一刺しでは関柴さんの牙城は崩せない。
たたみかけることができませんでした。
逆に関柴さんにたたみかけられて3点を献上。
その点の取られ方が、今後のイーグルスの課題となるでしょう。
経験の浅いポジションの選手たちをどう育てるか?
そこにかかっています。
県大会にいったとしても、そこ狙われたらどうするか?
対策が必要でしょう。

6年生が抜けて、新しいメンバーが試合にでて躍動しています。
ベンチにいるだけではやはりつまらない。
自分が出て、みんな活躍して、勝つ!
自分が活躍するためには、何が必要か?
その厳しさが分かったと思います。
厳しいからこそ挑戦する意義があります。
何回失敗してもいい、過ごした落ち込んでたちどまってもいい。
だけど、立ちあがって前に進みましょう!
10/12強敵ひしめく県大会。
どこまでやれるか?
がんばれ!ヤングイーグルス!
洞察力(どうさつりょく)。
自分のおかれた環境、まわりへの観察、予測など広い意味で役に立つ能力だと思います。
回りからの情報を役に立つ、役に立たないは関係なく、どれだけ多く取得できるか?
これだと思います。
生きていく上であるにこしたことはない能力だと思います。
その洞察力。
この前の湯川での練習試合で、新キャプテン、ソウゴの洞察力を垣間見ることができました。

この日は、お弁当持参での練習試合になりました。
団として用意しないという選択。
お昼近くになり、試合も開いたので弁当の時間にしました。
二試合くらいやったので、全員、腹が減っているはずです。
めいめいが弁当をがっつきはじめる。
その中にあって、右往左往している子がいました。
どうした?はやく弁当食えよと声をかけました。
ん?ちょっと待てよ。
何で右往左往してるんだ?
もしかして、弁当わすれたのか?
んー、そんときは俺が団からいただいたおにぎりやろうかな?
なんて思いつつ、新キャプテンのソウゴに聞きました。
「ソウゴ、あいつはちゃんと弁当をたべているか?」

「ん!あぁ、ちゃんと弁当くってましたよ!」
即答でした。
こいつ、ちゃんと見てるなと思いました。

さすがと言うべきか、キャプテンになってからなのか、みんなを見渡す洞察力が芽生えていると感じました。
とくに、年下の1年生、2年生に気を配るというか、そういう空気がでていると私は感じました。
ガツガツ、先頭にたって勇ましく切りこんでいくタイプではない。
前にもいったように、背中で語るタイプなんです。んー昭和っぽい。高倉健みたい。
基本は不器用。
昔の、『キャプテン』というマンガがありましたが、その水口キャプテンみたい。
自分がちゃんとできないと、みんなにやれなんて言えない。
そんなようなことを言っていたと思います。
その人柄について行く。
ソウゴもそんな感じでしょうか。

そういや、夏休みの持久力と根性をつけるためのインターバルトレーニングの時、本当はユウキの後ろあたりの前で速く走れるのに、あえて1番最後から走っていました。
そして、そこからスパートをかけて、全員を抜き去り、一気に上位に食い込むという走り方をソウゴがしていました。
普通に走るよりもつらい。
あえて自分を追い込んでいる。
懸命に走る姿をみんなに見せる意図などソウゴ自身はみじんも思ってなかったと思いますが、結果として、ソウゴは1番後ろから、全員の走り方を見ていた。
トップを走るユウキまでは追いつけなくても、全員を抜くことで、自分の背中=取り組む姿勢を見せることができました。
ソウゴの中には計算されたキャプテンシーなどまったくないでしょう。
ただ、一生懸命さは伝わったと思います。
一本も手を抜くことなく、走りきる。
手を抜かない。
これは、中学にいって長距離も速くなったタカヤ、全国大会にいったイーグルスOBのコウセイにも言えることです。
こういう地道でつらいことも本気で取り組める。
その姿勢に、みんなが引っ張られる。

青い炎。

ソウゴには、ガンガンひっぱっていくユウキとは違うキャプテンシーがあります。
明日の新人戦で、お手並み拝見といきますか!

この三連休、怒濤の練習試合ラッシュ。
まだ定まらない選抜チームと新人チームに多くの経験を積ませる、これが目的です。
練習も大事ですが、実戦の中でわかることもあります。
試合は子どもたちの集中力の入れ方が違う。
練習でできたことと試合の中でできたことではその子にとって、大きく意味が違います。
それだけ、得るものが多い。
だから、保護者の皆さんのご協力をいただいて、空いている土日にはなるべく多くの実戦を積ませようとしています。

さて、その練習試合。
日曜日は、小島コーチの指揮のもとだったのでくわしく内容はわかりません。
土曜日の湯川さんの試合。
結果からいくと同点に持ち込めました。
よくぞまぁ、あの戦力で試合になったなあと思います。
前年比でいえば、半分くらい戦力ダウンはいなめない。
それほど、いまの六年生の力は絶大です。
その四人が抜ける。
その穴を埋めるのが、一年生ときたもんだ。
さぁ面白くなってきましたよ。
外野にとんだらほぼ終わりのシフト。
内野もまだまだわからない。
比較的計算できるのは、バッテリーと二遊間。
ミスやエラーは仕方ない。
それで落ち込んだり、泣いたりするのもしょうがない。
その仲間を責めるのでなく、大丈夫だと鼓舞し続けることができるか?
それでもなんとか立ち直って前を向いて挑戦していくことをやめない。
今の6年と一緒に戦ってきた五年生にそれができるか?出来なければ崩壊?
これがこの新人チームの課題になりそうです。

いつものイーグルスに戻った感じさえします。
今年のイーグルスはうまくいきすぎた。
その反動なんでしょう。
勝つことはより難しくなりました。
負けることも多くなるでしょう。
ただ、いつもいっているように勝つことがすべてではありません。
難しいこと、いままでの自分達ができなかったことに、失敗を恐れず、持てる限りの力を注いで、思いきって挑戦していく。
結果は二の次でいい。
勝っても負けても、一生懸命にやって力を出しきったならそれでいいじゃないですか?
それで勝てたならみんなで喜びましょう。
今年はそれがうまくいっていた。
それはそれでいい。
この方針はこの後も変えるつもりはありません。

さて、練習試合の前の打撃練習で、
「監督、右で打ってもいいですか?」と持ちかけられました。
最近、憂鬱なレンです。
レンの心理状況からして、失った自信を取り戻すためにはなんらかの思いきった「きっかけ」が必要だと思ってました。
打撃不振に陥ったタイセイを1番で起用したように。
レンは元々は右打者、左の少ないイーグルスのチーム事情とレンの将来を見込んでの左へのスイッチでした。
それが最近はうまくいってない。
バントはできない、一死三塁でも転がすことさえもできない、あげくは見逃し三振。
ソフトボールが大好きで大好きで1年生から志願して入ってきたレンにとっては、できないこと、チームに貢献できないことは、落ち込むのに十分な理由になったと思います。
そのレンが、打撃練習から右で打ちたいといってきました。
我、天啓を得たり。
不安や落ち込みを振り払うには、思い切り力のあるスイングができる右打席がいい。
今日の試合限定ということで、右打席に入ることを許可しました。
そしたら、ホームラン2本。
全打席出塁。
ケンタなんかは、「監督、今度からレンは全部右打席で打たせてください!」とお願いしてくる始末。
打ちまくったレン本人にも、笑顔が戻りました。
「監督、今度から右で打ちます。(左を奨励している)お父さんにもそう言っておいてください。」
目がキラキラしています。
自信を取り戻したようです。
そうなると、守備にもいい影響がでてきます。
自信をもって、余裕がでると他者への配慮もでてくる。
いままで、厳しいことをチームメイトに吐いていた言葉にも変化がでてきます。
今回、右打席作戦は成功したと言えるでしょう。
こういう成功体験が大事なんです。
この小さな自信の積み重ねが、子どもたちを形造っていく。
落ち込んでいる子に対して、追い討ちをかけるような真似は逆効果です。
なかなか自分の子どもにはできませんでした。
私もどちらかというと追い討ちをかけていましたから。
ただ、このスポ少という場面においては、冷静になれます。
いま、この子に必要なのは何かということが。
レンにとっては「自分を取り戻す自信」でした。
私は、そのきっかけを与えたに過ぎません。
結果を出して、自信を取り戻したのはまぎれもなくレン自身です。
子どもたちは自分で自分の道を切り開くチカラをもっています。
それを後押ししてくれる仲間もちゃんと隣にいてくれます。
後は大人が一番チカラを出しやすい状況なり、タイミングなりを図って背中を少し押してやるだけなんですよね。
うまくいけば実力以上のところを引いてきます。
そしてそれが続くと、実力になってしまうからあら不思議。
今年のイーグルスはその連続だったのではないでしょうか?
そして、新チームもその血をまぎれもなく受け継いでいる。
レンもしかり。
まだまだ未熟でひよっこながら、1枚も2枚も化ける要素はあります。

ホームランを打って、ダイヤモンドを駆け抜けるレンを見て、よし大丈夫だなと思うとともに、ちょっと調子こきすぎだから、後でちょっと締めておこうと思いました。

先週金曜の練習の最後の上がりノック。
少しの異変を感じました。
少し前から、ユウキあたりからいろいろ聞いてはいましたが、
あぁほんとだな、と確信を得ました。

レンです。

悩んでるな。
自信をなくしてるな。
少しずつ、ソフトボールが嫌いになってるな。
負のオーラが見えました。
セカンドの守備、明らかに精彩を欠いている、レン。
たしかに、ここ最近いろいろあった。
県内トップレベルのピッチャーから、バンドを決めることができない。
バントができないなら、他の小技。
それもできないなら、打たせるしかない。
思うように振れなくて、三振の山。
振っているうちはいいのですが、最近は見逃しも多くなってきた。
技術もそうですが、その最大の原因は自信を失っていることです。
一時期のユリアのよう。
やることなすこと全て裏目。
それが、守備にまで影響しているのが、目に見えてわかります。
やる気がない。
ないというよりは、湧かないんでしょうね。
少し前の私ならばがっとばしているところです。
「やる気がねぇなら、帰れ!二度とグランドの土を踏むな!」と怒鳴り散らす。
が、信念をもつレンに対しては逆効果か?
練習後に「レン、最近元気ないぞ、なんかあったか?」と聞くくらいにして、しばらく様子をみることにしました。
たしかに、バントを決めることができないレンに代打やシュンペイの指名打者を置いたこともありました。
勝負の厳しさ、レギュラー争いは世の常としても、レンは落ち込んでいました。
今の彼に一番必要なことは、自信を取り戻すこと。
その自信は、実戦で、誰の助けも借りずに自分自身で道を切り開いていくしかありません。
指導者である私にできることは、そのチャンスの場を多くの経験させてやること。
目の前のハードルが高すぎて、飛べない状態。
ならば、低くしてやりましょう。
そして、低いところからクリアして自信をつける。
自己肯定感で武装していく。そこでまた少しずつハードルを上げていきましょう。
それは、他の選手も同じです。
難しいことに挑戦して、成功する。
そうやって自信をつけて、大人になっていくんです。失敗は確かに成功のもとですが、失敗ばかりでは栄養がたりません。
行き詰まっている選手に成功体験を!
この連休の練習試合で、その機会を多くの作ってやろうと思いました。


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