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時に笑い、時に苦しみ、時に涙する。すべてはグランドへ。 ソフトボールを通して成長していく小学生とその保護者、スタッフの物語。
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先週の話です。
あまりに興奮しすぎて、1回書いた文章を間違って消してしまって、しばらく書く気になれませんでした。
しかし、あの戦いは記録に残しておかなければならない、その使命感から再び筆を執りました。
それがこの文章。

イーグルス、今年最後の大会のほおのき杯。
ドデカイトロフィーを目指してイーグルス最後の挑戦となります。
そこでみた光景。下郷ジュニアさんとの決勝戦。
神様って、ほんとにいるんだなと思わせてくれる試合でした。
あきらめないことの大切さ、それがこの試合にありました。
自分たちのすべてをぶつけ合う。
最後の最後に、こんなにも壮絶なドラマを用意してくれているとはつゆほどにも思わなかった。
この一戦、今年最後のイーグルスの一戦は、間違いなく今年のイーグルスの全てを出しきった好ゲームとなりました。
結果は負けましたが、こんなにもいい試合を一緒に作り上げた下郷ジュニアさんにも深く感謝を申し上げます。
お互いが真剣に勝ちを取りに来る。お互いが本気。だからこその好ゲーム。
勝ちたかった、しかし、下郷さんが少し上をいった。
下郷さんの選手、ベンチ、保護者の皆さんも随所にいいプレー、いい応援、いい采配がありまし。
敵ながらあっぱれと感心するところがたくさん有りました。
イーグルスもいいチームですが、下郷さんもいいチーム。
難敵ではありますが、途中から親しみさえ感じるようになりました。
こんないいゲームを一緒に作っているというシンパシー。
やるなぁと思わせる。
ともにしのぎを削ることで生まれる友情のようなもの、今年さまざまなライバルと戦ってきた過程で感じたこと、それが最後の最後にも来ました。
ここまで懸命にやったなら、勝ち負けはいい。
あとは選手たちに任せるのみ。
勝にこしたことはありませんが、勝ち負けを越えたところにある達成感。
敵味方、お互いによくやった。
それでいい。
良き強敵(とも)、ライバルと書いて友と呼ぶ、北斗の拳のあの感覚。
試合が終わればノーサイド。
下郷さん、いい試合、ありがとうございました!


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今年もついにきました。
ほおのき杯。
2019美里イーグルスのラストゲーム。
思えば、今年のチームも面白いチームでした。
ユウキのキャプテンシー、エースレントの成長、テンカイの粘り強い打撃、タイセイのチームを勢いづかせるホームラン。
この4人の6年生が間違いなくイーグルスの屋台骨となっていました。
この4人がイーグルスの全員を成長させてきたといっていい。
長いようで短い、旅のよう。
その旅も明日で終わります。
本当に最後なんですね。
終わってしまうんですね。
選手はもちろん、保護者も含めて、今年もいいチームでした。
やはり、まとまりのあるチーム、ONE TEAMは強いということを証明してくれました。
今日の誠友杯も劣勢ながら、追いついてしまうあたり、すげえチームだなと思い知らせてくれました。
この4人を擁して、イーグルスで戦う最後の1戦。
強豪ひしめく中、当日抽選というこのドキドキ感。
明日、高田中野球部引退試合と重なって、はじめ私はそちらにいっています。そっちも大事。
私が駆け付けるまで、なんとか生き残っていて欲しい。
舞台は熱塩加納。
ラストゲーム。
引き続き、ちょっと前の話、新人戦県大会の続きです。
   

県大会にいくと、うれしい事があります。
いろんなチームの指導者のみなさんと交流ができるということです。
といっても、私はなかなかそういう場になれていないので、もっぱら声をかけてもらう方になりますが、何回か顔を合わしていると気心のわかる監督さんというのはわかってきます。

そんな中、たまたま車を近くに止めたがための遭遇。
あの全国大会にベスト8の県南の雄、三神スポ少さんの監督さんとお話しする機会がありました。
2大会連続で全国大会にいきながら、またもや県大会に来るチームを育ててくるあたり、やはりその手腕には頭が下がります。
三神スポ少さんと、公式戦ではあたったことはありません。いつかやりたいと熱望しながら、イーグルスがいつも勝ち上がれない。その高みまで手が届きません。どっかの決勝でやりたかった、それが今回の新人戦県大会なのかな?なんて勝手に思いをめぐらす。
いろんな強豪をしりぞけてその頂点に君臨するのは容易なことではないと思います。
その三神の監督さんと話をするだけでも県大会にきた価値があります。 
県大会という舞台で、トップチームの監督さんと談笑する。
これって数年前は想像もしなかったことですが、今こうして実現しています。
長峰代表も小島コーチも県内の強豪チームの名だたる指導者と談笑する姿をみるとイーグルスって、なんか県大会常連みたいで、すげえんだなと思わせてくれます。
そんな中でも、みんな心の中では、俺らのチームは負けねえという自負が見てとれる。
談笑しながらもバチバチです。これもまた面白いところです。

さて、初戦を勝利で飾ったイーグルス。
県大会ベスト8まできました。全国まではあと2つ。
次戦は、南会津の荒海さんです。
事前情報では、いいピッチャーを擁して勝ち上がってきたチームだと聞きました。 
確かにいいピッチャー。
しかし、イーグルスの新人は今年県内屈指の名だたるピッチャーと対戦してきてる財産があります。
その速さ、球威を体験しているだけで経験値はある。
ほんと、いろんな遠いところにいって、いろんないいピッチャーと対戦してきてよかったと思います。
はじめて、その速さをみてビビるよりは、あっ!あのピッチャーの方が速かった、だから打てるな!思えるだけで戦い方が全然違います。
中山さんのエース、三神さんのエース、桜さんのエース、薫橘さんのエース、二本松東さんのエース、ほおのきさんのエース、どんだけすごいエースとバットを交えてきたか?
その経験がいきてくるはずです。これは、保護者みんなでささえてきたおかげです。


肌寒い小雨降る中、荒海さんとの激闘がはじまりました。
先制は荒海さん。
立ち上がりにやや不安のあるイーグルス、エースユウゴ、今回も1番をファーボールで出してしまします。こういうところなんですよね、大事なのは。ファーボールを出そうと思って投げているピッチャーなんていないというのはわかっていますが、やはり今後イーグルスが勝ち上がっていくうえで、回の先頭打者にファーボールを与えているようでは先が思いやられます。
今年の春先にチームが強くなれな原因は、レントのファーボールが減ったことです。
特に先頭打者にファーボールを出さないように、バッテリーで細心の注意をはらい、実行してきました。
これって、勝負のかなり大きなウェイトを占めると私は思っています。
ますワンナウトをとって落ち着く。
思いのほか大事。
それができないと、やはり得点に絡んでしまう。
レベルの高い大会になればなるほど、その傾向は強いと思います。
今回イーグルスはそれができなかった。
微妙に狂う歯車。
荒海さんはそこを見逃してはくれませんでした。
ファーボールをからめて2点を先制されます。
やべえぞという空気がイーグルスベンチに蔓延します。
私はあぁ2点で終わって良かったと、胸をなで下ろします。もっとやられる危険性が有りました。
なんとか持ちこたえたといっていい。
あそこで、やばいところにボールがとんだなら……。
またイーグルスにチャンスの芽は有ります。

先頭打者は、ユリア。
イーグルスの勢いをもっともよく具現化している選手です。良くも悪くもお調子者。
ユリアが調子こいた日にはイーグルスも調子づきます。
いきなりデットボール。
打たないまでも、なんとか塁に出る。
やられた裏にきっちり先頭で出塁するという大事な役割を果たしてくれました。
ここは大事に、レンにバンドで送らせます。
スコアリングポジションに置いて、3番キャプテン、ソウゴ。
きっちりセンター前にはじき返し、1点を返します。
その間にソウゴ、セカンドにきっちり進んでいる。
ランナーのリローデッド。
スコアリングに置いてプレッシャーをかけ続けます。
次は稀代のスラッガー、ケンタ。
チャッチャーララと、私の頭の中では、昨年の大阪桐蔭の藤原くんの応援歌のスラッガーがこだましています。
ツーベースを打って、ソウゴを帰す。
すぐさま同点に追いつきます。
ここは、もうひと押しして一気に流れに乗りたかったところですが、ユウゴが倒れて2:2の同点。
押し切れませんでした。
そうはいっても、同点にしたことでイーグルスはひと息つけました。
ここからは、膠着状態。
雨の中、ボールが滑る中、お互いのエース、なんとか制球していく。
均衡が破れるのは、結果として最終回。
ランナーを出してしまいます。なぜだしたかは思い出せません。
二盗、そして三盗。
ここで、現時点のイーグルスの弱さがでます。
サード送球、捕球できず、ボールがレフトへ。
レフトのカバーも抜けていく。
事前に確認もしていましたが、もはやどうしようも有りませんでした。
これが現実。
この1点は限りなく大きかった。
イーグルス最後の攻撃は、下位打線から。
勢いづく荒海さんのエース。
雨ですが抜群の制球力です。
こうなると、手も足も出ません。
三振、三振、三振で切って取られてゲームセット。
イーグルスが勝とすれば、1点をとられる前に、追加点を挙げるべきでした。
1点2点のエラーやミスは大丈夫、大丈夫といえるほど得点しておくべきだった。
それができなかった。
イーグルスのいいところと、悪いところ。
あらためて、それがはっきりわかりました。
どうすればいいか?
技術の底上げをはかりつつ、下位打線のアウト地獄をなんとかしないと上位のチームは通用しないとわかりました。
いきなりは、うまくならない。
この後も困難な闘いになるでしょう。
中神谷さんのように守備位置を変えるのもひとつの戦法でしょう。 
かくして、ソウゴ世代の最初の全国への挑戦は終わりました。荒海さんに2:3で敗北。
現状をみて、イーグルスはどうすればいいか?
明確にこうすればいいという答えはない。
今時スパルタなんぞ流行りません。
彼らを育てる他にない。
この冬、どうすれば彼らを伸ばすことができるかを考える。
全国への挑戦はあと1回のみ。
そこまでになんとかしないといけない。
基礎体力をつけつつ、技術ものばす。
この冬にやるべきことはたくさんあります。
新生イーグルス、県大会でも通用することが確認できました。
イーグルスにやってやれないことはない。

小雨のあづま球場に誓いました。
かならずまた、県大会の場に戻ってくる!
その高い意識を子供たち全員で共有して、育てていきます。
まってろ全国!
さて、ちょっと前の県大会新人戦の話を。

あづま球場軟式野球場。
あれ?先週まであったフェンスがない。
この広さで四面でやるのかなぁ、と思っていたら、やはり四面でやるようです。 
数年前にはじめてコウダイたちときた場所ではなくなっていました。
その場所は、除染でだされた土砂置き場になっていようです。
あの場所で、全国に出場した釜子スポ少さんと一点差の死闘を繰り広げた。あのスクイズの一点になきました。ツーストライクからスクイズやるチームがあるんだと思い知らされました。
釜子スポ少さんは強かった。
そんな全国に行くチームと互角の勝負をしたことが、子ども達に限りない自信を植え付けました。
そこから、目標は全国大会と口に出していうようになった。
間違いなく、あの試合から全国を意識するようになったイーグルス。
そして、本当に全国に私たちを連れて行ってくれた。
あれから、五年。
そして、また再び全国行くチャンスが目の前にあります。
ソウゴたちの世代。
まだまだ足りませんが、その戦力を秘めている。
そこに集いし16チーム。
残念ながら、台風19号の影響で高瀬さんが参加できず、15チームになりましたが、この世代の兵(つわもの)ぞろいです。

イーグルスの相手は、いわき地区代表の中神谷さん。かつて、矢吹町のティーボール大会で対戦したことがありました。
数年前に全国大会にもいっている強豪です。
ソウゴが率いるこの世代、最初の大きな挑戦。
さて、どう戦うか?
イーグルスの強みと弱みはわかっています。
弱みをカバーして強みを活かす。
これしかない。
売りは強打と投手力。
いかにしてイーグルスのペースにもちこむか?
そのためには、投手力をいかして、まずは相手の攻撃力をそぐ。
そして、強力打線でたたみ込む。
この流れにもっていきましょう。

初回は、お互いになんとかゆっくり立ちあがります。どちらも三者凡退の無得点。
1番から3番はどのチームも切れ味のいい選手をそろえてる中、お互いにゼロ。
ここだけみれば、互角の展開か?と思われましたが、イーグルスの4番ケンタが火を噴く。
主砲のソロホームランで先制します。
こういった緊張する展開の中でいかにして先制するか、どのチームもやっきになって考えるところを、ケンタの一振りで先制してしまう。
やつは打撃の神様に愛されていると私は思います。
今年とんでもなくいいピッチャーと対戦してきたことが、ケンタの集中力を研ぎ澄ましています。
この大舞台でも楽しんで打っている。
もはや、任せるのみ、ケンタは何のサインもいりません。
先制の1点で、イーグルスはかなりの余裕を得ることができました。
あ!俺たちいけるんじゃねえ!と思える、そんな展開。
援護をもらったエース、ユウゴ。
心に余裕ができました。
ピッチングにも幅ができます。 
1点ですが、この少しの余裕が大きな余裕になります。
ユウゴは、余裕のある中でこそ悠々と投げることができます。 
相手をぴしゃりと抑えます。
守備でリズムをつくることができました。
となると、攻撃にもいい流れを呼んできます。
8番レオが倒れますが、ラストバッターのミソラがファーボールを選びます。
ちゃんとコースの見極めができるようになっています。
そして、兄貴の1番ユリアがセンター前ヒット。
チャンスがひろがります。 
レンが打ち上げ二死。
しかし3番に置いたキャプテン、ソウゴがセンターはじいて、ミソラ、ユリアがかえって2点を追加。
流れをぐっとイーグルスにもってきます。
ソウゴ、キャプテンとしての役割をきっちり果たします。
しかもここで終わらない。
続く4番のケンタがツーベースでソウゴを帰します。
4:0。
イーグルスの強打が炸裂。
全員が気持ち良くプレーできている。
こうなると、いけいけどんどん。
ピッチャーも調子に乗ってきます。
ユウゴが中神谷さんを寄せ付けない。
最後は、ソウゴのスリーランホームランで試合を決めました。
結果は、8:0の快勝でした。
試合中、中神谷さんは頻繁に守備位置を交換していました。 
イーグルスの打線に応じて、打つコースを予測して守備位置を変えているんだなと判断しました。
やはり、中神谷さんにもウィークポイントはある。
それを、守備位置の交換でしのぐという作戦。
ある意味、賭です。
これはイーグルスにも通じるところあるなと思いました。私もその作戦を、やろうとしたことがありました。
それでも止められなかった。
終始、イーグルスのペースに持ち込めたこと、投手力と強打をきっちり発揮できたことが勝因になります。
この展開に持ち込めば、どんな強豪にも俺たちは通用する。
錯覚が実力になりつつある、イーグルスマジック。
県大会の初戦を制することができました。
あの、中神谷さんに勝てた。
俺たちはやれる!大きな自信を得ることができました。
そして、全国大会まであと2つの勝利。
ここまで接近することができました。
こうなったら、狙います。
次戦は、同じ会津でも南会津の雄、荒海さんです。

小雨降る中、勝利に高揚するイーグルス。
さて、どう戦いますか。
次戦、荒海さんと激突します。
大人になるとわかります。
悔しくて、泣くくらいに熱くなれることは貴重だということに。
失敗することをおそれて、膝がガクガクブルブルになるほど緊張することがほぼ皆無になることを。
小学生のうちにたくさん、たくさん失敗して、エラーをして、知らないうちにココロが強くなっていくことを。

最近、スポ少をやってて思うんです。
成功して勝つよりも、むしろ一生懸命やって失敗することの練習をしてるんじゃないかと。
その合間に時折来る成功、勝利がたまのご褒美。
ミスって落ち込んで、そこから立ち直る練習。
何回も何回も失敗する。エラーをする。
失敗した自分がかっこわるくて、情けなくて、ふがいなくて、心が折れて、逃げ出したくなる。
もうやめようかと思う。
それでも周りのチームメイト、指導者、家族みんなに支えられて、また挑戦する気持ちを奮い立たせる。
そして、最後の最後は、立ち直って自分の成功を勝ちとろうと思う。
これって、心も体もタフになっていくということでしょう。
その後の人生にとって大きく自分を支えてくれるバックボーンなってくれるはずです。

かくいう私もそうでした。
400mインターバル、20本。
青木団地の坂道ダッシュ。
中体連で九点差を逆転した試合。
いい記憶よりも、どんだけつらかったかの方が心に刻まれる。
いろんなバックボーンが私を支えてくれています。
いろんな逆境にあっても、あん時よりはつらくない。しんどくない。
だから、もう少し、がんばろう。
やってみよう、挑戦してみようと、過去の自分が、仲間たちが、今の自分の背中を押してくれます。

子ども達はいま、その自分なりのバックボーンを作っている真っ最中ということになります。
そういう子は、強い、タフです。芯がある。

今日の練習試合、送球が何回も捕れなくて、試合中も試合終了後も大粒の涙を流していたユナ。
泣いていいんです。
今はできなくていい。
今は何回失敗してもいい。
しかし、イーグルスが勝ち上がって行くには、そのプレーが必要になります。
強めの叱咤激励。
ユナ、それをわかっているからこその涙。
この試練、乗り切りましょう。
近いうちに捕って見せましょう!
大事なところで、しっかり捕球してアウトにするユナを見たい。
切に思います。
そのためには我々指導者は、どうすればいいか?
チームメイトはどうすればいいかを考える。
まだ答えはでませんが、必ずボールをきっちり捕ってアウトにするユナをイーグルスみんなで実現して見せましょう!
今日の練習試合で私はそれを野球の神様に誓いました。
ただ、直近でどうするか?
何回失敗してもいい。
失敗しても投げろとキャッチャーのケンタにいいましたが、ユナ、だいぶココロが折れているようです。
監督!ちゃんとフォローせぇよ!とお母さん方もそれをきづかってくれていました。
心が折れているところに、無理をさせても、今度はソフトボール自体が嫌いになってしまいそうです。それは一番避けたい。さて、どうするか?
ケースバイケース、臨機応変は得意とするところ。
ここはいったんほとぼりを冷まします。
ユナのやる気、闘志の回復を待ちましょう。
ここはしばらくユナがもう一度やると言うまで待つのもひとつの手だなとも思いました。
ひとりで強くなること待つ。
じっと待つ。
回りがサポートをしながら待つ。
これも指導者や保護者の役目だと思います。
回りのサポートを受けながらも、最後の最後、やる気は、自分で奮い立たせるもの、私はそう思っています。
ひとりひとり、そのやる気スイッチの形状は違います。
先ずどこにあるか、わからない人。
押してもすぐに元に戻る人。軽く入る人、かなり強めに押さないと入らない人。
勝手に自動で押す人。
千差万別。

私が思うに、素晴らしい指導者とはそういった個々の子ども達、ひいては保護者のみなさんのそういうやる気スイッチのオンオフを上手くは使える人だと思います。
会津はもとより県内そういう指導者が数多くいらっしゃる。
小島コーチのロビー活動のお陰もあって、ここ最近そういう素晴らしい指導者の皆さんによくしていただいています。
そういういいチームとイーグルスが互角に戦うときが面白い。
今シーズン、それもあとわずか。
さて、イーグルスのスイッチを押すとしますか!
いやー、やりました、あいつらが!
高田中、中学校駅伝東北大会2年連続優勝!
仕事中に入った、この快挙。
職場のみんなは、ただただ、すげぇーすげぇーを連発!
高田の職場は勝手に我々の独断馬と化しました。
そして、落ち着いてから、あらためて福島市の方角の空を見て思う。

やったな!おめぇら!おめでとう!
これは選手はもちろん、間違いなくお母さん、お父さん、おばあちゃん、おじいちゃん、妹、姉ちゃん、弟、兄貴たちのみんなで勝ちとった快挙。
それぞれみんなの悲願を達成しています。

今回は見に行けなかった。
だけど、逐一報告される様子。
3位でスタート、2位に押し上げ、持ちつ持たれつのデットヒート、最終アンカーでトップに立つ!
聞いているだけでトリハダもんの展開。
あー、なんとか仕事を調整して、やっぱ見に行けば良かった。
この興奮は直に見に行かないと、いけなかった。
もはやこれは、祭りです。
確かにイーグルスOBが多数走っています。
ですが、もはやイーグルスとかそんなのは関係ありません。
みんなが私たちの誇りです。
みんながヒーロー。
そのひとりひとりが、彼らの頑張りが、渦となって、みんなを、回りを巻き込んでいく。
それは、幸せな渦となるでしょう。
巻き込まれたい。
自分で参加しないとなにか大事な者をとりこぼす予感がします。
この歴史的瞬間、記憶に刻んでおかないといけない。
私の魂がそう言っています。
最後の舞台は、またもや滋賀県。
あのコウダイたちが舞い降りた滋賀県。
またあそこで、最後のドラマが始まります。

家族全員で見に行きましょう!
どうか、神様、最後まで見届けさせて下さい。彼らの頑張りを。

がんばれ!高田中駅伝部!


直近の大会、民友杯新人戦。
この大会はあまりいい思い出がありません。
いつもイーグルスの出鼻をくじいてくれる。
全国を目指した昨年も長瀬さんの前になすすべなく敗れる。まったくいいところがありませんでした。
それがあったので、今回は気を引き締めてのぞんだ大会でした。
相手は同じ美里連盟の本郷さん。
この前のフェスタの大会では、勝っている。
ただ、我々指導陣、保護者は、本郷さん手強しと思ったはずです。
全員がフルスイングするも、ユウゴのナイスピッチングのおかげ、球威が圧倒していました。
なんとかタイミングがまだ合っていない模様。
ゆえに空振りが多かった。
自然と守備機会が少なくなる。
となるからエラーも減る。だから勝てた。
しかし、ひとたび合えば……。
そこにきて、雨。制球が定まりにくい。
球威を抑えてコントロール重視にせざるを得ない。やられる予感がありました。

今回、私は訳あって途中からの参戦になりました。
イーグルスが2点を取った過程を見ていません。
私が来たときは、そのリードを奪っていたようです。
レンがファーボールを選んだあたりから、見ることができました。
うん、いいぞいいぞ!ここで得点しておかないと思いましたが、その回は、上位打順ながら追加点ができなかった。
そのあたりから、ん?という雰囲気になる。
その裏、継投のユウゴがピリッとしなかった。
雨もあるでしょう。
ストライクが入らない。
ファーボール連発。
ん?ん?どうした?そこにきてエラー。
心理的にもあたふた。
ランナーがたまり、打たれていないのに進んでいく。どんどん崖っぷちに追い込まれていくイーグルス。

それをベンチの外から見ていました。
やべぇなと思いつつ、あえて外から見る。
途中から参戦してもベンチの集中力をそぐだけです。今回も小島コーチに任せてあります。
イーグルスがどうするか?
小島コーチがどう指揮をするか?
このピンチをどう乗り切るか?
こうやれば良かったという、答えはありません。
全て結果がわかっていたら何だって言えます。
後からはいくらでも難癖つけられます。
後からなら、いくらでも考察できるし、これが最善の策だと言える。
後からなら、なんですよね。
ただ、欲しいのはその時の最善。
あのピンチの中で、その時の最善を尽くした。
そういうしかないんです。
ただ、私が思うに、その中でも大事なのは、なぜそうしたか?
そうやる理由を確かに自分たちに落とし込むこと、この一段階を大事にしなくちゃいけないと思います。 
あの満塁策はなぜとったのか?
それを指導者だけでなく、選手たちも理解しないといけない。
それができてこその、一枚岩。一個の剣。
ベンチの外から見てると、必死に本郷さんの攻撃をうけつつ、ミスで崩れていくイーグルスをなんとか立て直そうとする小島コーチ、選手の頑張りが見えました。
懸命にやった。
ただ、今回は、チカラ及ばずだった。
であれば、次にどうすればいいか?
もっといい方法、やり方があったか?
策はあっていたとして、どうすればよかったか?
何が悪かったか?
それを探し続けることが、チームの強さに繫がると思います。
それを思うと本郷さんは強かった。柳津の大会では空振りにとっていたのに、今回はみんながみんな当ててきます。スイングスピード、ミート力を底上げしてきた。来年もイーグルスの前に立ちはだかる強敵となることでしょう。


私もいまだにこれで良かったのかという采配がいまだにあります。
あの時こうしていれば、といつも自分に自問自答してきました。
あらゆる可能性からいい結果に導く采配。
針の山から針を探すようなものです。
はなからあきらめてはいけません。
同じような針の山でも、イーグルスにとっての最善の一手となる針がなんとなくわかってくるはずです。
今回のは負けを糧としなくてはいけない。
今年のチームも負けから学んだことは多かったはずです。

今年の民友杯もまたしても敗北に終わりました。
また1からのスタート。
まぁそれもいいでしょう。
むしろ、慢心して冬を迎えるよりは、この悔しさを抱えて冬季トレーニングにのぞんだ方がいいのかもしれません。

キャプテンのソウゴが私に言いました。
「監督!早く冬の練習をやりましょう!」と。
危機感を持っている。
このままではだめだという、危機感。
そういや生物が進化する最大の要因は危機感。
そして、環境に対する対応力。
危機感を持つ者、ソウゴ、一人だけではだめです。
みんながこのままではだめだという危機感。
ただ、この危機感というやつ、これは終わった直後は身にしみますが、喉元過ぎれば得てして忘れやすくなるもの。
それを思い出させて、忘れないようにしていくこと。
それは、指導者の役目でしょう。
選手だけでなく、大人も同じように危機感を持ってのぞんでいかないといけない。
子ども達に危機感を持って行動しろといっても、何言ってるかなかなか伝わらないでしょう。
子ども達だけにハッパをかけてもだめなんですよね。
指導者、保護者も危機感を持つこと。
あの時、うまくできなかった悔しさをイーグルス全員が忘れないように胸に刻みましょう。
ネバーサレンダー。




寒くなってきました。
その寒さがいよいよ野球シーズンの終わりを告げています。
今シーズンも終わってしまう。
一抹の寂寥感がただよう。
そして寒い。
ああ今日もナイターやんのかなあと思うのは私だけではないでしょう。
いまいちやる気がでない。
私がそうなんだから、子ども達も保護者もそう思う人はいるでしょう。
いいんです、人のこころ、思うところには戸は立てられない。やる気がでないときもあるでしょう。
最近のナイターに限らず、大会でもなんとなくそんな感じがしていました。
なんか、乗れない。
気分の乗らない中でも、なんとか気分を上げてやろうとする。そこが大事だとも思っています。
そんな中、どうしても許せないエラーがありました。

本人はなにげ無しのプレー。
端から見れば、油断と準備不足からくる、単なる
凡ヘッド。
しかし、その前段、アップの際に無駄な話をしてきちんとアップをしませんでした。なめくさった態度での準備体操。真剣さが感じられず、何度か注意をしました。
野球の神様はちゃんと見ててくれますね。
そんなくそやろーにきちんと天罰を下す。
エラーして当然です。
ふざけと真剣な楽しさは違います。
ソフトボールをなめた結果のエラー。
ただ、それが許せなかった。
これでは、全国大会をめざすなんて、夢のまた夢。
心を鬼にします。
最近やってない、懲罰交代。
てめぇ、何やってんだ、ゴルァヽ(*`Д´)ノ。
イーグルスは基本、エラーしても特別怒らないチームです。
ただし、その当人にとって、万全の準備をしたうえでの、攻め込んだプレーをしたうえでという条件がつきます。
なんの考えもない、無為無策のエラー、それは怒りの対象になります。
たーだ前に来て、ゴロになるボールの軌道を読まずに腰の高い捕球体勢。
捕れなくても自分の体を壁にするという意識さえありませんでした。

本人も、エラーをやった後でそれがわかったのでしょう。目を真っ赤にしながら、自分がやったことの重大性に気づいたようです。
わかったなら、それでよし。
あとは、グダグダいいません。
こうやって、失敗をして大きくなっていくもんだと思っています。
これを次にいかすかどうかは当人次第でしょう。

ただ、このエラー。
このエラーは今のイーグルス全員が関わるエラーだと気づかされました。
今のイーグルスは、何かがかけている。
それが、このプレー、このエラーにでた。
油断、準備不足、やる気不足、盛り上がり不足など前とは違うマイナス要因が漂いはじめています。
その象徴が今回のは凡ヘッドエラー。
彼にくそやろーといいましたが、私自身もくそやろーだったんですね。
それを彼のエラーをかりて気づかせてくれた。
これは、今のイーグルスにとっていい戒めになります。
そう考えると、このエラーも悪くはなかったのかもしれません。
「おめぇら、このままでいいのか?」
という、イーグルス全員に対する警鐘。
このままでは、全国など絵に描いた餅になるぞという戒め。
これは、チャンスです。 
いまの閉塞した空気をぶち破るきっかけになり得る。
今一度、みんなで考えて、確認しないといけない。
この秋空にもう1度羽ばたくイーグルスでありたい。
災い転じて福と成す。
ただでは転ばないイーグルスを見せましょう!
さて、週末も練習試合!
美里親善大会、1回戦、難敵の下郷さんを5:1でくだし、勢いに乗ったかに見えたイーグルス。
2回戦は、またまた南会津の江川スポ少さんです。
この前の関柴大仏杯、準決勝で対戦し、その時は下しています。
1回勝っている相手、なのでチーム力もある程度把握している。
そう思っていました。

先攻で始まった初回、タイセイとユウキ、ファーボールと足を絡めてノーヒットの二人で先制の1点をもぎ取ります。
あぁこの試合もいけるな!誰しもがそう思ったはずです。私もそう思いました。
これが油断といわれれば、油断なのかもしれませんが、チームがいい状態で得点した以上、いけるなと思って何が悪いのでしょう。
そんなのいつも思っています。
ただ、先制のしましたが、後続が続かない。
1点ではだめだったんです。
ここは、もっと突き放しておくべきだった。
江川さんのピッチャーをとらえることができませんでした。
前と違う?一抹の不安。
ケンタが三振するのは珍しい。
この時点で何かの対策を打つべきだったと今考えると思います。

この試合は、ユウゴに任せます。
病み上がりのレントをひっぱっていくには不安がある。
勝つことを想定してのリスク配分です。
ここ最近のユウゴの仕上がりはいい。
特に立ち上がりの不安がなくなりつつあります。
これは大エースになる予感?
ただ、それにはいろんな経験を積まないといけない。後ろにはユリアも、ケンタもいてくれます。
ある意味投手王国のイーグルス。
昔から育てておいてよかったぁ。
江川さんの打線をきっちり抑えたユウゴ。
初回の攻防を見る限り、イーグルスペース。
よし、大丈夫だな、追加点をとって突き放しにかかるかな、と思っていると逆にきっちり抑えられる。
ソウゴのとらえた打球はセカンド正面、ユリア、ファーストゴロ、レント三振。
とらえきれません。

逆にその裏、先頭バッターにレフト前に運ばれます。
ん?なぜ捕まった?
違和感を感じている最中、次のバッターに左中間をぬけるホームランで逆転されます。
どちらもツーストライクスリーボールから、打ち取りに行ったストライクを痛打されます。
追い込んでから、最後の球が甘く入る。
その怖さを身をもって体験したでしょう。
ユウゴ、これも経験です。この経験を次にいかさないといけない。

さて、打たれた。
となれば、逆転するしかない。
といいつつも江川さんのエースをなかなかとらえられません。
ファーボール、振り逃げなどで、それでもなんとかチャンスはつくります。 
ただ、あと1本が出ない。
江川さんの、おそらくライズボール?に対応できていない。
タイセイ、ケンタでさえも高めのライズボールに押し負けて大事なところで凡フライ。得点できません。
このチャンスを作った3回で追いついておかなければならなかった。
その裏、先頭バッターにホームランを食らいます。これはほぼ完璧にとらえられた。
甘く入ったところ、タイミングを上手く合わせてきます。
さらに突き放された。
江川さんから見れば理想的な点のとり方。
イーグルスは、そこにはまってしまった。
マウンド上のユウゴのメンタルがヤバイ。
打たれたことが悔しいんでしょう。
目には涙が……。
ですが、ここは味方の逆転を信じて、一人で立ち直らないといけない。
総崩れになるところでしたが、ユウゴなんとか踏みとどまります。後続をきる。
この時点で1:3。残る回は少ない。
ベンチに漂う明らかな負けムード。
江川さんのライズボールになすすべがない。
とらえた打球は正面、もしくは好捕に阻まれる。
そこにきて下位打線、もはや打つ以外の選択肢はありません。江川さんのエースも完全に乗ってきた。制球ももはや乱れません。
4回、5回を三人で抑えられてゲームセット。
押し切られてしまいました。
結果的にイーグルスは無安打。

1回大差で勝っているので、油断がありました。
ただ、油断してたとしても江川さんは強かった。
あのライズボールはなんらかの対策が必要です。
それとユウゴの投球内容も見直しが必要です。
直すべき点は見えました。これは後につながっていきます。

油断したなと言われました。
たしかに油断していました。
ただ、私は油断したとしても、現時点でやるべきことはやったと思います。
油断しても、しなくても同じことをしたでしょう。
ただ油断の対策ってなに?どうやるの?
気を引き締める?
気を引き締めるってどうやるの?
油断なんか、したっていいと思うんです。
絶対に負けないという、相手を喰うぐらいの勢い。
勝てば、気持ちに余裕があると言われ、負ければ油断と言われる。
イーグルスは確かに油断していました。
それは悪いことだと私は思いません。
勝てるという、気持ちの余裕は持っていた。
しかし、だからといっていっさい手を抜いてなどいません。
全力を出した上で江川さんのほうが上だったということです。

1回戦を勝って、初回に先制しても負ける展開になる、そういうことが経験できました。
江川さんはこの後、ほおのきさんを倒し、新鶴さんを倒して、優勝します。
たしかに強いチーム。
前にやった江川さんとは明らかに違う。
まさに男子三日会わざれば……。
あのライズの対策。どうするか?
今度やるときは、しっかり対策をとって勝てる展開に持ち込みます。

かくしてイーグルスの美里親善大会は終わりました。
地元なので最後まで自分たちがいない試合をぼーっと見手ました。
やはり、試合をしたかった。そして、勝ちたかった。
このチームで少しでも長く試合をやりたかった。

それもだんだん終わりが近づいています。
シーズンが終わってしまう。
この時期は、大会のたびにその寂しさを感じるようになります。
いい結果で、みんな笑顔のイーグルス、残りの大会、そうあって欲しいものです。
これも、少し前の話。

9月最後の週末、われらが地元、美里連盟4チーム主催の美里親善大会が開催されました。

地元でということもあり、なんとしても欲しいタイトルでした。 
といいつつも、この大会なかなかとれない。
私の記憶では、イーグルスになってからとったことがありません。
たしか最後に私がとったのは、いまの高田さんの監督さんと同じチームだった、永井野旭時代。
決勝で、河東さんを破って初優勝でした。
その時のこどもたちは、28,9くらいになったか?
あの年代も個性豊かな面白い連中でした。
そこから10数年の無冠。今年は、すでに三つのタイトルをとっていて、てっぺんを狙える戦力が整っている。
となれは、狙わなければいけない。
やるからには全て勝つ!
というか、自分たちのチカラをだしきれば、おのずと結果はついてくる、そう思っていました。

1回戦は、下郷さん。
南会津の雄、強敵です。
しかし、ここはなんとか倒して勢いにのりたいところ。
50?60分の短い丁場なので、先手を打って押し切るのが定石となるでしょう。
といいながらも、初回先手をとれず、逆に1点を先制される展開。
ん?これはよくないぞ。
相手ピッチャーもいい仕上がりで、レントと投手戦になります。
反撃の機会がきたなら、必ずものにしなければならなくなりました。
それが可能な打順、5回の試合ならば2回しかまわってきません。
イーグルスはすでに1回をつかっている。あと1回でなんとかしないといけない厳しい展開になりました。焦るなといっても、どうしても余裕がなくなります。
その中で、今まで研いできた牙をどうやったら確実に打ち込めるか、ここにかかっています。

30分以上経過し、回も終盤の3回、なんとかランナーをためて上位に回ってきました。ここしかない。
ここで逆転できなければ、明日はない。
この土壇場の場面で、イーグルスは自分のなすべきことを理解し、懸命にその役割を果たすことに集中していました。
基本に忠実に!
ボールを打たない。
こういうどちらも余裕がない場面では特に重要になります。
ピッチャーもバッターも焦るな。
その焦る中で、バッターとして、ストライクとボール、きちんと見極めることができるということは一定の実力がついたということだと思います。
焦りながらも冷静さもある。
焦りに負けない精神力がついてきたという証拠。
ボールを見極められるとピッチャーの精神力をガツガツと削り取っていきます。
そして、失投をよぶほころびとなる。
そこまで、がまんしてがまんして千両役者の打順に回す。
それがイーグルスにできました。
この回、先頭の8番ユウゴが追い込まれながらもボール選ぶ。イーグルスにとっても下郷さんにとっても、このファーボールが大きかった。
そして、すかさずレンに送りバント。
一発で決めたこのバントは見事でした。
さぁスコアリングポジションにユウゴをおいてイーグルスの上位打線。
1番タイセイ、打てるボールがくるまで待つことができるバッターです。
早打ちして、ピッチャーにアドバンテージを渡しません。ファーボール。
この兵糧攻めがじわじわ効いてきました。
バッテリーの焦りが、パスボールを呼びます。
三塁そして本塁と陥れます。
待望の1点、これが同点となります。
負けはなくなった。
余裕が生まれます。
次は2番キャプテン、ユウキ。
ユウキもまたあえて難しいコースに手を出さない。
このあたり、彼らはわかっています。
まずは塁にでること、それが相手にプレッシャーをあたえるということを!
そして、こういう場面、チャンスにめっぽう強いバッターが後ろにいてくれるから、ファーボールを選ぶことができます。
イーグルスのデスパイネ、ケンタの登場です。
5年生ながらやつほど冷静に打席に立てる男がいるでしょうか?
チャンスの場面でも劣勢の場面でも、ケンタはただ「打つ」ことのみに集中することができます。
ケンタほど、優れたピッチャーとの対戦を渇望するバッターはいないでしょう。
いいピッチャーから打つことを至上の喜びとしている。
そして、トップクラスのピッチャーから打ってきました。
ケンタは自分なりの間合い、タイミングのとり方がある。
あれこれ指示を出すよりは、全てを信頼して任せた方がいい。
だいぶ前からケンタはノーサイン、好きなように打てです。
イーグルスの誇る稀代のスラッガー。
そうしてみんなの期待に見事に答えてきた。

ベンチからは、
あふれるパワー、見せつけろ闘志!
楽天イーグルス、ウィーラーの応援歌。

下郷さんもここは抑えなければいけない、お互いの意地と意地のぶつかり合い。

ですが、勝ったのケンタ!
体勢を崩されながらもレフトにもっていきます。
タイセイ、ユウキのスタートもいい。
2点追加で逆転。
勝利をぐっと引き寄せます。
ここで終わらないのがイーグルス。
ケンタが打った後、その後ろには冷静なテンカイがいます。
彼もボールには手を出さない。
味方が打った後は、自分も打ちたいので打ち気になりがちですが、きちんとファーボールを選ぶことができるテンカイ。冷静な青い炎。
このあたりもイーグルスの強さでしょう。
さぁまたチャンス。
次は新キャプテンのソウゴ。
ソウゴが打てば試合はほぼ決まるでしょう。
キャプテンという役割はそれほど大きい。
打順もそれほどマークされることが少ない6番。
ですが、ここ最近は空回り気味、いい結果がついてきてくれません。
それを本人もわかっているから、なおさら焦っているようです。
もがいている。
ですが、それでいいんです。
もがいて、考えて、いろいろ試す。
スタンスをかえたり、バットが出やすいように斜めにしたり、膝を柔らかくしたり、ソウゴがいろいろ試していることを私たちはわかっています。
ただ、なんの考えも無しに打席にたっているわけではない。
それがわかるから、ソウゴにいい結果がでてほしいと思っています。
しかし、今回は相手が上手でした。
ボール球を降らされて三振、ツーアウト。3:1とリードしていますが、ランナーは、二人残っています。
ここは、もうひと押ししたいところ。

病み上がりのレフティ、ラッキー7のレントを迎えます。
この打順に上位も打てるバッターがいると、心強い。ここはレントにかけましょう。
まだバッティングの勘が完全に戻っていません。
振り遅れている。
ですが、少しずつ修正しているようです。
追い込まれていますが、集中している。
その集中力や見事です。
レフト線を切り裂く、2点タイムリー。
これで、ほぼ流れをイーグルスにもってきました。
最初の3点で終わらないところが、強いと思わせるところ。
見るべきを見て、打つべきを打つ。
単純ですが、いざ実践することの難しさ、これができているうちは大丈夫!
これで浪に乗れるな!
そう思ってしまいました。
下郷戦は5:1で制することができました。
万事うまくいっていると思ってしまった。

ところが、そううまくはコトが運ばなかった。
次戦、江川スポ少さんと対戦です。
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